べるぜバブ 石矢魔最強の不良教師 作:コッコ
石矢魔高校・・・
そこはヤンキー率120%を誇る(?)超不良校である。そこに一人の黒髪で茶色ジャンパーの教師、黒宮竜崎が誰もいない職員室でぐっすりと寝ていた。
「黒宮!!」
その職員室に不良が押し入ってきた。竜崎はまるで聞こえてはいなかったかの様に寝ている。不良はその態度に苛立ったのか耳元で叫び始めた。
「黒宮!!この前はよくもやってくれたな。あの時のお礼・・・」
「うるせぇぇぇぇ!!」
不良は突然、竜崎のアッパーで宙を舞って飛んでいき職員室にある机や椅子を吹っ飛ばしながら落ちた。竜崎は気にせずに不良に近づき襟元を掴んだ。
「おい阿倍!!俺が寝ている時に何をごちゃごちゃ言ってやがる・・・俺が寝ている間は静かにしろ!!」
「い、いやぁ・・普通教師は寝てたら駄目だろ・・・」
「うるせぇ!!」
竜崎は阿倍の顔に重たいパンチで殴って職員室から追い出した。竜崎は頭をかきながら職員室を見るとかなり散らかっていた。
「・・・よし、逃げよう」
竜崎は片付けが面倒だと思い戸を開けて逃げ出した。勿論、外で延びていた阿倍はほったらかしてだ。
「はぁ、今月の給料まだかな・・・」
竜崎は小銭しか入っていない財布を見ながら廊下を歩いていた。所々、不良が屯したりしていたり竜崎を睨んだり怯えたりと忙しそうにしていた。竜崎は溜め息をつきながら歩いていると前から二人の学生と背中に何故か緑の髪をした赤ん坊がいた。
「おいそこの不良」
「何だよ今、忙しいんだよ」
「俺は一様教師なんでなその後ろにいる裸の赤ん坊について聞きたいんだが」
竜崎は教師だと言うと銀髪の学生が「教師いたんだ・・・」と言った。確かに自分と校長以外いないなと竜崎は考えた。
「それは俺も疑問に思うがそれよりその赤ん坊は何だ。あれか、お前の子か?」
「ちげーよ!!押し付けられたんだよ!!」
「誰に?」
竜崎に平然と返されると不良はどんどん機嫌を悪くしていく。
「忙がしいて言ってんだよ!!」
そう言うと不良は右手で殴り掛かって来たので竜崎はその右手を右手で掴んで防いだ。
「おぉ、中々の拳だな」
「うるせぇ!」
不良は蹴りを入れてきたが竜崎はフラりと避けて不良に渾身の一発を腹に入れた。案の定、不良は廊下の端まで吹っ飛ばされた。
「男鹿!?」
学生は男鹿が吹っ飛ばされた事に驚いているようでかなり動揺していた。周りの不良も男鹿が吹っ飛ばされて唖然として竜崎は済ました顔から焦りの顔へと変わっていく。
「・・・赤ん坊いる事忘れてた」
「今さらですか!?」
竜崎が大丈夫かと男鹿が飛ばされた廊下の端を見ると男鹿が立ち上がってきた。赤ん坊の方もどうやら無事だったようだ。
「てめぇ・・・」
「まだやるのか?」
竜崎と男鹿は双方睨み合いになり周りは二人の威圧感に震えていた。
「お前・・・こいつの親にならねぇか?」
「は・・・?」
男鹿が赤ん坊を差し出して親にならないかと言った。竜崎は当然、意味も分からず困惑していた。
「何言ってやがる・・・今の保護者はお前なんだからちゃんと面倒をみなさいじゃあな!」
竜崎は男鹿が何か危険物を渡そうとした様に見え逃げ出した。男鹿が何か叫んでいるみたいだったがそれが絶叫に変わるまでそう長くなかった。
~男鹿視点~
男鹿は赤ん坊事、ベル坊によって黒焦げにされていた。ベル坊は魔界の魔王の赤ん坊で人間を滅ぼす為に送り込まれ現在、男鹿になついている。
「くそ・・・俺より強い奴を見つけたのに押し付け損なった・・・・・・」
「はぁ、でもまさかこの石矢魔に教師がいるなんて思ってもみなかったけどな」
銀髪の学生、古市はこの学校に教師がいる事を初めて知ったと言わんばかりに呟いた。それは無理は無い事で滅多な事では石矢魔に顔を出さず街で屯している不良と喧嘩をしては半殺しして、顔を出しても職員室で学校が終わるまで寝て過ごす為、存在を悟られてすらいなかった。
「だが。取り合えず俺より強い奴を見つけたんだ。彼奴に押し付けるぞ!」
「いや無理だろ・・・相手は一様教師だし」
男鹿がベル坊を竜崎に押し付けようと企み古市はその企みをツッコミんだ。