「谷口か…まあ、多目に見てやれよ」
どこぞの摩訶不思議の主人公風の挨拶をスルーして、何故かキョンではなく俺に話しかけてきた谷口の言葉に、なんとなーく罪無きリア充を救おうと思った。
「なんだよ大和、お前まさか長門と付き合ってるんじゃ!」
「アホか、織姫と彦星がリア充できる日にリア充爆発しろとか言わせねぇーよってだけだ」
「た、確かに二人が唯一会える日だもんな」
「だから今日はリア充を暖かい目で見てやろうじゃないか」
「そうだな……」
「ここに二人の非リアの友情が芽生えたって…なんだよこの茶番は!幼稚園のお遊戯会の方が内容が濃いぞ!」
「キョン!そんなの台本に無いだろ!」
7月7日今日は七夕か…なぜだか知らないが武蔵は上機嫌である。
「武蔵今朝はやけに元気だな」
「だって兄さん!七夕だよ!七夕!彦星と織姫が年に一度会える日なんだから!」
「そんなハイ・テンションなの幼稚園児とお前だけだ俺は学校に行くからな」
「いってらっしゃーい♪」
まったく…あいつだって中学生だろ?もっとこう落ち着いてだな…もしもあいつより年上であいつ以上にハイ・テンションな奴がいたら…俺は武蔵に土下座する。宣言してやる!あんなテンションは武蔵だけだ!
「大和!今日はなんの日だと思う?」
「た、七夕?」
「そう!七夕よ!さすが大和はキョンとは一味違うわ!」
「そ、そうか」
「で、私ね七夕は毎年盛大に盛り上げるようにしてるの!」
いた…武蔵以上にハイ・テンションなのいたよ
しかも思いの外身近にな……
「で、どうするんだ?」
「放課後みんなが集まってから話すから待ってなさい!」
「……キョン俺、七夕ってこんなに盛大にやるもんだったっけ?」
「さあな、まああんなのハルヒだけだろうがな」
「ん?本当にか?」
「ああ、本当にだもしも他にいるとするならば俺は明日お前に土下座でもなんでもしてやるよ」
「マジでか?」
「なんだよ、心当たりあるのかよ」
「俺の弟が騒いでる」
「マジかよ!てか、お前今度は冷静になりすぎなんだよ!できたばっかりの餃子をすぐ冷凍加工でもしたのか!?」
「ごめん、その例えはわからん」
「はぁはぁだろうな」
キョンのツッコミがイマイチ冴えなかったこともあり?
あっという間に放課後
「さてと、一緒に行こうかキョン」
「はいはい」
「キョン、お前のツッコミが冴えないとどうしようもないぞ?」
「俺はなにもツッコミをするために生きてるんじゃない」
「わかったよでも、俺のツッコミは下手だろ?」
部室のドアを開けるとハルヒ以外は全員が来ていた。
「こんにちは、お二人とも。調子はどうですか?」
「俺の調子は高校入学以来狂いっぱなしだ」
「ふふ、大和くんは?」
「俺は最近精神管理の羅針盤がぶっ壊れたよ」
「そうですか…」
おい、おまえ心なしか俺への対応テキトーじゃないか?
そういえば、古泉は誰よりもキョンと将棋とかをやるよな…
「のんきに構えてられるのも今のうちだぞそのうちハルヒがなんか…」
「やっほーい!!」
キョンが言い切る前に噂をなんとやらハルヒの登場だ。
「めんごめんごー遅れてごめんね~」
「どっから持ってきたんだそんな笹と挨拶」
そうだ、それでこそキョンのツッコミ
「学校の裏の林」
「あそこは確か私有地だぞ?この笹泥坊が」
「ほら、短冊も作った来たからみんな願い事を書きなさい!」
このあとのはなし基本的に原作とやらと変わらんようだ…キョンのツッコミはやはり冴えてるが少し飛ばして、俺は25年後と16年後に叶う願い事をと言われたわけだが……
長門は何て書いたんだ?
変革 調和
…深読みしたら不味いのか?まああんな感じでいいのか。
じゃあ俺は ………
世界平和
一般サラリーマンの三倍の給料をもらえる仕事につく
この二つか?
「あっ…」
「おや?」
世界平和が古泉と被ってしまった…
「どうやら、お互いに求めているものは同じようですね」
「そりゃ、まあ…」
その後急におとなしくなったハルヒが気になりつつも俺らは家に帰った。
「長門…話があるってなんだ?」
「ついてきて」
連れてこられたのは長門の部屋。と言うことはまあ重要な話なのかもしれない。
「大和」
「な、なんだ長門」
「異世界は、どんな世界?」
「つまり、俺のいた世界か?」
「そう」
「んー今更だな~まあ、ハルヒ見たいのはいないしもちろん統合思念体何てのはいなかったな。そんでまた、何で今聞こうと?」
「大和のいた世界のみがこの世界に唯一通じている異世界。特別な関係があるはずと統合思念体は判断した」
「んー確か涼宮ハルヒの憂鬱って言うマンガがあったと思う」
「詳しく聞かせて」
「悪い、俺は金もなかったしそこまで見ていない。ただ聖地巡礼って言ってそこの舞台になったところがあったな。俺はそこの近くに住んでたから話程度には聞くんだよ」
「理解した」
「ところで長門、あの部屋は何に使ってる部屋なんだ?」
「あの部屋は今は使えない」
「それって教えちゃいけないやつか?」
「……すぐにわかる少し待ってて」
待つことたったの十分
長門はその部屋を開けた。
「ありがとな、長門って…大和!?なぜここに!」
「キョンと朝比奈さんこそ!何で長門の部屋に?」
「ざっくり言うとだな、三年前の七夕に行って帰れなくなってその時の長門に頼んだんだ」
「なるほどなっとく」
何て言うか、理解できる守備範囲が増えたぞ俺。
ー家ー
「おにいちゃん遅い!もう七夕終わっちゃう!」
一人で準備していた健気なかわいい弟が泣きながらそう叫んでたと言う…
書いてたら間に合わなかった……
こっちこそ土下座せねば 急いだんで内容が薄いかもしれませんがすいません。
前書きは入れるところを失った学校での会話です。