怪盗アルセーヌの溜め息   作:アリス・リリス

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第三話~探偵と怪盗~

怪盗アルセーヌ率いる怪盗帝国は、次々と盗みを成功していき、その名を世界に轟かせていた。

 

「怪盗アルセーヌ!この天才・明智ココロ率いる『G4(ジーフォー)』から逃げることはできないわ!さあ、観念しなさい!」

 

小さい刑事が追いかけてきた。

と、突然、転けた。

どうやら、躓いたらしい。

 

「ココロちゃん、大丈夫?ここは、私たちに任せて!」

色違いのお揃いの服を着た4人組の姿が現れた。

 

「ココロちゃん、言うな~!」

 

四人組は、そんな明智ココロを無視した。

ピンク、青、緑、黄色の少女達からトイズの気配がした。

 

(トイズの気配…)

 

「ネロっ!あの機械を制御して!」

「まかせな!」

ネロと呼ばれた、黄色の服を着た少女は、金属の棒を機械に差した。

 

ガシャン!

「なんですの!?」

 

機械は、粉々になった。

「エリー、あれを投げて!」

「は…はい!」

 

緑色の服の少女、エリーは、頬を赤く染めつつ、壊れた機械の破片の中で大きいものを持ち上げた。

 

「甘いですわ!」

 

アルセーヌは、姿を消した。

 

 

青色の少女、コーデリアが耳を澄ませた。

 

「あそこよ、シャロ!」

 

「『女神の首飾り(ティル・アルーラ)』を返してもらうです!」

 

「フフフ…。出来るのかしら?」

 

 

アルセーヌのが笑っていると、首飾りがふわりと浮かんだ。

 

「なっ…」

 

「怪盗アルセーヌ!返してもらったわ!おとなしく捕まりなさい!」

 

いつの間にかココロが復活していた。

 

あたくしを照らす、数多のライト…

 

「ハァァァ!」

「爆弾だァァ!」

 

スリーカードがライトを次々と壊していった。

 

「アルセーヌ様、お逃げください!」

 

あの場から離脱したあと、アルセーヌの頭の中からあの少女達のことが消えることはなかった。

 

(あの子達は、一体…?)

 

アルセーヌは、彼女達のことを知ろうと、必死になった。

 

そして…

 

「…ミルキィ…ホームズ…」

 

 

―ミルキィホームズは、シャロ、ネロ、エリー、コーデリアの4人組。

それぞれ、偉大な探偵を先祖に持っている。

彼女達の育ての親は、小林オペラ―

 

 

「ワクワクしますわ!ミルキィホームズ、あなた方をあたくしが潰して差し上げますわ」

 

「アルセーヌ様、ミルキィホームズは、横浜の『ホームズ探偵学院』の特待生として、『ポワロ探偵養成所』から入学します」

ストーンリバーが助言した。

 

「そうですわ…、あたくしが生徒会会長、アンリエット・ミステールとして、彼女達に近づく。あなた方は、あたくしの安全確保をするのです」

 

 

「はっ!」

 

三人が部屋から出たのち、アルセーヌは、一言口にした。

 

「オペラ…。あたくしは、あなたに負けていなくてよ。あなたが育て上げた『ミルキィホームズ』をこの手で潰して差し上げるの…」

 

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