666人の転生者達   作:アロンダイト

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No.10

「卑怯よ!正々堂々戦いなさい!」

 

「ふははは!堂々と戦う時代は終わった!ホームズ!はははは!」

原作だと高潔気取りの策士だが今回のジャンヌはめちゃめちゃフランクでフリーダムだ

 

その分卑怯上等、勝ちこそ正義みたいな。なんというか柔軟になってる

 

張り巡らせたピアノ線はアリアでも見逃してしまうほど多くジャンヌは白雪を背負っているがワイヤー解除に追われなかなか追いつけない

 

やがて別れ道についた

 

「分かれ道?」

左は情報科や通信科の使うスパコンが置かれており右は購買部で売られる銃の部品やらが置かれてる所に続いてる

 

「二手に分かれるぞ、A班は上、B班はまっすぐ資材庫に向かえ」

 

「わかった、気をつけろよ、雨埼」

B班のリーダーがそういって進軍を始める

 

「俺たちも行こう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あのフランクなジャンヌさんもまたいいな」

 

「しかしなんであんな性格に・・・?」

B班が小声で話しながら資材庫を進む

あちこちの棚に武器の予備パーツを収めた木箱が並んでる

 

銃はこの日のためにそろえたMP5kやMP5A4などで15人があちこちをクリアリングしていく

 

「私の伝説は12世紀初頭から始まった・・・」

物陰から出てきたのはジャンヌだ

 

「こっちにいたのかよ・・・」

 

「ラッキー!さっさとくたばれぇ!!」

 

「あ、おい!」

一人がジャンヌに突っ込んでいった

 

「てい」

ジャンヌが手を振ると銃のバレルがそいつの眉間に突き刺さった

 

「うそ!?」

 

「弱い!貧弱貧弱ぅ!」

ジャンヌが手を振るたびに次々とバレルやナイフが飛び交う

 

「くそ!撃て撃て!」

9mmパラべラムがMP5から撃ちだされるも飛んできた車両に張るような鉄板に弾かれる

 

「側面に回れ!」

飛び交う銃の部品やナイフを交わしたりしながら二人の転生者が能力で水弾と武偵弾を撃つ

 

「弱い」

鉄板が融けヘアピンサイズの針が無数に完成しそれらが二人の全身に降り注ぐ

 

「なんだありゃ!?」

放つ銃弾は全てUFOのように飛び交う鉄板が防ぎ近づくことすらままならない

 

「【曲芸金属】」

ジャンヌがそういうと宙を漂ってた金属製品が一気に融け転生者達を襲った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「解除できるか?」

 

「やってみる」

キンジともう一人ついてきた転生者の山岡喜一《やまおか きいち》が白雪を縛った南京錠を解除しようとピック片手に南京錠をいじり出す

 

 

 

ドオーン!

 

 

 

「なんの音?」

 

「あー、排水管かなんかが爆破されたんだろ」

その証拠に足元に水が流れてる

 

「ヤバいな・・・」

キンジが険しい顔でキーピックを続ける

 

「アリアと俺たちはジャンヌを追う。山岡と平井、ここは任せた」

 

「・・・わかったよ」

MP5A5を持った平井陽《ひらい よう》が歩哨に立つ

 

「よし、行くぞ!」

アリア含む七人の武偵が梯子を上り上に上がる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やってくれたわね、ジャンヌ・ダルク!今度こそ逮捕するわ!」

アリアがガバメントを構える

 

「ぬふふふ・・・私は止められない。世界中のギャルゲ・・・もといステルスを集めきるまで!」

 

「・・・なんか俺たちの知らないところでジャンヌ・ダルクがオタクになってる・・・」

 

「どんな原作ブレイカーだよ・・・」

 

「私のヲタク力は53万だ」

 

「もうやめて!どんどんジャンヌ・ダルク像がぶっ壊れるからやめてぇ!」

 

「そこに痺れる憧れるぅぅー!」

 

「ちょっと何やってるのよ!?あいつは敵なのよ!?」

アリアが突っ込む

 

「そうだ我々は敵だ。だが今の時代敵だからと和気藹々とおしゃべりしてはいけないのか!?人間は話し合うことによって始まるのだ!逆に話合わないとなにも始まらない!授業も!和解も!もちろん、殺し合いも!」

ジャンヌが剣を振り上げた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒュン

 

 

 

 

 

 

銀色の何かが動き転生者の一人の上半身を抉った

 

「ッ!避けろ!」

 

「【曲芸金属】」

銀色の槍と円盤が転生者の一団に襲い掛かった

 

「極威一刀流!【アイアス】!」

雨埼は40cm程度の長さの小太刀で槍や円盤を弾いていく

 

「おや、意外や意外。怪我人はおれど死人は0・・・さすが【平和連合】ですね」

スパコンの影から出てきたのは防弾チョッキやヘルメットで完全武装した男だ

 

「なんだ、こいつ・・・」

 

「あんたらと同じって言ったら信じるか?」

 

「・・・なら納得だ、俺はあいつをやる。お前らはジャンヌを頼む」

 

「雨埼、あいつ、あんたの知り合い?」

 

「顔を合わせるのは初だがな」

俺はベレッタを二丁引き抜く

 

「ぬふふふふ武器はさっき補充したし、せいぜい楽しませろよぉ!」

突如現れた男の側にある巨大な銀色の塊がぐにゃりととろけ無数の槍になった

 

「うそぉ!?」

それを紙一重で回避していく

 

「【曲芸金属・輪曲(ロンド)】」

槍が壁に突き刺さり突き刺さった所から巻き戻したように槍が再び伸びてきた

 

「くそぉ!」

反復横跳びの要領で回避。そこへ手裏剣みたいな刃物が飛んできた

 

「でぇい!」

雨埼はスパコンの影に隠れそれらを回避する

 

「ありゃなんなんだよ・・・」

イメージとしてはフェイトゼロのケイネス先生が使っていた【月霊髄液】(ヴォールメンハイドラグラム)のように不定形な動きをし自由に攻撃する、そんな感じだ

 

「【曲芸金属】か・・・厄介なッ!」

スパコンを鈍色の槍が貫き雨埼の頬をかする

 

「高純度の鉛だ!拳銃弾くらいなら余裕で防げるわ!」

寸断されるスパコンから飛び出しジャンヌの方を見ると

 

「【オルレアンの氷花】!」

現れた氷で足を滑らせたり銃弾を防がれたりして有効打が与えられない

 

「極威一刀流!【トライデント】!」

雨埼が親指を除いた四本の指に挟んだナイフを投脚する

 

「【曲芸金属】舞踏(タンゴ)!」

ビー玉サイズの鉄球が宙を激しく飛び交いナイフを粉々に砕いていく

 

「くたばれぇぇ!【グングニル】!」

側に転がっていた鉄パイプを投擲。しかしジャンヌの生み出した氷に足を滑らせ狙いがずれる

 

「弱い弱い弱い弱い!!【曲芸金属】舞踏!」

鉄球がグルグルと竜巻のように回転。スパコンや辺り一面の物をところ構わず抉り取った

 

「なんなんだよテメェは!?」

晴山が鉄球の進む方向を捻じ曲げながら怒鳴った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「フハハハハ!私こそイ・ウー筆頭【調律師】!フランソワ!フランソワ・プレラティーだぁ!」

その男、プレラティーはそう叫んだ

 




唐突に始まった次回予告


原作をはるかに凌駕する残念ジャンヌ。その張り巡らされた罠に苦戦を強いられる【平和連合】

ハイエナのように這い寄る刹那に迫る危機とはッ!?



この次回予告、次もやるかは検討中
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