666人の転生者達   作:アロンダイト

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No.16

長野県 軽井沢某所

 

今は避暑って季節ではないが身を隠すには絶好のポイントだろう

 

神様のくれたパスポートで軽井沢へ飛び別荘に身を隠す

 

「あーあ、ダルぅ・・・」

今回のヴラド編には参加しない。なぜなら暴れすぎてバチカンが出張ってくるほどなのだ

 

このまま前回同様戦ってたらきっと戦場になる。そしてそれを機に他の組織も俺を潰そうとやってくるだろう。だから今回は戦わない

 

という訳で俺は自分の別荘に向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう思ってた時期が僕にもありました

 

「よう、【名無し】テメェ、元気にしてたか?」

顔にいかめしいペイントを施し黒いマントをなびかせた奴だ

 

「・・・今日は風が騒がしいな・・・」

 

「ステイツの名が出来てからおよそ500年。その頃からテメェはうちの常連だったそうだな?」

 

「こんな日は、よくないものがやってきそうだ・・・」

 

「ステイツの威信にかけて、テメェをぶっ潰す!」

 

「・・・はぁ、ジーサード。俺はいま戦う気分じゃない。のんびり、引きこもりたい気分なんだ・・・」

目の前にいるアメリカのRランク武偵、ジーサードを眺めそういう

 

「つれねぇ野郎だ。けど、どのみち、俺はお前をブッ飛ばさなきゃならん。世界最強のアメリカがたった一人の男を殺せないようじゃ、世話ねぇから、なぁ!」

ジーサードがUSPマッチモデルを目にも止まらぬ速さで抜き装填されてた武偵弾をフルオートでばら撒いた

 

装填されてたのは一発目が煙幕弾(スモーク)後は飛散弾(クラスター)焼夷弾(フレア)が交互に飛んできた

 

だが俺は転生者から奪った能力の【弾丸回避】(マトリックス)でそれらを避ける

 

「おらぁ!」

ジーサードの拳が放たれるがこの速度なら【弾丸回避】でかわせる

 

【流星】(メテオ)!」

 

「【刻々帝】!【一の弾】」

短銃を眉間に押し当て引き金を引く

すると世界がスローになりジーサードの動きが遅くなる

 

「食らえ【北斗百裂拳】!アータタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタ!!」

人差し指と中指をそれこそ目にも止まらぬ高速のスピードでジーサードに突き立てる

 

一突き一突きがリンゴを貫通するような威力を誇り突き立てられた一撃がジーサードの肉体の”秘孔”を刺激する

 

「ホォ、アチャ!!」

最後に眉間を打ち付ける

 

「グっ!なんだ、これ・・・」

 

「フッ、お前はもう、死んでいる」

 

「・・・ガハッ」

ドサリと倒れるジーサード、ツボは外したので気絶してるだけだ

 

こうして俺は人生に一度は言いたいセリフを一つ消化し別の拠点へと移った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「め、めちゃくちゃな・・・」

 

「今の見たかおい、手がたくさん見えたぜ!」

近くに潜んでいたSEALsの隊員が草木をかき分けジーサードの具合をみる

 

「傷は無い。全身がつってるだけだ」

 

「さっきのあいつすごかったな、俺たちじゃ瞬殺だぜ」

 

「日本じゃ『それは残像だ』っていうんだっけか?」

 

「なんにせよ、今回も失敗だな。あれは仕方ない」

 

「隊長!警察です!」

 

「よし、急いで離脱だ!」

 

「「「イェッサー!」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

襲撃のどさくさに紛れて理子の十字架を盗み出した雨埼達は理子との待ち合わせてるランドマークタワーに向かってた

 

「キンジもう大丈夫か?」

 

「ああ、すまなかった。雨埼」

 

「気にするな、下手したら俺が眠ってたかもしれないんだから」

 

「もうじき屋上よ、キンジ、雨埼」

ちなみに雪原はあまり先頭向けではないので来ていない

 

エレベーターが開き三人が外に出る

 

「・・・えっ?」

おれはその光景に絶句した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴラドが剣で全身を串刺しにされ磔にされてたからだ

 

「な、なんだ、これ・・・」

 

「キーくん、雨ちゃん。ヤバいよ・・・」

理子もワルサーP99を構えている

 

「あいつ!」

アリアがガバメントを向けた先には黒っぽい喪服のような修道服を着た神父とシスターがいた

 

「主の、教えに背きし悪の眷属よ、その罪、自らの命で償うがいいッ!」

 

「エェイメン」

シスターがいい笑顔で手にしたS&W M29をヴラドにぶち込んでいく

 

「そして、神罰の代行者たる我らの道をはばかりし、逆賊の徒よ。その罪、主の御許にて償われよ!」

 

「アイツ!あの時の!?」

 

「知り合い?」

 

「『紅鳴館』を襲撃したテロリストよ」

 

「あ、コーネリアだ」

 

「神崎 H アリア。主はあなたの行いを恥じておりますよ」

 

「あんたなんか知らないわ!それよりあんたたち何者よ!?」

アリアがガバメントの安全装置を解除する

 

「キンジ四時方向」

雨埼もベレッタ二丁を八時の方向に構える

 

「えっ、あ!」

キンジも銀色のベレッタを抜く

 

四人はいつの間にか黒い修道服を着た集団にすっかり包囲されてた

 

《こちら雲谷、第一ポイントが使えず第二ポイントに来たけど、どういう状況?囲まれてるわよ?》

無線機からの声が聞こえる

 

「まずい、なんかよくわからん連中に囲まれた」

 

「思い出したわ・・・」

 

「どうしたアリア?」

 

「ローマ武偵高にいたころに聞いた噂なんだけど、バチカンにある唯一の戦闘部隊があるそうなのよ」

バチカンは戦力を持っておらず警察組織や武偵もほとんどをスイスからの傭兵に頼っている

 

「そんなバチカンで唯一保有される戦闘部隊があるの。古来からカトリックに仇する化け物、物の怪、化生の者を狩ってきた人々ーーー」

 

「---【エイレナイオス】。それが我々の呼び名」

コーネリアが締めくくった

 

「我らは教えを外れた者共を狩りつくし、根絶やしにする。それだけに組織された者達」

 

「「「「我ら【エイレナイオス】!この命!主の御許に逝くまでに主の真理を授かり!この世に光を!教えを広げんものとす!」」」」

 

「・・・不気味な奴らだ」

 

「さあ、行こう同志諸君。我らの教えを、我らの教義を!伝道せしめよう!」

 

「「「「エェイメン!」」」」

 

「わが名はアデル!皇帝より【聖騎士】の称号を授かりし者なりぃ!」

 

 




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