無自覚な吸血鬼の王   作:トイレの紙が無い時の絶望を司る神

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ひっっっっっさびさに更新したかと思えばまさかの人里。これは殴られる(確信)


人里の様子と王の視察

「おい聞いたか、例の洋館の話」

 

「あぁ、あの赤い屋敷だろう?」

 

人里では共通の事態が話題を占めていた。

突如現れた真っ赤な洋館、そこから溢れた赤い雲、それによる体調不良、その元凶や収まった事の始末、現状などのことが話されていた。

 

「あの騒ぎは博麗の巫女っちゅうお方が治めてくれたそうな」

 

「はえ〜そりゃ有難いことだぁ」

 

「今度巫女様の神社にお参りしに行こうかと思うとるんだ」

 

「俺も行くかなぁ。感謝も含めてなぁ」

 

と言ったように、博麗の巫女の話も大変多かった。

当初の霊夢の目的である博麗神社の参拝者の増加も上手く行き、前とは比べ物にならないほどの参拝者が居り賽銭箱の中身も前に比べれば煌びやかになった。

本人は不在なのでこのことは知らない。後日帰ってきて少しして試しに賽銭箱を覗いた時に驚きすぎて叫びながら飛び回り紅魔館付近の湖に不時着するのであった。

 

その話は置いておいて、今の一番の話題は紅魔館関連なのは明らかだが、その中でも特に話の種になっているのが......。

 

「聞いたか?あの赤い屋敷のとこの妖怪、管理人の正式な決定であそこを住処にするって話」

 

「それでそこの主人が小さな少女2人で血を吸う鬼だって話か?」

 

「なんだ聞いてたのか?」

 

「今日で7回目だよ。頼むから他の話題を寄越してくれ」

 

紅魔館が幻想郷に居を構えるという事である。

人里の住人達には『ルールを守らず人里に危害を加えるような連中を住ませて大丈夫なのか』と不安に思っている者も多い。

さらに名前に【鬼】の文字があるのも不安要素である。

絶対的な力を持つと言われる鬼を話でしか知らない者がほとんどの人里だが、その恐ろしさは幼少の頃から伝えられてきている。そんな鬼と同じ文字が使われている詳細不明の妖怪集団となるとどうしても心穏やかには居られない。

 

このように人里の反応は不安や関心などが多い。

 

 

 

「そんなに怖がられているのか......」

 

そんな中に、馬鹿が一人。

 

――――――――――――――――――

 

私は今、紫から聞いてきた人里という場所に居る。

スペルカードを作ってみた私が次に気になったのがここだからだ。

日に当たらないように手袋にフードをつけて歩いている。めちゃくちゃ横目に見られている気がするが気の所為だろう。翼もなんとか押さえ込み息を潜めて潜入していると先程の会話が聞こえてきた。

悲しいかな紅魔館、恐れられている。

 

「まぁあれだけ大規模なことをしたならそれもそうか.....」

 

人里とは買い物やお出かけなんかで絶対にお世話になるのでなんとか紅魔館の印象を良くして置きたいものだ。

人を襲わないとわかってもらえばイメージ回復できるかもしれない。

そのためにはどうすれば良いだろうか.....。

 

「悩ましいものだな......。この団子美味しいな」

 

口の中に広がる優しい甘さに舌鼓を打ちながら考える。

焼いた方も買っとけば良かったかもしれない......。店の場所は覚えたのでまたの機会に買いに行くとしよう。

 

「あ.....お土産に買っとけば良かった......」

 

食べたのは黙っていよう。そうしよう。




お久しぶりです。更新速度ナメクジ未満オジサンです。
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