東方紅月録   作:黒薔薇ノ夢@吸血鬼好き

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前回の続きです。
読んでない方は前回からどうぞ。

ソードアートオンライン オーディナルスケールを
土曜日に見てきました!

もう、なんというか…最高!あと2回は見に行きたい!

話がそれましたが。
今回で『彼女たちの日常編』終了です(多分)




珍しい日と変わらぬ環境 後編

 

 ~瑠璃視点~

 

 キーンコーンカーンコーン

 

「それじゃ、このワークの113から115まで宿題!以上!」

 

「起立、気を付け、礼!」

 

「「「「「ありがとうございました~」」」」」

 

 

 4時間目の理科もなんとか終わり、机の上の片づけをする。

 

 

「瑠璃!青空!鏡夜!お弁当食べに行こ!」

 

「今日の弁当のメインディッシュ担当誰?」

 

 

 私たち7人(璃々・祐奈・真澄・青空・鏡夜・紫音・私)は、

 毎日の弁当を担当で割り振りしている。

 簡単に言うと、ご飯係、おかず係1、おかず係2、スープ係、

 デザート係、お茶係、準備係。

 

「今日は璃々が持ってくるよ。朝早起きしてたし、結構自信あるみたいね」

 

「瑠璃がそう言うなら間違いないな。」

 

「デザート担当は~?」

 

 甘党の鏡夜くんがそう聞く。

 

「俺!今日はクレーム キャラメルだぜ!まじでプリン大好き!」

 

「青空…まだまだお子様ね…」

 

「祐奈に言われたくない!」

 

「「むむむ…………」」

 

 

 2人が火花を散らしているのを横目で見ながら、ロッカーに荷物を取りに行く。

 

 

 よしよし、今日はちゃんとティーポット持ってきたぞ!

 …なんてことを考えていたら、鏡夜くんがやってきた。

 

「ねぇ、瑠璃。あの2人ってどっちも同じくらいお子様だよね。」

 

「まぁ、そうなんじゃない?鏡夜くんが大人すぎるのかもだけどね。」

 

「いやいや、それほどでも。それより、荷物持とうか?ティーポット入ってるんだろ?」

 

 なぜばれたし。

 

「じゃぁ、半分お願い!」

 

「任されましたーっと。それじゃあ、あの2人何とかするから、

 先に璃々と紫音と真澄を呼んできてくれる?」

 

「ん、了解しました~!」

 

 

 私はシートとかが入っている方のバスケットを持って、廊下に出る。

 

 さて、璃々のクラスに行こう!

 璃々は1組。私は3組なのだ。

 だから、すぐそこに教室がある。

 近くて便利、すごいね!

 

 なんて当たり前のこと考えていたら、誰かにぶつかった。

 

 

「いててて…」

 

 

「す、すいませんっ!って、紫音じゃん!」

 

「あ、瑠璃。遅刻乙!瑠璃見なかったか?」

 

 さらっとむかつくこと言われた…

 

 まぁ、それは置いといて。

 

 ……璃々がいないだと!?

 

「え?見てないの?私今探しに来たんだけど…」

 

 

「真澄が探してくれてるんだよ。瑠璃どこ行ったんだろ…」

 

 珍しいな…なんかあったのかな?

 

 

「心配なら探してこれば?…あ、璃々。」

 

 なんだ、心配して損した。すぐそこにいるじゃん。

 

 

「璃々!どこに行ってたんだ?」

 

 過保護な親みたいじゃん紫音。

 

「紫音、心配かけたみたいでごめん。

 あ、瑠璃!どうしよ、バスケットの鍵が見つからないの!」

 

「鍵…あ、私サブキー持ってるよ。」

 

 私の家のバスケットには鍵が付いている。

 璃々は鍵を忘れてきたようですね…

 

 私より早く起きてたのにねー

 

 

「なーんだ!ならいいじゃん」

 

「あのさ、そろそろ移動しようぜ。真澄にはメッセージ送ったからさ」

 

「「はいはーい!」」

 

「お前ら元気いいな…瑠璃、今日のデザート何だって?」

 

 紫音も甘党。

 

「プリンみたいよ。青空が「プリン大好き!」って叫んでたから。」

 

 まぁ、いつものことだけど。

 

「そ。屋上行こ~」

 

 璃々が飽きたのかそういった。

 

 いや違う、荷物が重いのか。

 

 

「ねぇ、俺もいろいろ持ってくるから先行っててくれない?」

 

「「いってらっしゃーい」」

 

 

 屋上のドアをマスターキーで開けると、そこには花壇がならんでいる。

 私たち7人で育てた花だ。色とりどりで、とてもきれい。

 

「瑠璃、シート敷いてくれる?」

 

「ん、おっけー」

 

 バスケットから取り出したシートを花壇に囲まれるように設計された

 中心の空間に広げる。

 

 そして、そのシートの上に、屋上の専用倉庫から取り出した低い机を置く。

 その上にも別のシートを敷いたら……完成!

 

 この南棟の屋上は、私たちしか入れないようになっている。

 私のお父さんが学園長の知り合いだったらしい。コネってやつだな。

 

 おかげでみんなとここでおしゃべりできるから、お父さんには感謝だよ。

 

「疲れたね、璃々。」

 

「そうだね、瑠璃。」

 

 そんなことを言っていたら、ましゅちゃんがやってきた。

 

「ちょっと~璃々!もう!ほんとどこ行ってたの!」

 

 

「……許して…」

 

「あ、うん、許す。」

 

 許すのはやっ!?

 

 

「ありがと!これ広げるの手伝って!」

 

「はいはーい!」

 

 渡されたのは、大きいテントの柱。

 それを、さっき敷いたシートより外側に柱がくるように置く。

 

 

「お。二人ともお疲れ~」

 

 そう言いながら紫音が入ってくる。

 

「ありがとさ~ん」

 

 祐奈と鏡夜くんもやってきた。

 

「デザートはプリン…ムフフ」

 

 あ、青空……く…ん?

 

「あ、青空はほっといてね。プリンという名の麻薬で脳内いっぱいだから」

 

「祐奈、それはひでぇよ~」

 

 ……祐奈があってると思う。

 

「ね、君たち、早く座ってよ。俺食べたい。」

 

「「はーい」」

 

 いつの間にか紫音が座っていた。

 

 ま、そんなことはどうでもいい!

 

 

 今は……

 

「「「「「「「いただきまーす!」」」」」」」

 

 

「あ、これうまい!このサンドウィッチ…生ハムだっ!!!」

 

「あ、鏡夜、ありがと!結構大変だったよ(;´・ω・)」

 

 璃々がおかしい。

 

「言葉に顔文字…( ´∀` )あ、俺もできた!」

 

 紫音と璃々の二人はもう会話法の次元が違うよ。もう。

 

 

「何それ、異次元なんだけど。あ、ましゅ、そこのサンドウィッチとって!」

 

「はい、祐奈。落ち着いて食べてね?」

 

 

「ありがと。ん!瑠璃、この後は何する?」

 

「ん~。みんなどうしたい?」

 

 と聞いてみると…

 

「「「「「コンピュータールームに行こう!」」」」」

 

 ……全員同じとか…怖い…こともない。

 

 同じっていうのは一日に何十回もあるからね!

 主に、祐奈&青空&鏡夜&私のせいだ!

 

「おし、決定!」

 

「じゃ、早く食べてさっさと占領しようぜ!ペンタブ使いたいんだけど…」

 

 紫音がこう言う。紫音はスポーツ一筋に見えなくもないが、

 本当は、ゲーマー&絵描きだったりする。何でもできるイケメンとはこのこと。

 

 それを言ったら殺されそうだけど。

 

「ペンタブなら、私の分貸すよ~。」

 

「え、いいのか!?璃々!?」

 

 璃々は電脳部で、パソコンしたり、絵をかいたり、動画を作ったりしてるらしい。

 

「うん、じゃあ、私はプリン一つ目頂き!」

 

「「「「「ぎゃーーー!」」」」」

 

 璃々がプリンのお皿を手に取ると、青空・祐奈・紫音・真澄の悲鳴が響く。

 

 まるでプリンの亡霊だね。

 

「お前ら、うるさい。」

 

 鏡夜くんは大人である、ほんとに。 

 

 

  ——15分後——

 

「「「「「「「ごちそうさまでした~」」」」」」」

 

「「いや~、今日のサンドウィッチおいしかったなぁ~」」

 

 これは、璃々が喜ぶね

 

「珍しいね、紫音と青空が揃うの。」

 

 確かに、結構レアだと思う。

 

「「こいつが合わせるのが悪い」」

 

「「あ?お前が悪いだろ」」

 

「「…なんでマネするんだよ」」

 

「「はぁ?そっちがやめろ!」」

 

 

「「…なにこれ、気持ち悪っ」」

 

「祐奈と真澄も揃ってるし…」

 

 鏡夜くん…O型って怖いね。と、目で伝える。

 

 言いたいことが伝わったようで、鏡夜くんもうなずく。

 

 

「いや~でもプリンやっぱ最強!うまい!」

 

 あ、プリン半分くらい食べた青空が乱入してきた。

 

「「「「「「黙りなさい」」」」」」

 

 みんなハモッた。凄い綺麗に。

 

 

「……はい、すいません」

 

 この後、片付けをして、コンピュータールームで、予鈴が鳴るまで遊んだ7人だった。

 

「よしゃ!瑠璃!勝ったぜ!もう一回、な?」

 

「う~ん…もう無理~」

 

 

「あぁ、プリンくいてぇ。」

 

「「「「「青空は黙って」」」」」

 

 

 やっぱ、おもしろいね、このメンバー。

 

「ねぇ、璃々。こんな幸せな日が続けばいいのにね!」

 

「え?あ、うん、そうね」

 

 璃々のぎこちない返事。

 

 なんかあったのかな……?

 

 

 

 

 ~璃々視点~

 

 

 ==その晩==

 

 

「瑠璃、おやすみ~」

 

「ん~、おやすみ、また明日。」

 

 

 私は瑠璃に挨拶をして、部屋に入った。

 

 ベットには行かず、出窓に座って、持ってきた紅茶を飲む。

 

 このまま璃々として生きるのもいいかな。と。

 

 

 …こうしていると、思い出す。

 

 あの、〝人間じゃなかった”頃のこと。

 

 私は、私であって本当の私ではない。

 

 

 

 本当の私は…

 

 「吸血鬼(ヴァンパイア)であり、魔法使いなんだから、ね?」

 

 もうあの(呪いの日)から330年。

 

 お姉さまたちはどこに暮らしているのだろうか?

 

 知らない土地に引っ越したかな?

 

 それともそのまま残ってるかな?

 

 まぁ、それは探せばわかるだろう。

 

 

 飲み終えた紅茶のカップをテーブルに置き、私はベットに向かう。

 

 

「変わらない日常なんて、存在しないのだから」

 

 そして、私は眠りについた…

 

 

 

 

 ……彼女達が眠った後、月はその姿を見て、ほほ笑んだ。

 

 

 優しく、だが力強く。

 

 

 彼女が探す者たち(大切なモノ)を。

 

 彼女自身を。

 

 

 その光で包み込んだのだった…。

 

 




 
 ミステリアスな終わり方でしたね~
 (雰囲気ぶち壊し&空気読まない)

 次回から新章です。
 なので、
 投稿遅れるかもしれません。

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