東方紅月録   作:黒薔薇ノ夢@吸血鬼好き

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遅くなりまして。

なんかこれもうコピペみたいになってますね
反省はしてるんですが時間がなくて…




何故叫ぶのか、まだ誰も知らない。

 ~璃々視点~

 

 その夜。私たちはパチェの呼びかけで大広間に集まっていた。

 集まったのは、私と瑠璃、レミリアお姉さま、パチェの使い魔の小悪魔ちゃん、咲夜さんと美鈴だった。

 

「あれ、フラン姉さまは?パチェ」

 

「フランならさっき部屋に呼びに行ったとき返事がなかったから」

 

 どうしたんだろう。体調でも悪くなったのかな…後で部屋を覗いてみよう。

 そうだ、その前に。

 

「パチェ、なんでみんなを呼んだの?」

 

「あ、それ私も気になる」

 

「そうね、パチェ、教えてちょうだい」

 

 私、瑠璃、レミリアお姉さまの順にパチェの方をむく。

 

「今ここに集まってもらったのには二つ理由があるわ。まず、二人の呪いに関して。」

 

「あぁ、双子の呪い。あれの解き方が分かったの?」

 

「解き方自体は二人がここにいるから半分以上は解決してるわ。後は番人をこの館の何処かから探し出すことなんだけれど、一つ問題が。」

 

「問題って?見つけるだけじゃないの?」

 

 もしかして?

 

「リリィ…璃々はわかったみたいね。」

 

「ごめんなさい、あれは私のミスだね」

 

「気にしなくてもいいわ」

 

「ねぇ、二人とも何の話?」

 

 意味が分からない、といった感じで瑠璃が首をかしげる。

 

「双子の呪いを解くために璃々がかけた呪文保護術式が、番人のかけた期間呪文消去術式を発動できなくしちゃってるの」

 

「え?なんて?」

 

「あのね、瑠璃、パチェが言ってることを簡単に言うと、昔かけた術式のせいで本来の術式が使えなくなってるの」

 

「ふーん。って、え!?それ大丈夫なの?」

 

「それで、続きは?」

 

 レミリアお姉さまもようやく理解したようだ。よかった。

 

「璃々がかけた術式を解けば、呪いは解かれるわけなんだけど、今の璃々は魔力とかその他諸々を術式によって封印されてる」

 

「ほうほう、で?」

 

「璃々、これも簡単に言うと、呪いをが解かれるまで魔力が戻ってこないんだよ」

 

「うん?え、どゆこと?」

 

「だから、呪いが解けないと呪いは解けないってこと。番人の場所がわかるのは璃々だけなんだもの」

 

「え?」

 

 あ、瑠璃が固まった。

 

「っていうことはつまり、番人の方で解除してもらわないと呪いは解けない、ってことよね」

 

 後ろの方から声がした。フラン姉さまだった。

 

「フラン、何か知っているの?」

 

「うん、知ってるよ。番人が呪いを解く鍵を持ってる。」

 

「それじゃあ、何とかして番人から鍵を借りればいいんですよね?」

 

 美鈴がようやく口を開く。

 

「鍵を欲しかったら、私と交換だよ」

 

「「「「「「「え?」」」」」」」

 

 みんな同時だった。

 

 フラン姉さまはふわりと飛び上がる。そして。

 

「私と、私の体を引き換えに、鍵をもらってよ」

 

「フラン!降りてきなさい!フラン!」

 

 レミリアお姉さまが椅子から立ち上がり、フラン姉さまのもとへ飛ぼうとその黒い翼を広げる。

 

「そうすれば、リリィは、リリィは戻ってくる!だから!」

 

「フラン…?」

 

 フラン姉さまは、泣いていた。

 それを見てか、レミリアお姉さまは飛ぶことをためらう。

 

「だからっ!私を!」

 

「だから、フランお姉さまが犠牲になるっていうの?」

 

 瑠璃だった。

 瑠璃の目じりにも涙が浮かんでいた。

 

「っ、そうだよ!それでいいの!」

 

「どうして、いいと思うの?」

 

 瑠璃は椅子からゆっくり立ち上がり、フランお姉さまのいる方へ近づいていく。

 

「みんな私なんて嫌いなの!ただ壊すことしかできない私が!そうしたらリリィとルリィは戻ってきて邪魔な私は消えるわ!」

 

「みんながどう思ってるかなんて知らない!それでも、私はフランお姉さまのことは好きだし、璃々もそうだよ!」

 

 いきなり大声をだす瑠璃。それと恥ずかしいからやめてくれ。

 

「なにも知らないくせに!」

 

 フラン姉さまが叫ぶ。それに負けじと、瑠璃が声をはりあげる。

 

「そうだよ、私は何も知らない!呪いが何かなんてわからないし、まず私が吸血鬼の妹なんて言うのも夢だってまだ思ってる!

 それでも、璃々とここにきて、たくさん新しいことを知った!私を待ってくれてる人だっている!同じように、フランお姉さまのことを待ってる人もいるの!」

 

「っ!そんなの、嘘っ」

 

「嘘じゃない!嘘なんてつかないっ!だから!犠牲になるなんて言わないでっ」

 

 フランお姉さまの、握りしめた左の拳から力が抜けた。そして、泣きながらこう言った。

 

「お願い、パチェ。私を閉じ込めて。もう誰も、傷つけないように。」

 

「っ、わかった」

 

「ちょっとパチェ!勝手なことしないで!」

 

「レミィ!姉ならわかるでしょ!この子はこれを望んでる!」

 

 なんか喧嘩が始まってるんだけど。収集つかなくなりそう…

 

 パチェが呪文を唱える。パチェの周りにたくさんのオーブが浮かんで、ぶつかって眩しい光を出す。

 そして、四角い箱が出来て、フラン姉さまを包んで。

 

「またね、璃々」

 

 消えた。

 

 その後、みんなは何も言わずに部屋から出ていく。

 瑠璃は先に戻るね、とだけ言って帰ったけど。

 

 残ったパチェに聞く。

 

「ねぇ、パチェ。フラン姉さまは何処に?」

 

「地下牢。いつもの地下室じゃないわ。降り方は多分私しか覚えてない」

 

 地下牢…昔、儀式の間に行く途中にあったあの鍵のかかった部屋のことかもしれない。

 でも、記憶を封じられてるから、行き方が思い出せない。

 

 部屋に戻ろう。もっと日記を読んで、呪いの解き方を考えなきゃ。

 

 今できるのは、それしかない。

 

 

 

 

 

 それは、月のない夜のことだった。

 




どんどん重くなっていく…

次回ちょっとかるーくふんわりとお出かけします。
お楽しみに!

誤字、脱字、その他諸々苦情等ありましたらご報告お願いします。
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