続くと思う。
「栄えたる響き 、光となれ、許されざるものを、封印の輪に。■■■■■■、封印!」
バイドとは、
人類が生み出した悪夢。
「そんな、封印できないッ!?」
覚めることのない悪夢。
「ぐふ……ま……まて……逃し……ちゃった……」
…バイドとは…
「誰か……、僕の声を聞いて……。■■を貸して……。■■の……力を……」
ザザッ――ザッ――ザッ――プツン
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「何だか、変な夢見ちゃった……昨日ゲームに熱中しすぎたせいかな?バ、バ……バイ、バイト?」
なんにせよ、変な夢を見たからって学校が休みになるわけもなく、私はやかましいアラームを切り、いそいそと仕度するのだった。
「おはよーなのはー」
「おはようなのはちゃん」
「アリサちゃん、すずかちゃん、おはよう」
アリサちゃんとすずかちゃんといつもどおりバスに乗る。そうだ、今日見た夢の話でもしょっと。
「何か今日、変な夢見ちゃってねー」
「変な夢?」
「どうせなのはのことだからゲームのやり過ぎで夢に出たんじゃないの?」
「うーん、確かにそれっぽかったかも……。あっあとバイトがどうとか」
「えっ、なのはちゃんもう働くの?」
「夢で言ってた……ような?」
「なのは、お金に困ってるならうちで雇うよ?」
「違うってアリサちゃん~」
そんなこんなでワイワイしてたら学校についてしまった。今朝のアレは一旦忘れて勉強頑張んなきゃ!!
将来のことについてアリサちゃんに夢の内容を蒸し返されて笑わられたり、ドッジボールですずかちゃんが凄かったりあれこれしてたらもう放課後になっちゃった。
「あ、こっちこっち。ここを通ると塾に行くのに近道なんだ」
そういってアリサちゃんが横道に入っていく。私とすずかちゃんも後についてく。
少し進むと公園が見えた。しかしなんだか慌ただしかった。
「あれ?警察の人がいっぱいいるよ」
「あーお嬢ちゃん達、ここから先は入っちゃダメだよ」
「何かあったんですか?」
「ここら一体が荒らされたんだ。今朝方ここの貸しボートの小屋を管理してる人が来てみたらこの有様だってな」
「そうなのですか……」
この場所、見覚えが……夢の中で……
「なのは……どうしたの?」
「あっ、うん、なんでもないの!ごめんごめん」
「こっちの道通れそうにないから戻ろ?」
「「うん」」
来た道を戻ろうとした最中。
『助けて……』
「!、今声がッ」
「んー?」
「なにか聞こえなかった!?」
「別に何にも……」
『助けて……!』
幻聴じゃない!人の声だ!!
私は一目散に走り出した。
「どこ行くのなのはちゃん!?」
「おいこらまてなのはー!」
走る、走る、走る。
やがて、地面に横たわる動物を見つけた。
「ぜぇ、ぜぇ、ったく、いきなり走り出してなんなのよ」
「あれ、なのはちゃん、その手に抱えてる……動物……」
「あ、うん……さっき見つけたの。怪我してるみたいだし、どっどうしよう……?」
「どうしようって……まず病院でしょ」
「この場合獣医さんだよッ」
「あっと、えっと、この辺に獣医さんは?」
「家に電話してみる」
「その方が早いわね。すずかよろしく」
その後私達はすずかちゃんの案内のもと動物病院に着いたのだった。
「どうですか……その、大丈夫ですか?」
「怪我はそう深くないけどだいぶ衰弱してるみたいね。きっとひとりぼっちだったんじゃないかなぁ。しっかし何に襲われたらこんな衰弱するかなぁ……フェレットっぽいし」
大丈夫みたいだった。よかった……
「院長先生、ありがとうざいます!」
「「ありがとうございます!」」
「どういたしまして」
「それで先生、この動物フェレットなんですか?」
「フェレットによく似てるとしか言えないかなぁ。首にお飾りしてるしペットが逃げ出したんだと思う」
フェレット?の首辺りには宝石のような物が掛けられていた。
「綺麗なオレンジの宝石よねー」
「きっとお金持ちの家の子だよアリサちゃん」
私はその宝石に変な違和感を覚えた。なんだか、ピンクだった気がする。
するとフェレット?が目を覚ました。じーっと私を見てる……
「あ、起きた」
「なのはちゃん、見られてる」
「いやぁ……にゃははは……」
「照れんなし!」
あの後、明日また来る約束をして帰ってきた。それで高町家会議でフェレットを飼ってもいい決まりを勝ち取った私はアリサちゃんとすずかちゃんに伝えていた。
「――というわけであの子はうちで預かることになりました。送信っと、これでよし!寝よーう」
寝ようとしたその時。
『――ますか?聞こえますか?僕の声が……』
「!?」
ガバッと起き上がる。あの時と同じ、声が頭の中に響き渡る。
「誰、誰なの!?」
『急いで……もう、時間が――』
「あっ……まさか
胸騒ぎを感じた私は動物病院へ急いだ。
到着した瞬間、病院の壁が壊れ中からフェレットが飛び込んできた。
「一体なんなの!?」
「来て……くれたの……?」
「喋ったーーーー!?」
なんとフェレットが喋ったのだった。もうわけわからないよ。
「なんにもわかんないけど、何が起こってるの!?」
「君には、素質がある……お願い、僕にちかr「■■■■!!!!」はっ速い!」
黒い……ナニカの塊が凄い速さで突進してきてた。
「キャアアア!!」
思わず目をつぶった。潰されて死んでしまうのかと、恐怖のあまりに。
でも……いくらたっても衝撃がこない。恐る恐る目を開くと目の前にオレンジ色の球体が回転していた。
「なんだ、これ……プロテクションじゃない」
《バイド係数探知――付近ニAクラス以上ノ魔道士確認――偽装解除――R-101ニ移行シマス》
「何を言ってるんだレイジングハート!?」
《SetUp》
話に全くついていけない。
「機動コードなしにデバイスが勝手に動いた……ハッ!?とととにかく杖と服をイメージして!なんでもいい!なんでもよくない、君の身を守る服と戦う杖をッ!」
「そんなの急に言われたってー!!」
そして――
「ふぇ、ふぇーーーーーーなにこれーーーー!?」
とっさのことだったから学校の制服をイメージしちゃった。それはいいんだけど背中と腰に変なアンテナが……なんだろう、この腰についた二つの棒。杖もなんだか変。
「せっ成功……だぁ?」
「えぇーーーーーーーーーーーー!?」
[ソレ ハフ シギ ナデ アイ ナノ?]おわり
ユーノは既に少し錯乱している!!