梨子の想い人である高海千歌。
しかし文武両道、容姿端麗な彼女とお近づきになりたい生徒は決して少なくなく…。
モブ1「キャー♡高海センパーイ!」
モブ2「今日も美しくて素敵…///」
モブ3「先輩、よかったら放課後お茶でもしませんか!」
モブ4「いえ、いっそホテルで1発やりませんか!」ハァハァ
千歌「あぁ…ごめん、今日は放課後急いで帰らなきゃいけないんだ、ウチの旅館が忙しくてね…」
エェーザンネンデス!
オチャカイハマタコンドネ
タノシミニシテマス!
梨子「高海さん、やっぱり凄い人気だなぁ…」
鞠莉「あら梨子、もしかして嫉妬FIREが燃え上がってるの?」ヒョコッ
梨子「うわぁ鞠莉さん!いきなり現れないで下さい!」
鞠莉「でもマジメな話、うかうかしてたらそのうち千歌っち取られちゃうんじゃないの?」モミモミ
梨子「あの…マジメな話なら早急に私の胸から手を離してもらえます?///」
鞠莉「ここは千歌っちにプレゼントでもして、インパクトのあるアピールを狙ってみるのもいいんじゃない?」
梨子「プレゼント…ですか?そう言われても何を渡せばいいか…」
鞠莉「そうね……じゃあ」
( 放課後 梨子の家 )
鞠莉「それではこれより第1回”梨子が千歌っちに渡すプレゼントを決めようの会”を始めマース!」
ヨウカナマル「オー!」パチパチ
善子「なんで私まで…」
梨子「ご、ごめんなさい…」
鞠莉「みんなは何をあげたら千歌っちが喜ぶと思う?」(・ω・)ノ
ハナマル「のっぽパン!」
ヨウ「使用済み制服」
善子「黒魔術の本?」
梨子「」
鞠莉「あ、あなた達……」ワナワナ
鞠莉「素晴らしいじゃない!」パァァ
梨子( えぇーー⁉︎ )ガーン
カナン「いやいや、みんな自分の欲しいもの言ってるだけじゃん…」
梨子「あの…私はお菓子とかがいいかなって…」
カナン「そだね、定番だしクッキーとか喜んでもらえると思うな」
ヨウ「私は制服のほうがいいと思うけどなぁ、制服の匂い嗅いだらきっと高海さんも興奮して…」
梨子「ヨウさんは高海さんをなんだと思ってるの…」
鞠莉「じゃあクッキーで決まりかしら?」
梨子「はい!私、高海さんに喜んで貰えるよう頑張って作ってみます!」
カナン「おぉ…梨子ちゃん珍しく積極的だね」
ヨウ( 魔法少女を始めてから少し勇気がついたのかもね…頑張れ梨子ちゃん!)
( 翌朝 )
ヨウ「……で、完成したクッキーを渡す時が来たわけだけど」
リリー「うん!頑張って行ってくるね」
ヨウ「いやいや、なんで魔法少女に変身してんの!」
リリー「だ、だってコッチの方が高海さんとお話したこと多いし…プレゼント渡すのも自然かなって」
ヨウ「”マジカル☆リリー”じゃなくて”梨子ちゃん”が高海さんに渡さないと意味ないじゃん!」
リリー「うっ…」
ヨウ「肝心なトコでヘタレないの!ほらさっさと衣装脱ぐっ!」グイグイ
リリー「ちょ…ヨウさん!スカート引っ張らないで!///」
ビーッ!ビーッ!
ヨウ「ん?」
リリー「この音…ラブカマナレーダーが反応してる⁉︎」
ヨウ「どうやら商店街のほうにブラック・クロサワ団が現れたみたい!行こう梨子ちゃん!」
リリー「う、うん!」
リリー( クロサワ団ったら…こんな時にいったい何なの〜?)
(商店街)
ダイヤ総統「この商店街の売り物はクロサワ団がいただきですわ!」
ルビィ司令「最近段々予算がなくなってきて生活が苦しくなってるもんね!何とかして食料を確保しなきゃ」
ダイヤ総統「勝手に裏事情をバラすんじゃありません!」
ルビィ司令「うゅ…」
ヨハネ「待ちなさいクロサワ団!」バッ
マリー「マリー達が相手よ!」バッ
ダイヤ総統「なっ!ギルティ☆ヨハネとシャイニー☆マリー…また私の邪魔をしにきましたわね!」
ヨハネ「あれ、リリーは?」
マリー「まだ来てないみたいね、私たちで先にバトルしてましょ」
ハナマル「そういえば今日のクロサワ団はいったいどんなヘンテコなメカを作ったのかな?」
ダイヤ総統「何がヘンテコですか!今日のメカは一味違いますわよ」
ルビィ司令「前の反省をいかして改良に改良を重ねた”サイシックファイアーガンvol.2”だよ!」ガシャン
ダイヤ総統「前のものより威力に優れ、かつ発射時のノックバックを最小限に抑えた完璧な熱線銃です!さらに動力源は水というなんとも地球に優s…
リリー「お待たせヨハネちゃん、マリーさん!」ビュン
ヨウ「ヨーソロー!」ビュン
ヨハネ「あ、リリーとヨウ遅いわよ」
マリー「千歌っちに渡すcookieはちゃんと焼けたかしら?」
リリー「うん、なんとかね」
ダイヤ総統「聞きなさい!!まだ私が喋ってる途中でしょうが!!」
マリー「え〜…マリー長い話は苦手デース……」
ダイヤ総統「早いとここの銃の恐ろしさを思い知らせてやる必要がありますね…ルビィ!」
ルビィ司令「うん!ファイアー!!」
バシュウウウウウウウ!!
ヨハネ「うわっと危ない!」
リリー「ひゃああああ!」
ポロッ
リリー( あっ!ポケットに入れてたクッキーが落ちちゃった… )
ダイヤ総統「ん?何か落としましたね」ヒョイ
ルビィ司令「わぁ!クッキーだぁ♡」
ダイヤ総統「へー…ちょうど小腹がすいていたところですし頂いちゃいましょうか」
ルビィ司令「わーい!」
リリー「そ、それは駄目ぇぇ!!」
リリー「リコーダーレーザー!!」バシュゥゥゥ
ダイヤ総統「おわっ!」
バキャッ!!
サイシックファイアーガン「」プシュ〜
カナン「レーザーがサイシックファイアーガンに直撃した!」
ヨウ「煙あげてるよ、今ので壊れたんじゃない?」
リリー「ダイヤ総統そのクッキーを返して!!それは大切な人への…!」グイッ
ダイヤ総統「引っ張らないでください!一度拾ったんだからもう私の物ですわ!」グイッ
リリー「えいっ!!」グイッ
ダイヤ総統「あっ!」
リリー「やった、取り返したわ!これで高海さんに……」
ヨハネ「ちょ…リリー危ない離れて!!サイシックファイアーガンが煙あげてるから!!」
ハナマル「そのままじゃ爆発するずら!」
リリー「え?」
ダイヤ総統「ん?」
ルビィ司令「あっ……」
カッッッッッッ!!!
ズドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!
ダイヤ総統「ぶっぶーですわぁぁ!」バヒューン
ルビィ司令「ピギィィィィ!」バヒューン
リリー「いやぁぁぁぁぁ!」バヒューン
キラーン✳︎
ヨハネ「リリーが吹っ飛ばされたぁぁ!」
ヨウ「リリーちゃぁぁぁぁぁん!!」
マリー「カムバーーーーーック!!!」
その頃。
高海千歌はいつも通り通学路を歩いて学校へ向かっていた。
千歌( はぁ…マジカルリリーさんは今どうしているのかな )
千歌( また会いたいな…… )
/ イヤァァァァァァァ… \
千歌「ん?空から何か…」
リリー「うわぁ高海さん⁉︎どいてぇぇぶつかるぅぅぅ!!」ヒュゥゥゥ
千歌「マ、マジカルリリーさん⁉︎」
千歌&リリー「「わぁぁぁぁ!!」」
ドシーーン!
千歌「痛たた…大丈夫ですかマジカルリリーさ……… 」
千歌「あれ?」
梨子「いてて……あら?」
千歌「な、なんで梨子ちゃんがいるの⁉︎さっき落ちてきたのは間違いなくマジカルリリーさんだったはず…」
梨子( あぁぁぁあ!落下の衝撃で変身が解けてるーー!!)
梨子「あの、その…えっと……!」アタフタ
梨子( えぇい、ままよ!)
梨子「あのっ!高海さん!」
千歌「?」
梨子「これ…い、いつも!お世話になってるお礼でしゅ……!」
梨子( 噛んだ…/// )
千歌「あ、クッキーだ!わざわざ焼いてきてくれたの?ありがとう」
梨子「うん、”高海さん”の口に合うか分からないけど良かったら…」
千歌「……………」
千歌「ねぇ梨子ちゃん」
梨子「なに?高海さん」
千歌「私を”高海さん”って呼ぶのはそろそろやめて欲しいかな」
梨子「え?」
千歌「これからはできれば”千歌”って呼んでくれると嬉しいな」
千歌「…どうかな?」
梨子「…………!」
梨子「うん…分かった!”千歌ちゃん”!」
千歌「うん!」
梨子( ちょっと前なら勇気なんか出なくて、きっと名前でなんて呼べなかったと思う )
梨子( でも…今は不思議とすんなり呼ぶことができた )
クッキーイマチョットダケタベチャオウカナ
クチニアウカナ?キンチョウスル…
ア、オイシイ!
ホント?ヨカッタ〜
コンドオレイニナニカゴチソウスルネ!
勇気を出してプレゼントを渡し、千歌との距離をまた一歩縮めた梨子。次の目標は千歌への告白だ!
叫べ青春桜内!恥ずかしいのは一瞬だから大丈夫__
千歌( それにしても… )
千歌( マジカルリリーさんはどこに行ったんだろう?彼女が落ちてきたと思ったらそこには梨子ちゃんがいて…… )
千歌( ……………… )
千歌「まさか……ね」
第15話 おわり
次回から最終章になる予定です。