オタク剣士が武偵校で剣技を舞う!   作:ALEX改

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今回は下手なうえにいつも以上に長くなってしまいましたが温かい目でご覧ください。


番外編
番外編 本当の気持ち


 

 

ようやく剣護が退院し、学校に復帰してから数日後。剣護はその間溜まってた課題を消化したり任務をこなして単位を獲得していた。そして迎えた休日、志乃は白いブラウスに薄いイエローのロングスカートという服装で駅前の広場で待ち人を待っていた。

 

志乃「………約束の時間より早く来てしまった……」

 

集合時間は11時頃のはずだったのだが1時間も早く待ち合わせ場所に来てしまったようである。

 

志乃(べ、別に楽しみだったとかじゃないですよ?ただ遅れるのは悪いから早めに出ただけで……別にデートじゃないですし!デートじゃないし!)

 

志乃「はぁ………参りましたね……」

剣護「あれ?志乃来てたのか?」

志乃「へ?」

 

そこへ後ろからジーンズに白のTシャツの上に黒いパーカーを羽織った剣護が声をかけてきた。

 

志乃「い、いえさっき来たばかりですので……」

剣護「そうかい。いや俺も1時間半くらい早く来ちまってな」

志乃「私より30分も早く⁉︎」

剣護「そうそう。それでちょっとそこら辺で時間潰してたのよ。まあ早く来ちまったんなら……行くか?」

志乃「……そうですね。そうしましょうか」

 

志乃は立ち上がると剣護の隣に立って歩きだす。

 

剣護「さて、まずはどこに行く?」

志乃「そうですね……まず服を見に行きたいです」

剣護「ん、わかった」

 

そう言って2人はまずショッピングモールにあるブティックに行き、服を見ることに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブティックにて志乃は服を見ているが……何故か男物の服を見ている。

 

剣護「………志乃さんや」

志乃「なんですか?」

剣護「なんで男物の服を見てるのかな?」

志乃「え?先輩に似合いそうな服を見てるんですよ?」

剣護「まさかそれ買う気じゃ……」

志乃「そうですよ?」

剣護「待って⁉︎流石に女の子に服買ってもらうとか男としてのプライドが……」

志乃「そう言っても……先輩お金に余裕あるんですか?」

剣護「軽く引くくらいにはあるぞ?」

志乃「え?」

 

剣護は自分の通帳を志乃に見せると0がいくつもあり、剣護の言った通りというか軽く引くどころかドン引きされた。

 

志乃「な、なんでそんなにあるんです……?」

剣護「蔵王製の武偵炸裂弾とかグレネード使ってたらこうなってた」

志乃「えぇ………」

 

結局服は志乃に『なんでも言うこと聞くって言いましたよね?』とほぼ強制的に払われてしまった。その代わり剣護も志乃に似合いそうな服を選び買った。ちなみに志乃が選んだのは左胸に三日月のマークが入った紺色のパーカーで、剣護は白いロングスカートのワンピースを選んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

剣護「さて、お昼どうする?」

志乃「あ、じゃあ私行きたいところが」

 

剣護「ここか?」

志乃「はい。ここのパスタが美味しいらしいですよ」

 

2人が来たのは洋風の少し小さな喫茶店。真昼間なだけあって割と人が並んでいるかと思われたがそこまで人が多くなくてすぐに店に入ることができた。

2人は席に着くと剣護はボロネーゼ、志乃はシーフードクリームパスタをそれぞれ頼んだ。

 

剣護「よくこんな場所知ってたな」

志乃「探偵科の同級生が教えてくれました。その……とても暖かい目で……」

剣護「あー……デートだと思われたか」

志乃(別に私はデートでも全然良いですけど………)

剣護「ん?なんか言ったか?」

志乃「い、いえ!何も」

店員「お待たせしましたー」

 

そこへ料理が運ばれてきて、一旦話を切り上げ2人は料理にありつく。

 

剣護「おっこれ美味っ」

志乃「本当ですね……流石はオススメされるだけのことはあります」

剣護「だな」

 

 

 

 

 

 

腹も膨れて満足した2人が次に来たのは雑貨屋的な店。志乃が裁縫道具を補充するとのことで一旦別行動として別れる。その間に剣護は来る途中で見つけた店まで急いで戻る。目当ての店に入ると品物を見ていく。

 

剣護「さーて……何が良いかな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方で志乃は様々な色の糸を選びながら自分の気持ちに向き合っていた。

 

志乃(……私は…あの人のことをどう思ってるんだろう…少し前まではあかりちゃんを奪った目の敵にしか見てなかったのに……今はあの人を見てると胸が締め付けられるくらい苦しくなる…)

 

志乃「…はあ………どうしたら良いんだろ…」

 

答えが出ないまま会計を済ませ店を出ると、ちょうど剣護も戻ってきていた。

 

剣護「お、済んだか」

志乃「はい。そちらも何か買ったんですか?」

剣護「まあな」

 

剣護はポケットから小さな紙袋を取り出すと志乃に渡した。

 

志乃「これは?」

剣護「開けてみな」

 

言われるままに袋を開けてみると中にはハート形のネックレスが入っていた。

 

志乃「ネックレス?」

剣護「まあ…俺からのお礼というかなんというか……プレゼント的なもんだ」

志乃「曖昧ですね……でも、ありがとうございます。付けてみても良いですか?」

剣護「おう。良いぞ」

 

さっそく貰ったネックレスを身につける志乃。後ろの部分が上手く付けられず剣護に付けてもらう。

 

志乃「…どうですか?」

剣護「うん、結構似合ってるじゃないか」

志乃「…ありがとうございます」

 

頰が熱を帯び、心臓の鼓動が大きく速くなる。顔を赤くする志乃に剣護は?を頭に浮かべるだけだった。

 

志乃「あ、あの……剣護先輩」

剣護「ん?どうした?(あれ?こいつの俺の呼び方こんなだっけ?)」

志乃「えっと……も、もう一つお願いというか…聞いてもいいですか?」

剣護「おう」

志乃「その…今日……泊まっていっても…良いですか……?」

 

不意にそんなセリフを無意識に言ってしまっていた。

 

志乃(…い、今なんて言ったの私⁉︎と、泊まっていってもって…⁉︎せ、先輩の部屋に泊まるの⁉︎)

 

剣護「良いけど?」

志乃「えっ……(良いの⁉︎)」

剣護「ちょうど今日あかりも泊まってく予定だったしな」

志乃「あ、そうなんですか……」

剣護「うーん…泊まってくなら晩飯も食ってくだろ?」

志乃「え、あ、は、はい…」

剣護「ふむ…なら材料買っていかないとな……悪い、ちょっと買い出し付き合ってくれるか?」

志乃「わ、わかりました」

 

志乃(な、なんであんなこと言っちゃったんだろ……あぁもう…恥ずかしすぎる……!)

 

ショッピングモールからスーパーに移動すると剣護は海老やタコや白身魚などの魚介類、舞茸や茄子に里芋などの野菜を次々とカゴに入れていく。

 

志乃「結構買うんですね」

剣護「大人数だからな。たくさん買っておかないとすぐ無くなっちまう」

志乃「?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

買い物終えた2人は男子寮の剣護の部屋に戻ると留守番してたライカにあかり、キンジが出迎える。

 

剣護「ただいまー」

志乃「お邪魔します」

キンジ「おかえり。佐々木も一緒だったのか」

ライカ「おかえりなさい」

あかり「あ、志乃ちゃんも来たんだ」

 

部屋に入るとライカとあかりとキンジの他にアリアや理子、白雪にレキに武藤や不知火に平賀に怜二まで来ていた。剣護は買い物袋を持って台所へと入っていき白雪もそれに続いていった。志乃は居間で他のみんなの輪の中へと入る。

 

志乃「あの…なんでアリア先輩や皆さんがここに?」

アリア「実はあたしもわかんないのよ。キンジならわかるでしょ」

キンジ「まあな。この集まりは月2回の恒例行事みたいなもんなんだ」

理子「そーそー。みんなでツッキーの部屋に集まってご飯食べて、ゲームしたりするんだよ」

武藤「俺とキンジと峰さんと星伽さんと不知火と平賀さんは1年の時からこの集まりやってたからな」

不知火「神崎さん達は今年からだし、知らないのも無理はないね」

平賀「たまーに娯楽研究部のメンバーも来てたのだ」

アリア「ふーん……でもなんでこんなことする必要があるのよ?」

怜二「確かに。学校でも普通に会えるのにね」

白雪「それにはちゃんとした理由があるんだよ」

 

アリアがその質問をした時、ちょうど白雪が台所から戻ってきた。

 

あかり「理由ってなんですか?」

白雪「うん。剣ちゃんって親がいないでしょ?」

怜二「あ、そっかぁ」

志乃「え、そうなんですか?」

キンジ「あぁ。ここだけの話、あいつ実は割と寂しがりやなんだよ」

アリ・1年ズ『えぇ⁉︎』

キンジ「まあその反応は当然だわな」

ライカ「すんごい意外なんですが……」

武藤「そりゃ普段のあいつの姿からしたらなぁ…」

アリア「あの剣護がねぇ……」

キンジ「いくら腕っ節が強くても精神面ではそうはいかないんだよ」

あかり「なるほど……」

 

 

剣護「おーい!男連中ちょっと手伝えや」

 

 

キンジ「っと呼ばれたか。まあゆっくりしててくれ。行くぞ武藤、不知火、怜二」

 

剣護に呼ばれ男子達は台所に入っていき、居間には女子だけになってしまった。

 

白雪「さてと、そろそろ聞かせてもらおうかな。志乃さん?」

志乃「え?な、何をですか?」

白雪「剣ちゃんのこと…気になってるんでしょ?」

志乃「ふぁい⁉︎」

 

白雪の爆弾発言に志乃は一瞬で顔を真っ赤に染め上げ、頭からは蒸気が上がっている。

 

理子「ほほぅ?これは面白いことになりそうd」

アリア「確保ぉ‼︎」

あか・ライ『はい!』

理子「ちょっ…HA☆NA☆SE!」

アリア「大人しくしてなさい!」

理子「んー!んんーー⁉︎」

アリア「縛ってもダメね。しまっちゃいましょう」

理子「んう⁉︎んんんー⁉︎」

アリア「文も突っ込んどきましょ」

平賀「なぜぇ⁉︎」

 

目を光らせる理子とおまけで平賀をアリア、ライカ、あかりは速攻で縛り上げると隣の部屋に収納すると居間に戻ってくる。

 

志乃「わ、私が先輩のことを気になってるという証拠がど、どこにあるんですか⁉︎」

ライカ「その反応が全てを物語ってるぞ」

あかり「へー志乃ちゃんもかー、ふーん」

アリア「こらハイライトを消さないの」

白雪「これでも貴女の戦姉なんだから。何でも言ってくれて良いんだよ?」

志乃「うぅぅぅ………」

アリア「別にからかったりしないわよ。そこの2人はどうかは知らないけど」

ライカ「うーん……こっちもこっちで反応が難しいんだよな」

あかり「そうだよね。剣護先輩がどうするかにもよるし……でも」

志乃「でも?」

あかり「私は志乃ちゃんに自分の気持ちを大切にして欲しいの」

志乃「あかりさん……」

ライカ「別に良いんじゃないか?自分に素直になってもさ」

志乃「ライカさん……」

ライカ「まあライバルは増えちまうけどな」

あかり「そこは仕方ないよ。同じ人を好きになっちゃったんだもん」

アリア「2人はこう言ってるようだけど、どうなの?」

志乃「わ、私は………………(です)……」

白雪「志乃さん?聞こえないよ?」

 

耳まで真っ赤にして俯き、絞り出すように志乃は声に出す。自分の本音を、自分の本当の気持ちを。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

志乃「…………好き…です…………………剣護先輩のこと…………1人の男性として……………………あの人のことが………好きです!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

剣護「………………へ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

志乃「っ⁉︎」

 

最後の「好きです」と言い切ったのとほぼ同じタイミングで剣護が居間に入ってきた。その後ろにはキンジ達がフリーズしている。

 

女子達『あ…………』

剣護「え、えー……っとその……」

志乃「あ……あ……あぁぁぁ………」

 

時が止まったかのように静寂する居間、真っ赤な顔をさらに赤くする志乃、フリーズする剣護、『あ、やべぇ』といった顔をする女子達と男4人。そして

 

志乃「うわあああああああああああああああ!!!!!!」

あか・ライ『逃がすかぁ‼︎』

志乃「へぶっ⁉︎」

 

恥ずかしさのあまり部屋を出て行こうと玄関にダッシュしようとする志乃をあかりとライカが抑える。

 

志乃「あ、あかりちゃん⁉︎ライカさん⁉︎は、離してください‼︎」

あかり「ダメだよ!志乃ちゃん!ちゃんと言わなきゃ!」

ライカ「もう言っちまったもんは仕方ねえ!このまま勢いに乗っちまえ!」

剣護「………ナニコレ?」

男3人『まあ頑張れ』

剣護「は?」

武藤「ふざけるな!ふざけるな!バカヤロォォォォ!」

不知火「はーい、僕らは引っ込もうねー」

武藤「離せ不知火!ちくしょう!剣護お前轢いてやるからな!」

剣護「あ"?」

武藤「ヒェッ……」

 

男4人が再び台所に引っ込んだかと思えば、急に誰かに襟を掴んで引き摺られる。

 

剣護「お?お?お?なんだ?」

アリア「こっからはあんた達2人で話しなさい」

剣護「え?話すって何を……ってか離せよ!どんな力してんだこのゴ「風穴」アッサーセン」

白雪「ほら志乃さんも」

志乃「うぅぅぅ………」

 

アリアと白雪は剣護と志乃をベランダに追い出すとカーテンを閉め居間とベランダを遮断した。

 

剣護「あーららら……なんなんだ全く…なぁ、志乃……志乃?」

志乃「………………」

剣護「おーい、志乃さんやーい」

志乃「……っ…剣護先輩‼︎」

剣護「うおぅ⁉︎は、はい…?」

 

呼び掛けてる最中に急に名前を呼ばれ、思わず剣護はビクッと跳ね上がる。志乃は顔が赤いまま真っ直ぐと剣護を見る。

 

志乃「好きです!!!!!!」

剣護「は、はい!………………………ヘアッ⁉︎」

志乃「最初はあかりちゃんをたぶらかす男としか見てませんでした………でも……この前のランドマークタワーの戦いの時…守ってくれた時から私の中で何かが変わって……自分の気持ちがわからなくなったんです…」

剣護「お前………」

志乃「今日もずっと悩んでました…でも私決めました。あかりさんとライカさんと一緒にあなたを支えたい。仲間のために戦うあなたを……」

剣護「志乃………」

志乃「私は剣護先輩(あなた)のことが好きです。だから…先輩のお側に居させてください」

剣護「………………………」

 

真っ直ぐと自分を見つめ想いを告げた志乃を、剣護は何も言わずしめ縄を外す。バサッと長い髪が広がりその大部分は白く染まり一部は黒い紋様となり前髪は獣耳のように逆立つ。常世の御子へと変化した剣護は志乃の方を真っ直ぐと見る。

 

剣護「こんな姿を持つ俺で…良いの?」

志乃「はい。結構可愛いじゃないですかその姿。前髪とか猫の耳みたいで」

剣護「俺結構寂しがりやだぞ?」

志乃「その時は私たちに甘えたらいいんですよ」

剣護「………ハハハ…こりゃ敵わねえわ。てか三股になるじゃんこれ」

志乃「最終的に勝てば良かろうなのです‼︎」

剣護「何に勝つんだよ。まいっか……よろしくな志乃」

志乃「はい!剣護先輩!」

剣護「それじゃ飯にしようぜ。みんな待ちくたびれてるしな」

 

 

 

 

 

 

 

元の姿に戻り、中に入ろうとする剣護の腕に志乃はギュッと組みつく。2人が居間に戻るとキンジは苦笑い、武藤は血の涙を流し、その他はニヤニヤと2人を見ている。

 

平賀「デキてるのだ!「黙れ小僧!」女なのだ!」

武藤「剣護てめぇ羨ましいなこの野郎!轢いてやる!」

剣護「その頃にはあんたの車は八つ裂きになってるだろうけどな!」

武藤「すんませんマジ勘弁してください」

キンジ「何にせよ無事納まって良かった?よ」

剣護「おうコラなんで疑問符付いたんだオラ」

志乃「あ、あかりさん…ライカさん…」

あかり「そんな怖がるような顔しなくても私たちはずっと友達だから。ね?」

ライカ「そうそう。まあ同居してる私が今んとこ1番有利だしな」

あか・志乃『ズルい⁉︎』

ライカ「へっへっへ〜」

志乃「ま、まだです!まだ今夜があります!」

あかり「そ、そうだよ!」

理子「ていうか早く食べようよ〜……理子お腹すいた〜」

剣護「おっそうだな」

キンジ「今日は天ぷらだぞ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、みんなで夕食を食べてからスマブラやマリカーなどのゲームで対戦したりモンハンで協力プレイしたりした。

ちなみにどのゲームでも武藤が真っ先に全員からボコられたり、フレンドリーファイアされたりしていた。

 

武藤「なんでみんな俺を真っ先に潰すんだよ⁉︎」

全員『武藤(君)(先輩)だから』

武藤「ふざけるなああああああああ‼︎」

 

そんなやりとりもあったりして、時刻は夜の9時を過ぎたあたりでお開きとなり、剣護、あかり、ライカ、志乃以外はそれぞれの部屋に戻っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、寝室にて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

剣護「Zzzz…………んん……」

 

あかり(……ね、ねぇ、本当にやるの?)

志乃(1人で行けないならば4人一緒にということです)

ライカ(めっちゃ恥ずかしいんだけど……)

あかり(それはみんな一緒だよ…)

ライカ(そ、そりゃそうだけど………志乃はどうなんだよ…)

志乃(……すいません。ぶっちゃけ私も初めてなんで…ものすんごい恥ずかしいです………でも、ここで引くわけにはいきません!)

 

剣護「………あのさぁ…何してんの?」

3人『え………………』

剣護「………………」

3人『………………』

志乃「………と……」

剣護「?」

志乃「突撃いいいいいい‼︎」

あか・ライ『ラジャ‼︎』

 

 

 

剣護「は?いや何やっt…ってうぉい⁉︎なんつー格好して…ちょ、待て!おい待て!待つんだ!あ、待ってくださいよ!えちょおま、3人同時なの⁉︎ちょっせまっ…聞けオラァ!あ、ヤベ。マウント取られ…お助けください!ヤメルルォ‼︎ナニバカナコトヤッテンダ‼︎こういうのって順序とかムードとか…ってコラ脱がそうとすな!お前らどっから覚えてくるんだよ⁉︎ちょっ…待っ……俺の側に近寄るなあああああああああああああ⁉︎……あっ……………………アーッ!」

 

 

 

 

 

 

 

次の日の朝、キンジがなかなか起きてこない相方を起こしに部屋に入るとそこにはゲッソリした顔で左腕を上げてうつ伏せになってる剣護がいたそうな。

 

 

 


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