自転車15万「ロードレーサー・・・それは風と自由!」
自転車12万「ロードレーサー・・・それは健康!」
自転車2人「ロードレーサーは最高だ!」
自転車乗りの2人は千雨を通り過ぎた。
自転車15万「中々やるな。この俺の15万のビッグマンに張り合うとは!」
自転車12万「何の。こっちだって12万のフェラト。条件は5分。脚力の勝負だ!この軽さ、このスピード。今まで乗ってたママチャリが何だったのかと思うぜ。これで12万は安い安い安い!俺達はこの世界で最も賢い選択をしたのだ!」
するとその時。
自転車15万「ん?このロードノイズはtnkネンタルタイヤGP9696チューブラーの音・・・変速時のホイール反射音・・・此奴はボボーレか!総計50万・・・60万・・・70万を超えた・・・後ろから来るマシンは一体いくらなんだ!?」
自転車12万「100万だ!100万が迫って来てる!」
自転車15万「フレームはペロレロDOMARATINK65・1か!」
ペロレロDOMARATINK65・1が迫って来た。
自転車15万「煽られてる!俺達を風よけに使ってやがる!」
自転車12万「100万が何だ!自転車は値段じゃない!脚力で勝負だ!」
自転車100万「ほう。自転車は値段じゃないだと?世界最高峰の自転車レースでは此奴と同じ物が使われてるんだぞ。つまり自動車ならF1に相当する。これで100万は安い安い安い!」
自転車15万と12万を吹き飛ばした。
自転車100万「高級ロードと道路の王者!俺様はロードキングだ!何者も俺の前を走る事は出来ないのだ!」
すると羽音と恩紗と貴明と亜希菜が通り過ぎた。
自転車100万(俺の顔に毒ガスが・・・この地球を滅ぼす毒ガス発生マシンめ!)
4人の前に停まる。
恩紗「何だ前に来るとは。自転車追い抜く時気使うんだよな。」
羽音「そう言えば恩紗ちゃん、自転車乗りの人って似たような格好してるよね。胡桃を割ったようなヘルメットにスパッツ。」
恩紗「ああそうだな。自転車部の奴等が言うにはあのパンツの下には何も履かないらしいぜ?」
羽音「え~!あの人ノーパンなの?」
恩紗「摩擦や空気抵抗を減らす事が最優先なんだよ。上級者になると内股にぬらぬらローション塗って漕ぐってさ。」
貴明「色々上級だな自転車も。」
羽音「最近自転車多いよね。」
恩紗「やっぱりキーワードは「健康・環境・エコ」だよな。「良い趣味してます」って奴?でも自転車は自転車でえらくお金掛かるって。」
羽音「へぇ〜、自分で漕ぐだけなのに?」
恩紗「ホイールやパーツが高いんだ。やっぱ仲間内や一般人アピールポイントが欲しいじゃん?車なら馬力、バイクなら排気量。自転車でそれに相当するのは自転車に掛けた金額。」
羽音「え〜!?そのものがアピールポイント!?」
貴明「自転車だと多分脚力かもな。」
亜希菜「私もそう思ったわ。」
すると自転車100万が信号を見て一気にスピード上げた。
恩紗「あ!まーたロードは赤信号でフライングして・・・」
そして青信号になり加速する。
恩紗「そーら。もう追い付いた。所詮は人力。さくっと追い付いちゃうよ〜。」
追い抜こうとしたその時、自転車100万が恩紗の前を塞いだ。
恩紗「うわ!?何だよ!追い越し車両の進路を塞ぐ奴があるかよ!交通ルール知らないのか!?」
自転車100万「道路のルールは知ってるぜ。自転車は交通弱者。接触したらお前の負け。すなわち我こそがロードキング!」
貴明「ハーレーにもロードキングって奴あったな。」
恩紗「この・・・自転車が何時までもバイクの前を走れると思うなよ!」
シフトアップして一気に追い抜いた。
自転車100万(自分の力でもない・・・機械の力で俺に勝ったつもりか!)良いだろう!お前のその屑鉄バイクの何倍も高いロードレーサーの本気を見せてやろう!教えてやる・・・人の力は無限大だと!おい!そこのスズキのアルト!その車値段はいくらだ!」
アルト運転手「84万ですけど・・・」
自転車100万「俺の方が高い!!」
一気にスピードを上げた。
自転車100万「おい!横っ面に「雀」と書いてある奴!」
隼乗り「隼ですけど・・・」
自転車100万「どっちでも良い!そのオートバイはいくらで買った!」
隼乗り「中古で70万ですけど」
自転車100万「俺の方が高い!」
その頃恩紗達は前に居た。しかし後ろから自転車100万に追い抜かれてしまった。
恩紗「何だ!?今の衝撃は!?」
亜希菜「物凄いスピード!」
自転車100万「はーははは!!正義は勝つ!エコで交通弱者で最速!俺は自転車が大好きだ!自転車でかけた金は裏切らねぇ!公道で俺の100万は無敵だ!」
しかし目の前のリムジンにぶつかってしまった。
自転車100万「やい!このワルの違法駐車車両!違法駐車は自転車から接触して怪我しても責任はそっちにあるんだぞ!まずは100万弁償・・・パーキングメーター?」
停めてあったのは聖のリムジンだった。違法ではなくパーキングメーターに停めてあった。
聖「弁償して下さるそうですわ。」
早川「では修理費の計算を」
聖「あらら。大変な額ですのね。では修理費とりあえずは100万ですね!」
梅雨のある日。恩紗は電車通学していた。そこで凜と偶然会った。
恩紗・凜「・・・おはよう。」
恩紗「ふ〜ん。流石の凜もこの雨じゃ電車通学か。」
凜「雨の日なんかに乗ったら錆びるでしょうが。」
恩紗「お前らしいな・・・昨日ちょっと夜更かししててな。駅に着いたら起こしてくれよ・・・」
凜「え!?ちょっと!」
しかし恩紗は寝てしまった。
凜「もう・・・それにしても電車って暇ね・・・こんなにつまらないと私も眠気が・・・」
そして凜も寝てしまった。すると凜のよだれが恩紗の右手に落ちてしまった。その事に凜が気付いた。
車掌「間もなく丘乃上〜丘乃上。」
同時に恩紗が起きた。そして手に乗ってる凜のよだれを舐めてしまった。
恩紗「私がよだれ垂らして寝こけてたなんてクラスの皆に言いふらさないでくれよ・・・」
だがこれが思わぬ事態を招いてしまう事を知る由も無かった。
学校のホームルーム。
猿山先生「今後はグローバル女子がモテます。と言う訳で・・・」
するとその時恩紗が倒れてしまった。
女子生徒「先生!恩紗さんが面白い顔色してます!」
恩紗の顔色が虹色になっていた。
貴明「おい恩紗!?お前の顔虹色になってるぞ!?保健室へ!いや救急車を!」
そして恩紗は救急車に乗せられて搬送された。
羽音「凜ちゃん何か心当たりない?」
凜「何で私が知ってなきゃいけないの?」
羽音「何か汚い物口にしたとかなかった?」
貴明「恩紗がそれを知って口に入れるはずないだろ。」
その日から3日後になったが、恩紗は今日も居なかった。
凜「(私のせいじゃないわ。たかがあんな事ぐらいで病気になるはずがない。きっと盲腸か何か。前から病気だったのよ。きっとそうよ。)あの先生・・・モジャ・・・天野さんは何の病気だったんですか?」
猿山先生「天野さんの病気は原因不明の奇病だと言う事です。危険ですのでお見舞いには絶対に行かないようにして下さい。」
貴明(奇病だと?絶対何かあるはずだ。)
放課後。凜と貴明が恩紗の家に向かう。
凜(私から何か移ったなら私が奇病に掛かってるって事じゃない。でも私は病気じゃない。モジャの病気は全くもって私のせいじゃないのよ!)
ニコイチモーターズに到着して恩紗の部屋に向かう。
凜「モジャ!具合はど・・・」
貴明「恩紗〜調子はど・・・」
部屋に入ると衝撃的な光景を目にした。
何と恩紗がGSX400S KATANAを舐めてた。
凜(私のせいだった〜〜〜〜!!!!)
貴明(どうしちまったんだーーーーー!!??)
原因を知る為恩紗の父に事情を聞く。
恩紗の父「医者が言うには病名は「急性スズキ愛好症」と言うらしい。」
凜「急性、スズキ愛好症?」
貴明「急性スズキ愛好症って何ですか?」
医者『ま、この世の中にはいろんな愛好症がありますからね。排泄物愛好症とか。』
恩紗の父『成る程成る程。』
凜「何でそれと一緒にされるのよ。」
医者『検査の結果新種の細菌によって引き起こされてる事が分かりました。その菌と言うのが・・・』
細菌を見ると、SUZUKIのロゴの形をしていた。
医者『発見者の私の名前を取って「ホンダ菌」と名付けました。』
凜「何か腑に落ちないわね。」
貴明「SUZUKIなのにHONDAって。」
医者『そしてこの菌が体の中に入ると細菌が白血球に近付いて行き。核がSっぽくなります。』
恩紗の父『成る程。』
医者『初期は拒否反応が出たようですが、体に影響はありません。』
恩紗の父『成る程。』
医者『新発見とはいえ生死に関わる事もなく痛みもない病気に医学界は全く興味を示しませんでした。まー別にほっときゃ良いんじゃないかな!と言うのが見解です。』
恩紗の父『な〜るほど〜。』
これが恩紗の奇病の正体だった。
貴明「胡散臭え話だなぁおい・・・」
そこに恩紗が入って来た。
凜「モジャ。」
貴明「恩紗?」
恩紗の父「聞いてたのか?」
恩紗「何で私がこんな目に・・・何悪い事したってんだ!」
凜「で、でもモジャ、スズキが好きになるだけなら別に悪い事じゃなくない?」
貴明「そうだ。恩紗が気にする事ない。」
恩紗「凜と貴明にはこの恐怖が分からんだろうな・・・あのバイクを見てみろ。スズキGSX750Fカタナ。私が知る限り最も醜いバイク。近未来デザインの名の下に曲線だけで構成された車体はまるで魚のフグ。正面から見たこのどうしようもないフォルム。ヘッドライトはまるで天才ピーボンのおまわりさん。極め付けはこれにカタナと名付けた事。これを買った奴は不人気で安かったからデザインに目を瞑ったか油冷だから目を瞑ったかどちらか、と思ってた。だけど今では、此奴がとてつもなくか格好良く見えてしょうがないんだ!これを恐怖と言わずして何と言う!」
貴明「お前完璧に感染してやがる!」
恩紗「それだけじゃない!今まで格好良いと思って来たヤマハのバイクさえ色わせて見えて来るんだ!弟達はスズキのバイクから私を引き離そうと頑張ってくれたよ。だけど弟達はスズキのバイクを否定すればする程この思いは強くなるんだ!もうどうしようもない!心が嫌がってるのに体が求めてしまう!ヤマハSRよりスズキテンプターを!ドラッグスターよりサベージを!ポップギャルよりファンファンを!挙句の果てはカタナを舐め回したくなるなんて!こんな事皆に知れたら破滅だ!」
凜「モジャ!」
貴明「恩紗!!」
部屋へ走った。恩紗が叫んだ。
恩紗「もう一層の事私を殺してくれ!私に人間の心が残ってる内に殺してくれ!」
貴明「おい恩紗!」
すると怒った凜が恩紗を掴む。
凜「さっきから聞いてりゃスズキ乗りをゾンビとか吸血鬼みたいに!じゃああんたは何様なのよ!日頃から「ライダーは平等。バイクに貴賤はない」とか言ってたわよね!あれはただ言ってただけ!?心の広いアピールして優越感に浸ってただけでしょ!表向きは他人を認めるフリして他人の価値観をバカにしてたのよ!モジャ!あんたが一番バイクを差別してるのよ!」
説教を聞いた恩紗が泣き始めた。
恩紗「ごめんよ・・・ごめんよ・・・ごめんよ・・・ごめんよーーー!!!」
そして凜が恩紗を優しく抱く。
凜「モジャ。大丈夫。スズキを怖がらなくて良い。もっとスズキを好きになって良い。」
すると恩紗は安堵の表情をした。
貴明「何か釈然としないけど、恩紗が正気に戻って良かった。」
恩紗の父「恩紗!どうやらお前を救ってやる事が出来そうだ!」
ヤマ坊「前にスズキのバイクを悪く言ったら。」
ハー坊「まるで抵抗するみたいに菌が増えたよね。」
恩紗の父「何だって批判すればするほど意固地になっちまう。特にその細菌は逆境に次ぐ逆境を生き抜いてきたんだろうな。そう言う奴には寧ろ思いっきり褒めまくってやるのさ!」
ヤマ坊・ハー坊「必殺褒め殺し!」
双子が必殺技を放つ。
ハー坊「スズキって最高!」
ヤマ坊「スズキって格好良い!」
ハー坊「スズキが好きだ!」
ヤマ坊「乗るならスズキ!I♡SZK!」
凜と貴明が死んだ目で見てる。
ハー坊「これからはバイクのことをスズキと呼ぼう!」
恩紗の中の細菌がどんどん死滅していく。
ハー坊「スズキの技術は世界一!」
そして細菌が全て死滅した。
ハー坊「絶対ホンダを追い越せる!」
恩紗「いやいやそこまでじゃねぇって。」
遂に恩紗が正気を取り戻した。
恩紗「あ・・・私今・・・テンプター、サベージ、ファンファン、そしてGSX750Fカタナ・・・はは・・・だ・・・だせぇ・・・」
涙を流しながら批判する。
ヤマ坊・ハー坊「治った!治ったよー!!」
正気に戻った恩紗に抱き付く。凜と貴明が部屋から出る。凜がライダースーツを着る。
貴明「もうどうでも良いや・・・」
凜「あんた達なんかにスズキの良さが分かってたまるもんですか!」
今回のアイキャッチ「中野千雨&KAZAMI&RX-7X」。
後日の部室。
千雨「バイク。何買えば良いですかね?」
部室内で電気が走った。
千雨「え?私変な事言いました・・・?」
羽音「千雨ちゃん!今のもう1回言って!」
凜「バイクよ羽音!この子バイクは何買うかって言ったのよ!」
亜希菜「千雨ちゃんてバイクで走った事ないの?」
千雨「いえ、バイクなんてサーキット用のNSF100しか知らないのでお勧めがあったら教えて貰おうかと・・・」
羽音「オートバイの事はよく分からないけどホンダで良いんじゃないかな!だってホンダはなんてったってホンダだから!」
貴明・恩紗「何の理由にもなってないな。」
恩紗「よし!私がヤマハのラインナップから千雨にぴったりなマシンを探してやるよ!」
凜「何でヤマハに限定してるのよ。私にだってスズキのおすすめが・・・」
恩紗「どうせカタナ250だろ。」
凜「うっ!?何!?あんただってついこの間までスズキが格好良いって!」
恩紗「げ!?その話はやめろー!」
すると来夢がカッコカワサキ宣言のパネルを千雨に見せる。
恩紗「何にせよバイクは実車を見て決めるのが一番!」
全員ニコイチモーターズへ直行した。
恩紗の父「お!いらっしゃい!」
恩紗「バイク部の新人が免許取ったから連れて来たよー。」
恩紗の父「そりゃあおめでとう!」
恩紗「あのGPレーサー・中野欣也の娘だよ~。太い客になるかもしれんよ?」
貴明「お前買収してる感覚で言うなよ。」
恩紗の父「お〜!そう言や昔中野欣也選手のメカニックを手伝った事あったなぁ。」
千雨「父を知ってるんですか!?」
恩紗の父「いやー彼は凄かったね。とてつもなく速かった。実力があった上にイケメンだったから王子なんて呼ばれて。でも俺達メカニックは黒子なんて呼んでたけどな。」
そんな話をする父親を恩紗が押して行く。
気を取り直してバイクを見る。
千雨「このお店バイクの在庫多いですね・・・」
羽音「恩紗ちゃん。こっちは見ないの?」
貴明「スクーターかぁ。」
恩紗「そっちはバイクじゃなくてスクーター。スクーターはただの移動の手段さ。レーサーの千雨には向かないな。で、私がお勧めするのはこれ!SR400だ!」
貴明「SRかぁ。」
亜希菜「SR格好良い!」
聖「でも何だか何の変哲もないバイクですが・・・」
恩紗「ちっちっち〜。此奴の真価は速さなどではない。此奴のタンクマークを外して此奴を貼り付ければ・・・」
あるタンクマークを貼り付けた。
貴明「BMWかよ!!」
羽音「凄ーい!超高級オートバイだ!」
聖「バイエルンの香りが漂って来ましたわ!」
亜希菜「これで格好良くなったわー!」
恩紗「このバイクの真価は変幻自在のカスタムベースと言う所にあるのだ!更に・・・」
聖「今度はイギリス車ですわね。」
貴明「トライアンフ!」
恩紗「これも!」
羽音「パソコンのウイルス対応ソフト!」
亜希菜「ノートン!」
恩紗「メーカーの枠に囚われない本当に欲しいバイクを作れるのさ!良いだろ千雨?」
千雨(本当に欲しいバイクが偽ブランドなんてしょっぱいですね。)
聖「でもよく考えたら本物の外車を買う方が手っ取り早いですわ。シート高を下げるキットもありますし。」
凜「ちょっと!」
羽音(皆詳しいなぁ。私は全然分からないや。カワサキのオートバイなんて全部緑で同じに見えるし・・・)
するとあるバイクを発見した。
羽音「千雨ちゃん千雨ちゃん!ピンク色のホーネットってオートバイがあったよ!私とおそろの色だからあれにしなよ~!」
その夕方。
恩紗「いや~。千雨のバイク決まって良かったな!」
羽音「本当本当!」
千雨「え?」
貴明「もう?」
恩紗「やっぱSR間違い無かっただろ。」
聖「ちょっとちょっと。」
羽音「恩紗ちゃん違うよ~。」
凜「何勘違いしてんの?」
千雨「いやあの・・・私はどれに決めたとはまだ・・・」
恩紗「千雨は何の疑いようももなく私を選んだ!」
羽音「私とピンクのおそろの色で走るんだって!」
凜「スズキのバイクを選んだ事を認めたくなくてそんな妄想を!」
聖「あなた方がそんなだから千雨ちゃんは私を選んだのですわ!」
千雨「ちょ、何でそんな喧嘩になるんです・・・?」
貴明「千雨ちゃん、あの4人の事は放って置こう?」
亜希菜「多分もう取り返しの付かない出来事になるかもね。」
恩紗「こうなったら・・・力づくで決めるしかないようだな!」
翌日の放課後。
聖・羽音「はっけよ〜い!のこった!」
何故か相撲で勝負する事となった。
千雨(何故相撲・・・?なんなんですかこの流れ・・・全く訳が分かりません・・・そうか・・・先輩達は私の為じゃなく自分の為に戦ってるだけなんだ・・・バイクを買うと言う事はここまで他人を巻き込むものなのか・・・?)
そして遂に決着。
羽音「やったー!バイ鵬・チヂレ富士・金ノ山を破って今場所の優勝は羽桜!ごっつあんです!さぁこれで千雨ちゃんのオートバイは・・・」
しかし千雨と貴明と亜希菜の姿は無かった。
3人は公道を走ってた。千雨は亜希菜の後ろに乗っている。
千雨「あの先輩達は自分の為に戦ってるんだと気付きました。」
亜希菜「やっぱり?私もそう思ってたのよ。何か違和感あるな〜って思ってたから。」
千雨「私、何のバイクを買えば良いんでしょうか・・・」
貴明「千雨ちゃん、焦る必要は無いよ。じっくり探して自分にぴったりのバイクを探せば良いよ。」
その夜の中野家。千雨が溜息していた。
千雨「はぁ・・・」
欽也「どうした千雨?溜息なんて付いて。」
千雨「あ、お父さん。」
そこで父に相談する。
欽也「何?バイクを決めるのは難しいって?」
千雨「こんなにもバイク購入で周りが盛り上がるなんて知らなかった・・・誰のお勧めを選んでもしこりが残りそうで・・・」
欽也「千雨。お父さんが現役レーサー時代何て呼ばれてたか知ってるね?」
千雨「黒子・・・」
欽也「そう!王子だ!お父さんはライバルの誰より速くて格好良かったからそう呼ばれたのも無理はない。しかし真の理由は違う。真の理由は、お父さんが本当に王家の血筋を引く者だったからだ。そして王家の血筋の証となるがこの黒子なんだ。お父さんはこの黒子をお爺ちゃんから受け継いだ。」
千雨「お父さん・・・大丈夫?」
欽也「そして今お前に受け継ごう。これでお前は中野王家の姫。姫が選んだバイクに誰が文句を付けられようか。」
その光景をアキナはこっそり見ていた。
そして翌日。
恩紗「いやぁ〜やっぱりさ、人のマシンを相撲で決めちゃ駄目だよな。」
羽音「由女にも怒られちゃった。人の買い物を勝手に仕切っちゃ駄目だって。」
凜「私は無理に勧めてないわよ。」
恩紗「決めた!千雨がどんなバイクを選んでも文句を言わない事にする。皆も褒めてやろうよ!」
聖「それが良いですわね。」
貴明(だったら最初からそうしろよ。相撲勝負が無駄になっただけじゃねえか。)
亜希菜「千雨ちゃん今も悩んでるかな〜?」
千雨「先輩。おはようございます。」
そこになんと千雨があるバイクに乗って来た。
恩紗「ホンダPCX!?」
それはHONDAのPCX150だった。
貴明「PCX150!扱いやすいビッグスクーターじゃん!」
恩紗「え〜!?そりゃないだろそれだけは~!」
千雨「親のなんですけどね。150ccなんで先輩達に付いて行けますよ。偉大なレーサー、ウェイン・レイニー曰く「バイクは公道で走る物じゃない」。」
亜希菜「あれ名言だったわね〜!」
青信号になると、千雨が一気に加速した。
千雨「スクーターはバイクじゃないので公道走っても良いですよね!」
こうして千雨のバイクはPCX150に決まったのだった。
「END」
キャスト
佐倉羽音:上田麗奈
遊佐貴明:内田雄馬
遊佐亜希菜:内田真礼
鈴乃木凜:東山奈央
天野恩紗:内山夕実
三ノ輪聖:山口立花子
中野千雨:木戸衣吹
早川:石塚運昇
恩紗の父:岩田光央
中野欽也:諏訪部順一
猿山先生:荒浪和沙
ヤマ坊:丸塚香奈
ハー坊:上原あかり
自転車100万:岩瀬周平
自転車15万:大谷幸司
自転車12万:柳繁之
車掌:小島直起
女生徒:田中音緒
医者:櫻井慎二朗
羽音「次回!ばくおん!!」
貴明「最終回!」
全員「もしものせかい!!」
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