BETA万能説 作:(やる気をだした)かわいそうなニー友達
どうも。作者です。
今日の朝見たらお気に入りがあって、驚きました。まさかこんな駄作にお気に入りが付くなんて……ヒャッハー! 今日は呑み会だぁー!!
と言うわけで、ありがとうございます。今後も頑張って行きます。
では本編、どうぞ。
自室に引き篭もり、何やらガタゴトガタゴト暴れる事数分。俺はやっと部屋から出て来た。
その手には数多くの資料と、銃器があった。
「ま、急ごしらえだし、こんなものかな」
その手に握る資料に力を込めて、若干しわくちゃにする。
その顔には、笑顔が浮かんでいた。
すぐさま部屋に取り付けられた電話を手に取り、CALL。送信先は『第六開発室』だ。
出るまで少し時間が掛かるか、と思って居たが相手側は俺を待たす事なく受話器を取った。流石である。
《これはこれはケイソ様。今宵は一体どのようなご要望で……》
「あ、今日はそういうお遊び無しで。なんか軍団来てるらしいからさ」
相手のおふざけモードを叩っ斬り、業務に関する事のみを話す。
実際、時間が惜しいのだ。
そんな事など知らないと言わんばかりに不満になる開発室長。彼は物足りなそうである。
「はぁー……そう落ち込むなって。いろいろ武器データ作ってやったから」
その言葉を聞くと否や、ファッ!? という叫び声と共に飛び跳ねる(ような気がする)室長。
とりあえず転送機に書類と実物を送る。
この転送機も勿論チート能力で創った。というかここにある物の殆どはチート能力で創ったものだ。
《ほうほう、これは……素晴らしい!! 面白そうな案ですな、ケイソ様!!》
「だろだろ? このバスターライフルとか、BETA全員に配備したら面白そうじゃね?」
《ホントですな! でも資材が足りないので、全員に配備できるかどうか……》
受話器の向こう側で途端に気が弱くなる室長。
ふふふ、そんな室長の為に俺はわざわざ、創って来てやったぜ。
受話器に今送るからー、とだけ伝え、転送機にあるものを送り出す。
それから暫くして受話器から帰って来たのは、驚愕の叫び声だった。
《ちょ、ケイソ様!! なんですかコレ!!》
「何って【ゼロ式製造機】だが?」
別名、巨大ミートボール爆撃機。重頭脳級生産施設にも埋め込んだコレを、資材に困る室長に渡せばどうなるか、否が応にも分かる。
当然、パニックを起こした室長が、
《……いやいやいや、はぁあ!? 意味わかんないんですけど! ケイソ様コレどうやって作ったの!?》
「いやま、あそこらへんをちょちょっと弄ってさ……」
《そんなので分かるわけ無いじゃないですか!! しかもそんなのでこんな代物が作れる訳ないでしょ!!》
室長の一人劇場は続く。
「いやでもさぁ……」
面倒くさくなった俺は適当に受け流そうと努力する。
が、室長は落ち着いた口調で、正すような声質で言った。
《良いですか、ケイソ様。コレは
うーん、まあ確かにそうだけどさ。そう言われれば賢者の石っぽいけどさ。
そんな物より生物や星さえ創れるチート能力の方が異常だと、俺は思うんだ。
《確かにこれは素晴らしい物です。ケイソ様が初めて為した、全生物史上最初の快挙でしょう。ですが、それは戦いを広める原因になります》
……あー。確かに。
コレを巡って他の生物が攻め込んだら、メンドくさそうだしな。
《ですのでケイソ様は、今後こんなものをポンと渡さないでください。
その言葉を聞いて、俺は思った。
——BETAってなんだろう(哲学)
■
あの室長との一件後、今度は別の場所まで来ていた。
即ち、新規作成した新たな人口惑星である。
「よーし、それじゃやるか!!」
左右の手をそれぞれの方向に伸ばし、無尽蔵に生み出されるエネルギーを解放する。
イメージするは、巨大格納庫。大型兵器が何千体でも入りそうな、惑星系の半分ぐらいを使った、格納庫。
余った箇所には【ゼロ式製造機】を数多く埋め込み、居住エリアやトレーニングルーム、管制室を創る。
他にも食堂には高級食材を数多く配置し、部屋にもルンバもどきや冷蔵庫などを配置する。
一通り終われば、後はエネルギーの注入はお終いだ。
案外時間が掛かったらしく、俺の腕時計は現在、12時を指していた。
「確かヘイデルの軍団がここに来るのが15時だから……やべえ、時間が!!」
すぐさま俺は次の作業に入った。
■
あの数時間に渡る作業が終わった頃。
俺は再び場を移動し新規惑星、【兵器格納星】の中にいた。
そんな空間でも比較的特別な場所にいる。
コックピットの中だった。
「えーと、説明書によれば第3メーターを確認後第16ボタンと第2ボタンを同時押し……ってメンドくさいわボケェ!!」
コックピットの床を思っ切り蹴り飛ばし、悪態をつく。
若干壊れかけたのは内緒だ。
「はぁ〜、操縦なんかめんどくさそうだし……いいや、【AMS】取り付けちゃえ」
すぐさまコックピットの操縦桿に右手を当てて、エネルギーを送り込み、想像する。
この時ついでに
コックピットにAMSが追加されれば完了だ。
「って、俺に接続端子がねえじゃねえか」
気付いてから急ぎ端子を首元に創り、何事も無かったかのように接続する。
やはり接続した時に吐き気がするというのは原作同様のようだ。
「気持ちわりぃ〜……ちゅー…ちゅー……」
手にコーラを創り出して、飲みながら出発時刻まで待つ事数分。
管制室から通信が送られてきた。
《こんにちは。パイロットデータの更新をするわ》
若い女性の声が無線から聞こえて来た。
暫くすると更新とやらが終わったのか、再度通信を繋げる。
《今回の作戦でオペレーターを務めさせて貰う、【マグノリア・カーチス】よ。以降何回か務めさせて貰うから、そのつもりでね》
その強気な対応に、つい口元が緩んでしまう。
死ぬ前には絶対に会えなかった、架空の人物が目の前にいるのだから。
《作戦内容を説明するわ。今回の敵はヘイデル星人により構成された軍団、その数およそ100億よ。
その中でも戦艦は約10億。戦闘用の兵士が約40億を示しているわ。残りは補給艦とかだから、実質的な戦力としては50億くらいね》
なんだ、想定してたより少ないじゃないか。
ある意味落胆だな、アレだけ用意したってのに。
《でも、流石に数が多いわ。だから今回は【
因みに、バスターライフルとVOBも頑張って生産施設を創った。時間が無かったから数個しか創れなかったけどな。
《その後はBETA軍によるバスター射撃による、面圧射撃で押して行き、最終的には撃滅させる。
良い? 敵勢力は一体も生き残らせちゃダメだから。殲滅するように頼むわ》
ま、そりゃそうだな。敵勢力の生き残りを生かして下克上されたってのは、平清盛の話でよく伝わってるからね。
《それじゃあ、後数分でカタパルトを出すから、それまで待機していて》
そこで、通信は切れてしまった。
後少しで出発時刻だ。精々、派手に暴れてやるとしよう。