「全員聞け!アルファ1がやられた!総員停止!繰り返す!総員停止!」
アルファ2とアルファ3が車体を横付けし護衛対象の龍崎がキンジや理子に護られながら後ろの車両に移る
「撃ち続けろ!弾幕を絶やすな!」
車載された89式小銃やMP5でミニガンを撃ってきた軽トラを撃ちまくる
《こちらアルファリーダー、アルファ1と連絡が取れない、アルファ2状況を報告せよ》
「襲撃された!繰り返す!襲撃された!」
「後ろからも来たぞぉ!」
声が聞こえた瞬間アルファ5の車が青白い炎を上げて燃えた
「こちらアルファ2!挟み撃ちを食らった!応援を頼む!」
《よくきこえないぞアルファ2》
「応援だ!応援を寄越せ!」
「目には目を、歯には歯を、悪には、より大きな絶対悪を!」
襲撃犯の少年から放たれた青白い炎の塊は晴山によってそらされるもの当たった箇所は何であれ灰になってる
「やっこさん、だいぶ強気だな」
「炎のステルスね、理子じや相性が悪いわ」
「俺がやるよ、アリア、キンジ、援護射撃頼む」
晴山がM49を引き抜く
「霧島!VIPを頼む!」
「わかった!」
「理子、あの非常口が開かないか見てくれ」
「らじゃー!」
「キンジ、誰でもいいからさっさとヒスれ」
「ふざけんな!」
「思いっきり好きなように暴れろ、【棺桶】」
アルファ1を襲撃した軽トラの運転手が呟く
「アイアイ、【ルールブック】」
その女はミニガンを地面に置き背中に背負った棺桶から二丁のMG42を引きずり出す
その際顔に付けた鬼を模した金属面のズレを直す
「行くぜぇ、
二丁に特注のボックスマガジンを取り付け腰だめに構え軽トラの影からでる
「撃て!」
その瞬間【棺桶】に銃弾が雨霰と降り注ぐ
「9パラで私を、仕留める気か?象撃ちの麻酔銃でも引っ張ってくるんだなぁ!!」
特注の防弾服と【銃弾が貫通しない肉体】というチートでそれらを全く気にすることなく歩き続ける
「ブラックラベルだ」
「燃え散れッ!」
青い炎の熱風が晴山の顔に降りかかる
「負けるかよ!」
親指で銃弾を弾き炎を操ってる少年を攻撃する
ヂィン!ヂィン!ヂィン!
「何!?」
銃弾が三発、全てが落とされた
……タァァン
(銃声は一発しか聞こえなかった……?)
ちなみに後方ではもっと激しい銃撃戦が起こってるが聞こえてきた銃声は毛色が違うので分かった
「フフフ……【魔弾】がいるかぎり、俺に銃弾はきかん!」
「魔弾?」
「さあ、燃え散るがいい!」
青い炎が意志があるかのように襲いかかってくる
「クソヤロウ!」
M49が発射され【魔弾】が撃ったと思われる不確かな起動を描いた銃弾が晴山の撃った武偵弾を撃ち落とした
「クソッ!」
弾頭は煙幕弾。濃密な白い煙が辺りの視界を奪い始めた
「有象無象の限りなく・・・」
一人の少女が手にしたモシン・ナガンのレバーを引く
軽トラの荷台から運転席の屋根に二脚をのせて狙いは晴山に着けてる
「私の弾頭は、お前を・・・・・逃がしは、しない」
7.62mm54R弾が発射され小鳥のように上下左右せわしなく飛び回り晴山の撃った弾丸を破壊する
すると白い煙が飛び出て辺り一面を覆い尽くす
「チッ、武偵弾か……」
ふてくされたようにボルトをコッキングする【魔弾】だった
「あのお面やろうを黙らせろ!」
MG42の銃撃に耐えながら雨崎が怒鳴る
「これでもくらえ!」
雷木と霧島の武偵弾が同時に炸裂。焼夷弾と炸裂弾が爆発する
「生きてる!まだ、生きてるぞ!」
「だったらもっとデカいのお見舞いしてやる!」
霧島が両手を合わせ地面につく。すると敵のそばの地面から石柱が生えてお面の敵に命中する
これは某鋼の兄弟の【錬金術】である
「敵が後退するぞぉ!」
「やったなぁ!おい!」
「霧島!後ろの連中もそれで倒せ!」
「そうしたいのも山々なんだが、これあんま使いすぎると周囲の地殻とか比重に影響するからさ、あんま使いたくないんだ」
「まじかよ……」
「ウッガァー!イデェ!あのクソッタレのウジ虫どもめ!!」
お面を付けた奴が軽トラを本気で蹴りドアはひしゃげエアバックが作動した
「【棺桶】は大事を取って離脱。【首切り】と【サーティーン】を投入する」
男は手にした本を捲りそう答える
「私はまだ、戦える!」
「我々はまだまだ弱輩だ。ここで兵力を失うわけにはいかん」
「……アイアイ」
「次回は思いっきり暴れさせてやるから」
「頼むぜ」
バイクが一台やってきた。ハーレーダビットソンだ
運転していた少女二人が降りる。いや、少女なのかも怪しい
なぜならハーレーの運転手だった少女の顔には死刑囚が被せられるような麻袋がありもう一人の同乗者は顔を覆い隠す鉄仮面が被さってるのだ
「さあ、行こうか、【首切り】、【サーティーン】」
男の言葉に反応し【首切り】と【サーティーン】は手をかざす
すると何もない虚空から斬馬刀とチェーンソーが表れ二人の手に収まる
斬馬刀は鉄骨を薄く引き伸ばしたような鈍重さと威圧感を誇りチェーンソーは所々に返り血や錆び付きがありまさに金曜日に表れる亡霊の武器のようだ
「さあ、て。死刑執行だ、俺様が正義だ」