お前らにシスコンってモンを教えてやる!!   作:愛・茶

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     ~海旅行二日目~

 
   トランプ大会・ダウト編


逆境無頼アケミ

 ―――――ダウト。

 それは、嘘を見破るゲーム。出した数字と言った数字が一致していなくてもいいが、見破られた場合。多大な処罰がくだされる。

 

 俺たちは今、そんな危険な遊びをしている。否、遊びじゃない。

 これは命をかけたゲ―――――

 

「イックン!!」

「井久さん!?」

「井久?」

「おにぃちゃんっ」

「・・・・・・・あ、・・・らみ・・ね・・・さん」

 

「わぁったよ、うるせぇなぁ。いち」(井久)

 

―――――スッ

 

 俺のモノローグに入ってくんじゃねぇよ・・・・ったく。

 

 

 

 

「・・・・・・・・・・に・・・・・・」(エレーナ)

 

 

 

 

―――――スッ

 

 

「さん」(晴臣)

 

 

―――――スッ

 

 

 

「ダウト!!!」(美玖)

 

 

「済まないな」

 

 

―――――ペラッ

 

 

「ああっ!!!」

 

「テメェはもうトランプすんなよ・・・」

 

「ふ、ふんっ!まだまだ本気出してないもん!!いち!!」

 

 

 

―――――スッ

 

 

 

「ダウト」(井久)

 

「・・・うぐっ・・・まだわかんないもん」

 

 

 わかってるっつーの。つか、顔に出てんだよ。

 

 

 

―――――ペラッ

 

 

 

「ほらな」(井久)

 

 

 

「・・・・・・・・いち」(美玖)

 

 

 

―――――スッ

 

 

 

「にっ」(エリーゼ)

 

 

―――――スッ

 

 

「そうだ、これで勝ったものに褒美を出すというのはどうだ?」

 

「さん」(明美)

 

 

―――――スッ

 

 

「ですが、何を賭けるんですか?」

 

「そうだな・・・・」

 

 

「よん」(井久)

 

 

―――――スッ

 

 

「こんなのはどうだ?」

 

 

 

 

「・・・・・・・・・・ご・・・・」(エレーナ)

 

 

 

 

「ダウト」(美玖)

 

 

 

―――――ペラッ

 

 

 

「やったっ!!!」

 

 

 

 

「・・・・・・・・・・す、・・・ごい・・・」

 

 

 

「当てずっぽだろ?」

 

「違うもん!!」

 

 

「勝ったものが王様、というのは」(晴臣)

 

 

 

 

「・・・・・・・・・・・い、・・・ち」(エレーナ)

 

 

 

―――――スッ

 

 

 

「どういう意味?」(美玖)

 

「に。いわゆる『王様ゲーム』だ」(晴臣)

 

 

 

―――――スッ

 

 

 

「さん」(美玖)

 

 

 

―――――スッ

 

 

 

「おもしれぇじゃねぇか。ダウト」(美玖)

 

 

「うぐっ」(美玖)

 

 

 

「めくらねぇのか?」

 

「いちっ!!」(美玖)

 

 

「では、今からそうしようか」

 

「待ってくださいっ!その王様ゲームの期限はいつまでですか!?」

 

 

「旅行が終わるまで、とか?」(美玖)

 

 

 

「にーっ。おうさまげーむってなに?」(エリーゼ)

 

 

 

―――――スッ

 

 

 

「王様になった者の言うことには絶対に従わなければいけない。というゲームだ」

 

 

「へー、おもしろそうっ」(エリーゼ)

 

 

「では、上がった者が勝者ですね?」

 

「そうなるな」

 

 

 

 

「・・・・・・・・・・・・・な、・・・ん・・・・でも・・・い、・・い?」

 

 

 

「ああ勿論、どんな難題でもいいことにしよう」

 

「んなこと言って、直前になって『やっぱやめた』ってのは通じねぇからな?」

 

 

「だが、あくまでも出来る範囲だぞ?」

 

 

 

 

「・・・・・・さ、・・・・サン・・・ド・・・・バッグ」

 

 

 

 ・・・・・・おい、誰かコイツを止めてくれ。絶対エレーナには王様にさせちゃいけねぇ。

 

 

 

「では、ルールは決まりましたね?」

 

 

「うむ、そうだな。出来る範囲の命令と―――――」

 

 

 

「さんっ!!上がりです!!」

 

 

 

―――――スッ

 

 

 

 

 

 

「「「「「は!!!??」」」」」

 

 

「待てよ、・・・ダウトだろ?」

 

「いいえ」

 

 

 

―――――ペラッ

 

 

 

「いやいや、これはねぇだろ?」

 

 

「ですが、『今から』といったのは晴臣さんです」

 

 

「うむ」

 

 

 

「おいっ!!そりゃねぇだろ!!?」

 

 

 

「イックン、往生際が悪いよ?」

 

「テメェにだけは言われたくねぇ!!」

 

 

 

「どういうこと?あのおねぇちゃんがかったの?」

 

「はい」

「そうなるな」

「・・・・・・・・う、・・・ん」

 

 

 

 

「んだよ!!これに納得してねぇのは俺だけか!!?」

 

 

 

 

「おにぃちゃん」

 

 

「・・・・・な、何?」

 

 

 

 

 

「ルールにはしたがわないと」

 

「うぐっ・・・・」

 

 

 

 

 んだよ!!エリーゼちゃんまで・・・・まぁ天使に言われちゃしょうがねぇな。

 

 

 

「・・・・わかった」

 

 

 

 

 

 

 

 かくして、二日目は過ぎていった。

 

 

 明美は鬼ではなかったため、本格的な始動は翌日となった。

 そして、最低限可能な命令をするルールで期間は旅行終了までということになった。

 

 

 

 

 

 果たして、日野明美の命令とは・・・・。

 

 

 

 

 

 

「では、王様の命令です―――――」




「おい」

「ん?どうした」

「もしテメェが勝ってたらどう命令したんだ?」

「ふむ、そうだな・・・」


「今から、ペアを作ってデート・・・とか?」

「何の意味があんだよ」

「いやなに、特に意味はない。ただ全員仲良くなればいいと思ってのことだ」


「ペアって、人数足りねぇぞ?」

「フランチェスカ姉妹は一人として考える」

「馬鹿かよ、それでも三人だろうが」

「一人はハーレムになるわけだな・・・女性が三人」

「それ修羅場だろ・・・・」

「ん?何故だ?美玖ちゃんを選んでも姉妹は二人で遊んでくるだろう?」


「・・・・・やっぱテメェ何考えてんだ?」




「何だろうな」



「ったく、リア王はリア王らしく女と遊んでろよ」




「・・・・・それもそうだな」
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