オタク剣士が武偵校で剣技を舞う!   作:ALEX改

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お久しぶりです。長期間、投稿が空いてしまい申し訳ないです。
就職等でモチベが下がってしまい、なかなか執筆が進められなくてズルズルとここまで引きずってしまいました。
なるべく早く続きが出せるように頑張りますので、今後ともよろしくお願いします。


第57話 帰宅

 

 

 

ビデオ越しに剣護と再会した日から2日後、割とあっさりと帰ってきた剣護。

 

剣護「おいっすー。帰ったぜよ」

『………………………』

剣護「………あり?」

 

反応が返ってこなくて首を傾げる剣護。

 

『……い…………』

剣護「い?」

『今まで何してやがったああああああああああ!!!!』

剣護「えちょま、キ"ャア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"⁉︎」

 

返ってきたのは暴力の嵐という返事だった。

パンチやキック挙げ句の果てには刃物や銃弾まで飛んでくる始末になり、数分ほどしばき倒されてから剣護はやっと解放された。

 

剣護「……怪我人ボコるってどういう神経してんだよ」

キンジ「自業自得だ馬鹿野郎」

アリア「心配かけた罰よ」

剣護「だからって刀や銃器とか爆弾はねえじゃん⁉︎」

理子「うっせぇバーロー。蔵王製じゃないだけマシだ」

怜二「そーだそーだ」

あかり「ホントに心配したんですからね‼︎」

志乃「連絡してくれても良かったじゃないですか」

ライカ「不安で押しつぶされそうだった…」

剣護「マジでごめんて」

レキ「おや?今なんでもするって……」

剣護「俺何も言ってねっすレキさん」

白雪「剣ちゃん」

剣護「ん?何だ?しらゆk……白雪さん」

 

白雪に呼ばれて返事を返す剣護だが、白雪の見るからにガチギレしてる雰囲気に思わずさん付けで呼んでしまう。

 

白雪「色々聞きたいんだけど……い い か な ?」

剣護「え、えっと……あ、後からでもイイデスカ…?」

白雪「は い ?」

剣護「い、いいいいいえ、が、学校にれ、連絡しに行かないととと…」

白雪「あぁ、そっか。それなら良いよ」

剣護「あ、あざっす!ザーッス‼︎あ、そうだ。これ返すわ」

 

そう言って剣護は、パトラから取り返してそのまま持ってたイロカネアヤメを白雪に返却した。

 

白雪「あ、イロカネアヤメ!やっと返ってきたぁ……これで怒られないで済むよ…」

剣護「俺自身めっちゃそれにお世話になってたわ。あんがと」

「そろそろいいかしら?」

 

そこへ玄関から紫のワンピースに身を包んだ金髪の女性が顔を出した。

 

あかり「だ、誰?」

紫「そこの彼を保護していた八雲紫といいますわ」

霊夢「久しぶり?て程でもないけど久しぶり」

怜二「あ、博麗さんじゃん」

アリア「あんたね?剣護を攫ったの」

紫「攫ったなんて人聞きの悪いこと言わないでくださいな。保護したって言ったじゃないの」

志乃「何が目的でそんなことを……?」

紫「それは後で話すわ。先に学校に報告に行かないといけないのよ」

キンジ「なんであんたが?」

霊夢「一応こいつが行方不明時の保護者扱いだからよ」

紫「てなわけで行ってくるわね。剣護」

剣護「お、おう。じゃあ後でな」

 

そう言って剣護と紫は武偵高に行ってしまった。

部屋にはキンジたちと霊夢が残った。

 

キンジ「……お前は行かないのか?」

霊夢「私はここで待たせてもらうわ」

理子「そんじゃあ色々聞かせてもらおっかな」

白雪「あ、私お茶とお菓子出すね」

霊夢「あら、悪いわね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

剣護「た……ただいま……」

 

日が傾き始めた頃、剣護と紫が帰ってきた。剣護の方は何やらゲッソリとした表情をしている。

 

キンジ「顔が死んでる……」

アリア「その様子だとこってり絞られたみたいね」

紫「ええ、めちゃくちゃ怒られてたわね」

剣護「おふぅ………」

怜二「そういや蘭豹先生から単位のための依頼か課題があったんでしょ?どんなの?」

剣護「……強襲科の連中100人をぶっ飛ばすこと」

ライカ「ひゃ、100人をですか…」

霊夢「あら、楽勝じゃない」

ライカ「ゑ?」

紫「そうね。今の剣護なら苦戦することはないわね」

怜二「ゑ?」

剣護「万全ならもっと余裕だぜ」

理子「ゑ?」

キンジ「………お前、一体どんな修行してきたんだ…?」

剣護「えー?ただ色んな人とやり合っただけだけど」

キンジ「絶対やばいレベルの奴らだろ」

剣護「まあ……そうさな」

霊夢「こっちを見んな」

剣護「いやだって……ねぇ?」

霊夢「あんたの方が強いでしょうが。私に勝ってるんだし」

怜二「マジかよ」

剣護「勝ってねえよ。相打ちだよ相打ち」

紫「それでも十分すごいわよ…それより剣護」

剣護「あん?なんだよ」

紫「この課題、あなたの修行の成果を試すにはもってこいじゃない?」

剣護「……奇遇だな、俺もそう思ってた」

紫「ただ注意しなさいよ。弾幕やスペカは使わないこと。もちろん形態変化も無しよ」

剣護「わかってるよ」

 

キンジ「……何の話してんだあいつら」

霊夢「気にしない気にしない」

 

怜二「ところで博麗さんから聞いたけど、弾幕ごっこ?を教わったんだって?」

剣護「そうだけど何か?」

怜二「もう一つ聞くね。その弾幕ごっこで技の手札いくつ増えたの?」

剣護「…………………君のような勘のいいガキは嫌いだよ」

理子「実際は?」

霊夢「えーと…スペカに霊力系とかその他もろもろ……」

剣護「10あたりから数えるのやめた」

キンジ「もうちょい頑張れよ」

 

アリア「そういえば、まだ言ってないことがあったわね」

キンジ「ん?……あぁ、そういや忘れてたな」

剣護「あん?」

 

 

 

 

 

『おかえり(なさい)、剣護(さん)(先輩)』

 

 

剣護「お、おう……ただいま」

 

 

 

 

 

アリア「何どもってんのよ」

剣護「やかまし」

理子「へいへいツッキー、照れてるぅー!」

剣護「うるせえ焼くぞ」

怜二「まーまー」

霊夢「あんた達いつもこうなの?」

ライカ「大体こんな感じですね」

レキ「日常が帰ってきたって感じがしますね」

キンジ「だなぁ……」

 

 




久しぶりの投稿なのに短くて申し訳ないです。

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