ガンダムSEED×00~異世界にイノベイターは何を思う?~<完結>   作:MS-Type-GUNDAM_Frame

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勢いでやらかしてる気もしなくはない・・・
まあ最悪後でやり直せるからね!(やり直すとは言ってない)

なんだか疲れていてやる気があまり湧かないなーと思っていたらネタが降ってきたので設定編から本編に予定変更しました。
来週も降りてくるといいなー


7話:陽動ーイノベイターの囮ー

「ソラン・イブラヒム、ジン、発進する」

 

白塗りの識別色に塗装されたMSが、同じように白い戦艦の脚部からゆったりと歩を進めていく。

現在地はヘリオポリスの宇宙港桟橋と居住部の中間にあるアークエンジェルの建造ドッグだ。

 

ジンは腰にストライクの装備、アーマーシュナイダーをいくつか佩びている。

アーマーシュナイダーの柄には、回収が可能なように細いワイヤーが巻かれている。。

そして右手には、最初から装備している重斬刀が握られている。

射撃兵装は装備していない。

これは刹那が、自分はこの方が良いと主張し、MSへの搭乗経験が無い周囲を無理に納得させて実現した装備内容で、もしZAFTなら絶対に止められていただろう。

刹那は熱源反応を極力発生させないため、歩いてヘリオポリス宇宙港の出口へと向かっていた。

 

刹那が士官たちから聞かされた作戦は以下のようなものだった。

 

「ZAFTのMSの注意を惹き、戦力を削れるだけ削ってから高速離脱するアークエンジェルに合流し、離脱」

 

簡単に言ってしまえば、アークエンジェルが脱出する時間を稼ぐ囮が刹那の仕事だった。

だが、この戦術は先ほどムウがZAFTの包囲を突破するために一度使用しているため、ZAFTに見破られる可能性があった。そこで作戦にはもう一手追加があった。

それは、ヘリオポリスを盾にすることだ。

先ほどムウが囮作戦を行ったときはヘリオポリスに向かっていたため意味がなかったが、ヘリオポリスからの脱出では、ZAFT艦とヘリオポリスの間に入ってしまえば、ZAFT艦が砲撃を外した時のことを考える必要があり、アークエンジェルがヘリオポリスから出航する時は砲撃することができない。

また最終的には脱出のため、ZAFT艦の射線が通る場所を動く必要がある。その時、相手のMSを誘導することでZAFT艦に砲撃を撃たせないようにできると刹那が発言し、マリューとムウの同意でその発言に賭けることをバジルール艦長が決定した結果、作戦の概要が決定されたのだ。

 

アークエンジェルはヘリオポリスの周囲を、ヘリオポリスを盾にしながらスイングバイとスラスターによって加速し、ZAFT艦に突貫をかけると見せかけて中央突破をする。

 

刹那のジンは、アークエンジェルがヘリオポリスの影に隠れ始める瞬間と、ヘリオポリスの影から飛び出す瞬間に敵の注意を一身に引き受ける必要がある。

ゲートは、サブゲートが生きており、開閉が可能であったためアークエンジェルが砲撃をすることで目立つ心配がない。

もちろん熱源センサからは感知されるのだが。

 

刹那がZAFT側からはコーディネーターの裏切り者として見られ、強ければ強いほどに敵意を買うであろうことだけでも、囮としては最適だ。しかも、囮をやり遂げて生き延びるだけの技量もある。

 

キラは、アークエンジェルがヘリオポリスの影から飛び出し、奇襲をかけるとき艦上からランチャーパックの装備、超高インパルス砲、「アグニ」で弾幕を張る砲兵役だ。

 

現在ZAFT艦、ナスカ級(ヴェサリウス)はヘリオポリスに相対速度を合わせており、艦の前方はヘリオポリスを向いているため、中央突破が成功すれば方向を変える前に射程範囲外まで逃げることが可能だと計算結果では出ている。

 

後は・・・

 

「俺が敵戦力を削り、敵艦を押さえ続ければいい」

 

連合のどの兵士が言っても一笑に付されるだろうが、この男は口だけでなく、確実にやり遂げるだろう。

無茶だと思っていた士官たちも、彼の無表情な顔から溢れる謎の信頼感に、いつの間にか少しだけ希望を寄せていた。

 

ジンは浮遊物をキックして加速し、宇宙港のシャッターにZAFTが開けたらしい穴に敵から見つかることなく辿り着いていた。

穴からモノアイとトサカ型センサーを覗かせ、敵方の戦力把握を素早く行う。

発進し、ナスカ級の周りに展開しているジンが三機。

三機ともアサルトライフルと重斬刀を装備している。

ナスカ級は、ビームライフルらしき砲門が四つ確認できたがそれはヘリオポリスに当たる危険性がある間は使われないだろう。

ナスカ級の使うミサイルはアークエンジェルのCIWS「イーゲルシュテルン」で迎撃できるはずだ。

 

三機MSと一つの艦を相手にする算段を固めた刹那は、作戦の開始時刻になることを確認した。

 

「ジン、刹那・F・セイエイ、目標を駆逐する」

 

通信を切り、少しだけ口角をあげながら刹那はつぶやいたのだった。

 

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

 

()()は、本当に突然訪れた。

 

「それにしても、ゲティがやられたとは本当か?」

「・・・・」

「おい、コレン?コレン・ナンダー?」

 

Nジャマーの影響が出るような距離でもないのに、返事が来ないことを訝しんだZAFT軍パイロットは、仲間のMSが突然動き始めたのを見た。

ヘリオポリスの方向に、、かなりの速度で動いていく。しかも、MSの腹部から引っ張られるように。

不審に思って画像を拡大すると、MSの腹部、もっと言うならコクピットのある部分から小さなワイヤーが伸びている。

このZAFTのパイロットは、コクピットの右下を注視していた。

しかし次の瞬間、いきなり凄まじい音がしたと思った瞬間に、真っ赤な視界を最後の光景として、彼の意識は永遠に途絶えた。

 

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

 

最後の一人は、オープン回線でのやり取りと続けて聞こえた破砕音で事態に気づき、急いで艦に緊急通信を入れた。

 

「敵襲を受けています!コレンとマシュマーがやられました!敵の数は不明!」

「!艦内のパイロットは緊急発進準備!索敵班、敵の居場所は!?」

 

熱反応が無いのにいきなり現れた敵に、索敵担当の兵士は一瞬動揺を見せたが、すぐに我に返り、他のセンサーで索敵を開始し、すぐに返事を返した。

 

「光学カメラに敵影を補足!敵はジンが一機です!」

「一機だと!?発進急がせろ!」

 

フレデリック・アデスは、ZAFTナスカ級、ヴェサリウスの艦長で、クルーゼ隊長の補佐として多くの経験を積んでいた。

だが、一機のジンに気づけば二機ものMSがやられていたというのは初めての経験だった。

どうやら相当優秀なコーディネーターが寝返っているらしい。

 

「裏切り者め・・・」

 

自分でも無意識のうちに、アデスはつぶやいていた。

もっとも、的外れな発言でもあるのだが、ZAFTにそれを確かめる術はなく、コーディネーターか?と疑う者もいなかったのだが。

 

「三機目がやられました!」

「なんだと・・!?くっ、CIWS起動!裏切り者を打ち落とせ!」

 

もちろん艦橋のメンバーに罪はないのだが、彼らの報告はアデスの怒りを募らせるばかりだった。

 

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

 

ヘリオポリスの内部にいったん後退し、作戦の開始を宣言した刹那は、内部の瓦礫を蹴って加速を開始した。

十分に加速をつけた刹那のジンは、ZAFTのMSが開けた穴から、静かに飛び出していた。

そしてあらかじめ狙いをつけていた一機に、ワイヤー付きのアーマーシュナイダーを投擲した。

刹那の技量とMS自体の速度により、アーマーシュナイダーはコクピットへ正確に、深々と突き刺さった。

そのタイミング出で刹那はアーマーシュナイダーの振動を停止し、全力でワイヤーを引っ張った。さらに加速して撃破したMSに近づいた瞬間、今度は更にMSを蹴って二機目のMSに向かって重斬刀でチャージをかけ、こちらも正確にコクピットを貫いた。

三機目は動揺によって動きが鈍っており、左手でアーマーシュナイダーとワイヤーを使って腕を絡め捕り、今度はスラスターで加速してコクピットを貫いた。

 

三機目のコクピットを貫いたところで、熱源センサからアークエンジェルが無事ヘリオポリスの影に回ることに成功したことを確認した。

刹那は誰ともなしに呟いた。

 

「ファーストフェイズを予定通りに成功。作戦をセカンドフェイズに移行する」




赤い彗星とジェットストリームアタック破りを同時に行った作戦でした。

なんだか刹那さんが初期のただガンダムガンダム言ってた時期に戻ってる気が・・・
ちなみにこの世界でのGUNDAMは、OSの頭文字が
G
U
N
D
A
M
となっているもので、ジンがガンダムなのか私にはわかりません。
最終的にはGUNDAMに乗せるつもりではありますが。

モブにコレン・ナンダ―さんとグレミー・トトさんが登場しました。
同姓同名の顔が同じだけの他人です。

ロックパイ・ゲティ(設定)
年上で美人のスタイルがいい茶肌で髪が緑の彼女がいる。
地球の人間を見下している。

コレン・ナンダ―(設定)
冷凍睡眠実験の被験者。ラクス様万歳。

マシュマー(設定)
バラ大好き。ピンクの髪のショートカットでなんだかえらそうな女性に心酔している。
自称騎士。

た、他人だし(震え声)
強さは一緒じゃねえし(震え声)

追記 3/22
修正しました。
GANDAMではなくGUNDAMですね。
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