666人の転生者達   作:アロンダイト

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今年最後の投稿です

皆様よいお年を


No.26

Mi-28ハボック二機が編隊を組んで飛ぶ中、その後ろをチヌークDの改良型のチヌークFが追随し、上から見ると逆三角形の形で海上を飛んでいた

 

チヌークの中には二十五人の武偵が各種装備と共に乗り込んでいた

 

その武偵達のリーダーである牟田原が【リバティーメイソン】に所属するパイロットに聞く

 

「あとどれくらいでつくんだ!?」

牟田原が自身の武器であるオリハルコン製のトランプ【ジークフリート】をショットガンシャッフルしながらあくびする

 

《あと十分だ!いい子で待ってろよ、ガキども!》

パイロットがいい笑顔で返す

 

「うーしッ!野郎ども!もうじきボストークにつく!俺達が主人公だぁ!」

 

「「「「いぇぇぇあああ!!!」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボストーク号 機関室

 

水密扉を開いて入ってきたのはプレラティーだ

 

防護服を着た彼は同じく防護服を着て敬礼してくる部下に手交を返し奥に向かう

 

「……やれやれ、ホントにやるのか」

ボストーク号の心臓たる原子炉にたどり着いた彼は右手に握った真っ黒い立方体を原子炉の側に置く

 

「船が沈んじまうぞ、シャーロック」

真っ黒い立方体の表面には魔法陣のような幾何学的な紋様が刻まれており、魔法陣は弱く光っている

 

これは彼の最後のチート能力が産み出した産物

 

縲湮城教本(プレラティーズスペルブックス)】。【Fate zero】に登場したアイテムで、クトゥルフ神話でいう【ルルイエ異本】にあたる

強烈な海魔を召還するアイテムで、人皮をなめして作られた本であり、海魔を操り身代わりや目くらましにも使える

 

真っ黒い立方体、【邪神(ナイアラートホテプ)】を床に置きプレラティーは外に出た

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ホントに便利だな、【機械記憶(マシンナリーメモリー)】は」

【正義の執行人】に寝返った雷木は【軍団】が自身の能力で作り出したVTOL輸送機MV-22オスプレイのキャンビで呟く

 

「……………」

 

「少しは喋ってくれ。退屈だろ?」

雷木の前に座るのは【サーティン】と【首切り】の二人。斬馬刀とチェーンソーはスペースをとるので今は出してないが特殊部隊のような防弾装備に鉄仮面と麻袋は奇妙な迫力がある

 

「まぁ、いいけど……」

デザートイーグルを弄りながら自分の世界に再び没頭し始める雷木だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《セバス》

 

「こちらに、我が主」

燕尾服を着こなした長身の男のセバスチャン・ドルネードが話す

 

《首尾は?》

 

「はっ、転生者はボストークに向かいました。計画通りです」

 

《よろしい。機会を見計らって突入し、全員殺せ。【裁判】を使っても構わない》

電話口から聞こえた主人の声に唇を吊り上げるセバスチャン

 

「イエス、マイロード」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東京湾を着陸した二台の水上挺

 

聖ペトロの鍵が側面と翼に描かれたその機体は中にスイス傭兵連隊とヴァチカンの精鋭神殿騎士、合計四十名が乗り込んでいた

 

スイス傭兵は母国の開発した銃SIG552を持ち、全員がフル装備に身を固めてる

 

対する神殿騎士は全員がMk46 Mod0の法化銀弾にサン・ピエトロ大聖堂で祝福を受けた銀の銃剣と銀の聖剣を携えていた

 

「諸君。我ら【エレイナイオス】の任務は、変わらない。この世の物ではない獣どもを、一匹残らず!最後の断片にいたるまで、激滅する事!ただそれだけだぁ!」

狂信的な演説をしてるのはアデル武装神父。今日は【黒鍵】だけでなくある秘密兵器もある

 

「大義は我らにある!正義も我らにある!神は、我らについてくださってる!この世の物ざる化け物を、一匹残らず、断罪せよ!殲滅せよ!激滅せよ!」

 

『『『エェイメン!エェイメン!エェイメン!エェイメン!エェイメン!』』』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うーみはひーろいなー……あぁ」

【ノーネーム】こと刹那はチャーターしたクルーザーのデッキに仰向けに寝転がっていた

空は鉛のような曇天。気が滅入る

 

「ふわぁーあ……」

 

「だんな!言われたとおりの海域に着きましたよ!」

クルーザーの持ち主が伝えてくる

 

「ああ、そう?」

ここは【アンベリール号】から約50km離れた場所だ

 

「しっかし、こんなへんぴな場所に何の用があるんですか?」

 

「ん?ちょっとな」

刹那は起き上がる。双眼鏡を取り出し、向ける

するとその瞬間、上空をヘリが三機、飛んでいった

 

「……始めやがったな」

取り出した双眼鏡をすぐに海に捨てる

 

「何するんだい?」

 

「おい、お前。死にたくなければ今すぐ、失せろ」

コキコキと肩をならし軽く身体を動かし両手を足に着ける

 

「【例外の方が多い規則(アンミリデットルールブック) 転移版】」

刹那は、飛んだ

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