666人の転生者達   作:アロンダイト

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新年初投稿ですね


No.27

《見えたぞ!船だッ!》

チヌークの機内にアナウンスが響く

その声を聞き機内の転生者達がそれぞれの武器を持ち上げる

 

銃火器はもちろんのこと中には剣や槍中には素手もいる

 

《着陸まで一分前!》

アナウンスが響き後部のハッチが開く

 

「目標は!神崎 H アリアの確保、並びに砂礫の魔女パトラを追い返すことだ!」

 

「よっしゃー!」

 

「やってやるぜ!」

血気盛んな転生者達が騒ぎ出す

 

だが中には物静かな転生者もいる

 

ある武偵は携帯を見ていた

 

(身体を切り刻まれてデットエンド!?冗談じゃない!)

【無差別日記】をポケットに押し込み手にしたAKSを握りしめる

 

またある武偵はオリジナルスキル【空の瞳(ノウイング)】という未来予知を可能にするスキルでこれからの戦いを予測してるが

 

(バカな、俺らが全滅する以外なにも見えない……だとッ!)

信じられないことにチート能力が作動せず狼狽えていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「【曲芸金属(ダンシングメタル) (ポール)】!」

プレラティーが投擲した鉄柱が空を舞い飛んできたヘリに襲い掛かる

しかし、どうにも狙い通り当たらない

 

「主らしくないのぉ。お主ならあんな羽虫を撃ち落とすなぞ、お茶の子さいさいじゃろ?」

 

「……パトラか」

やってきたのはパトラ。おそらく砂人形(ゴレム)だろう

 

「向こうの超能力者が邪魔してる。どうもヘリ全部が守られているんだ」

Mk23をホルスターに戻しながら呟く

 

「まぁ、なんじゃ。どのみちお主の【邪神】にはただの人間はかなわんじゃろ。なんせ、妾も開発には手を貸してやったからのぉ!あんな素人どもを倒すなぞ、へそで茶がわかせるわい!」

ウハッハッハッハッハ!と高笑いを上げる

 

プレラティーはつっこみたかった。言葉使い古いよッ!へそで茶がわかせるなんて死語だよ!

 

しかし、言えない。その言葉を教え込んだのは自分だから

 

「ところで、【邪神】はいつ使うのじゃ?」

 

「……教授は、奥の手にするんだそうだ」

 

「フム、まぁ、【ノーネーム】には先祖がけちょんけちょんにやれたからのぉ。思いっきりやってやってくれ」

そういうとパトラの分身は砂となって消え、プレラティー一人が残された

 

「勝てっかな……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………………………

 

「……あれ、ここは?」

二階堂が目を覚まし辺りを見渡す

何もない真っ白な空間。確か転生したとき自称神様とあった所と似てる

 

『というかその場所だからね』

 

「神様、私はなんでここに呼ばれたんですか?」

 

『うん、何でよばれたのかはだね。君の能力についてです』

 

「能力?」

 

『君のさ、【最先端兵器量産場】だっけ?あれのさ更新したよって事を言いたいわけよ』

 

「更新?」

 

『そう。君は刹那くんの次に応援してるお気に入り(・・・・・)だからね。能力の更新。具体的に言えば今まで材料だか設計図だかいろいろ入れてくれたじゃん?あれ、要らないから』

 

「マジで?」

 

『うん、欲しいものの名前さえ教えてくれたらいいから』

 

「なんでまた?」

 

『君に頑張ってほしいからさ。じゃ、アデューゥ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よーし!着陸するぞぉー!」

船からの攻撃が止み、【平和連合】の面々がチヌークから飛び出す

 

「前方から雑魚接近!」

飛翔(フライ)】の精霊魔術で空を飛んでいた【平和連合】の一員が叫び【風翼の槍(レイ・ホーク)】を持ち上げる

 

「さぁて!自己紹介と行こうぜ!」

牟田原が背中から取り出したのはM2カールグスタフ。ロケットランチャーだ

 

レディースアンドジェントルメン(紳士淑女諸君)ロックンロール!!(殺っちまえぇぇぇぇ)!!!」

 

「【ヴラド・ツェペシュの杭】!」

 

「【無限切断(ジャンクシュレッダー)】!」

多くの異端の技が放たれパトラの僕を次々と屠っていく

 

《こちら大石!突撃隊!俺についてこい!》

GENEZを纏った少年が駆けだし拳につけられた強固な鉤爪でゴレムを引き裂く

 

「ッしゃ!行くぜ!【金剛力】展開!」

硬化した表皮やパワードスーツで砂人形を次々と破壊していく

 

あっという間に甲板を制圧した転生者達はパトラが増設したピラミッドに突入する

 

突入と同時に数発のRPGが炸裂し何人かが吹き飛ぶ

それだけじゃない。まさに嵐のような銃弾の雨が降り注ぐ

 

「RPG!」

 

「くそぉ!なんなんだよ!」

 

「原作と違うぞ!?」

慌てる転生者達にパトラの生み出した鷹が転生者に襲いかかる

 

《ホォーホッホッホッホッ!!転生者だかなんじゃか知らぬが、所詮は能力にあぐらをかいたガキ!メッタメタの、けちょんけちょんにしてしまえ!》

パトラの声が放送され、銃弾の勢いが強くなる

 

「あのエジプト女!ふざけんなよ!」

 

「というか言葉使い古くね!?」

次々と転生者達に弾丸が当たるが傷が塞がったりして一向に数が減らない

 

「連中はただの人間だぁ!押し返せぇー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《我が主からの命令です。クローバー1!ピラミッドにミサイルを撃て!そうすれば敵の戦力が減るはずだ!》

 

「イエッサー!クローバー1了解!くらえ!マザァファッカー!」

ハボックに吊されたミサイルがピラミッドに向けて発射された

 

「【アメンホテプの空盾 鋼鉄】!」

プレラティーが宙に浮かした鋼鉄の柱を盾に変えミサイルを防ぐ

 

「アーンド、【回転刃(カッター)】!」

薄く引き伸ばした円盤を投擲。ハボックの武器が一部削れる

 

「くそったれぇ!」

パイロットが機関銃を乱射しながら距離をとる

 

「邪魔だぜ」

横合いから刹那がハボックを蹴りつけた

 

機体がバラバラに分離し、プロペラがハボックの操縦席を切り裂いていく

 

「かかってこいよ、プレラティー!!」

 

「ノォォーネェェームッ!!」

プレラティーが甲板に置かれた鉄骨を【曲芸金属】で持ち上げ槍投げのように投げる

中空で鉄骨が分離し一本一本が細い槍に変わり刹那に襲い掛かる

 

「【イージスの盾】!」

刹那が産み出したのは神話上の盾。あらゆる災厄から身を守る盾は本人が脅威に感じた物体を見事防ぎきった

 

「ちくしょうめ!」

これ以上の攻撃は意味がないとわかったプレラティーは残った鉄骨を溶かして自身の袖口にしまい船内に駆け出した

 

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