ポケットモンスター〜擬人化〜   作:ユウ0725

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ユウトの呼び方

グーラ→ユウトさん

メア→マスター

ティア→ご主人

フィア→あんた(2人の時はユート)


第6話

「まずは、カナズミシティを目指そうか。」

 

「…………それが妥当だね。」

 

唯一ボールに入ることを拒んだメアがそう言う。

 

「あれ? メアだったら反対するかと思ってた。」

 

「………マスターには考えがあるんでしょ?」

 

メアは首を傾げる。

 

だが、メアは赤いアイマスクの様な仮面をしているから、首を傾げる仕草を可愛いとは思わない。

 

むしろ、不気味だ。

 

「メア、その仮面怖いから外さない?」

 

「…………えぇ〜、マスターは怖い?」

 

「いや、怖いと言うよりは不気味だ。」

 

「…………むぅ、仕方ないなぁ。」

 

メアは仮面を取った。

 

色白で金眼で八重歯が可愛らしい顔立ちの女の子がいた。

 

「…………や、やっぱり、は、恥ずかしい。」

 

メアは明らかに分かるまでに顔が紅潮し、両手で顔を覆ってしまった。

 

「…………わ、私って変?」

 

「いや、十分可愛いよ。」

 

「………はぅぅぅ。」

 

あれ?

 

冷静な性格のメアの筈なのに珍しい。

 

「メア、そのままで行こうか?」

 

「………マスターが言うなら。」

 

メアは俺の右手を握った。

 

「うん、行こう。そろそろトウカシティに着くけど、そのまま素通りして、トウカの森を今日中に抜けようか。」

 

「………わかった。御心のままに。」

 

「そんな言わなくていいよ。気楽に行こう。みんなもね。」

 

三つのボールがカタカタと揺れた。

 

「あ! トレーナーだ! 目が合ったな! 勝負だ!」

 

トウカシティに行く途中にいる虫取り少年に勝負を仕掛けられた。

 

どうしてもスルーしたかったんだけど、やっぱり無理だったか。

 

「メア、行けるか?」

 

「…………当たり前、合点承知」

 

「俺はこいつだ!」

 

少年が繰り出したのはキャタピーだった。

 

そのキャタピーも擬人化している。

 

「わたちをバトルにあまり使わないでくだちい!」

 

舌足らずな喋り方をするキャタピーだ。

 

そして、トレーナーに文句を言ったキャタピーは、バトルの為にメアと向かい合った瞬間に、虫取り少年の後ろに隠れた。

 

「メア、何かしたか?」

 

「…………私、何もしてない。」

 

深淵も見せてないとなると、どうしたものかね?

 

「と、トレーナー? ままま、まさか、アレと戦うの?」

 

「そうだ!」

 

「無理無理無理無理無理無理無理無理!!!!!」

 

さっきまでの舌足らずな喋り方ではなく、饒舌になっている。

 

「キャタピー、どうしたんだ?」

 

虫取り少年が聞く。

 

「生存本能が叫ぶのですよ! 絶対に戦うなって!!」

 

キャタピーはガタガタ震えている。

 

「だそうだがどうする?」

 

「ちぇっ、俺の負けでいいよ。」

 

「賢明な判断だと思うよ。その子の危険察知はとてもいいことだよ。だから、教えておくね。この子は、ネメアのメアだよ。」

 

「へ?」

 

虫取り少年は開いた口が塞がらず呆然としていた。

 

俺はその場を後にした。

 

その数秒後に『戦わなくてよかったですよぉぉぉぉぉぉ! 怖かったですよぉぉぉぉぉぉ! ドレーナーざぁぁぁぁん!!!』とさっきのキャタピーの声が聞こえた。

 

「ちょっとやりすぎた?」

 

「………マスターは悪くない。これは仕方のない犠牲(爆笑)」

 

「お前も大概毒を吐くよな。」

 

「…………テヘッ。」

 

いや、棒読みで言われてもだな。

 

そんなやりとりをしてたら、トウカシティに着いた。

 

でも、それだけの移動で日が暮れ出したので、その日はトウカシティのポケモンセンターに泊まることにした。

 

 

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