ばくおん!!!   作:naogran

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自動車教習所。教習用のスーフォアが走行していた。停止してウィンカーを点ける。

???「左確認。右確認。」

左右確認して左折し、コーンの間を走る。1本橋を走る。



信号が赤になった。

???「信号赤。停止線30Cm手前に停車。」

信号が青に変わり、走行する。




学校から羽音達が見ていた。




聖「右確認。後方確認。」

教習を受けてるのは聖だった。

聖「中央に寄って右折。」

全てを終えて教官の元へ。

聖「ギアニュートラル。ウィンカーOFF。キーOFF。後方確認して、降車。サイドスタンドよし。ハンドルを左へいっぱいに。」

全てをやって、両手を左右に広げた。




恩紗「あのポーズは減点だな。」

貴明「あれやる必要あんのか?」




そして結果が来た。

全員「三ノ輪聖!普通自動二輪免許合格!!」

遂に聖が普通二輪免許を取得したのだった。


OVA2「めいど!!」

後日の丘乃上女子高等学校。バイク部の部員達が部室に集合した。

 

恩紗「おはよう。」

 

千雨「おはようございます。」

 

凛「おはよう。」

 

貴明「おはようさん。」

 

亜希菜「おはよー!」

 

スーパーカブに乗った聖も到着した。

 

聖「おはようございますわー!」

 

恩紗「おはよう。」

 

千雨「おはようございます。」

 

凛「おはよう。」

 

羽音「おはよう聖ちゃん!」

 

貴明「よう聖。元気満々だな。」

 

羽音「今日から普通二輪ライダーにレベルアップだね!」

 

聖「今日が何時もと違うのが分かりましてね!」

 

羽音「ん?」

 

恩紗「ん?」

 

千雨「ん?」

 

凛「何?」

 

貴明「どう言う意味だ?」

 

スーパーカブの補助輪が無かった。

 

貴明「補助輪が消えてる!」

 

羽音「おお!遂に補助輪卒業したんだね!」

 

 

 

 

部室。

 

羽音「立ち退けはしたくないよね〜。」

 

恩紗「ドゥカティには、バイクが自分でサイドスタンドを外して自殺するシステムが付いてるらしいぞ。」

 

千雨「レーサーなんて最初からサイドスタンドなんて付いてませんけど。」

 

亜希菜「そうだよね。」

 

凛「免許取ったら気を付けなきゃね。」

 

貴明「まあ何より大事なのは安全第一。下手して事故とか起こさないようにするのと、事故に巻き込まれないようにする事だな。」

 

恩紗「聖は今まで補助輪に慣れてたから、特にこれからサイドスタンド出し忘れの立ち退けは要注意だな。」

 

羽音「そうだよね〜。」

 

亜希菜「そこがちょっと不安だね。」

 

そこに聖が入って来た。

 

聖「まあ。信用ありませんのね?私には、国家が認めた普通バイク乗りなんですのよ!」

 

自分の免許証を見せた。種類には原付と普通二が記入されている。

 

恩紗「分かった分かった。」

 

貴明「いちいち免許証見せなくても良いぞ。」

 

羽音「それにしてもさ、聖ちゃんが免許取れたのって、早川さんの力も大きかったのよね?」

 

聖「ん?そりゃ・・・早川には、屋敷の裏に模擬コースを作った時の観衆をしてもらったり、1日3時間も予習を手伝ってもらったりはしましたけど・・・」

 

恩紗「まあ最後は聖の頑張りだもんな。」

 

貴明「そうそう。最後は自分の力で免許取れたもんな。偉大な成果だ。」

 

凛「まあそう言う事かな。」

 

羽音「そうだね!やっぱり聖ちゃんが頑張ったもんね!」

 

聖「そ、そうですわ。」

 

するとバイクの駆動音が聞こえた。

 

凛「あの音・・・」

 

亜希菜「聞いた事がある駆動音・・・」

 

千雨「あれは早川さんのサイドカーの音です。」

 

貴明「よく分かるね千雨ちゃん。」

 

千雨「因みにシート高は770mm。」

 

亜希菜「そこまで?」

 

 

 

 

イモラレプリカが部室前に着いた。

 

聖「早川?」

 

早川「お迎えに上がりました。聖お嬢様。」

 

凛「お迎え?」

 

恩紗「聖、今朝カブで登校して来たよな?」

 

聖「ええ。」

 

貴明「なのに何故お迎え?」

 

早川「お嬢様は、無事普通自動二輪免許も取られて、明日にはお守りになるバイクも届きます。私の役目は終わりました。本日は最後と言う事で、私のサイドカーでお嬢様を送らせていただきたいと思いまして。」

 

全員「おおー!」

 

聖「そ、そう・・・じゃあそうするわ。私、荷物を取って来ます!」

 

荷物を取りに部室へ向かった。

 

羽音「そう言えば、早川さんは今の聖ちゃんみたいにオートバイ初心者だった頃があったんだよね〜?」

 

貴明「そうなのか?」

 

早川「はっはっはっは。もう随分昔です。先の戦争の後のシベリア抑留の間にバイクに乗る機会がありまして。」

 

貴明「またシベリア抑留?」

 

恩紗「先の戦争って言うと、H(ホンダ)Y(ヤマハ)戦争って事?」

 

早川「T・H・Y。太平洋戦争の方ですな。」

 

貴明「太平洋戦争ってマジかよ・・・ってかH(ホンダ)Y(ヤマハ)戦争って何だ?」

 

早川「当時の写真、持ってますよ。ほら。」

 

モノクロ写真を見せた。1人の少年とメイド服を来た少女が写っていた。

 

貴明「これ幾つの頃ですか?」

 

早川「12歳の頃でしたか。」

 

恩紗「へぇ〜!面影あるな!」

 

羽音「可愛い!」

 

亜希菜「早川さんクール!」

 

凛「お年寄りにも少年時代があったなんて、不思議な感じよね。」

 

羽音「早川さん、この一緒に写ってる子は?」

 

早川「ああ、その子・・・さて、誰でしたっけな・・・」

 

聖「早川は、この話になると何も教えてくれないんですの。」

 

恩紗「うわ、怪しいな。」

 

亜希菜「出たよ秘密。」

 

羽音「ずっと独身なのも、その子の事も関係あるんじゃ・・・」

 

千雨「ありえますね。」

 

貴明「まあ、羽音の言葉に一理あるな。」

 

早川「では聖お嬢様。参りましょう。」

 

聖「ええ。」

 

イモラレプリカに乗った。

 

聖「では皆さん!ごきげんよう!!」

 

帰って行った。

 

羽音「聖ちゃんと早川さんって仲良いよね。」

 

恩紗「まっ、執事とお嬢様だからな。」

 

凛「お爺ちゃんと孫って感じかな。」

 

千雨「聖先輩が乗って来たツノカブはどうするんでしょうか?」

 

 

 

 

”バラバラバラバラ”

 

 

 

 

亜希菜「あ、ヘリコプター来た。」

 

貴明「早川さん、抜かり無いくらい手際良いな。」

 

三ノ輪家のヘリコプターが聖が乗ったカブを運んで帰って行った。

 

 

 

 

 

 

夕方。聖と早川が乗ってるイモラレプリカが海沿いの道路を走っていた。

 

早川「お嬢様がバイクで何処へでも行けるようになったら、私は開いた時間で何を致しますか・・・将来は女性にライディングテクニックを教える講座でもやりますかな。」

 

聖「将来って、早川、早くやらないとバイクに乗る体力が無くなりますわよ?」

 

早川「バイクは良い物です。乗っている時は自分の歳を忘れる。この風・・・この緊張感・・・バイクと言う物は、本当に若返りますな・・・」

 

すると早川が涙を流した。

 

聖「そう言えば、皆の前じゃ言えませんでしたけど、免許が取れたのは早川のお陰ですわ。その・・・ありがとうですわ。早川。・・・早川?え!?」

 

何かを見て驚愕した。

 

 

 

 

 

 

メイド「おっと。うっかり将来の事を考え込んでしまいましたわ。何ですか?お嬢様。」

 

 

 

 

 

 

早川があの写真に写ってるメイドの少女になっていた。

 

聖「は・・・早川!?」

 

メイド「何か私の顔に付いてますか?」

 

聖「いえ、付いてるとかじゃなくて・・・丸で別人ですわ・・・!!」

 

メイド「ん?」

 

ミラーを見て自分の顔を確認すると。

 

メイド「ありゃ!バイクに乗ったら本当に若返っちゃいました!」

 

聖「若返ったって・・・昔の写真と全然違う・・・あああああ!!じゃああの写真は・・・左の方が早川!?」

 

何と写真に写ってるメイドの少女が早川だったのだ。

 

早川「あれ?言ってませんでしたっけ?当時の三ノ輪家は女系家族でして、こっちの格好の方が都合が良くて。」

 

早川「いや、疑問はそこではなくて・・・百歩譲って、超常的な力で若返ったとしても・・・何故服まで変わりますの!?もう私には何が何だか!!」

 

早川「神様も、粋な計らいをするものですな!」

 

 

 

 

 

 

若年期。メイド服の早川と1人の少年が立ってる。

 

当主『2人共近付いて?ほら、もっともっと。』

 

2人が寄り添う。

 

当主『じゃ、撮りますよ。3、2、1。』

 

少年は我慢出来ずに少し離れた。それと同時に写真が撮れた。

 

 

 

 

 

 

数日後。羽音達が海沿いの道路を走行していた。

 

羽音「聖ちゃんの家、どんなかなー?」

 

亜希菜「楽しみだねー。」

 

凛「どうせ凄い豪邸に決まってるわ。」

 

恩紗「選ばれた奴と庶民の差を見せ付けられに行くなんて、私達も余程暇だよな〜。」

 

貴明「俺達は暇人かよ。」

 

千雨「彼処入るみたいです。」

 

門を通って敷地内に入る。

 

 

 

 

木々が長い道路。

 

羽音「わあ!凄ーい!」

 

横に別邸があった。

 

恩紗「これが聖が通学路の為だけに造った別邸って・・・」

 

貴明「予算高そうだな・・・」

 

凛「本宅はどんななのよ・・・」

 

 

 

 

本宅に到着。聖と若返った早川が待っていた。

 

聖「いらっしゃい!お待ちしておりました!」

 

 

 

 

屋敷に入ってお茶をいただく。

 

聖「その、皆さん紹介致しますわ。メイドの早川ヒカル、あっ、えっと・・・光ですわ!」

 

恩紗「え?その子早川さんと関係のある人?」

 

光「いやぁ、関係も何も、昨日ですねバイクを・・・」

 

聖「じ、実は!早川の隠し子ですの!」

 

光「お、お嬢様?」

 

聖「正確に言えば、隠し子の娘と言う事ですわ!」

 

羽音「ああ!何処かで見た事ある子だと思ったけど、もしかして、昨日見せてもらったあの写真の子だ!」

 

亜希菜「あ!本当だ!あの写真の子だ!」

 

凛「隔世遺伝って奴?」

 

羽音「でも光ちゃん可愛い!」

 

恩紗「光ちゃんもバイク乗るの?」

 

光「ええ。もう10台以上乗り継いでるかな?」

 

羽音「ええ!?凄い!!それで、今は何に乗ってるの?」

 

亜希菜「早川さんと同じあのイモラレプリカ?」

 

光「ああ、750のSSの・・・」

 

聖「ああ!早川もああ見えて、彼では何をやってたかは分かったもんじゃないですわ!早川にも困ったもんですわね!」

 

貴明(だが肝心の早川さんが居ない・・・まさか。)

 

恩紗「ま、早川さんにも事情があったんだろうさ。」

 

すると光は、コーヒー豆が入ったガラスのポッドに高い位置からお湯を注いだ。

 

亜希菜「光ちゃん凄い!」

 

凛「聖の新しいバイク見せてよ!」

 

恩紗「おお!その為に来たんだからな!」

 

聖「じゃあ皆さん、外で待っていて下さいましね!」

 

羽音達が立ち上がった瞬間、光が2つ目のケーキを差し出した。

 

恩紗「2つ目のケーキを食べてでも遅くはないか。」

 

千雨「聖先輩のバイクを・・・」

 

羽音「どんなオートバイかな?」

 

凛「パニガーレの特注。400ccだそうよ?」

 

羽音「パニガーレ?」

 

亜希菜「あのパニガーレ!?」

 

光「そうだ羽音さん!少しバイクのテクニックを教えて差し上げましょうか?」

 

羽音「え?でも聖ちゃんがオートバイ持って来るから・・・」

 

光「いや何、全然時間は掛からないですよ。」

 

羽音「じゃあお願いしまーす!」

 

亜希菜「ん?どうしたの貴明?」

 

貴明「・・・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

外に出て、まずはフルロックターン。

 

光「ハンドルを目一杯切って、ターンする方向を向く。フロントブレーキは使わない。スピードはリアブレーキで調節。アクセルは一定。」

 

フルロックターンで走れた。

 

羽音「わぁ〜!出来てる〜!」

 

 

 

次はウィリー。恩紗のセローに乗る。

 

光「フロントサスの沈み込ませと、アクセルのタイミング、体重移動と抜重が加われば!ほら!」

 

ウィリーが出来た。

 

恩紗「おお!」

 

 

 

 

その後。

 

恩紗「明日から信号発進は全部ウィリーにしなきゃ。」

 

羽音「教えるの上手〜。」

 

光「ふふ。」

 

亜希菜「ウィリーは危ないからダメだよ?」

 

貴明「・・・・・・」

 

羽音「ここに居る皆の中で、光ちゃんがオートバイの運転一番上手いんじゃないかな?」

 

すると来夢先輩の中の何かが目覚めて、光を睨む。光も来夢先輩を睨む。そして睨み合いながら円のように歩く。

 

光「ワン!ワンワン!」

 

来夢先輩は両腕をクロスした。

 

 

 

 

羽音「2人共、何をやってるのかな?」

 

亜希菜「何で犬なの光ちゃん?」

 

恩紗「きっとあれは、バイクの腕がどっちが上か威嚇し合ってるんだ。」

 

凛「訳分かんないわ・・・」

 

千雨「全く・・・」

 

亜希菜「私も分からない・・・(貴明どうしたんだろう?何時ものツッコミはどうしたんだろう?)」

 

貴明はまだ何かを考えてる。

 

 

 

 

そして、光と来夢先輩が握手した。

 

 

 

 

恩紗「凄い凄い!来夢先輩が光ちゃんのバイクの腕前を認めたよ!此奴は本物だ!」

 

亜希菜「また新たな友情が誕生したね!」

 

凛「よく居るのよね。場の中心に居なきゃ気が済まない奴。こう言う子嫌いだわ。」

 

すると光が凛のKATANAに手を触れた。

 

凛「ん?ちょっと!何してんのよ!人のバイクを勝手に触るんじゃないわよ!汚れるでしょ!?」

 

 

 

 

 

 

光「良いですよね。SUZUKI。」

 

 

 

 

 

 

この言葉を受けた凛の胸に矢が刺さった。

 

 

 

 

聖「じゃじゃーん!皆さんお待ちかね!これが私のバイク!世界で唯一の399パニガーレですわ!私の・・・ん?」

 

パニガーレSを持って来たが。

 

 

 

 

羽音「光ちゃん!餡蜜奢る奢る!」

 

千雨「光さん!白玉善哉ご一緒しませんか!?」

 

恩紗「バカ!光ちゃんは私とフルーツ蜜豆を食べるんだ!」

 

凛「ちょっと!私とプリンアラモードの方が先よ!」

 

亜希菜「私と一緒にクレープ食べたいよー!」

 

貴明「・・・・・・」

 

皆は光に夢中だった。光は聖に向かって軽く笑った。

 

聖「むっ!さぁ、早速初乗りですわ!きっと注目の的ですわね!試乗したい人!この指止ーまれ!」

 

だが誰も居なかった。

 

光「では皆様、そろそろお嬢様のバイクの紹介でも・・・え?」

 

 

 

 

さっきまで居た聖とパニガーレSが一瞬にして姿を消した。

 

 

 

 

羽音「聖ちゃん、まだ戻って来てないみたいよ?」

 

恩紗「少し遅過ぎないか?」

 

 

 

 

一方聖は、海沿いの道路を走行していた。

 

聖「私には、早川なんて必要無いんですわ!バイクさえあれば、誰の助けも借りずに何処へだって行けます!!」

 

さっきの事で怒りがいっぱいだった。

 

 

 

 

その頃羽音達。

 

光「ん?」

 

ずっと黙ってる貴明に目を向けた光。

 

貴明「・・・・・」

 

光「皆さん、少々彼と話をして来ますね。」

 

貴明と一緒に壁の方へ行った。

 

羽音「ん?」

 

 

 

 

壁の所。

 

光「先程から黙り込んでどうなされたのですか?」

 

貴明「・・・君、早川さんだよね?」

 

何と彼は、光が早川だと言う事に気付いていた。

 

光「おやおや、何時から知っていたのですか?」

 

貴明「あの写真に違和感があったんだよ。写真に写ってる少年が、今まで見た早川さんと何の面影が無かったんだよ。そして初めて君を見た時、早川さんと同じ雰囲気が出てたんだ。」

 

光「まさかあなたが私の正体を知ってるとは驚きですね。」

 

貴明「今まで黙ってたのは、光ちゃんの事を考えてたんだよ。光ちゃんが早川さんじゃないかって。ようやく疑問が晴れた。君の正体がバレるまで秘密にしておく。」

 

光「分かりました。では向こうへ戻りましょう。」

 

貴明「ああ。」

 

 

 

 

 

 

その頃聖は、途中の休憩所に停車した。

 

聖「ふぅ・・・大分走りましたわ。」

 

降りようとした時、スタンドを出してなかった為横に倒れてしまった。

 

聖「きゃあああ!!」

 

 

 

 

 

 

その頃来夢先輩は、何かを感じて、すぐにZX-12Rに乗って何処かへ向かった。

 

千雨「来夢先輩、急に走り出したけど、どうしたんでしょうかね?」

 

恩紗「何か用事があったのを思い出したんじゃ?」

 

羽音「そんな急な用事?」

 

凛「急と言うか、大切な?」

 

貴明「大切な?」

 

亜希菜「何だろう?」

 

光「はっ!!」

 

何かに気付いた光が、イモラレプリカに乗って何処かへ向かった。

 

光(私が、出遅れるなんて!!)

 

 

 

 

一方来夢先輩は、敷地内から出て海沿いの道路を全速力で走行してる。その後ろからイモラレプリカになった光が追い付いた。光は来夢先輩を追い越した。

 

光(もっと早く!!)

 

イジェクトのスイッチを押すと、サイドカーがパージされた。

 

光(すぐムキになって、すぐ意地張って・・・挙句は目の前に大事な物を失う・・・そんな所まで、若返らなくて良いんだよ!!)

 

 

 

 

 

 

一方聖は、パニガーレSを起こすのに必死だった。

 

聖「ダメ!持ち上がりませんわ・・・教習所では引き起こし出来ましたのに・・・」

 

そこに誰かが来た。

 

???「どうしました?」

 

聖「バイクが倒れてしまって・・・え!?」

 

彼女の目に映ったのは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

元に戻った早川だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

聖「早川・・・元の早川ですわ・・・」

 

早川「お嬢様。バイクを起こすをお手伝い致しましょうか?」

 

聖「教習所で、何度起こしたと思ってるんですの!?これくらい自分で出来ますわ!早川はそこで見てらっしゃい!」

 

再びパニガーレSを起こそうとしたが、重過ぎて起こせない。

 

聖「でも・・・何で戻りましたの・・・?若いままでだって居られたのに・・・」

 

早川「バイクにも人生にもバックはございませんので。」

 

 

 

 

しばらくして羽音達が来た。

 

聖「これは皆さん!」

 

恩紗「あれ?光ちゃんは?」

 

聖「光には、急な用を言い付けましたの。」

 

凛「でもこのドゥカティ、光ちゃんが乗って出た・・・」

 

千雨「このバイクには側車が付いてません。」

 

亜希菜「何で無いの?」

 

早川「はい。」

 

貴明(早川さん、元に戻ったんですね。)

 

早川(ええ。)

 

恩紗「でも聖、新しいバイクを見せてくれるって言っておいて、勝手に1人でテストライディングかよ。」

 

羽音「ああ!これか!これが聖ちゃんの初めてのオートバイ!こんなの初めて見たー!何て言うバイクなの?」

 

聖「そのバイクは・・・世界で唯一の399パニガーレですわ!」

 

貴明「いや待てよ?・・・これ1199・パニガーレSじゃねえか!!」

 

亜希菜「ええ!?大型!?」

 

貴明「だけど399ccのエンジンに換装してる・・・此奴は凄えぞ!」

 

 

 

 

 

 

翌日の学校。部室前に399・パニガーレSが到着した。

 

聖「どうです皆さん!もうすっかり補助輪から卒業ですわ!」

 

恩紗「我が国の免許制度は素晴らしいもんだな!」

 

貴明「同感だな恩紗。」

 

凛「これも努力の賜物よね。」

 

恩紗「まっ、これで早川さんも安心して聖を送り出す事が・・・」

 

羽音「あ!」

 

凛「あ!」

 

千雨「ありゃ。」

 

恩紗「あ!」

 

亜希菜「え!?」

 

貴明「あれま。」

 

 

 

 

 

 

補助輪が付いていた。その補助輪はマフラーに自動収納された。

 

 

 

 

 

 

恩紗「早川さん・・・聖の事信用してないな・・・?」

 

早川「してますとも。お嬢様の事全て存じてますので。」

 

貴明「ああ、当分補助輪とお供しなきゃならねえのか・・・聖。」

 

「END」




         キャスト

      佐倉羽音:上田麗奈

      遊佐貴明:内田雄馬

     遊佐亜希菜:内田真礼

      鈴乃木凜:東山奈央
      天野恩紗:内山夕実
      三ノ輪聖:山口立花子

       早川光:上坂すみれ
        早川:石塚運昇
    三ノ輪家当主:篠原恵美
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