弱ければ相手から何もかも奪えばいい。 作:旋盤
最後までゆっくりしていって下さい。
寝ずの夜を過ごして、朝日が昇る。
「あぁー、眠い。」
普通に口から出てきた。前まで、日が落ちたら、食って寝ていた。太るぞ。と言われたら、結構動いているから大丈夫と言える。
最近、早寝をしていたせいか、徹夜がキツイ。いや、転移前も徹夜なんて、あんまりしなかったからキツかったけど。この現状とは違う。
夜通しモンスターと戦い続け、殺しつくし、カーバンクルからは奪い尽くした。なぜカーバンクルだけ奪ったかって?魔石が面白そうで欲しかったからだよ。
体が持たねー。
モンスターと連戦で(自分のせいだが)物凄く疲れた。これから続くのかと思うと、辛いわー。
ほら、言ってるそばからモンスター出ちゃったよ。徹夜しておかしいテンションになりかけているこの状況で出くわすとは運が無いな。俺と戦うモンスター大概、運のステータス低いけどね。
〈神速〉を使い、一瞬で距離を詰め、アルミラージと思われるモンスターの顎を蹴り飛ばす。グワンと頭が上を向いた所で刀が鞘に入ったまま〈一閃〉を使い、首を切り、一瞬で刀を鞘に戻す。
慣れたものだ。一体、夜に何回戦闘したのか覚えていない。ただ、言える事は、新しく手に入れた職業の〈拳士〉と〈武士〉がレベルマックスになり、〈拳闘士〉と〈侍〉になった、という事だろう。
そこまで戦った。今度は槍術に手を出そうかな。一日もかからずに〈職業〉を手に入れ、レベルマックスにする自信が今の俺にはあるよ。
あと、〈職業〉のレベルが上がってもスキルは覚えられない。わかるのは、その武器の扱い方という事だろうか。〈拳士〉も〈武士〉もレベル15が最大だった。
よし。まずは腹ごしらえだ。アルミラージの肉を焼いて食べる。美味しいが肉を毎日食べているのでかなり飽きる。野菜と白米が欲しい。魚は煮付けがいいな。焼き魚だとちょっと嫌いだから。
まぁ、どうでもいい事は置いといて。槍を取り出して、さぁ出陣だ。
野生のキュウキが現れた。話は変わり、自分で考えた槍の基本を思い出そう。
まずは、距離の取り方だ。槍を使っている時に近ずかれると本来の力を出せない。槍の長さを考慮した距離の取り方をしなければならない。
それに、槍の穂先の部分以外の使い方も重要になってくる。さらに、状況に合わせて柄の持ち方を変えなければならない。
こう見ると剣と違い、かなり難しく思える。こればっかりは場数を踏むしか無い。
後攻を取るより、先攻を決めた方が距離を取る戦いをしやすいだろう。
そうと決まれば、勇猛果敢に臆病に攻めていく。大地を蹴る。相手との距離を詰め、無難に突きを放つ。さらに、横に切り払い、槍を回転させ、底の部分で顎を狙う。穂先で顎にさらに追い討ちをかける。それを飛んで回避される。
ことごとくを回避され、最後の一撃で顎に切り傷を作る程度で終わってしまった。
だが、俺も追い討ちをかけぬ程あまい鍛錬を積んではいない。
一瞬で距離を詰め、槍を切り上げる。足を狙い、勢いよく切り払う。深く足を捉え敵が体勢を崩す。
好機と捉え突きを放つ。横に切り払い、その勢いのまま回転する。半回転した時に底の部分で頭の側面を叩く。一回転した時に叩いた頭を切り裂く。
だが、切った部分が悪く、絶命していない。
横に移動し槍の長さを活かして首を狙う。短く飛んで避けられる。一歩踏み込んで連続して突きを放つ。しっかりその一撃一つ一つに相手の命を奪うように、必殺の意を込めて放つ。
『スキル〈五月雨突き〉を習得しました。』
敵が反応出来なくなり、槍が所々に刺さる。そして、光となり消える。
敵の攻撃を受けずに倒す。対戦に置いての理想だな。連戦になった時に、ある程度楽になる。
あー。思い出すな。夜の出来事を。倒しても倒しても次から次へとモンスターが出てきて、戦って戦って殺して殺し尽くして、一息つく暇も無く、延々と敵を倒し尽くした。
結構前の出来事のように思える。長い夜だった。
昔話のような最近の話を思い出す。仮眠をとりたい。仮眠をとったらモンスターに囲まれてタコ殴りにされて終わりだ。力を解放すれば、大丈夫だが、サバイバル生活に慣れておかないとこれからの生活は厳しい。
まぁ、気配を察知して起きられるようにしないといけないのかな。
よし、ステータスを元の値に戻して、仮眠を取ろう。敵の気配を察知して起きるように意識して寝よう。
木を背にして目をつぶり眠る。
「んっ。はー。良く寝た。」
さて、敵は。目の前と全方位に複数いる。俺が起きると敵がいるのが普通になってきた。
目の前のモンスターを蹴り飛ばし、槍を取り出し、蹴飛ばした敵に投げる。ステータスが高いのでありえない速度で貫く。さらに大地を蹴り、投げた槍に追いつき、槍を掴み敵のいる方向を向き、手短にいる敵を一撃で殺す。
「さぁ、どっからでもかかってこい。全力で殺してやる。」
数十分で終わったのかな。全力を出した俺にとっては幾多の敵が相手になろうと雑魚である事に変わりは無い。
〈槍使い〉の職業のレベルも後、1レベル上がればレベルマックスだ。早いね。
早いとこ敵を見つけて、レベルを上げるか。
っと、その前に貰った服を治そう。だが、裁縫道具があるわけでは無い。なんと無く、〈獄援魔力魔法〉を使えば、治るんじゃね。そんな事を思ったりしたからだ。
服を元の感じに戻すだけ、そんなイメージで魔法を使う。
結果は治った。本当に魔法って便利だね。〈獄属性〉だから出来たのかは、わから無いが、治ったから良しとしよう。
数分も歩けば敵に会う。会敵率高いね。アルミラージと対峙する。
槍を構える。それと同時に突進して来た。槍を使い、アルミラージの軌道を逸らして、突きを放つ。空を蹴り、かわされる。それを追撃する。
切り上げ、横に払い、振り下ろし、切り上げ、連続で回転させ、穂先と底の部分がアルミラージに襲いかかる。数多の切り傷を作らせたが、致命打にはなっていない。
回転した勢いを使い、勢い良く横に切り払う。また、空を蹴り、避けられる。勢い良く踏み込み、槍の底の部分を地面に打ち付け、棒高跳びの要領で飛び上がり、空中で一回転し槍を叩きつける。
それを角で受け止められる。しばらくの間せめぎ合って、
「ハァァァーー!!!」
押し込み、地面に叩きつける。
ドガン!!!
槍を引き、柄の底に近い部分を持って、突きを放つ。首を捉え深く刺さる。それを横に払い、致命傷を作る。光となり消える。
『職業〈槍術士〉を手に入れました。』
〈槍使い〉のレベルが最大になったか。今度は〈侍〉、〈拳闘士〉、〈槍術師〉のレベルを上げよう。それと、短剣の職業と魔法の職業を手に入れて起きたい。
魔法はこれから、使う事が多くなるだろうから、手に入れておきたい。
短剣は携帯が楽で、常に邪魔になる事が少ない。いざとなった時に使えるだろう。それに、投げナイフとして活用する事ができる。アイテムポーチから取り出す時に少しだけ時間がかかる。携帯していれば、練習さえしていれば、すぐに取り出せるので職業は手に入れておきたい。
まずは、短剣を作らなければならない。〈武器生成〉を使い、短剣を作る。
〈凶剣の短剣〉 EX装備
特に効果なし。
これに効果を付与する事ができるのでは無いか?多分、できるだろう。魔術付与可能となっていたので、出来るのだろう。魔術と魔法の違いがなんなのかわからんが、出来るだろう。
なんとかなるだろう。どうにかなるだろう。もしかしたら出来るだろう。
さぁ、試してみよう。魔法陣が現れる。
魔法を武器に宿らせる感じかな。出来るはずだ。多分。
〈凶剣の短剣・獄〉 EX装備
攻撃した相手にランダムな〈状態異常・特大〉を付与。相手の物理防御力を無視して攻撃出来る。魔力を一定値込めるたびに分身を作り出す。
へ?嘘だろ。強くなりすぎてる。バカみたいに強い。どうしよう。大量に作ってみるか。いや、その前に槍の魔術付与をしよう。前と同じようにすればいいはずだ。武器が強くても、問題無いはずだ。
〈悪僧の凶槍・獄〉 EX装備
攻撃した相手にランダムな〈状態異常・特大〉を付与。相手の物理防御力を無視して攻撃出来る。魔力を一定値込めると使用者が敵と定めた者全ての心臓を貫く事ができる。
ん?ゲイボルグか?有名な槍の能力がそのまま、書かれているような気がする。いや、実現した、という事だろうか。それに、様々な効果が追加されていて、使用者を化け物にしてしまうだろう。俺も十分化け物ですけどね。
さて、短剣を大量に作るか。
数分で大量生産できるって、怖いなー。あっ、足に巻きつけて、装備する前提で動いていたから、その装備を作らなければ。
〈短剣ホルスター・ベルト〉 EX装備
短剣を納める事ができるベルト。どこにでも巻きつける事が可能。短剣を幾らでも納められる。
はい。できました。ていうか、幾らでも納められるってそれは無理だろ。もう一つ作って、両足に巻きつける。手をだらんと下げて、少し腰を落とす事で取り出せる感じだ。それに短剣を納めていく。
その時に俺は、忘れていた事があった。ここは、異世界であり、前の世界とは概念が違う事を。例えば、アイテムポーチのようにアイテムを異次元へとしまう事ができる。
といった感じに。短剣を納めていくと、七本納める度に消えて、最初は驚いたが、取り出そうと思うといきなり現れる。
それを、両足が均等になるように納めていく。
よし、こんな感じか。
刀も作るか。
思いつきのようにそう思った。いや、怨嗟の刀も十分使えるけど、短剣と槍の性能を見るとなんか、見劣りしてしまう。
そして、出来たものがこちら。
〈村正・獄式〉 EX装備
攻撃した相手にランダムな〈状態異常・特大〉を付与。相手の物理防御力を無視して攻撃出来る。魔力を一定値込めると空間を切り裂き、相手が見えていればどんな距離でも攻撃出来る。
村正って妖刀の?ってか、これの能力もチートだな。化け物だよ。装備が怖い。こんなにいいものが作れるなんて思いもしなかった。
さて、いろいろな準備も終わった事だし。さっきから攻撃してきている奴らに試して見るか。
まずは短剣の能力。分身は装備も全く同じで、ステータスも少し弱くなる程度だ。使用者が敵と定めた奴らを殺すまで、止まらない。他の武器の能力も試そうと思っていたが、いなくなってしまったので仕方がない。まぁ、他の武器は説明文に全て書かれているようなものだったから、別にいいか。
さて、職業レベルを上げる旅に出ますか。
面白かったですか?へ?面白くなかった。では、どこが面白くなかったか教えて下さい。そしたら、それを直し、この小説を更に面白くしてみせます。
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