羽音「佐倉羽音。一本橋、行きまーす!」
今回は一本橋。
バイ太『羽音ちゃん。一本橋の注意点は覚えてる?』
羽音「えと、リアブレーキと半クラッチと・・・何だっけ?」
バイ太『ニーグリップと視線よ。下を向いちゃ駄目。遠くを見るの。遠くを。』
そして遠くを見ながら慎重に走る。
これは凜の過去。父親と動物園に来た凜はキリンを見てはしゃいでる。
凜「見て見てパパ!キリンさんだよ!凄〜い!首長いね〜!」
凜のパパ「凜はキリンさんが好きなのかい?」
凜「うん!ねえパパ!キリンさんはどんな声で鳴くの?」
凜のパパ「あはは!キリンさんは滅多な事では鳴かないんだ。」
凜「どうして?」
凜のパパ「キリンさんはね、とっても我慢強いんだ。なぁ凜、気付いてるかい?お前の中にもキリンさんがいるんだよ。鈴乃木凜。鈴のキリン、だろ。」
凜「本当だ!!」
凜のパパ「だからお前もキリンさんみたいに強くなるんだよ。ちょっとやそっとじゃ泣かない強い子に。」
凜「うん!」
その帰り道。GSX400S KATANAに乗って帰る。
凜のパパ「お父さんな、また大型二輪の一発試験落ちたんだ。」
凜「難しいんだね。」
凜のパパ「中には教習所にお金を払って免許を買ってる軟弱物もいるけど、あんなものは本物の大型免許じゃない。お父さん本物の免許で本物のバイク、本物のカタナに乗りたいんだ。こんな400ccの偽物じゃなくてな。今度ヨシムラという会社がチューンした究極のカタナ、1135Rが発売されるんだ!」
凜「じゃあ、早く大型免許取って買わなきゃね!」
凜のパパ「所だが、そのバイクを買うためには作文が必要なんだ。」
凜「作文?」
凜のパパ「そう。その作文に綴られたカタナに対する思いが認められた人しか1135R買えないんだよ。」
凜「パパ、無理する事ないよ。」
凜のパパ「え?」
凜「私このカタナ好きだよ。格好良いしパパと旅行出来るし。偽物だって良いの。凜にはこのバイクが一番だよ。」
凜のパパ「凜・・・!」
凜「カタナの歌だって歌っちゃう。カタナカタナカタナ~♪」
凜のパパ「おいおい!そんなに揺らすと・・・な!?」
体を揺らしながら歌う。すると目の前に猫が飛び出して急ブレーキを掛けた。そして2人は転んでしまった。
凜「パパ・・・?」
何とか凜は無事だったが、凜のパパは倒れて反応も無かった。
その後凜のパパは病院に搬送された。病室で凜のパパの体は包帯が巻かれて、凜が泣きじゃくってた。
凜のパパ『凛・・・父さんはもうダメだ・・・大型二輪は素直に教習所で買っておけば良かった・・・」
凜「パパ!しっかりして!!」
凜のパパ「一度でいいからヨシムラ135Rに乗ってみたかった・・・」
凜「待っててパパ!私が乗せてあげるよ!私がカタナの作文を書いて必ずパパをヨシムラカタナに乗せてあげる!」
そして凜は、自分の部屋で作文を一生懸命書き続ける。
凜「私はカタナが大好きです。宇宙一格好良いバイクだと思います。カタナを作ったスズキも大好きです・・・この世のバイクが全部スズキだったら良いなと思います・・・私も16歳になったらバイクの免許を取ってカタナに乗りたいです・・・そして一生カタナに乗り続けます!」
自分の父の為に凜が奔走する。
そして作文を書き終えて、パパの居る病室に入った。
凜「パパ!出来たよ作文!」
しかし病室にはパパは居なかった。
凜「パパ・・・?キリンさんは泣かない・・・」
そして現代に戻り、凜がレーシングスーツを着用する。口に咥えてるのは免許証だった。遂に念願の免許を取得出来たのだった。
凜「初登校だね。パパのカタナ。」
そこにヨシムラカタナ1135Rに乗った人物が来た。
凜のパパ「凜。何でそんな偽物引っ張り出してんだ?」
凜「パパ!」
その人物は凜のパパだった。あの時は病室から消えたが、現在は完全にピンピンしている。
凜のパパ「カタナと言えば大型だろ。特にこのヨシムラカタナ1135Rなんて最高だぞ!」
凜「誰のお陰でそのバイク買えたと思ってんのよ!このバカ親ー!」
実は、凜が書いたあの作文のお陰でヨシムラカタナ1135Rが買えたのだった。
そしてその頃丘乃上女子高等学校では。
恩紗「鈴乃木がバイクの免許取った?」
貴明「ああ。昨日凜からメールが来てな。」
羽音「うん。凄く喜んでたよ。今日からオートバイで来るって言ってた。」
恩紗「そっか〜。彼奴のバイクが分かれば舌先三寸でバイク部に入れる事も出来るかもしれんが。私鈴乃木に嫌われてんだよな~。スズキ差別主義者として。」
羽音「だって恩紗ちゃんの話が難しくてこんがらがっちゃったんだよ~・・・」
貴明「それに凜に嫌われてるのはお前がスズキを差別するからだろ。」
凜「おはよー。」
そこに凜が登校した。
羽音「凜ちゃん!おはよー!」
凜「おはよう。」
貴明「おっすー凜!免許取得おめでとう!」
凜「ありがとう。」
恩紗「・・・ちょっと行って来る。」
凜と話しに行く。
恩紗「お・・・おめでとう鈴乃木。免許取ったんだって?これからはライダー仲間だな。凛って呼んで良いかい?」
凜「良いよ。私もあなたの事モジャって呼ぶね。」
ドス黒いオーラが現れた。恩紗はカクカクしながら戻って来た。
羽音「どうだった?」
貴明「どうした恩紗?カクカクしてるぞ?」
恩紗「良いか!彼奴のバイクは褒めろ!嘘でも良いから褒めろ!例えそれがアニメステッカーバリバリの痛スクーターでもだ!さもなきゃ殺される!」
貴明「痛スクーターもかよ・・・」
羽音「え〜何で〜?」
恩紗「さもなきゃ殺される!!」
凜(ふん!スズキを差別するファシストめ!)
そして放課後。
凜「羽音。私のバイク見ない?」
羽音「今日日直だから終わってからで良い?」
貴明「俺も見たいな。凜の自慢のバイクを。」
黒板消しを外に向けてパンパンする羽音。
羽音「ねぇ凜ちゃん。」
凜「何?」
羽音「凛ちゃん恩紗ちゃんの事誤解してるんじゃないかな?」
凜「どう言う事よ?」
羽音「恩紗ちゃんは良い子だよ。オートバイ乗りの凛ちゃんと仲良くしたがってるだけだよ。」
貴明「確かにそうかもな。人は誰だって誤解する事はあるし。話を聞けば誤解が解けるんじゃないのか?」
その後3人でバイク部の部室へ向かう。
羽音「凜ちゃんのオートバイって、宇宙一格好良いんだよね〜?楽しみだな〜!」
すると凜が前を見て止まった。
羽音「どうしたの凜ちゃん?」
凜「しっ!」
羽音「うわ!」
貴明「のわ!?」
すぐに羽音と貴明と一緒に隠れる。恩紗と来夢と亜希菜がGSX400S KATANAを見ていた。
恩紗「にしても、まさか凜のマシンが、400カタナとは・・・悔しいがこれはやられたぜ。」
亜希菜「私もやられたわ。」
来夢も頷く。
恩紗「全てのライダーの憧れのバイクじゃないか。名車・初代1400カタナを忠実に再現したスタイル。性能重視で積まれた水冷エンジン。カタナの兄弟で最も遅く発売されたが故の完成度。もはや400カタナこそが真のカタナと言っても過言ではない!」
嬉しくなった凜が出て来た。
凜(モジャ・・・私あんたを誤解してたよ・・・あんた・・・あんたって人は・・・)
恩紗「な~んて。今のどう?完璧?」
亜希菜「えっと・・・」
来夢は頷く。さっきの台詞は恩紗の練習だった。
恩紗「練習しとかないと褒め言葉がスラスラ出て来ないからな~。来夢先輩ならなんて言う?」
紙に「まさに・・・スズキ」と書いて見せた。
恩紗「それ褒めてないよ~!いや~400カタナは褒める所がなくて苦労するわ。1100カタナと見間違われるのが唯一の長所なんて可哀想としか言えねぇ!」
亜希菜「あの恩紗ちゃん、後ろ見て後ろ。」
恩紗「何?は!」
凜が魔王のオーラを醸し出してた。
恩紗「ま・・・待て凛!話せば分かる!」
そして凜はGSX400S KATANAに乗ってエンジンを掛ける。
凜「このカタナが最初に吸う血は・・・モジャ。お前の血だ!」
後ろに般若の幻影が見えた。
羽音「このオートバイ格好良いね!」
貴明「GSX400S KATANAかぁ。カッケーなー!」
凜「っ!羽音・・・貴明・・・今何て?」
羽音「このオートバイ格好良いねって言ったの!」
貴明「GSX400S KATANAカッケーなーって言ったんだ。」
凜「あんなモジャ毛なんか助ける為に嘘なんか付かなくても・・・」
羽音「嘘じゃないよ!凛ちゃんのオートバイ格好良いよ!」
貴明「そうだよ凜!めっちゃカッケーよ!GSX400S KATANAなんて滅多に見ないから、俺感激したぜ!凜!お前は最高だぜ!」
すると褒め言葉を聞いた凜が泣き出した。
羽音「え!?」
貴明「お、おい!?」
凜「キリンさんは・・・泣かない!」
羽音「どうしたの凜ちゃん?お腹痛いの?」
貴明「いや、褒められて泣いてるんだよ。」
羽音が凜を優しく撫でる。
恩紗「・・・彼奴をバイク部に誘うのはやめよう。」
亜希菜「私は良いと思うけどな〜。」
今回のアイキャッチ「鈴乃木凜&GSX-S1000 ABS」。
部室に入った。
凜「でさ、走ってたらヤマハのジョグがバトルを仕掛けてきたの。バカよね~。50ccなんかが私のカタナの相手になるはずないのに。きっと嫉妬してバトルせずにいられなかったんでしょうね~。だって私のカタナは。さんはい!」
羽音「格好良いから~!」
凜「そう!その通り!」
恩紗「凜、バイク部員でもないのにここに入り浸ってるのは羽音にそれを言わせる為か・・・」
凜「別に良いじゃない本当の事なんだから。あんただって珍妙なセリフを羽音に褒めさせてるでしょ。」
恩紗「何を!?珍妙じゃないぞ!私の言葉は全て真実だ!」
凜「どうだか。」
恩紗「じゃあ決着つけるか!?」
亜希菜「あらあら。賑やかになってきたわね〜この先楽しくなりそうだわ〜。」
貴明「逆に思いやられそうになるかもな・・・」
バイク部部室前に1人の女子生徒が立っていた。三ノ輪聖だった。
聖「永遠に生きるが如く夢見よ。今死ぬが如く生きよ。」
部室内では恩紗と凜が喧嘩している。
恩紗「それじゃあ相撲で決着つけるか相撲で!!」
そこにノックの音が入った。羽音がドアを開ける。
羽音「どなた~?」
貴明「何かご用ですか?」
聖「1年B組三ノ輪聖。バイク部に入部したいんですけど。」
部室を見ると、恩紗と凜が指相撲していた。
聖「お取込み中のようですわね。」
貴明「何故指相撲?」
羽音「大丈夫だよ。何時もの事だから。2人共オートバイ好きなのに何故か喧嘩になっちゃうんだよね。」
貴明「考え方が違う理由で喧嘩になってるからな。」
聖「まぁ!喧嘩!それはワルですわね~!」
羽音「ワル?」
貴明「ホンダのワルキューレ?違うか。」
聖「でもバイクに乗るようなワルは皆チキンレースで勝負をつけるものだと思ってましたわ。」
羽音「チキンレースって?」
聖「あら。「理由なき反抗」をご存じありませんの?2台のマシンが崖に向かって走り先にブレーキを掛けた方が負けと言う度胸試しの勝負ですわ。」
羽音「え?大事なオートバイでそんな事するの?」
貴明「命懸けだなおい!下手したら死ぬぞ!」
聖「確かに無意味ですわ。ですが無意味であるが故にその挑戦を受けた者は勇気を認められる。そして2人には友情にも似た感情が芽生えるの。」
羽音「友情・・・友情・・・そっか!それだよ!今の私達に必要なのはそれだよ!」
さっきの事を恩紗と凜に話した。
恩紗・凜「チキンレースだって!?(チキンレースですって!?)」
羽音「うん!やろうよ皆で!」
凜「やーよ。カタナでそんな事・・・」
恩紗「ほう。逃げる気か?」
凜「って人のせいにして逃げ出そうって訳ね!」
恩紗「白黒つけようじゃないか!」
凜「望む所よ!」
貴明「おいお前ら喧嘩は・・・」
そして夕方、チキンレースをする事となった。河川敷に着いた一行が見た物は。
恩紗「何じゃこりゃあああ!!??」
そこにあったのは、ドゥカティ・750SSイモラレプリカだった。サイドカー付き。
羽音「オートバイの横にもう一つ椅子が付いてるよ!」
凛「こう言うのはサイドカーって言うのよ。」
恩紗「よりにもよってドゥカティ・・・それも希少な750SSイモラレプリカ?」
貴明「イモラレプリカ!?1973年に少量生産された激レアじゃねえか!よく手に入ったなこれ・・・」
聖「私まだ免許を持っておりませんの。ですから運転は三ノ輪家四代に渡って仕える早川が致しますわ。」
早川「サイドカーなどシベリア抑留の時以来ですな。」
貴明(シベリア抑留って・・・)
亜希菜「凄く気になります!」
すると早川が来夢を見る。
早川「ほう・・・闘志に燃えた瞳、引き締まった口元。相当な修羅場を潜り抜けて来たと見える。」
貴明「早川さん来夢先輩の素顔見えるんですか!?」
早川「女子高生のお遊びと高を括っておりましたが、これは少々本気を出さねばなりませんな。」
そしてチキンレースが始まった。全員バイクに乗ってエンジンを掛ける。羽音は来夢の後ろに乗る。
羽音「よーい、どーん!」
合図と共に全員が走り出した。
恩紗「エンジンが燃え尽きるまで行く!」
凜「私のカタナは負けない!」
そして恩紗と凜が同時にブレーキを掛けて停まった。
凜「バイクは大事だもんね~。」
羽音「止まるタイミングまでピッタリ。やっぱりあの2人気が合うんだよ~。先輩もう止めて良いですよ。先輩・・・?」
すると来夢がスピードを上げた。
聖「早川!先にブレーキ踏んじゃダメですよ!」
早川「ええ。この勝負引けません!」
こっちもスピードを上げた。
羽音「いやああああああああ!!!」
そして来夢がブレーキを掛けて停めた。同時に貴明と亜希菜もブレーキを掛けて停めた。しかし早川はブレーキを踏まず、聖と一緒に飛んだ。
亜希菜「飛んだーーー!!!」
そして川に落ちた。
貴明「でも落ちた。」
聖「早川・・・」
早川「はい。聖お嬢様。」
聖「私今凄くワルっぽいわよね!」
早川「仰る通りでございます。」
聖「これがワルなのね・・・最高!」
亜希菜「聖ちゃん!早川さん!大丈夫ですか!?」
貴明「がーーー!!貴重なイモラレプリカがーーー!!」
そして数日後。羽音の教習所でバイ太と会話していた。
バイ太『そう。羽音ちゃんの教習ももう終わりなのね。日が経つのって早いわ〜。この調子なら卒検も難なく終わりそうね。』
羽音「全部バイ太のお陰だよ~。そう言えば前から気になってんだけど、バイ太って女の子みたいな話し方なのに何で名前は男の子なの?」
バイ太『私はね、スーフォアはスーフォアでも教習車仕様なのよ。教習所で出せる速度ははせいぜい時速50キロ。それに合わせて私達教習車は、市販車よりパワーを落とされてるの。特徴であるハイパーVTECも外された。そう、去勢されたのよ!』
羽音「去勢?」
バイ太『元は男だったけど女になっちゃったの!お分かり!?』
羽音「なんとなく!」
恩紗「お〜い!羽音〜!」
羽音「あ!私もう行かなきゃ。」
バイ太「そうね。また会いましょ。」
羽音「うん!卒業検定でも一緒に走ろうね。バイバイ太~。」
バイ太『さよなら。羽音ちゃん。』
羽音がバイ太と別れた後。
整備士A「インジェクション仕様の新しい教習車が来たぞ。」
整備士B「さっそく入れ替え始めるか。」
そして翌日。卒業検定の日が来た。
教官「じゃあ佐倉羽音さん。Aコースで。」
羽音「はい!よ~し!行くよバイ太!あれ?」
しかし、バイ太の反応は無かった。
羽音「あれ・・・このエンジンの色・・・この子バイ太じゃない!」
教官「君新型は初めて?大丈夫。操作は変わらないよ。」
羽音「あ!はい!オートバイさん!今日は宜しくお願いします!」
しかしスーフォアの新型から返事は無かった。
羽音(このオートバイは喋ってくれない!)
教官「じゃあ始めて。」
羽音「あ!はい!」
そして新型に乗る。
羽音「あ!確か最初はミラーを直して、ギアをニュートラルに、エンジン掛けて、ウィンカー出して安全確認、で、ギアを1速に、発進っと!うわ!」
教官「スタンド掛けたままギア入れるとエンジン止まるよ。」
その様子を恩紗達が見守っていた。
恩紗「いきなり減点かよ・・・教習の時と違ってふらふらしてるな。」
凜「何か下見てるし。」
恩紗「あんなんで大丈夫か・・・?」
貴明(まさかバイ太じゃないのか?あのスーフォアは?)
羽音「バイ太は教えてくれたのに・・・あ!ここ曲がる所!」
凜「今度はコース間違い。」
恩紗「間違い自体は減点にならないけどこりゃピンチだな・・・」
亜希菜「羽音ちゃん頑張って・・・!」
羽音「ダメだよ・・・バイ太じゃないとダメなんだよ・・・」
恩紗「今一時停止線踏みそうだったな。」
凜「検定中止にならないのが不思議なぐらいね。」
貴明「本来だとアウトだしな。」
聖「行きますわよ。」
恩紗「行くって?」
凜「何処へ?」
聖「今羽音ちゃんは助けを必要としてますわ。」
凜「そんな大袈裟な。」
恩紗「これが落ちても次挑戦すれば良いんだしさ・・・」
聖「2人共お忘れですか?私達と羽音ちゃんはただのバイク仲間ではないんですのよ。私達はチキンレースで競い合った仲。即ちダチ公ですわ!」
その頃羽音は一本橋に。
羽音「バイ太・・・一本橋は落ちたら一発アウトだっけ・・・他にも何か言ってた気がするけど・・・」
そして一本橋を走る。しかしふらふらしながら走ってる。するとその時。
聖「羽音ちゃん!フレーフレー羽音ちゃん!頑張れ頑張れ羽音ちゃん!!」
恩紗と凜が聖を持ち上げて、聖が羽音を応援する。
羽音「女の子がそんなに足を開いちゃダメだよ~!!足を閉じ・・・あっ・・・あれ。落ちない。」
足を閉じたお陰でバランスが保てた。
恩紗「お!渡り切るぞ!」
聖「ダチ公の応援が効きましたのね!」
貴明「このまま行け!!」
羽音(バイ太。思い出したよ。大事なのはニーグリップと遠くを見る事だったんだね私はもう大丈夫。視線を遠く・・・もっと遠くその視線の先に・・・友達がいるから!)
全てのコースをクリアして結果を待つ。
羽音「ふぇ〜ダメダメだったよ・・・」
教官「それでは結果を発表します。えっと・・・全員合格ですね。」
全員「やった〜!!」
貴明「よっしゃ!!」
遂に羽音の卒業検定が無事合格出来た。
歓喜を聞いたバイ太は。
バイ太『あなたはもう私と喋る必要はなのよ。羽音ちゃん。』
整備士A「何だ?泣いてるのか?」
バイ太『ち・・・違うわよ!お漏らしよお漏らし!』
その証拠にオイルが漏れてる。整備士がバイ太をトラックに乗せる。
バイ太『羽音ちゃんはね!私がバイクDTを捨てさせた1000人目なのよ!』
整備士A「分かった分かった。お前の武勇伝はもう聞き飽きたよ。この売女め。」
「END」
キャスト
佐倉羽音:上田麗奈
遊佐貴明:内田雄馬
遊佐亜希菜:内田真礼
鈴乃木凜:東山奈央
天野恩紗:内山夕実
三ノ輪聖:山口立花子
早川:石塚運昇
凜のパパ:三木眞一郎
バイ太:井上喜久子
教官:杉山洋介
整備士A:大谷幸司
整備士B:野中亮
係員:吉田拓真
凜「次回!ばくおん!!」
全員「でびゅー!!」
感想や評価や誤字脱字など宜しくお願いします。