ノーサイド
その後、臨時総会が開催され高橋前主任の学園長就任と西村教師の第2学年主任兼補習室主任の就任と藤堂学園長の退任とスポンサー会議顧問の就任が報告された。
ノーサイド終わり
明久サイド
新しく、高橋先生が学園長に就任するのかこれからの文月学園再建で頑張ってもらわないとな…。ん…どたどた聞こえる足音は何だ?
後ろを振り返ると銃を突きつけられた先生が迷彩柄の服を着た男4人によって拘束されている。周りにいた先生達5人が
『何をしているんだ!武器を下ろせ!』
と言った瞬間
『あー、うるっせえーな、死ねよ。』
と言った瞬間、パン、パン、パンと音が響きその先生達はその場に倒れこんだ。
その瞬間、生徒や近くにいた先生達からは悲鳴や絶叫の声が聞こえた。そこで僕と西村先生で目配せをし一斉に敵に飛びかかり相手の足と腕を拘束し武器を奪い取った。西村先生や他の先生が負傷者を運ぼうとすると
『この、ゴミ屑どもが…』
すると拘束されたリーダーの一人が
『少将、申し訳ございません…。こいつら…。』
と言った瞬間
『使えない奴はいらない。ご苦労だったな。』
と言った瞬間、3人は少将を囲む兵によって殺害された。すると、西村先生が
『貴様ら、こんな事をしでかして失敗すれば仲間を裏切って抹殺するのか!!!』
『貴方が、西村宗一先生ですか…。報告書通り随分鍛えてらっしゃいますね。全員、入れ。』
そう言うと軽装備の兵士300人あまりが体育館の中に入ってきた。
『一応、言っとくが外には巡回中の兵士がいるから逃げようだなんて思うなよ。本題に入ろう。吉井明久は居るか?』
僕が指名されたみたいだね…。
『あきくん…』
『美穂、どうしたの?』
『死なないでよあきくん…?私、あきくんが死んだら生きていけないよ…。』
って言って泣いちゃった。僕は大丈夫なのに
『僕は大丈夫だから。必ず生きて帰るよ。』
『ほんとに?あきくん…』
『約束するよ。美穂』
と言い少将のところまで向かった。
『自己紹介がまだだったな。俺は第3旅団長の室田だ。君の父親を呼んでくれ。』
『何故ですか?』
『奴と話したい事があるからだ。』
『分かりました、(着信中)ガチャ、父さん、室田って言う人が文月学園に着て欲しいって。うん…分かった。じゃあね。』
そう言うと僕は電話を切った。
『何と言っていた?』
『直ぐに来るそうです。』
『そうか、ご苦労だったな。戻って良いぞ。』
と言われ僕は美穂達の所へ戻った。
『あきくん…お帰りなさい…心配したんだよ…。』
って言って泣いちゃった。僕は大丈夫なのに。
『ありがとうね、美穂。心配してくれて。』
そう言うと美穂に抱きつかれた。ってか室田さんは何が目的何だ?父さんか?文月学園なのか?
明久サイド終わり