べるぜバブ 石矢魔最強の不良教師 作:コッコ
六騎生と男鹿達の戦いが決着が着く前に終わって翌日、竜崎は今、校長室に呼び出されていた。
「校長先生。黒宮先生は生徒の喧嘩を止めるべき時に見ているだけで何もしませんでした。これは教師としての資質が問われる問題ですよ」
「じゃが、喧嘩しとったのは六騎生と不良をしておる者達じゃろ?六騎生相手なら大丈夫だと黒宮先生は判断したのじゃろ?」
訴え出てる教師から黒宮を必死に庇う聖石矢魔の校長。黒宮は兎に角処分が下るのを待つしか無いと思い黙っている。
「ですが、いくら六騎生でも喧嘩は喧嘩・・・黒宮先生の処遇は求められるべきです」
「むぅ・・・」
校長の庇いだては空しくも無駄になり黒宮には無期限停職を言い渡された。要するに教師はクビと言う事とで男鹿達の退学処分と同時に執行される事になった。そして、竜崎は教室の教卓でかなり沈んでいた。転校生のヒルダもほとんど紹介せずに落ち込み続ける。
「あの・・・先生・・・・・・?」
「大丈夫ですか?」
「くそクビになった・・・俺はここをクビにされても元々俺を雇ったの石矢魔だから石矢魔さえ復興すれば何とか戻れるけどよ。それまで生活費が・・・・・・」
邦枝と古市が話しかけるが竜崎はブツブツ言いながら落ち込み周りの言葉は聞こえてはいなかった。男鹿を初めとする邦枝、東条、神崎、姫川、夏目、古市、阿倍、下川、真田兄弟、MK5面々とかなりの数が退学処分になった。ちなみにダンベル投げた二人は二ヶ月の停学で六騎生は権限でお咎め無しである。
「しかし、お前らマジでやるのか六騎生とスポーツで勝負になるなんてよ」
「だいぶ不安ですがね・・・」
古市の言葉に竜崎は不安に煽られた。それは校長の計らいで男鹿達のスポーツ勝負の監督として出て男鹿達が勝てば男鹿達同様にクビも帳消しにしてくれると言ってくれた。だが、脳筋しかいなさそうな奴等しかおらず竜崎は不安になる。
「勝負の内容が決まったッす!」
「それは何だ」
「バレーボールッす!」
バレーボール。竜崎はネット越しでボールを打ち合うあのバレーボールかと考えた。男鹿達は最早、宇宙規模で考えている。
「まぁ、取り敢えずは勝負内容は決まった。後は練習するだけだ」
竜崎は立ち上がって扉を開ける。
「先生何処に行くんですか?」
「何言ってるんだ。練習場所の確保に決まってるだろ。バレーボール何だから体育館の予約して置かないと練習時間を無くしちまう」
竜崎はそう言うと外に出て廊下を歩いていると幸とばったり会った。
「・・・大変そうね」
「まぁな・・・俺は負けるつもりは無い。彼奴らを兎に角鍛え上げて勝てるようにするさ」
「バレーボールの事なんだけど」
幸は何か言いにくそうな顔をして竜崎は首を傾げた。幸は少し躊躇したがはっきり言った。
「私・・・六騎生の監督だから。ゴメンね」
「・・・え?」
幸が六騎生の監督と言った事に竜崎は唖然とした。幸は空手で六騎生になっていたが他のスポーツを平然とこなす天才だった。もし、幸が監督として六騎生にバレーボールのコツなどを教えたら間違いなくプロ並みに成長する。竜崎は心の中で絶望した。
「負け確定か・・・」
「じゃあね、竜崎くん」
幸はスッキリした表情で絶望する竜崎を置いて立ち去る。竜崎は失意の中で立ち上がりながら体育館の予約を取りに行くのだった。