魔法少女マジカル☆リリー   作:アカツキ☆

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第6話 千歌のキモチ

 

 

ショッピングモール探索中、魔法少女ショーを企画するスタッフに呼び止められたマジカル☆リリーと千歌だが…。

 

 

リリー「わ、私たちに代役としてこのショーに出てほしい⁉︎」

 

 

スタッフ1「お願いだ!お客さんをガッカリさせたくないんだ」

 

 

千歌「小さな子供も多いですし、確かに中止にはしにくいですね…」

 

 

スタッフ2「頼みます!魔法少女役と一般人役がどうしても必要なんです、どちらも女性キャストなので私達では代えがきかなくて…」

 

 

リリー「…………」

 

 

リリー( 私は特に演技に自信があるわけでもないし、せっかくの高海さんと二人きりの時間が減っちゃうけど、でも……!)

 

 

リリー( お客さんもいっぱい来てる、みんなが困ってるのに知らんぷりなんてできない!)

 

 

リリー「高海さん!私は……」

 

 

千歌「…うん、分かってますよ」

 

 

リリー&千歌「代役、やらせていただきます!」

 

 

スタッフ1「本当かい⁉︎ありがとう!」

 

 

スタッフ2「あとは悪役をどうするかですね……」

 

 

スタッフ1「そうだな、うぅむ…」

 

 

ガシャアアアアアアン!!!

 

 

千歌「え…何の音?」

 

 

リリー「ああっ!アレは……」

 

 

うちっちー2号「キュオオオオオオン!」

 

 

ダイヤ総統「クロサワ団参上!今日はこのショッピングモールを我が団の占拠地にしてやりますわ!」

 

 

ルビィ司令「今日もお姉ちゃんのために世界征服がんばルビィ!」

 

 

スタッフ1「なんと都合のいい!分かりやすい悪役みたいな格好の二人組が来たじゃないか」

 

 

リリー「そんな悠長に構えてる場合じゃないです!ブラック・クロサワ団…懲りずにまた現れたわね!」

 

 

ショーを見に来た客「あれ?悪役が出てきたってことはもうショーが始まったのかな」

 

 

ショーを見に来た子供「あのメカだっさーい!うちっちーの形してる〜」

 

 

ダイヤ総統「や…やかましいですわ!黙りなさい子供の分際で!」ムキー‼︎

 

 

リリー「とにかくクロサワ団を止めなくちゃ!ちょっと行ってくるね!」シュバッ

 

 

千歌「マジカル☆リリーさん!」

 

 

スタッフ1「と、飛んでる…!」

 

 

ヨハネ「私達も加勢するわよ!」バッ

 

 

マリー「オーケー!」バッ

 

 

スタッフ1「しかもどこからか二人出てきた!」

 

 

スタッフ2「あの子達、まさか本当の魔法少女なんですか⁉︎」

 

 

千歌「ええ…この前私もマジカル☆リリーさんに助けてもらいました」

 

 

千歌「彼女はスゴく勇敢で…素敵な人なんです」

 

 

スタッフ1「へぇ…キミはアレかい?彼女が好きなのかい」

 

 

千歌「え…///」

 

 

スタッフ2「確かに、今のアナタ恋する乙女って感じの顔でしたよ」

 

 

千歌「か、からかわないでくださいよ…それより早くお客さんを避難させないと!」

 

 

スタッフ1「そうだね、にしても…やっぱりショーは中止かぁ」ガックシ

 

 

 

 

 

 

ショーを見に来た子供「スゴい…まほうしょうじょだぁ!空飛んでる!」

 

 

ショーを見に来た客「最近のショーは進化したんだなぁ…子供だましの域をとうに超えているよ」

 

 

リリー「ブラック・クロサワ団!今すぐここから立ち去りなさい!」

 

 

ダイヤ総統「また貴方たちですの⁉︎あぁもう毎回毎回しつこいですわね!」

 

 

ヨハネ「しつこいのはどっちよ!このショッピングモールを荒らすなんて許さないんだから」

 

 

ダイヤ総統「ルビィ、前回から改良を重ねたうちっちー2号のチカラをジャリどもに思い知らせてやるのです!」

 

 

ルビィ司令「はーい!うちっちー2号、火炎放射!」ポチッ

 

 

うちっちー2号「リョーカイ カエンホウシャ ハッシャ」

 

 

ゴォォォォォ‼︎

メラメラメラメラ…

 

 

リリー「きゃああ!」サッ

 

 

マリー「hot!危ないじゃない」サッ

 

 

 

客1「うわぁ…すごい演出」

 

 

客2「凝ってるよな〜」

 

 

千歌「演出じゃないんです!みなさん早く逃げてください、ここにいては危険です!」

 

 

 

ダイヤ総統「うちっちー2号、もう一度火炎放射!」

 

 

ゴォォォォォ‼︎

 

 

ヨウ「見て、炎の熱で鉄製のベンチがアツアツの鉄板状態に!」

 

 

ベンチ「」ジュー ジュー…

 

 

マリー「〜〜♪」

 

 

カナン「………何してんのマリー」

 

 

マリー「このベンチちょうどイイからお肉焼いてるの!ハナマル食べる?」つ肉

 

 

ハナマル「いただくずら♪」mgmg

 

 

リリー「いや二人ともバトル中だからね⁉︎意識もって!」

 

 

ヨハネ「それ以前に何でお肉なんか持ってきてるのよマリー…」

 

 

ダイヤ総統「余裕ぶってられるのも今のうちですわ!うちっちー2号、火力フルパワーであいつらを焼き尽くしてしまいなさい!」

 

 

うちっちー2号「リョーカイ カリョク フルパワー!」

 

 

シュゴオオオオオオオ‼︎

 

 

マリー「OH!まだ食べてる途中でしょ!」サッ

 

 

ヨハネ「ひゃああ危ない!」サッ

 

 

ヨウ「あんなの当たったら大変だよ…かわせてよかったね」

 

 

カナン「あっ…マズイよみんな!」

 

 

ヨハネ「どうしたの?」

 

 

カナン「今かわした火炎放射がお客さんのほうに行っちゃった!」

 

 

ヨウ「え!」

 

 

 

シュゴオオオオオオオ‼︎

 

 

客1「うわぁぁ!炎が向かってくるぞ!」

 

 

客2「逃げろぉぉぉ!」ダッ

 

 

子供「あ、ああああ……」ガクブル

 

 

千歌「まずい…あの子足がすくんで逃げられなくなってる!」

 

 

シュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ‼︎

 

 

子供「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

 

\ チュドオオオオオオオン‼︎ /

 

 

ヨウ「嘘…当たっちゃった」

 

 

ヨハネ「いや……そんな…!」

 

 

ハナマル「待って!よく見るずら」

 

 

 

子供「っ………え?」

 

 

リリー「痛ッ……!キミ、大丈夫だった?」ボロボロ

 

 

 

千歌「マジカル☆リリーさん!」

 

 

マリー「リリー、まさか自分が盾になって子供をかばったの⁉︎」

 

 

ヨウ「魔法少女だからそれなりに身体も強化されてはいるけど、それでもあれだけの炎をくらっちゃうのは……」

 

 

カナン「かなりダメージが大きいはずだよね…」

 

 

千歌「……………」

 

 

 

リリー「さぁ早く逃げて!あとはお姉ちゃんたちに任せて」

 

 

子供「で、でもお姉ちゃんそんなボロボロになって…」

 

 

リリー「大丈夫、私これでも魔法少女なんだから……ね?」

 

 

子供「………分かった、無理しないでね!」ダッ

 

 

ダイヤ総統「マジカル☆リリーが弱っている今こそチャンス!私の世界征服をジャマする不届き者にはこの機会に灰になってもらいましょうか」ニヤリ

 

 

リリー( くっ……さすがにさっきの火炎は効いたわね、思うように動けない… )ヨロッ

 

 

ダイヤ総統「うちっちー2号!マジカル☆リリーにトドメの火炎放射!」

 

 

うちっちー2号「リョーカイ トドメ サス」

 

 

リリー( まずい、やられるっ……!)

 

 

 

 

 

 

 

マリー「くらいなさい、新必殺技”嫉妬ファイアーーーー”!」

 

※嫉妬ファイアー…巨大な火の玉を発射するワザ。連射は効かないが高威力!

 

 

ドゴォォォォォォォン!

 

 

うちっちー2号「ガッッッッッ!」

 

 

ダイルビ「ピギャアアアア‼︎」

 

 

ヨハネ「うちっちー2号に命中した!」

 

 

リリー「マリーさん……!」

 

 

マリー「炎をもって炎を制す!私のスペェシャルでシャイニーな魔法よ☆」

 

 

うちっちー2号「ピ……ガピ……ガッッ………」

 

 

ルビィ司令「どどどうしよう、うちっちー2号のシステムが熱でやられちゃったよぉ」

 

 

ダイヤ総統「えぇいだらしのない!動け、動くのですうちっちー2号!」バンバン

 

 

うちっちー2号「ガッ……ガピ………」

 

 

ヨハネ「今がチャンスね、トドメ行くわよマリー!」

 

 

マリー「えぇ、リリーのカタキよ!」

 

 

ヨハネ「シャドーボーーーール!」バシュゥゥゥゥ

 

 

マリー「シャイニングソーラービーーーーム!」シュバァァァァ

 

 

チュドオオオオオオオオオオオオオン‼︎

 

 

ルビィ司令「今日も今日とて!」バシューン

 

 

ダイヤ総統「吹っ飛ばされるんですのねぇぇぇぇぇ!」バシューン

 

 

バキバキィッ!←天井を突き破る音

 

 

ダイヤ総統「ぶっぶーですわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」バシューン

 

 

ルビィ司令「ピギィィィィィィィィィィィィィィィ!」バシューン

 

 

キラーン✳︎

 

 

ハナマル「天井を突き破って飛んでいったずら」

 

 

ヨハネ「リリー!大丈夫⁉︎」ダッ

 

 

マリー「立てる?」

 

 

リリー「うん、なんとかね……あはは、ちょっとムチャしちゃったかも」ボロボロ

 

 

千歌「マジカル☆リリーさん……」

 

 

リリー「あ、高海さん!大丈夫でしたか?」

 

 

千歌「私は大丈夫ですけど、その…ですね、服が………///」

 

 

リリー「え、服?」

 

 

ハナマル「リリーちゃん、炎で服が燃えてボロボロになってるずら」

 

 

ヨウ「ほとんど半裸状態だよ?あ、おっぱい見えそう」

 

 

リリー(半裸)「え………」ボロッ

 

 

リリー(半裸)「きゃあああああああああ///」バッ

 

 

千歌「その……よかったらコレを///」つ上着

 

 

リリー( 高海さんに見られた………もう死にたい……/// )

 

 

ヨウ( よかったねリリーちゃん!高海さんにアピール成功だよ ) 

 

 

リリー( 全然よくないよぉ!)

 

 

 

 

 

 

その後……。

 

 

リリー「高海さん、今日はごめんなさい!私に会って何か確かめたいことがあったんですよね、結局力になれなかったみたいで……」

 

 

千歌「いえ、それはもう大丈夫です」

 

 

リリー「?」

 

 

千歌「ちゃんと…確かめられましたから」

 

 

リリー「そうなんですか?それならよかったですけど…」

 

 

千歌( そう、やっと確かめられた )

 

 

千歌( 私にとってマジカル☆リリーさんがどういう存在なのかを )

 

 

『とにかくホントにお礼はいいんです、私は高海さんが無事ならそれでいいんです!』

 

『さぁ早く逃げて!あとはお姉ちゃんたちに任せて』

 

『大丈夫、私これでも魔法少女なんだから……ね?』

 

 

千歌( 控えめなようで凄く勇敢なところ、自分より周りの人のことを優先してしまう優しい性格 )

 

 

千歌( そんな彼女にいつの間にか私は……… )

 

 

千歌( 恋を…していたんだ……/// )

 

 

ヨハネ「じゃ、そろそろ帰りましょ?すっかり遅くなっちゃったし」

 

 

リリー「うん、そうね…」

 

 

リリー( せっかく高海さんと二人きりの機会なのに結局なにもできなかった…名残惜しいなぁ )ハァ

 

 

千歌「マジカル☆リリーさん!」

 

 

リリー「はい?」

 

 

千歌「よかったらまたいつか、こうしてデートしてくれますか!」

 

 

千歌「次こそは…ちゃんと色々楽しいこともしたいんです!」

 

 

リリー「え……///」

 

 

リリー「は、はい!ぜひまた誘ってください!」

 

 

ヨウ( 青春だねぇ〜 )

 

 

カナン( ヨウってばオヤジ臭いよ?)

 

 

ヨハネ( ちょっと!なにまた会う約束してんのよ、正体バレたらマズイのに )

 

 

マリー( まぁいいじゃない、次デートする時も… )

 

 

マリー( また私たちが陰から見張っていればいいんだから♪ )ニヤニヤ

 

 

カナン( あんたは梨子ちゃんをからかいたいだけでしょ )

 

 

ハナマル( 心底楽しんでるずらね… )

 

 

 

 

 

 

 

 

マジカル☆リリーとのデートで、彼女に恋をしていることに気づいた千歌。

しかし千歌はマジカル☆リリーと梨子が同一人物であることは知らない。果たして真の意味で梨子と千歌が結ばれる日はくるのだろうか……?

 

 

 

第6話 おわり

 




次回からやや更新ペースが落ちますが、ストーリーはまだまだ続きます!
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