666人の転生者達   作:アロンダイト

30 / 34
だいぶ遅れました

皆様、ご心配おかけしました


No.28

「フロール隊長」

ここは【魔女連隊】の拠点。転生者フロール・笹原・ロンメルの部屋である

 

「なにかよう?」

 

「ハッ!日本を監視していたスパイからの報告書どす!」

生真面目そうな少女が敬礼とともに封筒を差し出す

 

「うっす、お疲れちゃーん」

報告書を見た瞬間、半開きの目を見開いた

 

「おい、旅支度をしろ」

 

「はい?」

 

「日本に行くぞ」

フロールが立ち上がり報告書をめくる

 

「なにをおしゃってるんですか。いくら私が下士官とはいえ、上官の暴走を見逃す訳には参りません」

 

「堅いこと言うなよルミナリエ。なぁに、私の【獅子の歩み(リオン・ヴィック)】を使えば、日本なんて一発よ」

それに、と付け加えルミナリエの耳元で呟く

 

「戦争だぜ?お前を、殺すような」

 

「……イヴィリア長官は報告会に出ております、急ぎましょう」

 

「そうこなくっちゃ!よしいこう!」

そういうとフロールが古びた羊皮紙を取り出した

 

これはフロールの家系に伝わる魔道具【獅子の歩み(リオン・ヴィック)】という世界地図でこれにロンメル家の血族が触れると触れた箇所に瞬間移動できるすごい地図である(ただし帰りは自分で帰るしかない)

 

「日本に向けて出発!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっぱり、チートをまえにしたらこの程度か」

手練れの傭兵達が倒れる中牟田原率いる転生者達は先に上陸した金次と白雪を探していた

 

「しかし、広い船だな」

 

「埒があかねぇ。五人一組で探すぞ」

転生者達が別れた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「迷い牛の【怪異】。自分も相手に巡り会えないが時間稼ぎにはちょうどいい」

刹那が笑う。足下には既に全滅した転生者達の死体が転がっている

 

全身を【斬鉄剣】で斬られたり、身体の内側から爆発したりと惨い死体が転がっている

 

「お客はまだまだ来るんだ。せいぜい盛り上がろうぜ」

死体をのみこみ、【ノーネーム】ほ歩き出した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雷木を乗せたオスプレイが船に着陸する

 

「しゃぁ!いくか!」

雷木の【銃火器錬成(ウェポンコンテナ)】は自分が知っているならどんな銃火器でも作り出せるためその日の気分で銃火器を使い分けるのだ

 

オスプレイから飛び出し、AK-74Mを特殊部隊のように辺りに向ける

 

「あれ?お前確か【平和連合】じゃなかった?」

雷木の前にはガスマスクに黒いリクルートスーツの怪人、【名無し】だ

 

「死ねや!」

挨拶は無用とばかりにAKをフルオートでぶっ放す

 

「きくかよ、この程度!」

表皮を【硬化】させ、【名無し】が怒鳴る

 

「そうか、じゃあ、コイツはどうだ?」

雷木がAKをあっさり捨て、両手を広げる

 

すると背中から三対の羽、計六枚の羽が生えてきた

 

「こんどはどうだぁ?【未元物質(ダークマター)】!」

翼を広げ滑空。【名無し】に接近する

 

「……上等!」

刹那もブニーハットを脱ぎ捨て、SIGP226を抜き放ち牽制射撃を繰り出しながら奪い取ったオリジナルスキル【異空間の箱(アイテムボックス)】からRPG-7を召喚し空に飛びながらこちらを攻撃してきているハボックめがけて撃つ

 

「どこ狙ってるのかまるわかりなんだよぉ!」

翼をはばたかせ、弾丸のように何枚か放たれた羽がRPGの弾頭を破壊すると同時に、9mm弾丸と【名無し】自体を攻撃する

 

「きかねぇなぁ!」

【名無し】は身体のあちこちに羽を突き刺しながらも雷木に炎の塊や風の刃を飛ばす

 

「【ショートカット M134ミニガン&7.62mm×51NATO弾5000発】!」

刹那が【言霊】で生み出したガトリングガンを並外れた怪力で持ち上げ雷木に向けて乱射する

 

「ハァッハッハッハッハァー!そんな豆鉄砲で、【未元物質】は貫けないぜ!?」

雷木は二枚の羽根で銃弾を防ぎつつ残りの翼で空を飛び、滑空すると同時に手元に生み出した二丁の軽機関銃で弾丸を辺りにバラまく

 

無数の弾丸が【ノーネーム】に突き刺さりすれ違う頃には【ノーネーム】は原型がなかった

 

「ハンッ!ざぁまみろってんだ!」

軽機関銃を捨て、余裕の表情の雷木

 

【未元物質】を解除し、船上に降り立った雷木は辺りを見渡し

 

「さて、向こうだな……」

船内に向けて歩き出した

 

「【刻々帝 七の弾】!」

 

「ハァ!?」

いきなり足元から放たれた黒弾は吸い込まれるように雷木に命中。雷木の動きを止めた

 

「クヒヒヒ!余裕ぶるのは良くないぜ?きひひひひひ!!」

刹那が生き残った理由。それは単純に【時喰みの城】で相手の影に入り込んだからである

 

「まだ。俺は、殺せないよ」

刹那が生み出したガバメントが乱射され、その弾丸は全弾雷木の心臓にめり込む寸前で止まる

 

「5ー4ー3ー2ー1ー0!」

解除された直後。雷木の心臓を七発の銃弾が抉った

 

「……う、嘘ぉ」

心臓を破壊され、力尽きた雷木が崩れ落ちた

 

「……やっぱチートすぎるな、うんさすが俺!」

雷木を【時喰みの城】で呑み込み、自画自賛する刹那

 

次の瞬間には斬馬刀によって吹き飛ばされた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ホームランッ!」

衛星をハッキングして【ノーネーム】が吹き飛ぶ様を見学していた【ルールブック】が嬉しそうに叫んだ

 

「しかし、人使いが荒いな、【ルールブック】」

ハッキング装置を作り出し、衛星をハッキングした張本人の【軍団】が呟く

 

「いいじゃねぇか。お前も楽しんでんだし、同罪同罪」

楽しそうに言う【ノーネーム】

 

「まぁ、【首切り】と【サーティン】がどこまでやれるか見物だな」

【棺桶】が新たに調達したMG42を肩に担ぎながら呟く

 

「勝てねぇよ。、奴ら二人じゃ」

【ルールブック】が言った

 

「ホントか?」

 

「あぁ、少なくとも、今は絶対勝てない」

【ルールブック】がポケットから出したガムを噛む

 

「今?じゃあ、いつなら勝てる?」

 

「うーん、世界が滅んだ後?」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。