ごパン戦争[完結]+番外編[連載中]   作:Anacletus

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第185話「旅行は速き亀の如く」

 “人理の塔”とはその言葉の通り。

 人の理を司る場所と言われている。

 

 何故か?

 

 神殿の言葉に拠れば、そここそが神々と人を繋ぐ世界の境。

 

 異界と現界を繋ぐ橋とされるからだ。

 

 まぁ、端末やターミナルの入り口が無いのでガッカリなのだが、大蒼海に続く道としては其処が最も簡単に昇れる場所なのは間違いない。

 

 影域では世界の果て。

 

 巨大な岸壁を登って入らなければならないので段違いに海産物の出荷量も違うのだとか。

 

 まぁ、それはいい。

 

 とりあえず、先進国と呼ばれる国々の中にはその塔を有する国家が複数存在する。

 

 そして、その塔内部は正しく近未来的な造りの構造体に石畳や木製の装飾を施して全体像を見えなくした一種の祭殿のような場所なのである。

 

 漁師が神聖な職業と見なされる恒久界ではこれらの塔内部での祭事には事欠かない。

 

 軌道エレベーターの縮小版。

 10km規模な構造体とはいえ。

 

 それでも未だ数千年の時を得て尚改修がなされていないところを見れば、その強固さというのは折り紙付き。

 

 ちょっとやそっとの魔術では小揺るぎもしないだろう。

 

 内部を行き交うのは魔術で動いていると説明される科学万歳な高速の自走式エレベーターが数十台程あるが、漁師や国家的な行事関係者や神殿関係者以外は階段での昇降がデフォだ。

 

 其々の地域、国々で国家の玄関口でもある事を考慮して神殿や種族毎に特色ある装飾が不断に施されるというのがお決まりであり、月兎ではウサ耳の意匠と白い紋章があちこちに鏤められていた。

 

 しかし、こちら月亀王国では亀の甲羅である六角形の薄緑色の意匠があちこちに見て取れる。

 

 到着した出入り口は耐水圧ハッチ内部まではメカメカしいものだったが、そこを一歩出て玄関口へ。

 

 そこは本当に神殿としか思えないような大理石製と思われる柱や木製の荘厳な祭壇、壁際を様々な宗教的な意味合いがあるのだろう紙や樹皮製のヒラヒラした装飾が飾っており、機械的な側面よりも太古から使われている遺跡と言う方がしっくりと来た。

 

 玄関口の階段を下りて行けば、その先には既に数百人からなる御出迎えがあった。

 

 誰の耳元も月亀らしい甲羅っぽい装甲に覆われている。

 ざっと見積もっても完全武装且つ最精鋭の特殊部隊がダース単位。

 

 その中央では四十代くらいだろう柔和な笑みの優男がにこやかな面持ちで待ち構えていた。

 

 背後に軍服姿のお偉方が控えているところを見れば、相手が王家の人間なのは一目瞭然だ。

 

「これはこれはお初にお目に掛かります。フラウ皇女殿下」

 

 最初に降りていった少女を前に僅か頭が下げられる。

 

「……コラート・ドレスド・月亀……第二王子、でしょうか?」

 

「ああ、済みません。この装いでは分かりかねますか。いつも軍服を着て髪型も相応のものにしていたもので……恐らく、停戦中の夜会にて1度か2度は我々も擦れ違って、遠目には見ていたかもしれませんね。だが、何分とあの頃は夜会の中ですら貴族達がいがみ合っていたせいで交流は進みませんしたから……いや、会えて光栄です。()()()()()よ」

 

 軽いジャブを放った優男はフラウの常用する法衣と似てはいるが、月亀の意匠と色合いが薄緑色という……袖長の着物風な衣装を身に纏っていた。

 

 どうにも育ちの良いボンボンのように見えるのだが、奢った感じはせず。

 

 逆に人に好印象を与えるような雰囲気を醸し出している。

 これは手強そうだと内心で溜息一つ。

 

 その少し彫りが深い顔立ちの美男がフラウを前にしても何ら変わらぬ様子で笑みを浮かべ続けるのを観察する事とした。

 

「いえ、こちらこそ。我も月亀の技術力を100年進めたとされる方にこうして出会えて光栄に思う。どうぞ、我が主とも友誼を結ばれるようお願い申し上げたい」

 

「……後の方が魔王()()でよろしいのでしょうか?」

 

「イシエ・ジー・セニカ様……魔王()()と我々はお呼び申し上げております」

 

 紹介されたので前に出る。

 それと同時に背後の軍人達にも緊張が奔った。

 

 あちらの諜報網はサカマツが参考とするくらいには極めて合理的な代物らしく。

 

 月兎とは違って、かなりこちらの内情は筒抜けになっているだろう。

 

 まぁ、表層的な事ばかりなのだろうが、その表層部分でお腹一杯なのだろう事は軍人連中の表情が険しい事からも推し量れた。

 

「第二王子。何とお呼びするべきかな?」

「コラートとでも。魔王閣下」

 

「では、コラート王子。オレ達の宿泊する施設を用意して貰いたい。それと月亀の歴史に詳しい者や首都の案内役を手配して貰えるだろうか」

 

「……よろしいですが、一応訪ねておきましょうか。お仕事でしょうか? それとも観光?」

 

「どちらもだ」

 

「……承知しました。では、歴史講釈のガイドを私めが務めましょうか。軍の警務の者が数人は付くかと思いますが、それはご了承下されば」

 

「そちらの配慮に感謝する。じゃあ、行くか。フラウ」

「はい。閣下……」

 

 後から出て来たガルンが数人とシィラとヤクシャがスーツケースを片手にハッチ内から降りてくる。

 

 そして、王子付きの後の軍人達に滞在費だと言って、そのケース8つを横に置いた。

 

 失礼と軍人達が内部のものを検め―――絶句する。

 

 純金。

 

 それもスーツケースにギッシリともなれば、愕然とするのも当然か

 

 一応、偽物かどうかもコンバットナイフで削って調べたようだが、当然本物。

 

 これだけの量を持ち込んだと成れば、敗戦国と月兎の経済力を侮るのも難しいだろう。

 

「これはこれは……随分とお持ちでいらっしゃるようだ」

 

 さすがにコラートも驚いていた。

 

「ああ、迷惑料だと思ってくれればいい」

「そうですか……では、まずは宿に参りましょうか」

 

 十人からなる軍服姿の男達が王子に付き従い。

 

 こちらを引き連れて先導する優男は神殿のような飾りの多い内部通路をスイスイと進んでいく。

 

 そうして、何分か無言で歩き通せば、壁際の扉が開いて、その先の空と天井たる大蒼海が見えた。

 

 ガラスやプラスチックやシリコンの類か。

 外を一望出来るエレベーター内は広く。

 

 一度に30人は載れる代物で内部には休む為のソファーまで置かれている。

 

 ヤクシャやシィラ。

 

 ガルンは数層の透明な壁を隔てれば、空の雲よりも上という事実に目を丸くしていた。

 

 月兎のエレベーターは外側が見えるような造りではなかったのでヤケに長い間動く箱に閉じ込められている、くらいの感覚だったのだ。

 

 それが一面昼時の陽光が降り注ぐ世界の果てまでも見渡させそうな光景を見せられれば、驚きもするだろう。

 

 フラウもまた祖国のものとは違う景色に一度目を奪われてからソファーへと腰掛ける。

 

「ああ、月亀の名物の一つですよ。我が祖国にある人理の塔の昇降を行う大部屋は全てこのような透明な壁で造られています。この景色見たさに漁師になる者もいるくらいですから、国外の方には新鮮かもしれません」

 

 王子がニコリとする間にもエレベーターが高速で揺れ一つ無く下りていく。

 

 外の景色は空の青と天井にある海の蒼。

 

 そして、斑に広がる白き雲と何処までも続く地平によって形成されていた。

 

 現在、正午過ぎ。

 

 もし夕暮れ時や地表の明かりが見える夜なら、更に絶景な事だろう。

 

「魔王閣下……本題へと移らせて頂きたいのですが、よろしいでしょうか? こちらとしては率直に申し上げて、軍の者達を抑えるだけでもかなりの労を要しております。出来れば、この国に来た具体的な理由をお教え頂きたいのですが」

 

「ああ、この国に二択を突き付けに来ただけだ」

「二択?」

「この国の王。甲凱王《こうがいおう》はお前の父親か?」

 

「はい。我が父は確かにそう呼ばれております。名をヨセフ・ドレスド・月亀。その名が響けば、前の戦場においては百戦負け無しと謳われた英雄でもあります」

 

「オレはそのお前の父親とその家臣団。そして、全ての軍上層部に対して幾つかの取引を持ちかけに来た。まぁ、単なる善意ってやつだ」

 

「善意……」

 

 王子が僅かに瞳を細める。

 

「軍主力を無力化しておいて何言ってるんだコイツとか思ったか?」

 

「あ、いえ……まぁ、その……」

 

 曖昧な笑みで優男は誤魔化す。

 

「オレは月兎を落とす時、人の悪意を利用した。だから、今度は人の善意を利用したいと思ってな」

 

「……善意を利用、ですか」

 

「ああ、オレがそもそも軍を率いて陸路を来なかったのはその必要性が無かったからだ。この世界の常識から言えば、月亀の無防備な前線付近を占領して支配地域を拡大するってのが普通の考え方だろう。だが、そんな無駄なところで死人は出したくない。月亀と月兎。オレは二つの国が手に手を取り合う事を望んでる」

 

「これはまた大きく出られましたね。月兎の大貴族と領主達は国を戦乱の中で更なる闇に沈められたいのかと言われて屈したとの報告を受けていますが」

 

「ああ、その案は結局、あいつら自身が否定した。だから、そういう事はしない。あくまでオレは予測した範囲で提案しただけだ。永劫戦って滅ぶか。目の前の敗北を受け入れて国を生かすか。どちらがいいんだと」

 

 さすがに王子が息を吐き出す。

 

「………我が国が善意を持って魔王閣下に当たられる事は幸運と言うべきですか?」

 

 周囲の軍人達はこちらの話し様にピキピキ来ているようで顔色こそ変わらなかったが、そのモスグリーン色の軍服の下……本当に現代戦でも出来そうな、こちらとしては見慣れた感のある簡素な野戦戦闘服の中で筋肉に力を込めていた。

 

 自制はしているのだろう。

 もう少しで怨敵を下せるという寸前。

 やってきた最悪に戦線は完全崩壊。

 

 その上、未だ前線にいた指揮官の半数以上が捕虜となっているのだから。

 

「どうだろうな。それは聞いてみてから考えるといい。それにしても……良い眺めだな」

 

 雲間を抜けていると。

 不意に地表が姿を現す。

 

 月亀の首都【クルジス】は月兎の首都よりもほぼ1.5倍はあるだろう威容を誇っていた。

 

 目を引くのは薄緑色の屋根が広がっている事。

 

 また、伝統的な木材を使った家屋よりもこの数年で新規に造営されたコンクリート製らしき団地や商業街が複数ある事だろうか。

 

「……オレは少なくとも、月亀には好印象を抱いてる。何でだか分かるか?」

 

「さて、どうしてでしょうか? 我が国が優れているから、というのなら良いのですが」

 

「ああ、そうだ。お前らは優れてる。他の国家に比べても文明的にはかなり進んでる方だろう。回りの兵を見れば分かる。行き届いた軍規。高い士気。それを支える援護体制。常備軍寄りで銃を主力とする兵科。後方戦略はほぼこの世界における最先端。ついでにその国力とそれに見合うだけの戦略や戦術を取れる有能な参謀と指揮官層。分厚い国民からの支持。奴隷の兵役による解放。国策として人を増やそうと子育て世帯への奨励金に補助金。拡充した軍備の更新速度。兵站の極めて合理的な管理。前線への補給の重要性を認識したからこそ専門部隊を拡大。兵の損耗を最小限にする運用。黴が生えた月兎とは違って大胆な戦術も取る。その際には戦力の局所的な集中を可能にする迅速な行軍も行われる。速度重視な軍というのは個人的に見ても合理的で見ていてとても羨ましい。どれを取っても賞賛に値する」

 

「―――随分と過大評価されているようで嬉しい限りです」

 

「いや、オレは御世辞は言わない。でも、だからこそ不可解だ」

 

「不可解?」

「お前らがこの数年で月兎に再戦を仕掛ける理由が無い」

「ッ」

 

 さすがに王子がこちらを真正面から見た。

 

「だって、そうだろう? これほどに合理的な輩が30年……いや、20年もすれば、確実に殆ど無傷で勝てたはずの戦をどうして兵の損耗や徴兵の拡大をしてまで行わなければならなかったんだ? オレにはそれが不可解だ。だから、その疑問に対する答えが必要だと思えた。一体、お前らは誰の為、いや……何の為に戦争をしている?」

 

「………はは、魔王閣下。あなたはたった一人で我が国の深部を覗き込もうとやってきたのですか?」

 

「悪いか?」

「ええ、それは万死に値する行為かもしれませんよ?」

 

「生憎と神様を殴る兵隊を募集してる最中だ。倫理と道徳と法律の話なら、オレは粗方違反者だろう」

 

 王子がこちらをマジマジと見つめて、大きく息を吐いて顔を片手で上から下に撫でる。

 

「よもや、魔王がこのような方だとは……我が国の諜報員達は眉唾な話ばかり送ってくるボンクラに成り下がったと思っていましたが、どうやら彼らへの評価を改めねばならないようだ」

 

「それは気の毒だな。少し興味がある。何と報告されたんだ?」

 

「……曰く、魔王は言葉のみで人を操る術を身に付けた詐欺師。曰く、魔王は女子供の為にあらゆる苦労を背負い働き続ける聖者。曰く、魔王はあらゆる富を増やし、全てをただ干乾びた国民に慈雨の如く分け与える聖人。曰く、魔王はあらゆる深遠より尚深き闇の淵に佇む超越者を超越せし悪神。曰く、全ての者に絶望と救済を与えし、獣神にして善神。曰く、自らの傍に女子供を侍らせ、その美肉を喰らい続ける邪淫の徒。曰く、全ての女子供より神殿の神々よりも崇められる善良なる支配者。まぁ、どれもこれもが眉唾でどれもこれもが月兎の情報操作の結果かと。惑わされた者達の戯言が8割は混じっているだろうと……そう思っておりました」

 

「生憎とオレの事は一言も書かれてなさそうだな。その報告書」

 

「さて、どうでしょうか。第一印象を言うならば、私はあなたが礼儀を知らぬ子供と見えました」

 

「人を見る目はあるようだ。当たってるぞ」

 

「御謙遜を……どうやら節穴だったのは諜報員達ではなく。私の目だったようだ……歓迎しましょう。魔王閣下。全てを滅ぼし、救う者。最後の覇者……あるいはこの国に来た災厄。もしくは吉報を運んできたかもしれない旅人。イシエ・ジー・セニカ殿」

 

 手が差し出され、それを取る。

 

 その光景に何故か周囲の軍人もガルンやフラウも驚いていた。

 

「数日、厄介になろう。宿を取ったら、さっそく街を案内してくれ。特に人が多いところなんかを」

 

「ええ、承りました。おや? どうやら見えてきたようですね。あれが我が国の王城。父の異名を取って、国民は皆、甲凱城《こうがいじょう》と呼んでおります」

 

 見れば、まるで五稜郭。

 

 いや、甲羅を思わせてフラクタルな六角形の外壁を持つ巨大な施設が眼下に見えてくる。

 

「もし望むなら何日前までに申請すれば、国王への謁見が叶うか教えてくれないか?」

 

「謁見、ですか?」

 

「ああ、オレは此処に観光と仕事をしに来た。だから、会談でも会合でも会議でもなく。謁見させて貰えれば、幸いだ」

 

「……城の事務方と詰めてみましょう。明日までにはご報告差し上げられるかと」

 

「分かった。出来れば、逗留最終日に謁見したい。ガルン」

 

 こちらで事前に詰めていた月亀での旅程表がガルンの手で巻物として手渡される。

 

 軍人の一人がもしもの時の為だと確認して、それを開いた。

 

 大丈夫なようだと手渡されたその内容を見た王子がふむふむと頷く。

 

「本当に観光なさるつもりなのですね……1日目は下町を見物。2日目は月亀の城下町の各地で買い物。3日目は史跡廻り。4日目は各種ギルドの見学。5日目は首都周辺の散策」

 

「まぁ、予定は未定だ。何処に差し挟んでくれても構わない」

 

「分かりました。善処しましょう。王城内に出て後はそのまま外へ。王城周辺にある貴族専門の宿泊施設がありますのでそちらをご利用下さい。それと出来れば、皇女殿下他お付きの方々が出歩く際は魔術で耳を隠して別のものにして頂ければ幸いです」

 

「無用な混乱はこちらとしても避けたい。そうさせて貰おう」

 

「そう言えば、夜の旅程は書かれていないようですが、宿泊施設でお休みに?」

 

「ああ、いや、夜は街に繰り出して、娼館と奴隷商の個人宅や商店、奴隷市場を見て買い物を行う予定だ」

 

「……それならば、こちらで紹介致しましょうか?」

 

「いや、いい。これはオレの慈善事業と商売も兼ねてる。まぁ、多少派手に買い物をしても見逃してくれればそれでいい。大蒼海《アズーリア》経由でその内に船がそれなりの数来る予定だ。出来れば、港端に寄港する許可を出してやってくれ」

 

「奴隷をお買いになるので?」

 

「生憎とそうしないと気が済まない病なんだ。現代日本式常識人として」

 

「???」

 

 分かりかねるという顔となった王子には疑問符が付き。

 

 そして、何故か女性陣からは物凄く半眼な瞳で睨まれる事となった。

 

 その日、さすがに来て初日という事もあり、月亀の首都観光の後にレストランで夕食を済ませた後は静かに過ごす事とした。

 

 何故か色情魔呼ばわり。

 

 薄い風呂場の壁越しに女性陣の愚痴りが聞こえてきたが、聞かなかった事にする。

 

 どうやら、こちらの意図を推し量ったり、理解してくれる相手はこの世界にまだいないらしい。

 

 通信先の鋼鉄乙女からは『いや、当然じゃろ』という駄目出しを喰らいながら、明日の予定に思いを馳せて……その日は監視者達の息遣いを耳にしながらの晩酌となった。

 

 ファンジー世界一進んだ国でも……やはり反乱軍の台所とは比べられないくらいメシは……クソマズだったからだ。

 

 まぁ、呑むのは単なる炭酸水に常備するようになった砂糖を溶かしたサイダーもどきなのだが……。


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