息抜きで書いてますので悪しからず・・・・。
この世には、シスコン、ブラコン、マザコンという言葉がある。
どれも聞いただけで、異常性癖の持ち主以外は嫌悪感を抱くだろう。なぜならばそれは近親交配をさせないため、政府や世の中がそう思い込ませているからだ。
生き物はより強い遺伝子を産ませるために違う遺伝子配列のモノを選ぶようになっている。
―――自然の摂理というものである。
「おかーさーん?冷蔵庫のヤクルト飲むねー?」
「いいわよー」
いま現代は狂っている。少子化だというのにも関わらず未だに自然の摂理というものを後生大事に守り続け、固く重んじている。おかしな話だ。
「イックンも飲む??」
「イックン、即ちこの俺。荒峰井久に訊いてんのか?」
「そだよ?さっきからブツブツ独り言言ってたから欲しいのかなって・・・」
こいつは風呂上がりだと言うのにも関わらず薄手のシャツを身に纏い、短パンを履いて純情な男心を弄ぼうとしている。全くけしからん。
しかーし、そんなことでこの俺、荒峰井久様が誘惑されるわけがない。
何しろ彼女、更科美玖は―――。
俺の幼なじみで―――妹のような存在だからだ。
「・・・また何かブツブツ言ってる」
「そうだ・・・イックン、そこのうちわ取って?暑いの」
わざわざ理由を述べながらシャツの襟をパタパタと仰ぐな。・・・わざとらしい。
「ほらよッ。つか扇風機つけりゃいいだろ」
―――誘惑したいなら俺の実の妹or姉になって出直せ。
「だってぇ、うちわが目に入ったんだよ。あぁ~涼しぃ~」
「・・・なぜ頬を赤らめながら俺の顔色を伺う・・・?」
「ふぇ!?え!?な、な、ななな!?」
「なんでもねぇよ・・・。ちょっと俺にもヤクルトよこせ」
「あ・・・」
「・・・・・なんだよ」
「の、飲みかけ・・・」
「ゴクッ、ゴクッ・・・」
ったく二口で飲み干しちまった。もっと量が多けりゃいいのに。
「か、・・・・間―――」
「わりぃ。もう一本持ってくるわ。それともアイスがいいか?」
「・・・・・・・・・ほぁ・・・」
・・・聞いてんのかよ?まぁいいか。こいつは無視してアイス食うか。
「・・・・・・おいおい、アイスねぇのかよ。」
真夏日の中、俺はサンダルを履き小銭をポケットにいれ、家族の希望を頭に叩きつけ夜の道を歩いた。
流石田舎道。街灯の電気が切れかかっていい雰囲気を醸し出してるじゃねぇか。
「人っ子一人いねぇ。」
ボヤキもこんな静かだと独り言だな。
「ったく、血の繋がった妹なら腕にしがみついてきても可愛げがあるってもんだ。」
「・・・・・・」
「なぁ?―――美玖?」
「・・・・・」
「・・・怖ぇなら来なきゃいいのに」
「・・・・・だってぇ・・・・」
ったく、幼なじみとはいえ男に免疫なさすぎだろ。俺がその辺にいる強姦魔だったらどうする。一発で絶望の特急列車で堕落へまっしぐらだぜ?いいのか?ええ?
・・・・ま、ねぇわな。
男女二人の夜道。サンダルの地面を剃る音だけが響く中、身を寄せ合いコンビニへと足を急がせる。
先に言っておくが、俺は―――、
――――――重度のシスコンだ。
どうも作者の愛・茶《アイティー》です。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
この作品は本当に息抜きで書いています。
別の作品が行き詰まったり、考えが浮かばない時などに書こうと持っています。
設定としては
重度のシスコン、荒峰井久。
井久の幼馴染で兄妹同然、更科美玖。
普通なら幼馴染に恋をするところですが肝心の彼がシスコン・・・。
・・・・一人っ子なのに・・・。
できろことなら定期的に書こうと思っています。
よろしくお願いします。