オタク剣士が武偵校で剣技を舞う!   作:ケルさん

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お久しぶりです。ALEX改です。学校の成績やらなんやらで忙しい上に精神的にもダウンしてしまい、なかなか執筆が進められませんでした。
今は割と安定?というか落ち着いてきてるのでゆっくりと進めていこうと思いますのでこれからもよろしくお願いします。m(_ _)m


第37話 修行……?

 

 

 

東京を出発してから2時間半ほど経ち剣護と和香を乗せたトライドロンは星伽神社に到着した。

 

剣護「んー!久しぶりだなぁ星伽神社」

和香「それじゃあ私は会社に戻りますね。ブースタートライドロンは置いておきますので」

剣護「あぁ、ありがとワカちゃん。でもどうやって戻んの?」

和香「ストライクガルーダは1人くらいなら乗れますんで!」

剣護「へー……やっぱすげえな蔵王は」

和香「ふふん!蔵王の技術力は世界一ィィィ‼︎ですから!修行頑張ってくださいね!それじゃ!」

剣護「おう!」

 

帰っていく和香を見送ると剣護は星伽神社へと続く階段を上っていく。が上っていくうちにある疑問が浮かぶ。

 

剣護(あれ?いつもなら白雪の妹達がいるはずなんだけど……)

 

そう、いつも鳥居で守っているはずの白雪の妹達が全く見当たらないのである。

 

剣護「あんな真面目な奴らが役割放棄するわけないし……」

???「あれ?月島様?」

剣護「ん?この声、風雪か?」

 

声のした方へ振り返るとそこには白雪の1つ下の妹の風雪が掃除道具を持って立っていた。

 

風雪「お久しぶりです。月島様」

剣護「おう。それよりお前何してたんだ?」

風雪「月島様の家の掃除に行っておりました。月島様全く帰省しないものですから」

剣護「だって東京にも実家あるし、そっちの方が近いし」

 

そんな雑談しつつ2人は階段を上がっていくとそこには

 

 

 

 

 

 

 

白雪「天誅うううううううう!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

天誅と叫びながらアリアを模した藁人形に銃剣を突き立てる白雪がいた。その近くには3つ下の妹の華雪がその光景にドン引きしていた。

 

風雪「………またですか」

華雪「…またでやがります」

剣護「………はぁ…荷物運んどいてくれ。俺がなんとかしておく」

風雪「来ていただいて早々にすいません……」

剣護「気にしなさんな」

 

そう言って剣護はどこから出したのか能面を付けると藁人形を銃剣で滅多斬りにしている白雪に歩み寄っていく。

そして白雪の背後に立つと後ろから視界を塞いだ。

 

白雪「わっ!な、何っ⁉︎」

剣護「だ〜れだ?」

白雪「あ、その声は剣ちゃん?」

剣護「ご名答〜」

白雪「ごめんね。変なとこ見せちゃっt……キャアアアアアアア⁉︎」

 

白雪が振り返り間近に能面付けた剣護を見て、その場で後ろに転がっていく。しかも付けてる能面が血飛沫を浴びたように赤い液体が付いて不気味さを増している。

 

剣護「めっさ転がっていきますやん」

白雪「け、剣ちゃん……き、来てたんだね……」

剣護「お前が馬鹿みたいに馬鹿なことやってる時にな、このお馬鹿」

白雪「ちょ、馬鹿って3回も言った!3回も言った!」

剣護「大事なことなんで」

白雪「うぅ………こんなのあんまりだよ……」

剣護「てか呼び出したのお前だろが。はよ要件言えよ」

白雪「う、うん。じゃあとりあえず話は中でするね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

剣護「そんでなんでその場から動かないの」

 

白雪「………………………………腰抜けた」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの後なんとか動けるようになり、今は神社の一室にて剣護と白雪はお互い向かい合うように座っている。

 

白雪「要件っていうのは常世の神子のことなの」

剣護「うんまあ知ってた。んで?アレがどったの」

白雪「星伽にも報告した結果、完全に制御できるようにこっちで管理するように言われて……」

剣護「なるほどねぇ……いつの間にチクりやがったし」

白雪「だから完全に制御できるよう、もしくは制御し切れなくてもそれを補えるようにするために呼んだの」

剣護「言うて2週間くらいしか期限無いぞ」

白雪「剣ちゃんある程度制御できてるみたいだし、すぐできるようになるよ」

剣護「そっかなぁ……」

白雪「何気に私達から鬼道術を見て覚えてるし大丈夫だよ」

剣護「あぁ、やっぱバレてんのね……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

境内に出ると風雪と華雪の他に星伽神社の巫女が10人ほど並んでいて、その他に標的の案山子や的が複数置かれていた。

 

剣護「風雪と華雪の他に星伽の巫女達……そんで何するんだ?」

白雪「まずは変化できる時間と再変化できるまでのインターバルを調べて……その後は出力とかの応用かな」

剣護「ほうほう。それでどーすればいんだ?」

白雪「常世の神子の状態で風雪達の攻撃をひたすら捌いて。剣ちゃんから攻撃するのは無しね」

剣護「了解」

 

剣護はしめ縄の髪飾りを解く。細くまとまっていた髪が広がりだんだんと白銀色に染まり黒い紋様が浮かび上がり、前髪は獣耳のように変わっていく。

その姿に星伽の巫女達はザワザワと戦慄するような様子を見せる。

 

華雪「おぉ……」

風雪「これが…常世の神子……」

白雪「剣ちゃん、どんな感じ?」

剣護「改めて変化してみると力が湧き上がる感じがすげぇな」

白雪「くれぐれもそれに飲み込まれないようにね」

剣護「あいよー」

 

剣護は木刀、巫女達は弓や薙刀等それぞれの武器を構える。

 

白雪「それでは……始めッ!」

 

風雪「ふっ!」

 

白雪の合図で一斉に放たれた矢を剣護は前に飛び出して避ける。身体能力が爆発的に上昇しているおかげか凄まじい速度で間合いを詰めていく。

 

風雪「速っ…!?」

華雪「くっ!」

剣護「しっ!」

 

突き出された薙刀を木刀で受け流し、続けて振るわれた薙刀は持ち前のスピードで避けていく。

 

華雪「明らかにレベルが違いすぎやがるです!」

剣護「こんくらいならまだ余裕かな…」

白雪「そこ!」

剣護「うおぉ!?」

 

白雪の投げた鎖分銅を咄嗟に避ける剣護。

 

剣護「お前もやんの!?」

白雪「やらないとは言ってないもの」

剣護「えぇ……」

白雪「当然、これ(・・)もね」

 

そう言って白雪が取り出したのはM60機関銃。主に黒雪状態でキンジに近づく異性に対して使用する武装である。

 

剣護「………うっそだろ」

白雪「………………フフッ」

 

戦慄する剣護に黒い笑いを浮かべ、白雪はM60のトリガーを引いた。瞬間、バリバリと音を響かせながら無数の弾丸が吐き出される。

 

剣護「うおおおおおおお!?」

 

咄嗟に木刀で防御するが流石に銃弾相手ではすぐに使い物にならなくなり、剣護は木刀を捨て超スピードで走り出す。仕舞いには銃弾だけでなく矢まで飛んできて攻め立てる。

 

剣護「マジかよ畜生めええええ!」

 

無数の銃弾と矢で追い立てられ、境内を走り回りながら剣護は悪態をつくのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

剣護「っていうことがあってだな」

キンジ『そりゃ大変なことで』

 

時はかなりぶっ飛び、5日後の夜。お互いの状況を確認するために剣護はキンジと通話していた。

 

剣護「まさかマシンガン持ち出してくるとは思わねえじゃん」

キンジ『白雪も鬱憤が溜まってたんだなぁ……で、この5日間の成果は?』

剣護「まあ結果として常世の神子に変化していられるのはフルだと大体30分。変化した際の状態にもよると思うけどそれぐらい」

キンジ『まあまあ長いのな。インターバルの方は?』

剣護「消耗した分にもよるけどフルだと5時間くらいかな。今は出力を抑えて変化する時間を伸ばす訓練をしてるとこ」

キンジ『そうか……こっちはあんま変わりないな。小夜鳴先生に料理出したり、屋敷の掃除したりとかだな』

剣護「あかりのやつドジ踏んでないよな?」

キンジ『俺たちがフォローしてるから大丈夫さ』

剣護「ならいいけどさ」

キンジ『それじゃあ俺はそろそろ寝るから切るぞ』

剣護「おう、日程わかったらメールしてくれ」

キンジ『了解、じゃあな』

 

電話を切ると剣護は境内の修練場に出ると目の前に置いてある案山子と向き合う。

 

 

剣護「さーて…作戦まで手札は増やしておきたいとこだけどな…」

 

 

 

理子の十字架奪還作戦決行まで…………残り9日。

 

 

 

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