これからも頑張ります。
これがシグナルの初めてのシングルバトルだった。
それから数日が過ぎた、今や期待の新人としてシグナルのことを知らないバーストリンカーは、少ない。この前のベテランリンカーのミッドナイトを倒してしまったからだ。
でもそれは、カフェリンカーズのアイドル店員としても同じだった。
~リンカーズ店内~
客A「シグナルちゃん!こっちも注文お願い!」
シグナル「は~い♪」
客B「こっちも~♪それにしてもこないだのシングル戦すごかったねぇ!」
シグナル「みててくれたんですか?ありがとうございま~す♪」(ウィンク♥)
男性客全員「うぉおおおおおおお!!」
男性型アバターにひっきりなしに声をかけられながらもせっせと働いている淡い赤色のアバター シグナル・トランス。今やAW界のアイドルと化していた。
シグナル(女性言葉に慣れてる俺が怖い。。)
ヘリオ「はぁ~私どうなんだぁこれ、本物の女性として自信なくすわ。」
ヘリオトローブ…その名のとうり鮮やかな紫色のアバターで魔女っこを連想させる、小さくした紫の王という感じだ。身の丈以上はあるんじゃないかという体と不釣合な大きな帽子でのぞき込むように店内を見回す。
カラン♪カラン~♪
シグナル「いらっしゃいませ~♪」
ミッド「どうも、来ちゃいました。」
爽やかな声で、シグナルを見つめ言い放つ男性型アバター、前の対戦でシグナルと戦ったベテランリンカーのミッドナイト・シュバルツ暗い青色のアバター青系だけあって近接系の大剣に騎士のような姿が特徴のアバターである。
シグナル「あ、来てくれたんですか?」
ミッド「勿論♪あなたの頼みですから♪」
シグナル「ありがとうございます♪こちらの席へどーぞ☆」(うっ・・・うぜぇ。)
ミッド「どうも♪とりあえずコーヒーを。」
シグナル「かしこまりました♪」
注文を取り終えるとシグナルは厨房の方へ去っていった。
シグナル「ふはぁ・・・。」
ヘリオ「はぁ・・・。」
一連の騒動もあり、閉店した店内でヘリオトローブ(咲菜)とシグナル・トランス(優斗)が疲れているところに、一つの信じられない情報が流れ込んできたのだ。
~加速世界~
~cafeリンカーズ店内~
シグナル「なぁ、あの噂ってマジかな。」
ヘリオ「何の話よぉ~。」
シグナル「ほら、あの飛行能力をもったメタルカラーのアバターと、ネガネビュラスの復活のことだよ。」
ヘリオ「あぁ~。」
優斗(シグナル)はこの短期間多くのことがあったにも関わらず、すでに加速世界になじんでいた。
ヘリオ「どうなんだろうねぇ。」
シグナル「おいおい、適当だなー。」
ヘリオ「だってあたしには分かんないし。」
シグナル「そーだな…。」
ヘリオ「気になるからって絶対一人で何かしちゃだめよ?」
シグナル「へいへい~お姫様。」
ヘリオ「もう///お休み、今日はもう寝るわ。」
シグナル「おう。」
シュン!っと音を立てて、シグナルがログアウトし、店内にはシグナルだけが残っていた。
シグナル「よいっしょっと♪」
可愛らしい声が店内に響いた。
シグナル「…。たまには元の姿がいいよな。」
トランス―っとシグナルが唱えると、ぱぁっと明るく眩い光が出て、男性アバターの姿になった。
シグナル「うっし、やっぱこっちこっち。」
可愛らしい女性アバターモードとは違い、スラッっとしたボディに、テンガロンハット腰にはタクティカルスベルトとハンドガン、サブマシンガンのスタイリッシュなカーボーイのようなアバターまさしく、先代の赤の王によく似た姿だ。
シグナル「さて、どうすっかな~。」
何をしようかと考えていた時、シグナルの脳内にさっきヘリオ(咲菜)と話していたことがよぎった。
シグナル「…。行くなと言われると、行きたくなるのが男だよね~♪」
自分に言い聞かせながら、カフェを出てい例のアバター(白銀の翼のアバター)の捜索をすることにしたシグナルは、外に出ていった。
~秋葉原エリア~
シグナル「いねーなー。」
ココもダメかと、エリア移動しようとしたときに気になる話が耳に入ってきた。
男性アバター「おい!例の白銀の翼のアバターが対戦相手探してるらしいぜ。」
シグナル「発見~♪」
ニヤニヤと笑みを浮かべ噂のそいつ(白銀の翼のアバター)がいるらしい場所に向かった。
しばらく進むと人だかりが避け周りに誰もいなくなってた。
シグナル「なんだなんだ?何で急に人がいないんだ?」
???「ほう、キミがこのシルバークロウとの対戦をしてくれるのか?」
シグナル「あ?」
鋭く、クールな声の先には、真っ黒、というよりはやや紫がかった黒のアバターが立っていた、手もなく見た感じ歩いてもいない、浮いている、ホバリングのような感じだ。
黒いアバター「君が、このクロウの相手をしてくれるのかと聞いているんだ!」
キョロキョロと周りを見渡すとギャラリーはすっかり後ろに隠れていた。
シグナル「あのーおれっすか?」
黒いアバター「そうだ!というかお前、先代の赤の…いやなんでもない。」
シルバーカラーのアバター「せっ…先輩!やっぱり、僕、その!対戦なんて無理ですよぉお。」
シグナル「ほう、俺かぁ。興味あったんだよねお前に。」
シルバーカラーのアバター「ぼっぼくにですか?」
黒いアバター「ほらみろ、キミは有名人だろ?」
ギャラリー達「おいアイツ、あの赤いアバターのやつワールドエンドにため口聞いてるよ。」
シグナル「ワールドエンド?」
聞き覚えのある単語にすぐ咲菜の顔が浮かび、思い出した。 黒の王ブラックロータスを。
シグナル「噂は本当ってわけか…。」
シルバーのアバター「噂?」
シグナル「ってことはあんたが、黒の王であんたが、シルバークロウか?」
ロータス「いかにも。」
クロウ「はっはい。」
シグナル「…しれぇ。」
聞こえるか聞こえないかのような声に、クロウが聞き返した。
クロウ「はい?」
シグナル「面白い!その対戦受けてやる。来な!」
すると、クロウの前に「ニュウチャレンジャー」と文字が表示された。
クロウはよろしくお願いしますと、ひとこと言うとすぐにおkボタンを押し、戦闘態勢に入った。
その瞬間ロータスはギャラリーがわに移動した。
FIGHT
対戦開始の合図を確認してすぐに、飛び出してきたのはクロウだった、まっすぐ殴り掛かってきたのだ。
シグナル「!?―」
シグナルは寸前でかわした。
シグナル「おいおい、お前飛べるんじゃねーの?」
クロウ「ゲージが、たまんないと飛べないんです!」
ほう・・・。とシグナルはにやけると、とんでもないことを言いだした。
シグナル「なら今すぐにゲージをためろ!」
クロウ&ギャラリー「え?…。」
シグナル「いいから早く飛べ!やるならお互いに全力だぜ。」
ギャラリー達「そういえばあの赤いの何者だ?」
ギャラリー側 咲菜「やっぱり、騒がしいから来てみれば!あいつ///。あ、でも男性アバターの能力まだ見たことないなぁ。」
クロウ「えっでもそんなっ…。いいんですか?」
シグナル「構わねえよ!やるなら全力!」
クロウ「っはい!」
~3分後~
クロウ「ゲージ溜まりました!」
シグナル「こい!」
すると苦労は背中から噂道理の美しい銀翼をだした。
シグナル「ほう、こいつぁ綺麗じゃねーか。」
そういうとシグナルも戦闘態勢をとり、トレードマークのテンガロンハットをひとさし指であげた。
シグナル「でもな、その能力(飛行)を使えるのはお前だけじゃねーぞ?」
クロウ「え!?」
ロータス「何!?」
ギャラリー「マジかよ!ブツブツ///」
シグナル「確かに見せてもらったぜ、お前の翼(強化外装)をな。」
そういうとシグナルは目の前で手を合わせ少し手と手の間に感覚を開けた。
シグナル「メイキングアーマー!!(武装制作)」
そう叫ぶと手の間で光が表れシグナルの全身が光り輝きいた。
クロウ「うっわ!まぶしい!」
ギャラリー達「うわぁあああああああ!」
少しずつ輝きが薄れシグナルの姿が見えてきた。
咲菜「…!あれは!」
クロウ「あっあ…。」
ロータス「!…。」
驚きのあまりクロウとロータスは言葉を失っていた。そこには信じがたい光景があった、鮮やかな赤色のボディの背中に大きな羽…。というよりは飛行機の主翼のような物と、ジェットエンジンのようなものがあった。
シグナル「これが俺の翼だ!少しアレンジはしたがな!」
ギャラリー「やっべえぞあの新人!メイクスキル持ってやがった!」
ギャラリー達「メイクスキルって何だ?」
ギャラリー「お前らしらねえのか?先代の赤の王と同じ、武器や強化外装を作り出す能力だ、だがな今のところ強化外装まで作れるのやあの新人(シグナル)だけだ。」
クロウ「そんなっ…。」
ギャラリー「おおおおおおおおおおおお!!すげええ!なんだあの二人の新人やばいだろ!?」
夕焼けに輝くシグナルのボディとともに、ギャラリーの声がこだました。
頭部はトレードマークのテンガロンハットがなくなり、飛行機のパイロットのバイザーヘルメットのような物になっていた。
シグナル「どうだ、名付けて{紅空王(こうくうおう)}」
ロータス「馬鹿な…、クロー意外に飛行アビリティを…。」
クロウ「・・・」
シグナル「驚いているようだな、まぁ実は今日初めてこのスキル使ったんだがな。」
はっはっはと笑いながら語るシグナル
ギャラリー「能力もわからないのに…初めて使ったのか…。」
クロウ「能力もわからないのになぜ最初から使いこなしてるんですカ!」
シグナル「感だ!何かできる気がしたんだよ…。」
クロウ「感って…。」
シグナル「いいから戦おうぜ!!!」
そういうとシグナルの背中のジェットエンジンがギュゴォオオオオオオともの凄い音を出し火を噴いた。風圧で周りが吹き飛び土煙が舞って周りが見えなくなった。
クロウ「っぐ…こっちまで吹き飛ばされそうだ…。」
しばらくして視界が良くなりシグナルのいた場所を見るとそのこにシグナルの姿はなかった。
シグナル「こっちだぜ?」
クロウの飛んでいる場所よりも遥か高い空にシグナルは静止していた。
ギャラリー「空中で静止している…、ジャンプじゃないぞ」
ギャラリー「二人目の飛行アバター…。」
ギャラリー席から色々な言葉がかわされているが、当事者二人の耳には当然入らない。
クロウ「早すぎる!あれじゃあジェット機だ!」
シグナル「クロウ…。遅い…おまえは遅い…。」
いつの間にか背後に移動したシグナルのサブマシンガンが火を噴く。
ズダダダダダダ!!
ロータス「クロウ!!」
クロウの銀翼はうち抜かれボロボロになり苦労が落下する。
クロウ「うわぁああああああ!」(このままじゃ落下ダメージで即死だ!)
寸前でもう駄目だと言うときにがっちりクロウの腕がつかまれ空中で停止した、そしてゆっくりと地面におろされた。
シグナル「ふぅ…。」
クロウ「あのぉ~?これは?」
シグナル「いやもう決着はついたろそれに…。」
クロウ「それに?」
シグナル「俺はえらく君を気に行ったよシルバークロウ」
クロウ「??」
シグナル「とりあえず、対戦リタイアしてもらえる?」
クロウ「あっはい。」
シグナル「お集まりの皆さん!」
目の前にWINの文字が出るとシグナルはギャラリーと黒の王とクロウの前で盛大な声で叫んだ。
ギャラリー「なんだ?なんだ?」
ロータス「いったい何だというのだ?」
ヘリオ「まさかあいつ…。」
クロウ「??」
シグナル「俺はしがないバーストリンカーシグナル・トランスまたの名を…。」
ギャラリー「ん?シグナルトランス?シグナルちゃんと同じ名前か?」
ギャラリー「偶然か??」
ガヤガヤ
ギャラリーが騒めきだした時に手元の画面表示でシグナルは必殺技を操作する。
=トランス=
シグナルがそう叫ぶとカワイイ女の子のアバターがいた、今の赤の王(スカーレット・レイン)にテンガロンハットをかぶった感じのかわいいアバターがかわいい声で叫んだ―。
シグナル「cafeリンカーで働く!シグナルちゃんでーっす☆」
うおぉおおおおおおおお本物のシグナルちゃんかよ!カワイイなどの声が上がる。
ヘリオ「はぁ。あのバカ…。」
ロータス「まてよ、ということは君は二つの能力(アビリティ)を持っていると?」
ザワザワ~ギャラリーがまた騒ぎ出す。
シグナル「あぁーはいっ♪そうですね☆」
ギャラリーからマジかよ!すげえ!!そんなことよりカワイイなどの声が上がる。
クロウ「シグナルさん女の子だったんですね…」
シグナル「いやっちがっ…。」
シグナルファン「うあぁああああああああああああああああ!!シグナルちゃん男性アバターにもなれるんだね!でも今の方が可愛い!!」
シグナルファン女性「でも男性アバターの方も昔の赤の王みたいでかっこいいわよネ♪」
シグナルの否定はファンの声でかき消された…。
シグナル「もういいよ…。」
しばらくしてギャラリーがいなくなり、黒の王とクロウそれに観戦していたヘリオで話すことになった。
~cafeリンカー~
クロウ「ここが噂の可愛い子がいるっていう、どうりで…。」
そういうとまじまじとシグナルを見る。
シグナル「そんなに見つめられると照れちゃいますよ///。クロウさん♪」(おかしいこ姿になると自然と女性言葉に…。)
クロウ「かわぃい///」ぽわ~ん
ロータス「んっうぅん!!クロウ!」
ヘリオ「ニヤニヤ~」(そういうことかぁーw)
ロータス「何を見ている!」
ヘリオ「なっ!なんでもぉー(-_-;)」(こっわあああ黒の王こわいいい)
ロータス「そう言えば君も…、どことなく紫の王ににているな…色は君の方が鮮やかだが。」
ヘリオ「そーなんですよねぇ…そのせいでいろいろ大変で。」
クロウ「何がです?」
ヘリオ「特徴だけだと紫の王そのものだから…私のアバター」
クロウ&ロータス「あぁ…。[だろうな]」
ロータス「ところで、シグナル君のスキルはすごいなどんなものでも作れるのか?」
シグナル「ありがとうございます~♪たぶんできると思います。まだやったことないですけどね☆」
可愛らしく答えると、ウィンクをする。
ロータス「すごいな、でも君そんなに装備や強化外装がストックできるのか?」
シグナル「いえそれが…。」
少し困ったような声でシグナルは言った。
ロータス「だろうな、何が問題なんだ?」
シグナル「自分の装備を一つ消費して作る感じみたいです、さっきもいつの間にかハンドガンがなくなってたので…。」
ヘリオ「あぁーだからサブマシンガンだけ撃ってたんだ、え?じゃあもうハンドガンはないの?」
シグナル「いや、あの翼(紅空王)を外したら元に戻っちゃいましたぁ~♪」
ロータス「なるほどな…、そういうことか。」
クロウ「この子カワイイなぁ…。」
ヘリオ「だってよ~シグナル~。」
ロータス「クロウ!!」ッキ
シグナル「あは♪ありがとですー♪」(ヘリオ覚えとけ)
~カランカラン~
そんな会話をしていると誰かが店に入ってきた。
ヘリオ「すいません…。もう今日はお店は終わりなんですよぉ~。」
???「マスター、シルバークロウ、やっぱりここにいた…。」
青系のそのアバターは巨体に分厚い装甲を備えている。
ロータス「きたかシアンパイル。」
シアン「戦闘終わった後シグナルさんについてっちゃうから、焦って追いかけてきましたよ…って!本物のシグナルさん!?」
シグナル「どもでーす♪」フリフリ
シアン「はる!一人で来るなんてずるいじゃないか!一緒に来るっていってたろ…。」
クロウ「ごめんたく(汗)でもほらちゆには言えないし…。」
ロータス「オッホン!キミたちリアルが筒抜けだぞ…。」
大きく咳払いをするとあ…。っとクロウとパイルが顔を見合わせる。
ヘリオ「別にいいですよぉ~誰にも言いませんし~。」
クロウ&パイル「すいません…。」ペコ
シグナル「面白い人たちですね♪」ニコッ♪
クロウ&パイル「あぅ…。(ドキッ…。)」
ロータス「これは本当にベルには言えんな…。」
最近は寒さもより一層厳しくなり手がかじかみますw