「ただいま戻りました」
登校早々、日野明美は開口一番にそういった。
別に言うことでもねぇだろうが一応言っとくぞ?
「そんなことわざわざ言うことかよ・・・」
「え?どうしてですか?」
そうくるか。普通、「そうですね、へへへ」ってな回答を期待してたんだがな。まぁ、俺も明美の復帰を期待してねぇほど心が荒んでるわけじゃねぇからな。
「いや、悪いことじゃねぇんだ。報告してくれんのはありがてぇし?」
メールとか電話で報告されんのも味気ねぇしな。むしろこっちの方が気分も悪
くねぇ。まぁ、どっちでもいいんだけどな?
「でも、何で俺にだけ面と向かって言ってんだよ・・・」
しかも、わざわざ教室の目の前で待ち伏せしやがって。
「え?なに言ってるんですか?」
「は?それはこっちのセリフだろうが。テメェこそ何言ってやがんだ?」
「先に伝えておきますが、皆さんにも同じように報告しましたよ?」
「・・・・は?」
「もしかして、自分だけ特別扱いされたと思ったんですかぁ?」
「なっ・・・!」
こいつ、俺をハメやがったな。く・・・いらねぇ恥かいちまったじゃねぇか・・・。
「自意識過剰なんじゃないですかぁ??」
「ちっ、くだらねぇ・・・ガキかよ」
っつっても、恥ずかしいのは変わらねぇ、ただの負け惜しみだな。
「もしかして井久さん、ワタクシのこと、意識してるんじゃないですかぁ??」
「んなわけねぇだろうが!」
・・・ったく、いちいち癇に障る喋り方しやがって。
つか、意識してんのはテメェだろうが。
「んなこと言って、テメェこそ意識してんじゃねぇのかよ?」
この辺で主導権握っとかねぇとな、俺のかいた恥をお返ししねぇとな。
「はい、してますよ。初めて会った時から、異性として」
「!?」
何だ?今あいつはなんて言った?!意識してる!?異性として!?何言ってやがんだ、あいつは!!
事故って気でも触れたか?
「ど、どうしてワタクシの額に手を当てているんですか?」
熱があるようには感じねぇ。
「今の日本の総理大臣はわかるか?ちなみに小泉総理じゃねぇぞ?」
「バカにしてますよね!?」
「小泉孝太郎でもねぇからな?」
「ええ!知ってますとも!?俳優ですものねぇ!!?」
「鳩山由紀夫でもねぇからな!?わかってるか!?」
「わかってますよ!ワタクシをどこまでバカだと思っているんですか!?」
「そこまで言うなら言ってみろよ?誰なんだ?」
「・・・・」
「どうしたんだ?気分でも悪いのか?」
「・・・し、社会は苦手なんです~・・・」
ダメだ、こいつはかなり重症だ。
「今、絶対失礼なこと思いましたよね!?」
「俺の心を読んだ!?まさか、お前・・・・超能力者!!?」
「久しぶりに会っていて申し訳ないのですが、貴方の遊びには付き合っていられません・・・」
まぁ、俺もそろそろ潮時と思ってたしな。
「俺以外の奴らには挨拶したってことは、全員登校してるってことか?」
聞く意味もねぇだろうけどな、一応聞いておいておこう。こっちとしても色々あるからな。
「それが、晴臣さんが居なかったんですよ。遅刻はないでしょうから、きっと休みなんじゃないです――――」
「ひ、ひひひひひ日野さぁぁああんんん!!」
「え・・・?」
「よう、晴臣じゃねぇか」
こんな遅刻ギリギリで来るなんてな、珍しいこともあるもんだな。
「お、オレと!付き合ってくれないか!!」
「――――!?」
友人の退院後。
何気ない会話の後に起こった衝撃の告白。
覚束ない震えた台詞に、日野明美の答えは?
「は、初めてあ・・・あた時から・・・すまん、噛んでしまった、今のところカットで」
「撮影してんじゃねぇんだよ!!」
え~・・・・現在の総理大臣は『安倍晋三』氏です
安倍晋三、安倍晋三です!!
感想等で指摘があったので強めに主張致します。
言い訳をするつもりもないので、後書きはこの辺りで終了いたします。
大変申し訳ありませんでしたm(._.)m