BETA万能説 作:(やる気をだした)かわいそうなニー友達
どうも。作者です。
なんか悲しくなって連続で二話目投稿です。まあ元よりふざけた小説なので何も期待していませんが。
では本編、どうぞ。
珪素生物生活を始めてから約1年間。
やっとの事でBETAの数が揃って来た。具体的には大体……2300億くらいかな? 重頭脳級が。
いやー、案外大変でした。
なにせBETAを創るって言っても、一体一体しか作れないんだもん。
説明すると、なんか不思議パワー的なのを拳大までに集めて、マブラヴ原作に出てた奴を想像する。するとボンって爆発して、それが出来るんだけど……。
これを何万何億と繰り返さなきゃ、支配地域を広げられないからね。
そして、その2300億という数を、俺がチマチマと一体ずつ爆発させて創ったという努力を、実に評価して欲しい。
珪素生物だからって、眠気とか食欲が吹っ飛ぶ訳じゃないからね。人間と同じように飯食べるし、クソするし、寝る事もする。
ま、そんな事せずにドラえもんの腹一杯になる飴創って食ったり、睡眠代用剤飲んだりしてますけど! お陰様で毎日身体が体調不良を訴えております。
「あの、ケイソさま。この書類はどこにおけば良いでしょうか……?」
謎の金髪美少女が此方を伺うように覗き込んでくる。上目遣いがとんでもなくパーフェクトだ!
この子の名前は、アリス。俺が創った人型BETAの記念すべき第一号とでも言うべき、超絶美少女だ。
因みにモデルはメガテンの【魔人 アリス】 青おじさんと赤おじさんも作ろうと思ったけど、めんどくさいし、わざわざおっちゃんを創る理由が見つからなかったので除外。誰がおっさん見て喜ぶんだよ。少なくとも俺にそんな趣味はない。
ワンピースをゆさゆさと揺らすアリスの頭を撫でて、指示を出す。
「ああ、それなら第三情報室へと持って行ってくれ。あいつら最近、資材が足りないって言ってたし、丁度良いだろ」
「うん、分かった!!」
にっこりと歯をキラキラと輝かせたアリスは、ぎこちない足取りで走って行ってしまった。
ふふふ、流石はアリスちゃんだ。可愛すぎるぜ!!
とりあえず、作業に戻る事にする。
「……ちゅー…ちゅー……」
片手にコーラを創って、一息つけながら同時進行でBETA創りを進める。
現在行なっているのは、BETA生産施設の作成だ。勿論、その生産品は【重頭脳級】
というのも、俺は気付いてしまったのだ。このまま俺が地道に創っていくのは、効率が悪いと。
まあそれ以前にメンドくさいと思ったのだがきっかけなんだけど。限りなく機械化して楽するのは最近の流行りである。
生産施設を配置するのは、俺が1時間ぐらいかけて創った、人工惑星だ。宇宙のチリを吸収して資源に変えたりする地面創ったり、食物連鎖による資源UPだけを目的とした生態系が形成したりしている。
因みに完全なる生産施設オンリーの惑星である。この惑星の生命全ては重頭脳級の為にあると言っても過言ではない。……こう言うとなんだか悪役っぽいな、俺。
「……は!? 悪役だと!」
そう言えば忘れてたけど、原作的に言えば地球を襲わなきゃいけないんじゃなかったっけ? こう見えても俺、悪役サイドに転生したわけだし。
今どのくらいの時期なんだろうね。
今はそれから大体600年位前だね。まだまだ時間に余裕があって、俺様大満足!
やっぱりこう言う時に、ネットが使えるっていいね〜。正史での歴史も分かるし、画像とかも見れるし。これなきゃアリスちゃんも創れなかったと思うね、マジで。
そう言えばアリスちゃんと言えばメガテン。
メガテンと言えば閣下。
閣下も創った方が良いのかな? でも本物の閣下がいたら怒ると思うし……うーむ、迷う。
まあ良いや。とりあえず保留の方向で。
「よーし、もっともっと生産施設を量産するぞぉ!!」
俺による新たな犠牲
■
そんな生産施設量産から3ヶ月ごろたった頃。
俺達は何気に危機に瀕していた。
「ケイソ様! どうしましょうか……?」
アリスちゃんが不安げな瞳で此方を振り向く。振り向いた瞬間に女の子独特の良い匂いがして、今に俺は一種のヘヴン状態だった……
って、いかんいかん。
「どうするも何も、ねぇ……」
手に持つ資料を覗き見る。
巻頭には『襲撃! ヘイデル軍団!』と書かれた何処ぞの創作物のサブタイトルのようなものが。因みにこの資料を創ったのは資料作成班のバカである。
あいつは後でお仕置きが必要そうである。アリスちゃんによる、キツーイ、きつ〜いお仕置きが、な。
それはともかく、敵の規模自体は貧弱である。
その数およそ100億。戦艦などが込みで入っているが、それでも我がBETA軍のそれには及ばない。
何しろ今は生産施設を創ったお陰で生産スピードが今まで比じゃないくらい尋常じゃない物に増えているからな。
その数約5600億。俺の約一年にも及ぶ、地道生産の日々はなんだったのか。そもそもBETA創りは人力ってなんだよ。疲れるわ。
と言うか何気に今、10の12乗くらいまで来てんのな。まあ惑星全部を重頭脳級生産施設で埋めつくせばそうなるか。
因みに、資源が最初のフル稼働で枯渇した為、例のチート能力で消え失せる事のない資源を導入しました。
モデルは……なんだっけかな、あの空気からミートボールとかスパゲッティ創るアニメ映画。まあその映画に出て来た主役機械をモデルにしました。
というか枯渇するくらいだったら生産UP元々の生態系はなんだったのか。ホントにもう、最初の頃の努力が全て打ち消されている。
これはもしかして、働いたら負けと言うやつかな?
「……そどの……イソ殿!」
「……ん?」
低い男の、渋みのある声で意識を現実へと引きずり戻す。
何やら俺は上の空状態だったらしい。これは失敬した。
それで、なんだね、ムキムキマッチョ君。
「現在我が惑星系に進軍しているヘイデル軍ですか、どのようにすれば良いでしょうか?」
あー、そう言えばそんな話をして居た。考え事をするといっつも周りが見れなくなるんだよな。コイツは要改善……っと。
ああ、それで軍への対処だっけ?
「そんなもの、叩き潰せば良いじゃないか?」
「「「………」」」
「……け、ケイソ殿。それは流石に無理があるのでは?」
その言葉にこの場にいる一同は、沈黙。
暫く誰も喋らないという謎の空間が発生した。
そんな空間から早くも脱出したのはムキムキマッチョもとい、アームストロングさん。
モデルは勿論名前通り、ハガレンから引用。彼の筋肉錬金術を見てみたかった為に、人型BETA第3号として創造しました。
「いやいや、無理って事はないだろう? 数の差で言えば60対1だぞ? 適当にやれば物量で行けんだろ」
実際、マブラヴでも物量で勝っちゃってるし。適当な武装創ったり、戦闘用に特化したBETAを新規で創れば行けると思う。
まあ、実際どうなるかは分からないけど。
「それじゃ、後は頼んだよ〜」
ふらふらと立ち上がって、会議室を後にする。
俺が今からやるのは、純粋に戦闘に特化したBETA創りだ。