ポケットモンスター〜擬人化〜   作:ユウ0725

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第5話

あの後準備が終わってベッドでゴロゴロしていたら、いつの間にか寝てしまっていた。

 

「あ、もう朝か。」

 

ベッドから体を起こすと、部屋の外が騒がしかった。

 

気になったから部屋を出てみると、

 

「…………ちょっとうるさい。」

 

メアがいた。

 

「貴女はいつも、めんどい、うるさいしか言わないじゃない!」

 

フィアもいた。

 

「…………そんなに言うなら、フィアが行けばいい。」

 

「そ、それは、できるわけないじゃない!」

 

何の事だ?

 

それに何故俺に腹を立てて、去っていったフィアもいるんだ?

 

「…………くそちきん。」

 

「なんですってぇ!!!」

 

ボソッと呟いたメアの言葉にフィアの堪忍袋の緒が切れた。

 

「貴女は一度ボコボコにしないといけないみたいですね?」

 

「…………ボコボコ(爆笑)。」

 

 

ブチブチッッッッ!!!

 

 

そんな効果音が聞こえるくらいフィアの怒りが分かった。

 

流石に止めないとヤバイかな?

 

「はい、2人ともそこまで。」

 

フィアとメアの頭に軽く拳骨を落とす。

 

「………イタッ。」

 

「ふみゅ!」

 

「2人とも喧嘩するのはいいけど、場所を考えようね?」

 

「…………反省、ごめんなさい。」

 

「ふん、悪かったわよ!」

 

フィアはそれだけ言うと一階に降りていった。

 

「…………相変わらずのくそちきん。」

 

「メア?」

 

「………そんなんだから、勘違いされる。………マスターは気にしなくていいよ。」

 

「そうか?」

 

「………そう。」

 

メアはそう言うと俺の目を見てくる。

 

「どうした?」

 

「………約束、だよ? 今日、待ってたのに遅かった、よ?」

 

「あー、すまん。寝過ごしたみたいだ。」

 

「………お寝坊さん。」

 

「言い返せないな。んで、何でフィアがいるんだ? メアは多分母さんが入れてくれたのは分かるけどさ。」

 

「…………そうだよ。マスターのお母様に私は入れてもらった。そして、フィアは引き摺って連れてきた。」

 

一瞬目が点になる。

 

「は? 引き摺って?」

 

「…………そう。フィアは前にマスターに酷い事言ったって後悔して、家の近くに隠れてたよ? だから、うじうじうじうじしてたくそちきんを引き摺って来た。」

 

うわぁ、何気に辛辣な言葉を吐くね。

 

「…………だけど、そこがフィアの良いところ。」

 

「確かにな。文句は多いけど、頼りになるやつだからな。」

 

「…………むぅ、納得いかない。…………別にいい。私が一番になる。マスター行こ?」

 

「そうだな。そろそろ行かないとマズイかな。」

 

俺はメアに手を引かれて一階に降りた。

 

降りてリビングに入ると、身支度を終えたティア、フィア、グーラ、がいた。

 

「お、おはよう、ご、ございます。」

 

相変わらずの挙動不審のティア。

 

「おはようございます。朝食が出来ていますよ。」

 

メイドのように促すグーラさん。

 

「相変わらず遅いわね。私がいるんだから早く来なさいよ。」

 

自分に素直になれないフィア。

 

「みんな寝過ごした。ゴメンな。朝食を食べたらすぐに行こうか!」

 

これから俺の旅が始まる。

 

 

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