邪龍の力を宿した白兎   作:鬼塚虎吉

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第15話

Lv.2への器の昇華(ランクアップ)を報告した日の夜にはLv.3への器の昇華(ランクアップ)は可能になっていることに僕はえも言われぬ感情が芽生えてしまっている。

 

理由は僕が器の昇華(ランクアップ)出来ているのは邪龍の力が関係しているだけだ。

 

何の努力もせずに器の昇華(ランクアップ)をすることに罪悪感が生まれる。

 

「ベル君、これは君が手にした力だ。だから、憂うことはないよ」

 

「神様・・・」

 

そんな僕の心を見抜いたように神様がそう言ってくる。

 

「さぁ、【ステイタス】を更新しよう」

 

「はい、神様」

 

その言葉に僕は受け入れた。

 

ベル・クラネル

 

Lv.2→3

 

力SSS9999

 

耐久SSS9999

 

器用SSS9921

 

敏捷SSS9999

 

魔力I0

 

邪龍SSS 耐異常A 魔防SSS 破砕SS 拳打SS 狩人H 幸運I 

 

邪悪なる八つの龍の魂(ソウルズ・オブ。エイツドラゴン)

・身体の中にいる八体の邪龍の肉体と力、特性を使役する。

・使役した邪龍の【ステイタス】(Lv.以外)が自動的に書き写される。

・邪龍一覧

三日月の暗黒龍(クロウ・クルワッハ)

魔源の禁龍(アジ・ダハーカ)

原初の晦冥龍(アポプス)

宝樹の護封龍(ラードゥン)

外法の死龍(ニーズヘッグ)

霊妙の喰らう狂龍(八岐大蛇)

大罪の暴龍(グレンデル)

黒邪の龍王(ヴリトラ)

 

龍の肉体(ドラゴン・ボディ)

・力、耐久、器用、敏捷のアビリティ超高補正

・使役している邪龍の肉体と同じになる

 

龍の誇り(ドラゴン・プライド)

・全アビリティ常時超高補正

邪龍(おもい)が続く限り効果持続

邪龍(おもい)の丈により効果向上

 

邪龍の狂気(イビルドラゴン・マッド)

損傷(ダメージ)負う毎に力、敏捷の超高補正

・瀕死時における力のアビリティ超高補正

・耐久、器用のアビリティ低下

 

龍の逆鱗(ドラゴン・ラース)

損傷(ダメージ)を負う度に攻撃力上昇

憤怒(いかり)が続く限り効果持続

憤怒(いかり)の丈により効果向上

 

暴威蹂躙(グレンデル・テンプル)

・蹂躙する度にアビリティ超高補正

 

 

「邪龍の力って凄まじいね{邪龍の力がベル君の身体に浸透してきていると言ってもいい・・・。まるで樽の中で熟成させている蒸留酒(ウイスキー)のように・・・}」

 

「そうですね」

 

こうして、僕は明日に備えて眠ることにした。

 

 

 

翌日、エイナさんに秘密裏に報告をするために管理機関(ギルド)に来た。

 

「エイナさん、おはようございます」

 

「おはようベルくん、今日は朝早くにどうかしたの?」

 

「ちょっとお話が・・・」

 

「解った、個室に行って待っててくれる?」

 

「はい」

 

そうして、いつもの個室に行きエイナさんを待つ。

 

「ベル君おまたせ、それで話って何かな?」

 

「邪龍関連です」

 

「!? 何かあったの?」

 

邪龍という単語にエイナさんの顔が真剣味を帯びる。

 

「昨日器の昇華(ランクアップ)の報告をしたじゃないですか」

 

「・・・・・・もしかして、Lv.3になっちゃったとか?」

 

「そうです」

 

「そっか~〜〜、なっちゃったか〜〜〜。双頭竜(アンフィス・バエナ)とジャガーノートっていうモンスター倒したってもしかしたらと思ってたけどさぁ・・・」

 

そう言いながらエイナさんは頭を抱える。

 

「なんか、すみません」

 

「ううん、ベル君は悪くないの・・・」

 

今回に関してはエイナさんと相談して隠すことにして、今度エイナさんに食事をご馳走すると内心心に決めるのだった。

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