貴明「ふぁ〜〜・・・・あれ羽音?」
羽音「あ。おはよう貴明君。」
貴明「早いな起きるの。ん?」
すると日が昇って朝が来た。羽音が走って花畑前に止まった。
羽音「1、2、3!ラベンダー!」
それと同時に凜と恩紗も起き上がった。
凜「寒!」
恩紗「夏とは言え北海道の朝は冷え込むな・・・」
凜「いや・・・何処かで誰かが、とてつもなく寒い事を・・・」
そして羽音と貴明が凜と恩紗のテントに入った。
羽音「おはよう!皆起きた?」
貴明「おはようさん。」
恩紗「羽音、貴明、やけに早いな・・・」
羽音「いや~ちょっとお花畑が。」
凜「ああトイレね。」
貴明「ちゃうわ。」
その後全員起きて朝食を食べる。
恩紗「さて食うか。」
凜「キャンプなのに自炊もしないでコンビニ飯ってどうなのよ。」
聖「まぁ!海苔がパリパリ!凄いメカニズムですわ!」
羽音「今日もセイコーマートで買って来たよ。」
恩紗「西遊記の孫悟空がお釈迦様の手の平から逃げられなかったように、北海道に居る限りセイコーマートからは逃げられん。」
そして恩紗は想像をする。
恩紗「こんな感じかな〜?」
凜「何これ!?」
聖「ワルですわ〜!」
羽音「恩紗ちゃんこれ露出多いよ・・・」
恩紗が孫悟空、凜が沙悟浄、聖が三蔵法師、羽音が猪八戒、そして来夢は何故か牛魔王になってた。
貴明「何で牛魔王が仲間になってんだ?」
亜希菜「可愛いかも!私だったら誰になるのかな〜?」
貴明「多分俺と姉ちゃんは金角と銀角だな。」
恩紗「まあ、ある意味最も北海道らしい食べ物だな~。」
羽音「そう言えばさ、北海道の車ってスピード速いよね~。びっくりしちゃった。」
恩紗「ああ。皆本土の1.25倍ぐらい出すよな。」
聖「北海道の警察はヘリで追っ掛けて来るらしいですわよ。」
凜「まさか!」
貴明「そりゃあ北海道は広いからな。」
聖「スピードと言えば、ワルの皆さんはどれ程のスピードを出した事が?」
亜希菜「私達ワルになっちゃったの?」
羽音「加速するのって気持ち良いよね~。この間高速道路で遂に前人未到の100kmに到達したよ~!」
聖「まぁ可愛い!」
羽音「恩紗ちゃんは?」
恩紗「全く・・・最高速自慢なんてガキじゃあるまいし。でもまぁそうだな・・・スピードメーターを振り切った事なら。セローのメーターは140まで刻んである。」
羽音「140!?凄〜い!」
貴明「刻み過ぎだろ。」
凜(それってメーターが壊れてるだけでしょ。こんなの嘘でも何でも言ったもん勝ちじゃない。)
恩紗「凜はどうだ?何km出した?」
凜「えと・・・200km・・・かな。」
貴明(あ、嘘発見。)
羽音「え?そんなの無理だよ。」
恩紗「興冷めする奴だな。」
聖「嘘と決まった訳では。十勝にある三ノ輪自動車のテストコースで実際に出せるかどうか確かめて・・・」
凜「100kmよ100km!普通の安全運転よ!」
亜希菜(凜ちゃん、100kmは安全運転じゃないよ?)
凜「見なさい!この交通安全のお守りの数を!」
大量のお守りを見せる。
恩紗「うわぁキモい・・・」
貴明「蓮コラだったら地獄だな・・・」
羽音「じゃあ貴明君と亜希菜先輩は?」
貴明「俺の最高は・・・120kmだな。」
亜希菜「私は130km出せたよ。」
早川「女子高生の速度自慢は微笑ましいものですなぁ。我々200kmクラブにとっては・・・」
来夢が紙に書いた言葉を早川に見せた。
早川「バイクはコーナリングが命!」
羽音「お守りで思い出した~。はいこれ凛ちゃんにあげる。」
テントからスズキ乗りの聖杯を凜にあげた。
凜「何で羽音がスズキ乗りの聖杯なんて持ってるの?」
羽音「青森で助けた人に貰ったんだ~。」
凜「でも私もう持って・・・これオリジナル版だわ!復刻版じゃな~い!貰う貰う!やった~!」
羽音「それをくれた人がね。「それは不死の杯だ」って。きっと凛ちゃんを守ってくれるよ。」
その後ツーリングする。先頭から来夢、恩紗、貴明、聖と早川、羽音、亜希菜、凜の順。
恩紗「今日のルートは一路北へ。1泊2000円の格安旅館を予約してあるぞ~!」
聖「どんな宿か楽しみですわね!」
恩紗「来た!遙かなる直線道路!峠道も良いけど北海道と来たらやっぱ此奴だよな~!」
貴明「おお!俺の憧れの直線道路!このまま走るぜ!!」
凜「あ~。私靴紐解けてたわ。」
亜希菜「本当!?大変!」
羽音「皆!ストップストップ!凜ちゃんが!」
凜「すぐ追い付くから先行って先!」
羽音「分かった!」
恩紗「あんまり遅れるなよ?」
そして羽音達は先に行った。そして凜が途中で停まった。
羽音「こんな道だとついスピード出したくなっちゃうね〜。」
凜「そんな事しちゃ駄目よ?」
恩紗「凜は固いな〜。」
そして通信が切れた。
凜「やっと通信が切れたわね。でも念の為・・・モジャのバーカ!!・・・よし。後ろ。前。空!ちょっとだけ・・・ちょっとだけよ・・・行っけ~!最高速チャレンジ!」
スピードを徐々に上がる。さっきの靴紐は嘘で、本当の目的は最高速チャレンジをする為だった。
凜「あなたの力を見せてみなさい!もっと!もっと!もっと吠えて!私は風!私は自由!私は・・・私は・・・アイアムゴーッド!!」
すると目の前に北狐が現れた。
凜(北狐!?)
過去のトラウマを思い出した。
凜(北狐を避けようとしてブレーキをミスったら事故る!轢け!轢け!ノコノコ出て来たあなた達が悪いのよ~!!)
すると羽音から貰った聖杯が飛んで凜の後頭部に当たった。そしてその衝撃でブレーキを握った。
凜「もう・・・止まれ~!!」
そして停まった。北狐目前に停まる事に成功した。
凜「逃げてよもう・・・人懐っこいのもいい加減にしてよ・・・エキノコックスが移るでしょ!」
北狐は歩き去った。凜はヘルメットを外して落とした聖杯を拾う。
凜「良かったね・・・良かったね・・・あの子達が助かって良かったね・・・本当に・・・良かった・・・」
泣きながら北狐の無事を喜んだ。
その後羽音達と合流した。羽音達はジュースを飲んで休憩していた。
恩紗「よう凛。最高速チャレンジどうだった?」
凜「そ・・・そんな事する訳ないでしょ!」
恩紗「分かった分かった。そうムキになるなよ。ま。ここは北海道だからな。北海道ではどれだけ飛ばしてもどれだけ走っても辿り着くのはここさ。ゆったり行こうや。」
休憩を終えてツーリング再開。
羽音「宗谷岬ってどんな所かな~?」
聖「高さ100mの断崖絶壁かしら。」
恩紗「私も知らないけどまぁ行けば分かるさ。」
凜「日暮まで着けるかしら?」
恩紗「余裕余裕!」
途中で昼飯食べる。ファーストフード店ハンバーガーと帆立を食べる。
羽音「お腹空いた~。」
貴明「腹減った〜。」
恩紗「もう昼か。」
食べ終えてツーリング再開。
羽音「お尻痛~い!」
恩紗「じゃあ休憩な。」
そして夕方になった。
恩紗「急げー!」
聖「もう日が傾いて来ましたわ!」
羽音「うわ・・・私が休み過ぎたから・・・あ!遂にお日様が山の影に!もうちょっと待ってー!!」
亜希菜「羽音ちゃん!このまま急げば大丈夫!」
そして日が沈む前に宗谷岬に到着した。
凜「着いたー!」
恩紗「宗谷岬に着いたぞ!」
貴明「ギリギリセーフ!」
バイクから降りて夕日を見る。
羽音「間に合った・・・」
恩紗「間に合った所じゃない!最高の一瞬だ!」
凜「私、日本海って初めて見たわ・・・」
羽音「もうここから先にオードバイで行ける道は無いんだね・・・」
恩紗「ああ。ここが終点。後は全部帰り道だ。」
聖「日が沈む前に記念撮影しません?」
羽音「良いね!撮ろう撮ろう!」
聖「あら?」
すると遠くに立ってる女性を発見した。
聖「でも彼処に女性が・・・」
羽音「何か寂しそう・・・」
恩紗「ちょっと退いて貰おうか。」
凜「ダメよ・・・女性が最果ての海を見て黄昏れてるのよ・・・重過ぎて・・・退いてなんて言えないわ。」
恩紗「凜。皆と一緒に来れて良かったな。」
凜「何よ急に。」
恩紗「他人の事は見えても自分の事は見えないもんな。」
凜「何の事よ・・・」
聖「あら?先程の女性がいませんわ・・・」
一目を離した瞬間、女性の姿は無かった。
亜希菜「あれ本当だ。何処行ったんだろう?」
貴明(まさか・・・飛び降り自殺・・・!?)
羽音「あ!大変!」
指差した方を見ると、先程の女性がバイクに乗って崖の方へ走る。
女性「たっくんの馬鹿~!!」
羽音「駄目ーーー!!!」
聖「男にフられた女性が宗谷岬からバイクダイブですわ!」
亜希菜「ここを飛び降りるなんて度胸あるわ!」
恩紗「命を大事に!」
凜「親が泣くわ!」
貴明「お前ら呑気に写メ撮ってる場合か!!!おーい!!早まっちゃ駄目だーーー!!!!」
羽音「その先は高さ100mの断崖絶壁~!」
そして女性は崖に落ちた。
羽音「じゃなかったね・・・」
断崖絶壁では無く遠浅だった。
貴明「崖低っ!」
亜希菜「痛そう・・・」
恩紗「一体何がしたかったんだ・・・此奴は?」
羽音「あの〜大丈夫ですか?」
凜「あれ?もしかして・・・」
全員「猿山先生!?」
その女性の正体は猿山先生だった。
猿山先生「え・・・あ!あなた達!」
今回のアイキャッチ「来夢&Z125PRO」。
その夜の宿泊の旅館。早川は風呂に入っており、羽音達は猿山先生に何であんな事をしたのかの理由を聞く。
猿山先生「・・・で、累計13人目の彼氏にフられて。」
恩紗「勢い余ってバイクで北海道に渡り。」
凜「最北端にロマンを感じた、と。」
貴明「それは災難ですな・・・」
猿山先生「宗谷岬って、こうなってると思ってたのよ!」
断崖絶壁を想像している。
恩紗「ロマンあり過ぎだな・・・」
猿山先生「着いてみたら遠浅の海で・・・」
実際の宗谷岬は遠浅だった。
貴明「先生、現実を受け入れて下さい。」
恩紗「おい!皆集まれ!これってチャンスだと思わないか?」
羽音「チャンス?」
恩紗「顧問だよ!バイク部には未だに顧問がいないだろ?」
羽音「どの先生も引き受けてくれなかったよ?」
恩紗「猿山先生なは50ccとは言えバイクに乗ってるし。」
貴明「先生のバイクはHONDAのエイプだったな。」
羽音「傷心の猿山先生を慰めてあげれば恩を感じて顧問になってくれるかも~。」
恩紗「ビンゴ!」
亜希菜「それは紛れも無いチャンスだね!」
恩紗「そう!これは運命って奴だ。宗谷岬に着くのが遅れたのも全て神のお導きだ!」
その後ビールとチーズほたてを買って来て猿山先生を慰める作戦に出た。
羽音「猿山先生~。今夜は一生懸命慰めちゃいますよ~!」
恩紗「先生をフるなんて悪い男ですな!」
羽音「本当本当~。先生こんなに可愛いのに~。私達大好きですよ~!」
亜希菜「私も大好きですよ先生の事〜!」
貴明(明らかに此奴ら棒読みで慰めてるだろ・・・)
猿山先生「男なんて勝手なもんよ!知ってる?バイクの排気量ってアレの大きさの象徴だって?だから自分のバイクには満足してても、女がそれより大きなバイクに乗る事を許さないの。男が90ccなら女は50ccにしか跨がれないのよ!」
貴明(素顔は見えないが、明らかに来夢先輩が赤面してるな。)
猿山先生「あなた達も400ccなんて大きなバイクに乗ってたら彼氏なんて出来ないわよ。」
恩紗「いや!そのとーり!」
貴明(逆に俺はどうなるんだ?明らかに俺250ccに乗ってるけど。)
羽音「ねぇねぇ。アレの大きさって何?」
恩紗「バ、バカ!心の大きさに決まってるだろ!」
羽音「そっか。包容力がある方が良いもんね~。」
その後も猿山先生がビールを飲み続けて遂に酔ってしまった。
猿山先生「あんた達も女子高生なら危険なバイク乗り回すんじゃなくてもっと今しか出来ない事あるでしょ?円光とか。」
恩紗「先生そこは嘘でも良いから勉強とか言って下さいよ。」
貴明(完全に酔ってるな・・・)
亜希菜「もう全部飲み干しましたね。」
羽音「でもさ、先生凄いよね。あんな小さなオートバイでこんな遠くまで来たんだもん。私先生に感動しちゃった。私達もそんな先生と一緒に走りたいな~って!」
すると猿山先生が羽音を抱いた。
猿山先生「ありがとう羽音ちゃん。私もバカよね。男の事なんかで悩んじゃって。こんなに可愛い教え子達が居るってのに。」
貴明(先生がぶっ壊れた!)
すると来夢がほんわかになった。すると携帯電話が鳴った。
貴明(旧式携帯だったんかい来夢先輩!)
たづ子からの電話だった。部屋を出てたづ子と通話する。
猿山先生「さぁさぁ羽音ちゃんも付き合って。」
恩紗「ちょっとちょっと!」
貴明「先生!未成年にビール飲ませたら犯罪ですよ!!」
猿山先生「冗談よ冗談。教職にあるものが未成年者に飲酒を強要するなんて事ある訳ないでしょ?」
貴明「そう言っても説得力ゼロなんですが・・・」
羽音「あ・・・何か匂いだけで・・・何かふらふらしてきた・・・」
ビールの匂いで寝てしまった。
亜希菜「羽音ちゃんがビールの匂いだけで寝てしまったわ。」
恩紗「あ〜、羽音大分疲れてたからな〜。」
猿山先生「それじゃあ早速、長距離ツーリングでお尻の皺の数がどれだけ減ってるか確認しようかしら?」
羽音のズボンを脱ごうとする。
貴明「やめろーーー!!!」
恩紗「ちょ!先生何やってるんですか!?」
聖「お尻は親友同士で見せ合うものですわ!」
貴明「何故!?」
猿山先生「何よ!あなた達が可愛いのが悪いんでしょ!可愛いのは罪!私は悪くない!」
貴明「俺結構クールなんですが・・・」
恩紗「ひょっとして過去13人にフられた原因ってこれか!」
聖「お酒を飲むと女の子が好きになる・・・」
亜希菜「完全にレスビアン状態ね。」
凜「来学期から授業受けたくないわ・・・」
猿山先生「邪魔をするなら、まず天野さんに慰めて貰おうかしら~!」
恩紗「ヒィ!!」
そして恩紗の服を取った。
恩紗「おか~さ~ん!!」
聖「せ、先生!」
猿山先生「B組の三ノ輪さん!足を舐めても宜しいですか!?」
聖の足をペロペロ舐める。
恩紗「汚い大人になりたくない!!!!」
貴明(この状況アダルト級、いや犯罪級だ!この部屋から出なきゃ・・・)
ここから出ようと貴明がコソコソ歩き去るが。
猿山先生「遊佐君!」
貴明「っ!!な、何ですか先生・・・?」
猿山先生「遊佐君も先生を慰めて貰おうかしら〜!」
そして貴明を縛って壁に貼り付けた。そして顔を前に向かせるように固定してしまった。
貴明「いやーーーーー!!!先生これ拷問じゃないですかーーー!!!姉ちゃん助けてくれーーー!!!」
亜希菜「ごめん貴明、私も猿山先生に捕まってしまった。」
横に亜希菜も縛られてしまってた。
貴明「な"ーーーー!!!」
しばらくして来夢が戻って来ると。猿山先生が暴走中しており、羽音達が逃げ惑う。
猿山先生「凛ちゃ~ん!裸レーシングスーツやって~!」
そして貴明は顔面真っ赤になって気絶してしまってる。聖がスマホで証拠撮影をしている。
聖「ワルですわ!」
恩紗「写真じゃダメだ!動画で撮れ動画で!」
たづ子『良いですか来夢先輩?バイク部を認めるからには先輩がちゃ~んと面倒見て下さいね。事故とか起こしちゃ駄目ですよ。て言うかバイク部員に何かあって校長である私の責任になったら、まずお前を殺す。死ななくても殺す。どうやっても殺す。』
そして来夢がこのぶっ壊れた状況に激怒した。
そして翌日になった。羽音達がツーリングする。
羽音「猿山先生バイク部の顧問になってくれるかな?」
恩紗「なるだろ。証拠写真撮ったからな。」
羽音「お酒って怖いよね。決めた!私大人になっても飲酒運転しない!」
恩紗「当たり前だろ。お縄になるぞ?」
その頃猿山先生は縛られて身動きが取れない状態だった。
恩紗「貴明大丈夫か?」
貴明「ああ・・・来夢先輩のお陰で助かったよ・・・」
その夜。函館港に着いて海を見る。
恩紗「これで北海道ツーリングも終わりか。」
羽音「これで終わりかと思うと何か寂しいね~。あのさ。しばらく走ってきて良い?」
凜「良いんじゃない?まだ時間があるし。」
恩紗「よせよせ。戻れなくなるぞ。」
羽音「先輩が付いて来てくれるから大丈夫だよ~。」
恩紗「戻れないってのはそう言う事じゃないよ。心が戻れなくなるのさ。ここ北海道はライダーにとって夢のような土地だよ。私ももっと走ったり色んな所に行きたい。でももう夢から醒める時間なんだ。明日からは現実の世界が待ってる。持ち帰っても辛過ぎるだけ。」
そして羽音の胸を触った。
恩紗「おお~大きい大きい。羽音の中で北海道への想いが大きく育ってるよ。」
羽音「分かるの?」
恩紗「これじゃ帰り辛いよな。この想いは北海道へ置いていけ。持ち帰るのはお土産だけだ。」
羽音「・・・うん!」
そして北海道の気持ちを離した。
羽音「ぽいっ!」
凜「モジャ。いつも変だと思ってたけど今日のは飛びぬけてイカれてたわ。恥ずかしい。」
恩紗「良いじゃん。普段言えない恥ずかしい台詞もおセンチな行動も北海道には最高に似合うんだから。」
その後フェリーに乗って北海道と別れた。
羽音「さよ~なら~!北海道~!」
翌日。何故か亜希菜を含めた羽音達が水着姿になってた。
羽音「さぁ~。北海道ツーリングの汚れを落とそう~!」
そしてシャワーを放水する。
羽音「どんどん掛けちゃって良いよ恩紗ちゃん!」
恩紗「おう!勿論!」
聖「そ〜れ凜ちゃ〜ん!」
凜「高圧洗浄機は人に向けないの!」
亜希菜「お尻に焼印が出来ちゃうかも!」
羽音「聖ちゃんはづかちのサイドカー洗わないの?」
聖「ええ。早川がいつもピカピカにしてますので。」
そして貴明はCRF250Lをスポンジで洗車している。
貴明「何で皆水着姿になって洗車するんだ?俺みたいに普通にすれば良いのに。」
羽音「恩紗ちゃんは洗車の道具いっぱい持って来たね。」
恩紗「バイクは車と違って剥き出しのパーツが多いから汚れやすいし錆びやすい。それを一つ一つ磨いていく。バイクを磨く事。それ即ち・・・」
早川「自らの魂を磨く事。ですな。」
言おうとしたが、早川に奪われた。恩紗は不機嫌になって黒いオーラを出した。
恩紗「やめよ。オフロードバイクにとって傷や汚れはそう!勲章なのだ!」
聖「早川!先に言ってはダメですわ!あっち行って!」
その後も洗車をするが。
羽音「はぁ・・・洗車って手が疲れるし立ちっぱなしで足が痛いし大変・・・そうだ!」
すると羽音が何か閃いた。洗剤を胸とお尻に掛けた。そしてCB400SFに乗って体を動かして洗う。
恩紗「一体何やってるんだ・・・?」
羽音「こうやって体全体を使ったらまとめて洗えるかな~って。」
貴明「ああダメだ・・・見てるだけで吐き気が・・・」
聖「Wow!アメリカンな洗車ですわ!スポンジより柔らかい体を使ってそのバイクを慈しむ動き!丹念に洗い上げるその姿!これはまさしく愛!ですわね!」
貴明「聖さんよ、あれ完全にアウトにしか過ぎないでしょ。」
聖「あ・・・もしかして私恩紗ちゃんより先に!?」
恩紗「いいや微塵も。しかし言うなればまさに愛車と言った所か。」
聖「ええ。自分のバイク愛してる度で言えば羽音ちゃんが一等賞ですわ。」
すると凜も羽音と同じ行動をする。
凜「私の方がもっとバイクを愛してるんですけど!」
恩紗「おいおい無理するな。」
凜「無理とか・・・こんなのバイクを愛してれば当然よ!」
負けるまいと思いながらKATANAを洗う。しかし滑ってしまって地面にビターンした。
貴明「あ〜あ。」
羽音「きっとKATANA400にとって凛ちゃんの愛が大き過ぎたんだね。」
貴明「それどう言う意味だ?」
そして貴明の洗車が完了した。
貴明「よしこれでOKだ。それに、何で姉ちゃんも真似してるんだ?」
そして亜希菜も羽音と凜と同じ行動をしていた。
亜希菜「流石羽音ちゃん。良い閃きを出したね〜。これは良いかも。今度洗車する時またやろうかな?」
貴明「やめとけ!」
聖「お茶とおやつがありますから部室で休憩しましょう。」
皆が部室に行った後、来夢が泡まみれのバイクを見てシャワーで洗い流す。そしてセローをブラシで磨き、KATANAを雑巾で磨き、スーフォアを雑巾で綺麗に磨く。そして一気に綺麗になった。来夢は満足になった。しかしその時、雨が降ってしまった。折角の洗車が台無しになった思う来夢であった。
「END」
キャスト
佐倉羽音:上田麗奈
遊佐貴明:内田雄馬
遊佐亜希菜:内田真礼
鈴乃木凜:東山奈央
天野恩紗:内山夕実
三ノ輪聖:山口立花子
早川:石塚運昇
たづ子:日笠陽子
猿山先生:荒浪和沙
羽音「次回!ばくおん!!」
全員「じゅんび!!」
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