今日は夏休みにもかかわらず学校に来ていた。真面目で優等生だからではない。
―――馬鹿でサボり癖のある非真面目人間だからだ。
そういえば不良だとか悪人のように見えるかもしれない。しかしそれは違う。何故なら前文のサボり癖と非まじめを除けてもらうと自ずと答えが出てくるからだ。
馬鹿と何とかは紙一重と言うだろう。そう、そうだ。解ってもらえたなら良い。それ以上の他言は無用だ。あんたも口が疲れるだろう・・・やめとけ。
「・・・あぁ、補習だりぃ」
分かってるよ・・・。それ以上何も言うな。
面倒かもしれないが、昼に返してもらえるだけありがたい。一日中授業を受けるよりはマシだ。それに、ここには鬱陶しい幼なじみがいない。それだけは勘弁して欲しいな。ったく、俺なんかに構わずもっと良い男を見つければいいのに・・・。イケメンなんざ腐る程いるってのに。
「井久、これからゲーセンにでも行かないか?」
例えば隣のこいつ、清水晴臣とか。同級生だが、モデル並みに見た目はいい。顔、スタイル、頭だっていい。
「テメェは、リア充ライフを満喫してろ」
「ひどいなぁ、オレは井久だから一緒に行くんだ。・・・おっとダジャレじゃないぞ?」
・・・知らねぇよ。言わなくても分かってるっつーの。
「しかし、補習というのも悪くないな。うん!」
はぁ、、ったく彼女いるんだろうなこいつ。ムカムカする。
「おい晴臣。美玖のことどう思う?」
「何だ?恋ばなか?修学旅行の夜みたいだな!」
笑顔になるな、眩しい。その眩しさを太陽光発電に使えばどれだけ世の中に貢献できることか。
「いいから答えろ、付き合いたいと思うか?」
「そうだな、魅力的だな。なんというか・・・・妹?のような?」
実際の妹の方がいいに決まってんだろ。テメェは馬鹿か?
「だが、彼女にも好きな人の一人や二人。いるだろうな」
「・・・なんだよ?俺を見て」
「いや。ただ井久はどうなんだ?」
俺?何故そこで俺が出てくる?まぁ答えは出ているが。
「ねぇよ。俺を執拗に誘ってきて、頭逝かれてんじゃね?」
「・・・・・はぁ。それ、本気で言ってる?」
「言っとくが俺はどこぞのハーレム主人公みたいに鈍感じゃねぇ。むしろ誘ってることを見抜いてる時点で好意があるのはわかってんだ」
「じゃぁ・・・何で?」
おいおい何聞いてやがったんだ?このイケメンリア充は。ったく一々説明しねぇといけねぇのか?・・・・・面倒だ。
「そんなもん、――――――血が繋がってねぇからだ。」
炎天下の教室。男二人の会話にこれ以上の花は咲かなかった。
秀才と凡人には圧倒的な差があることを忘れてはいけない。晴臣は俺とゲーセンへ行きたいが為にわざとテストの点を落としたことを――。そしてリア充たるコイツに彼女がいないことを―――。その理由が俺との交流を絶やしたくないということを―――。俺は決して忘れてはいけない。
そう――――――、俺は重度のシスコンだ。
「オレは井久の掴み取れない性格が好―――」
「それ以上口にしたらお前をホモ呼ばわりしてやるかんな」
俺はシスコンだーーー!!!!!!
どうも最後まで読んでいただいてありがとうございます。
愛・茶です。
二話にして新キャラ登場です。
先に言っておきますが「晴臣」はホモじゃありません。
友達思いのイケメンです。
時系列的に夏休みの時期です。
ちなみに補習にいるのは井久と晴臣だけです。
まぁ後書きで書けるところはこのくらいです。
それでは、次もラフに書いていきたいと思います。