緋弾のアリア・黒銀の武偵   作:残夏

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レキのキャラが崩壊します…


武偵はランチタイムでも気は抜けない。

「ん〜終わったー、腹減った…不知火、武藤、学食行こう…ん?」

騒がしい午前が過ぎアリアとキンジは今朝のチャリジャックの件で綴に呼び出され、そして俺は通常授業を終え不知火達を誘い昼食をとるべく食堂に向かおうとした時誰かの視線を感じた。

「おう!行こうぜ!!」

「たまには学食もいいねってどうした武くん?」

「いや…誰かに見られてる気が…ってレキ?…」

視線を感じる方に目を向けると、視線の送り主はみんなの憧れのレキだった。

「…」

「…レキも一緒に行くか?」

「はい」

「ぼ…僕と武藤君は席取りで先に行ってるから」

「2人はゆっくり来いよ!」

「え!?ちょ…」

不知火と武藤はそそくさと教室を出でいってしまった。

「何なんだアイツら?まぁいいか、席無くなる前に行こうか」

「はい」

俺達も教室から出るためドアを開けると両手を前で組み、姿勢よく立っている武偵校の制服に身を包んだカグラがいた。

「こんにちは武様、レキ様」

「おう!カグラ、入学おめでとう」

「こんにちはカグラさん、おめでとうございます」

「武様にレキ様ありがとうございます」

カグラは微笑み軽くお辞儀をする。

「それでどうした?つかよく教室がわかったな?」

「クラス表を見たので挨拶をと、それと今朝の体育倉庫での戦闘で武様にお怪我はないかと確認に、私が一緒にいれば…」

 

「新入生が早めに登校するのは当たり前だ、それに俺は見ての通りだから安心しろ」

「それを聞いて安心しました…明日からはご一緒に登校しますので、後これを」

右手に持っていた紙をカグラに差し出され、受け取る。

「戦妹の申込書かぁ俺から教務科に出しておくよ、カグラは昼飯まだか?」

「昼食はまだですので購買に行こうかと」

「そっか俺達はこれから食堂行くんだけど来るか?」

「宜しいんですか?」

カグラは俺ではなく何故かレキを見つめ、承諾を求めた。

「…私は別に構いませんが?」

少し間を開けレキは、首を縦に振りながら答えた。

「?じゃあ行くか」

『はい』

俺達は今度こそ食堂に向かい歩き始めた。

 

 

 

「なぁ不知火、武とレキちゃん…どう思う?」

「何か怪しいと言えば怪しいね?」

武達と別れ先に食堂に来た俺達は、席取り件ある疑問を不知火と話し合っていた。

「俺的には武にはそんな気はなく、レキちゃんの片思いだと思うんだ」

「ん〜確かにそうかも知れないけど…案外レキさんも気付いてないと思うんだよ、でも何かしらの気持ちは武君に抱いているがそれが何なのかは分からない…ってレキさんは感じてるかもしれない」

「どっちにしろあのロボットレキがね…」

溜息を吐きラーメンを啜り、不知火はサンドイッチを口に運んだ。

「しっかし、武は馬鹿だよな?無意識とは言えレキちゃんの好意に気付いてないんだからよ…あんなに大好きオーラ出してれば普通は分かるってのに」

「何かしら不思議には思ってるんじゃないかな?流石に他の皆と態度が違うんだから…でもまぁ、それだけ仲がいいって思っているよね武君なら」

「そう感じてればちったァマシなんだがな…Sランク最強の武にビビってレキファンクラブの奴らは手出ししてこないんだからやりやすいのに」

『ハァ…』

「よぉ武藤、不知火遅くなって悪ぃな」

また二人して大きな溜息を吐くと、お盆を持った武とレキともう一人の女子が向かい側の席に座った。

「なぁお二人さんその子は誰?」

「俺の戦妹のカグラだ」

「カグラ…あぁ、僕は強襲科の不知火亮よろしく」

「俺は車輌科の武藤剛気!よろしく!」

「先ほど武様にご紹介に与りましたカグラです、不知火様に武藤様こちらこそよろしくお願いします」

『様??』

二人共カグラの喋り方を不思議に思い、超特盛牛丼を食べている俺の顔を見てくる。

「カグラは俺ん家のメイドなんだ、その喋り方は癖だから気にすんな」

『メイド!?』

「はい、武様のメイドを務めております」

「へぇ…メイドねぇ…」

「つか、武はともかく…レキちゃんもカグラちゃんもスゲー食べるのな…」

俺を真ん中に右はレキで左にはカグラが座っていてレキは超大盛りのオムライス、カグラは超大盛りハヤシライスを食べている。

「まぁなカグラは知ってたけどレキについては驚いたよ…」

「スゲー…武と同じくらい二人共食べるの早いね…もう食べ終わったよ…」

不知火達より遅く来たが、俺達の方が早く食べ終わった。

「さぁて、デザート、デザート」

牛丼の入っていた丼を置き、代わりに大きなプリンが乗った器を取りスプーンで掬い口に入れた。

「武って何時もプリン食べてるよな…カグラちゃんまで食べてるし…」

「ここのプリンスゲー美味いんだよ!」

「私も武様からお話を聞いて興味を持ったのですが、確かに美味しいですね」

「そんなに美味しいんですか?」

「スゲー美味いぞ!」

プリンに興味を持ったらしくプリンを見つめるレキにプリンの乗ったスプーンを差し出すと、レキはなんの躊躇もなくプリンを、スプーンを口に入れた。

「ハムッ」

『え!?』

「あら」

「な"ッ!?」

俺を含めた不知火達も驚いてしまった。

「確かに美味しいです…皆さんどうかしました?」

スプーンから口を離したレキは、何事も無かったようにプリンの感想を言った。

「レキちゃんい…今アーンを!?」

「レキ様は大胆ですね」

「な…何でやった武君も驚いているんだい!?」

「お…俺だって冗談でやったつもりだったんだよ!!何で食べたレキ!?」

「差しだされたから…ですよ」

「そう言う事じゃなくて!?」

まず何を言ったらいいか分からず、頭を掻きながら深呼吸をして無理矢理落ち着かせた。

「あのなレキ、俺が言いたいのは今のは…その…か…関節キス…なんだぞ?レキは平気なのか?」

顔を紅くしながら本心を言うと、レキも顔を紅くし自分の唇に指を当てた。

「私は気にしません…それに美味しいかったです、武さんのスプーン…」

「グハッ!!」

レキの言葉を聞いた瞬間鼻から熱い何かが吹き出し、俺は意識を失った。

「た…武様!?大丈夫ですか!?」

「救護科を救護科を呼んでくれ!!」

「ヤベ…尋常ではない量の鼻血じゃねか!?」

俺宮本武は今日初めて思った。[死んでもいい]と。

 

 

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