ブラウセン帝国興亡記   作:シモン0011

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最近よくアイディアが保管されます(/・ω・)/
後、ナレーションには屋良さんの声を補完すると個人的にはいいと思います。
なお、軍についてはこの基準で見ていただければいいかと。
1個師団=2個連隊=4個大隊=10個中隊=おおよそ20個小隊
(1個師団12000人=1個連隊6000人=1個大隊1500人=1個中隊150人=1個小隊7人)


6話ー国家の再生と動乱

ブランデンブルク帝国 帝国暦561年

ブランデンブルク帝国では新皇帝即位1年が経過し、軍の編成などが進んでいた。

帝国皇帝居室

ここでは、ジークフリート・フォン・ブラウセンが1年前、国民議会と和睦してから軍権の最たる参謀総長の任命や親衛隊を始めとした軍の編成などを皇帝妃たるヴィルヘルミーナ・フォン・ブラウセンと主だった軍の司令官などと話していた。

 「では、軍の編制は現状のところ30個師団というところか、参謀総長。」

 「そうなりますな。陛下と国民議会の和睦以降、南部には12個歩兵連隊以外の戦力を置いておりませんし、後は陛下と皇妃陛下の立案されました魔導兵と工兵の特殊連隊構想も未だ確立の途中といったところです。」

皇帝により、新参謀総長となったのは前職が帝国軍参謀総長次官アルフレート・フォン・ローゼンベルク上級大将である。

そして皇帝の隣に座っていた少女が参謀総長の発言に驚いていた。

 「参謀総長!? まだ魔導工兵コマンドの練度が低いのかしら。」

 「そうは言っておりません。しかし、何分我々軍上層部としましても陛下と皇妃陛下のおっしゃる敵後方地への展開や敵前線基地における重要兵器の破壊や奪取ということ自体が困難でありまして・・・」

そう参謀総長が答えると皇帝も皇妃の方を振り返りながら告げた。

 「流石にミーナ、それ以上は南部から徴兵を出来なくなった後急激に徴兵した戦力に新たな作戦とかなんて無理だって言ったじゃないか。せめて5年は待たないと。」

その言葉に少女はうつむき、代わって軍の将軍のうちの1人が発言した。

 「しかし、その案はわたくしは面白い目論見かと考えます。まずは兵の基本的訓練。その後の応用訓練としては面白いかと思います。特に軍の移動に関しては向上が大幅に認められるのではないかと。」

 「ヴィッセンバーグ大将。卿のこの帝都ベルントロットに存在する近衛第1師団と近衛第2師団で特に研究してほしい。それならミーナも閲兵出来るから構想を上手く伝えられるだろうし。」

その言葉に少女は顔を赤らめながらも少年に答えた。

 「そんなこと言うんならジーク。あなたが閲兵すればいいじゃない。皇帝なんだし。」

その少女の言葉に少年は全く気付いた風もなくこともなくいった。

 「皇帝の執務は軍務だけではないよ。諸外国とのやり取りは内閣に完全に譲ったわけではないし、お隣のフランチェスカ王国との関係もあるしね。」

この少年のいうフランチェスカ王国とはブラウセン帝国の南部・東部と国境を接する国でありそのフランチェスカ王国中間に宗教国を挟んでいる。

そのことを軍の将軍と皇帝・皇妃が確認していたころ、南部では新たな争乱が起こりつつあった。

 

帝国南部領ハ―ゼンバッハ市

市長公邸

ここでは、南部領として貴族領から脱却し、中央政府の選挙と同時に行われる各都市首長選挙が行われ、首長が市長として決定している。

その市長公邸でライヒ・ローエン市長は早朝の執務を取っていた。

その場に突如、武装した兵士が現れたのである。

「!? なんだね、君たち。ここを市長公邸と知っての狼藉か!」

その言葉に兵士たちは答えず、代わりに魔導術式を詠唱していた。

Du hast die Gnade der Hauptsonne abgelehnt. (汝は主たる太陽の恵みを拒否したもの。)Darum bist du würdig, (故に汝、)von diesem Himmel gerichtet zu werden.(その身天の裁きを受けるに値する。)Das Urteil, das dir gegeben wurde, fällt.(汝に与えられる裁きは落下。)Lass dich in sein Leben zurückkehren.(故に汝、その命天に帰せよ。)

その後、ライヒ・ローエン市長の躰が執務室の椅子ごと浮かび上がり、近くの空いていた窓から投げ出された。

「よし、これで我らの敵は1個連隊のみだ。市民には戒厳令でも出しておけば命を軽んじるもの以外は従うだろう。」

その兵士の言葉に後ろにいた兵士が答えた。

「小隊長!隣のレーベルライヒ市においてもB小隊が作戦に成功したとのことです。」

兵士は魔導術式で何者かと連絡を取り合っていたのだ。

「よし、通信兵!師団本部に連絡。敵ブラウセン帝国の都市の一部もこれで切り取ったも同然だな。」

隊長格の男はそういって部下を連れて出て行った。

 

数日後、帝都ベルントロット

皇帝居室で朝起きたばかりのジークは伝令兵からの伝声魔導により、このことを知った。

傍らにいた少女を起こさぬよう細心の注意を払いつつ、少女に習って最近習得したばかりの伝声魔導により総参謀長と内閣首相にそれぞれ指示を出した。

「参謀総長。すでに卿も聞いていることだが、フランチェスカ王国と国境を接するハ―ゼンバッハ市とレーベルライヒ市に駐屯する連隊の大佐から通常通信が2日も無いと伝令兵が報告に来たが、本当か!?」

「皇帝陛下、誠に申し訳ございませんが事実であります。今軍総司令部において確認中ではありますが、敵は2個師団をすでに派遣しており両市は占領状態にあると考えます。」

「陛下!宣戦布告の無い領土侵攻は明らかな敵対行為です。どういたしましょう。」

首相は蝋梅しながら皇帝に指示を仰いだ。

「卿はすぐに議会を招集せよ。私も法案を出そうと思う。」

「わかりました。」

「参謀総長。まずは軍の招集を急げ。敵にどんな意図があるか分からぬ以上国境の接している東部でも動きがあるかもしれない。東部の師団と北部の師団に動員から東部地域への展開を行うのだ。西部の師団は5個師団を残し、残りの8個師団を動員し、南部地域への侵略されていない地域への展開を行うのだ。」

「了解しました。」

その喧噪に流石に同じ部屋で寝ている以上少女も寝続けることができず起きた。

こうして1年の争乱からの冷却期間を経てさらに帝国の受難は続いていく。

 




1年間の間のことはそのうち外伝でやります(希望的観測)
地図もそのうち書きます(/・ω・)/
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