こんな汚らしい汚物に祝福なんてなくていいから(良心)   作:のけもの先輩

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ホモは嘘つき。


迫真冒険部 〜ギルド登録の裏技〜

我が名はめぐみん。紅魔族随一の魔法使いにして、爆裂魔法を愛する者。

 

「はぁ…」

「おっす、大丈夫か?大丈夫か?」

「いえ、今後どうしようかと思いまして」

 

そう。アークウィザードになれたまでは良かったものの、どこのパーティにも入れてもらえず、今となっては見知らぬホモのお兄さんにラーメンを奢ってもらう始末。本当に、どうしましょうか…………ん?そういえばこの人、武器を持っていましたね。

 

「あの、お兄さん」

「え?何?俺とS○Xしたいって?(難聴系主人公)」

「そんなこと一言も言ってませんよ!?」

「申し訳ないが、女はNG」

「勝手に誘って勝手に拒否しないでください!あなたがホモなのは分かってますが、女としての何かを否定された気分です!…ゴホン。お兄さんは確か、冒険者登録をしていないんでしたよね?」

「そうだよ(肯定)」

「実戦経験とかは?」

「………ありますねぇ!」

 

!やりました!この人が登録してそれでパーティを組めれば、なんとかなるかもしれません!お兄さんが小声で「…ついちゃったよ。ヤバイヤバイ」と何かを呟いていましたが、よく聞こえなかったので無視しましょう。

 

「それじゃあ丁度いいです!私と冒険者登録をしに行きましょう!」

「え、何それは(困惑)」

「私も見ず知らずの人にこんなことを聞くのは気が引けます。しかし!今は藁にもすがる思い!あなただって、30分で五万も稼げるような怪しい仕事を続けたくなんてないでしょう?」

「いやーそうでもないっす。全く構わないんですが、それは」

「私が構います!あなたとパーティを組めるかどうかで、私のこれからが大きく変わるんです!」

「えぇ…」

「さぁ冒険者ギルドへ行きましょう!冒険者については向かう途中で教えますから」

 

 

冒険者ギルドに着きました。私が扉を開けると、パーティ申請していた人達が目を逸らしましたが、もうそんなことはどうでもいいのです。

 

「ではお兄さん、あそこが受付ですのでそこで登録してきてください。私はここで待っていますので」

「これもう(何しに異世界来たか)分かんねえな」

 

お兄さんは大きなため息をつきながら受付へと向かいました。フッ。こんな計画を思いつくとは。やはり私は天才で間違いないようですね。

 

 

「お次の方、どうぞ」

 

どうも皆さん。受付嬢のルナです。今日も私は冒険者さん達への対応に勤しんでいます。毎日毎日受付に座ってクエストを案内。はぁ…。いえ、悪い仕事ではないんですよ?ただ、そろそろ仕事を辞めて誰かに養ってほしいなぁ、なんて。冒険者さん達の中の誰かと恋に発展して…みたいなことを考えていた時期もありましたが。

 

「オッスお願いしまーす」

 

来る男性といえば今来た人みたいなむさい男性ばかり。唯一のイケメンといえば魔剣を使う…なんでしたっけ?なんかいましたけど、あの人は若干ナルシスト入ってますし。と、こんな事を考えながらも私は今日も仕事をこなすのです。

 

「はい。いかがなされましたか?」

「田所ですけど〜とぉろくさせていただけませんかね〜?(SNJ)」

「冒険者登録ですね。では、登録料千エリスとなります」

「しょうがねえなぁ」

「はい。ではこちらのカードに触れてください。それであなたの潜在能力が分かりますので、潜在能力に応じてなりたいクラスを選んでくださいね。選んだクラスによって、経験を積むことにより様々なクラス専用スキルを習得できるようになりますので、そのあたりも踏まえてクラスを選んでください」

「FOO↑いいねぇ〜触れますよー触れる触れる(無邪気先輩)」

 

やけに騒がしいですねこの人。さて、冒険者カードの結果は………!?

 

「筋力が1145141919810!?なんですかこの数字!?こんなの見たことないですよ!なんか特別な修行でもしてらしたんですか?」

「特にはやってないですけど、トレーニングは、やってます」

「トレーニングって…この数値だったらほとんどの戦闘職につけますよ。ソードマスターとかモンクとか」

「ほんとぉ?(確認)」

「ええ。それも上級職」

「いいっすかぁ?じゃあこれ」

「ソードマスターですね!剣を自由自在に操り、ありとあらゆるものを斬り伏せる、前衛を代表する上級職ですよ!では、ソードマスター…っと」

 

すごいなぁ。こんな才能を持った人もいるんですね。

 

「俺にバッチリ似合った職業、はっきり分かんだね」

「冒険者ギルドにようこそ田所さん!今後の活躍を期待しています!」

 

 

ホモのお兄さんが帰って来ました。やたらと騒がれてましたが。

 

「お帰りなさい。どうでしたか?職業はなんです?」

 

お兄さんは私に満悦そうな表情をして冒険者カードを突きつけてきました。そこには、ソードマスターと書かれていて…。

 

「ええ!?筋力が1145141919

 

(以下略ゾ)

 

「す、すごいですね。私もアークウィザードという上級職ですが、こんな数値を見たのは初めてです」

「当たり前だよなぁ?俺からは才能が溢れ出てるってそれ一番言われてるから」

「まぁなんにしろアークウィザードである私と釣り合うことは間違いないようですね!さぁ、パーティを組んで後日クエストを受けに行きましょう!あ、その前に自己紹介してませんでしたね」

 

先程まではまだ動けなかったので自己紹介をしませんでしたが、もう十分体は動きます。フッフッフッ。さぁ、我の偉大なる自己紹介に震え上がるがいい!

 

「我が名はめぐみん!アークウィザードを生業とし、最強の攻撃魔法〈爆裂魔法〉を操りし者!」

「…」

 

あれ?反応がありませんね。さては本当に震え上がってしまったわけですね。くっくっく。まあ無理もないでしょう。

 

「あーもう一回言ってくれ」

 

聞いてなかった!?

 

 

翌日、ジャイアントトードというモンスターを討伐するクエストを受けにきたわけですが。

 

「あああああああああもうやああだあああああああああ!!!!!」

 

田所さんはカエルに追われて野原を駆け回っていました。私はというと既に爆裂魔法を撃ってしまったため、野原に寝っ転がったまま一部始終を見ています。実戦経験あるって言ってませんでしたっけあの人。

 

「ライダー助けて!(ホームシック)」

「田所さーん。もうちょっと頑張ってくださーい」

「アークウィザードの癖に一回しか魔法撃てないっておかしいだろそれよぉ!?なぁ!?」

「しょうがないじゃないですか。それよりその腰から下げた変な形の剣は使わないんですか?」

「あっ…(今更)」

 

今まで自分が剣を持っていた事を忘れていたんですかこの人は!?田所さんは剣を引き抜くと、カエルと向き合います。

 

「ちょっと刃ぁ当たんよー」

 

剣を構える姿は妙に様になっていて、少しカッコいいと思えました。カエルを鋭い眼光で睨みつけ、剣を振り上げてーー

 

ガブリ。

 

「あ。」

 

田所さんはあっさりと食べられてしまいました。

 

「ちょっと!?田所さん!?何やってるんですか!?不味いですよ!本当に!」

 

焦って喚き散らす私に、もう一匹のカエルが迫ってきます。そんな…私、こんなところで死にたくないのに!その時、声が聞こえた様な気がしました。

 

ーーー邪険「夜」ーーー

 

その声は地から響くような、それでいて空から舞うような…

 

ーーー逝魔衝音ーーー

 

ザンッ!!!(迫真)

 

田所さんを丸呑みにしたカエルが禍々しい空気に包まれたと思うと、バラバラに飛び散ってしまいました。そこにいたのは黒く染まった剣を振り下ろした体勢で佇む、田所さんでした。その姿はまるで…そう、まるで〈野獣〉の様。

田所さんは私に迫るカエルを睨み付けると剣を構えなおし、

 

「最後の一発くれてやるよ!」

 

超スピードでカエルに近付いてカエルを真っ二つにしました。

 

「す、すごい…」

 

呆けている私を他所に田所さんは右の拳を突き上げて、一言、言い放ちました。

 

やったぜ。と。




厨二淫夢いいゾ〜これ。
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