BETA万能説   作:(やる気をだした)かわいそうなニー友達

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 どうも。作者です。

 当初本作は打ち切り予定の失踪小説として書き上げた物でしたが、今になって急に本作を読んで下さった方々に申し訳なくなり、書き直してみました。

 一応リメイクと言うわけではなく、今までの主人公と同じ存在である人物を主眼に置いたものとなっています。
 なので、じょしょー! とか、にしょー!! とか書いていた時の主人公の作品を原文と称し、今話から始まる話を原文を参考にした本編とする事にしました。この設定に拒否反応が出た方は即座にブラウザバックを。

 と言うわけで、前置きはこの辺で。
 本編、どうぞ。
 
 


第一章 仮称『BETA軍』が誕生するまで。
第一話 "俺"に巻き込まれて転生した。


 

 

 突然だが、『BETA』とは"人類に敵対的な地球外起源生命体"の略称である。なに、ちょっと間違っているだって? ……気にするな!!

 

 それはともかくとして。

 彼らを知るものは彼らがどう言った生物か、ご理解頂けていると思う。もしも知らないと言うならば、さっき言った略す前の長ったらしいヤツを読めば、なんとなくつかめるであろう。

 そう、彼らはいわゆる宇宙人と言うヤツだ。あの銀色の輝く頭デッカチとか触手にゅるにゅる軟体生物とかと同じ部類に入る、異星人である。

 異星人と言うと大概の作品ではコンタクトを取ろうと接触したり、儀式を行ったりするカルト集団がいるものだが、生憎と彼らにコンタクトを取ろうとする地球人はいない。

 何故ならば彼らはその名の通り、人類に対して敵対的な行動を、つまり侵略と言う手段を大規模的に使う宇宙人であり、人類を滅ぼす勢いで殺戮し、資源を文字通り貪っている。自然破壊の事など考えずに、地形を荒らす事を前提に襲撃しているのだ。

 

 そもそも戦争とは、欲求の果てに起こるコミュニケーションの一つである。コミュニケーションと言うと変に聞こえるが、実際そうなのだから仕方ない。

 と言うのも、戦争をするのは人間と人間であり、違いの認識の違いや物資の低下により起こるものだからだ。

 

 

 ——相手国は俺たちの事を信用していない。生き残るには殺さないといけないな。

 

 ——食料が足りない。このままでは民が飢え死にしてしまうぞ。仕方ない、あいつらから奪ってこよう。

 

 

 こんな感じで、自らの欲求を満たす為に他者へ攻撃と言う方法での接触を図っているのだ。コレをコミュニケーションと言わずに何と言おうか。

 そう、戦争とは本来ならば何かしらの意味を持って始められるものであって、何もなしに突然始まる物ではない。故に事前には何かしらの準備があり、それを察知さえすれば対処は叶うのだ。

 

 勿論それは相手が宇宙人であっても同じである。彼らにも何かしらの理由があって地球に攻めて来ており、事前に準備期間として火星へと飛来している。

 しかもコレを人類は確認していたのだ。相手側の動きがちょっとでも確認出来ていると言う事は、従来の戦争までの始まりと特に変わった事はない。唯一変わった事と言えば人類側の出方だろう。

 

 この時点では人類は彼らが敵対的であるのを知らない。まあ当時では彼らの事を知るにはちょっとした衛星写真しか手段が無かった為、その程度だろうとは言えるが。

 だからと言って流石に危機感がなさ過ぎであった。同じ人類同士で争いが、意識の対立が起こっていると言うのに、他種族と意識の対立が起こらないとでも思っていたのか。

 結果的に、防御手段を確立していなかった人類は大き過ぎる大打撃を喰らった。資金を大量に回して建造した月面基地を彼らに破壊され、その防衛に送り込んだ兵器・人員をもいとも容易く破壊される。

 その後地球に着陸した彼らに対して最初こそ航空機で圧倒していたものの、すぐに対処されて一発逆転。月面基地でのにが汁を再度啜ることとなった。

 そして2001年。その頃には既に人類の8割程度は死に至り、もはや壊滅状態と言う。戦術機というBETAに有効的な兵器を作ったり、新たな戦術を展開したりしたが結局、焼け石に水という無惨な結果のみが残った。

 

 さて、ここまで説明すれば分かるだろう。BETAとは人類の敵であり宇宙人。そして何より……

 

 

 超強いって事だ。

 

 

 

 

 ■□■□■□■□■□■

 

 

 

 

 

 BETAの脅威や人類の大敗退劇の概要を説明した所で今度は彼ら、BETAのスペック説明に移るとしよう。

 現在——と言うよりは2001年ごろまでに確認されている種類はかなり大まかに分けて4つ。小型、中型、大型、超大型の4つだ。

 そこから更に分けていくと全部で十何種類いる訳だが、今回は戦場でよく見る種のみにしておこう。

 

 

 まず一つ目。戦車(タンク)級。

 この種は平均して4、5m程の身体を持ち、数多くある脚(腕)を高速はいはいして突進してくる種だ。数がかなり多く、この世で一番兵士を喰ったヤツと評判の人気者である。

 因みにコイツは小型、そして量産型のようなポディションだが、その身体はロケットランチャーの直撃を受けて平常運転出来るくらいには頑丈である。

 

 2つ目。兵士(ソルジャー)級。

 この種は簡単に言えば戦車級の劣化版のようなもので、人間大、そして人間そっくりの種である。と言っても人間とは違い多足であり、腕力や顎の力はゴリラ級であるが。

 どうでも良いがこの種のベースには人間の死体が使われており、この種はそれをリサイクルした雑種品であったりする。

 

 3つ目。中型級各種。

 突撃級や要撃級がこれに当たり、その全高は18m台にも登る。故に通常兵器では対抗するのは難しく、基本的にはミサイルや戦術機での戦闘が基本の種である。

 突撃級はシールドのような甲羅を、要撃級は棍棒のような腕が硬質化しており、これは地球上のどの物体よりも硬いと言われている。モース硬度・靭性ともに15以上、つまり最高レベルを超えているらしい。

 

 4つ目。光線(レーザー)

 全高は3mちょいではあるが、その真の脅威は名前の通りレーザーにある。この種は眼球の網膜から光を収束し、精確な射撃によるレーザー攻撃を浴びせるのだ。

 この種の脅威は半端な物ではない。レーザーによる超弾速・高威力に加え光線(レーザー)級の高精度の照準のコンボがかなりの痛手を生む。何キロm先の戦術機を一撃で融解させるなど、人間業では無い行動を全ての個体が行うのだ。

 彼らの出現によって人類は防衛戦に回ったと言っても過言では無いだろう。それほどまでに、彼らは強すぎるのだ。

 

 

 これで4種類の説明が終わったが、どうだろうか。恐らく皆はコレを見てこう思った筈だ。

 

 

 ——BETA、超強くね……?

 

 ——チートじゃん。

 

 

 その通りである。彼らは個体としてもずば抜けて強く、人類どころか生命体全体を敵に回しても大丈夫なくらいだ。

 しかし真の脅威はそこではなく、圧倒的な物量にある。彼らの戦術は波の如く、押して押して殺しまくれ、と言うものなのだ。

 彼らBETAの中には"頭脳級"と呼ばれる種類がいるのだが、この個体は全宇宙で10の32乗いるらしい。司令官クラスが億以上の数がいると聞けば、人類はどんな顔をするのだろうかと、正直苦笑いが絶えない。

 

 

 それでだが、本当に突然ではあるのだが、俺【卿夽 神(きょうぐん じん)】は彼らの上司的立場に居たりする。

 

 お前は何を言っているんだと諸君は思っている事だろう。安心してくれ、俺もそうなのだ。

 まあ簡単に言うとだが、俺は死んだらしい。何やら油の中にすっぽんぽんでダイブしたらしいが、正直言って記憶が無い。本当にそれは俺なのかと小1時間程度問い詰めたいのだが、仕方ない。

 

 何せそれを告げたのは"神様"とやらだったから。

 と言っても確証、証拠などはないのだが。しかし頭の中に直接声を届けるという荒技をやってのけたので、その場の俺はすぐさま信じた。というよりアニメでやっていた『こいつ、頭に直接——ッ!』というのを実際に体験できた事による達成感で頭が回らなかったと言うのが一番ではあるが。

 

 神様が言うには、俺と言う存在は"全ての個体"が死んだらしい。と言うのも人間と言うのはあらゆる世界、つまりパラレルワールドの事だが、そう言った世界に同じ存在がいると言う。

 例を挙げるとすればガンダムの赤い彗星、シャア・アズナブルだろう。彼は別の世界、つまり別に同じような存在がいる。金ピカモビルスーツのパイロットであるクワトロや、ユニコーンに出てくる頭がふわふわなアイツ。

 そう言った存在全てが世界規模で見れば同じ存在らしく、それらの事を纏めて"全ての個体"と表現すると。

 

 簡単な例えでいくと、世界Aにいる田中、世界Bにいる中田を同じ存在とすると、彼らを纏めて呼ぶ時には"全ての個体"という表現をする、と言う事だ。

 

 

 で、俺という存在が全て死んだと言うのだが、その原因と言うのは俺と同じ存在であるとある一人が天ぷら作ってた油に頭突っ込んだから、らしい。

 そのせいで俺のような、彼と同じ存在である"俺たち"はみんなして油に関わる死に方をしたらしい。俺の場合は油に全裸ダイブだったが、他にも沢山のバリエーションがあったと言う。ホワイトハウスにガソリン撒き散らして放火とか、ガソリンがぶ飲み大会に出場して死んだとか、ギャクマンガみたいな死に方が多かったと言う。

 

 で、死に方がほぼ同じとなるとこの後起こる出来事もその原因である"彼"とほぼ同じ運命を辿るだろうと、神様はその"彼"が受け取ったという力を俺に授けてくれた。

 それが最初に言った"BETAの上司"という奴であり、珪素生物としての身体と、創造能力だった。

 

 "彼"はこの能力を好き勝手に使って最終的なバッドエンド直行コースに行ったとのことなので、出来れば自重して使ってくれとの事だった。

 

 と言うわけで。

 

 

「……なんか超暇だな」

 

 

 原作で大量に居た重頭脳級を片手間に創造しながら、適当に住み着いた惑星でニート生活を送っている。

 と言ってもやる事がなさ過ぎてニートという状況なので、嫌々なのだが。仕事が欲しいものである。

 

 

「……はぁ。ホント恨むぞ原因作った"俺"。何してくれてんだこのヤロー!」

 

 

 そんな恨みが届いたどうかは分からないが、それから何故か重頭脳級の生産ペースが上がった。

 ……何故だ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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