ポケットモンスター let's goリーリエ!   作:アニポケ大好き主

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 ここから登場人物が増えてくるため、誰が言ったセリフなのか分からない事が起きると思ってしまうので、「」の前にその登場人物の名前を入れていこうと思います。

例として

リーリエ「シロン!【こなゆき】‼︎」

シロン「コーン‼︎」

こんな感じです。では、お楽しみください。


第二十五話 アローラ祭!全員集合!

 

 

 

 

 クチバはオレンジ。夕焼けの色。夕焼け色の港町。

 

 

 

 朝からこの街では船舶だけでなく多くの人々の歓声が響き渡っていた。

 ジュンサーが運転する一台のパトカーから飛び出した少女はパートナーのシロンと一緒にクチバシティへと走り出した。街へと近くにつれて、目に映るもの。鼻に届く懐かしき故郷の香りが自然と入ってくる。

 走って行く彼女は見覚えのある五人の人影に向かって大きく手を振った。事前に到着の知らせを受け取っていた彼らも彼女に向かって大きく手を振り返した。

 

 

リーリエ「マオ!カキ!マーマネ!スイレン!」

 

シロン「コーン‼︎」

 

マオ「リーリエ!!!」

 

 再開のハグを交わしたリーリエとマオ。後の四人も彼女の周りに集まってはスクール以来の再開を喜び合った。

 

リーリエ「お久しぶりですみなさん!!!」

 

スイレン「リーリエ久しぶり!」

 

カキ「ククイ博士から聞いたぞ。リーリエ!ジム巡りをしてるんだってな!」

 

マーマネ「なんか見ないうちにシロンも逞しくなったみたいだね」

 

シロン「コン‼︎」

 

トゲデマル「モギュ‼︎」

 

アママイコ「アーマイ‼︎」

 

アシマリ「アウアウ‼︎」

 

バクガメス「ガァメェス‼︎」

 

 シロンもトゲデマル達と久しぶりに会えた事に大喜びでいた。すると、リーリエは残りのモンスターボールを手に出すと一斉に解き放った。

 

リーリエ「みなさん!出て来てください!」

 

 中から現れたのはここまでリーリエがカントーを旅して出会った仲間達。リーリエのポケモン達にマオ達は目を光らせていた。

 

リーリエ「この子達はわたくしがここまで旅をした中で出会った仲間達です。アママイコ達もよろしくお願いします!」

 

 リーリエの紹介を終えると、キモリ達もアママイコ達の元へと駆け寄ると改めて挨拶や握手を交わした。しかし、等のズルズキンは近づこうとはしなかった。

 ズルズキンの事についてマオ達に説明をしていると、カノン達もリーリエの元へと合流した。

 

リーリエ「ジュンサーさん。ここまで送って頂いてありがとうございました」

 

 ジュンサー「いいのよ。私も警備の仕事でクチバシティに戻る予定だったし!それじゃあ、みんな楽しんで!」

 

サトシのゼニガメ「ゼニゼニ‼︎」

 

 クチバシティにリーリエ達を送り届けたジュンサーとゼニガメ消防団はそのまま仕事へと戻ろとしていた。

 

ゼニガメ「ゼニ…」

 

 ただ、シロンと仲良くなったゼニガメは少しリーリエ達と離れるのが寂しいようだった。それに気づいたジュンサーはリーリエに声をかける。

 

ジュンサー「リーリエさん。この子の事お願いできないかしら?すっかりシロンちゃんと仲良くなったみたいだから」

 

リーリエ「分かりました!わたくしは大丈夫です!」

 

 その声を聞いたゼニガメは喜んでシロン達の輪の中へと入って行った。

 ジュンサーを見送ったその後、リーリエは改めてカントーで出会ったカノン達を紹介し始めた。

 

リーリエ「皆さん!こちらにいるのは、わたくしが通っていたポケモンスクールの仲間。マオにカキにマーマネにスイレンです」

 

アローラ組「「「「よろしく!!!!」」」」

 

カノン「カノンです♪」

 

サトル「サトルです。初めまして!」

 

ソウタ「ソウタだ!よろしく!」

 

タケシ「俺はタケシだ」

 

ノゾミ「私はノゾミ。よろしく!」

 

マノン「私はマノン。この子はハリサ。それから隣にいるのがアラン」

 

アラン「宜しく」

 

 お互いに自己紹介が終えると、カノンはすぐにマオ達のポケモンを見つけると、好奇心満載に近づいて行った。

 

カノン「うわぁぁ!!!見た事ないポケモン達だ!可愛い!!!この子はカッコいい!!!きゃぁぁ///////」

 

ソウタ「こいつはすげーぜ!!!なぁ!誰か俺とバトルしようぜ!なぁ!」

 

サトル「二人とも。とにかく落ち着いて」

 

 見た事ないポケモン達を前に興奮気味のカノンとソウタをやれやれといった表情でサトルが押さえた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『アママイコ フルーツポケモン

 草タイプ

いつも元気に飛び跳ねている。元気な姿と甘い香りで周りにポケモンが集まってくる』

 

 

 

 

『バクガメス ばくはつがめポケモン

 炎 ドラゴンタイプ

背中の甲羅の棘は爆発物。うっかり触ると爆発してしまう。火山を住処にしている』

 

 

 

 

『アシマリ あしかポケモン

 水タイプ

水のバルーンを作り上げるのが得意。大きなバルーンを作るためコツコツと練習を繰り返している』

 

 

 

 

『トゲデマル まるまりポケモン

 電気 鋼タイプ

背中の針は普段寝かせていて戦闘になると一気に逆だてる。長い毛は避雷針の役割を持ち落雷を引き寄せると電気袋に溜め込む』

 

 

 

 

 

 

 ロトムの登場を確認したマーマネとカキはロトムの方へと向かった。

 

マーマネ「ロトム図鑑も久しぶりだね!」

 

ロトム『カキ!マーマネ!また会えて嬉しいロト!』

 

 ロトムとも久しぶりに再会したマオは一番気になっていることをリーリエに告げた。

 

マオ「そういやリーリエ!サトシは!サトシには会えたの?」

 

 サトシの言葉にカキ達もリーリエにサトシに関して質問し始めた。その質問に対してリーリエはマオ達が期待している答えを応えることができなかった。

 

リーリエ「あの…それが」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スイレン「そうか。リーリエもサトシとは再開できていないんだ」

 

カキ「また会えると思ったんだけどな〜」

 

 スクールを卒業してから、久しぶりに会えると楽しみにしていたマオ達であったが、リーリエもサトシと再開出来ていない事を知り残念そうに肩を落とした。

 暫く話してから、カノンはリーリエに声を掛けた。

 

カノン「ねぇ!リーリエ。ここから別行動取らない?」

 

リーリエ「別行動ですか?」

 

ノゾミ「そうだね。こうして久しぶりに再開できた訳なんだし」

 

タケシ「俺たちは俺たちで見て回るよ」

 

 リーリエに気を遣ったのか分からないが、その提案にリーリエは大きく頷いた。

 

リーリエ「そうですね。分かりました。ではみなさん後ほど!」

 

 こうして暫くの間、各自別行動でアローラ祭を見て回る事に決めた。

 いったんカノン達と別れたリーリエは、マオ達と一緒にククイ博士の元へと向かう事にした。

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

ククイ博士「ここにいるのはアローラ地方のポケモン

草タイプのモクロー。炎タイプのニャビー。水タイプのアシマリだ!」

 

???「見た事ないポケモンばかりだ!なぁ!ルカリオ!」

 

ルカリオ「リオッ‼︎」

 

 そのククイ博士はアローラのポケモンを紹介していくセミナーを開いていた。アローラのポケモン達の生態に興味を持った他地方の幾多のトレーナーがククイ博士の元へと集まっていた。その中で一際一番高い声でやたらとテーションが高いトレーナーがいた。

 

ククイ博士「おお!そうか!このお祭りではその他にもアローラ出身のポケモンが沢山いるから楽しんでくれよ!」

 

???「ありがとおっちゃん!良しいろんなポケモン達に会いに行くぜ!ルカリオ!」

 

 そのままそのトレーナーはパートナーのルカリオを連れて屋台の方へと神速の如く走り去って行った。

 

ククイ博士「サトシに似て元気な子だったな」

 

 その少年の後ろ姿を見届けたククイ博士に一人の少女が走ってきた。その呼び声に振り向いたククイ博士はその少女に向かって大きく手を振った。

 

リーリエ「ククイ博士!!!」

 

ククイ博士「おお!!!あはは!リーリエ。久しぶりだな!」

 

リーリエ「お久しぶりです!博士!」

 

 カントーへと旅立った我がスクールの卒業生であるリーリエだ。ククイ博士の元へと駆けたリーリエはそのまま博士の胸へと飛び込んで行った。

 急に飛び込んで来たリーリエに押し倒れそうになりながらもククイ博士はリーリエとの再開を喜んだ。

 

ククイ博士「ロトムもリーリエのサポートありがとな」

 

ロトム『どういたしましてロト!』

 

 ロトムを胸を張って答えると、聞き覚えのある声がリーリエの元へと向かって来た。

 

オーキド校長「こうして卒業生に会える事ができてうれシシビール!」

 

 カントーのロコンを抱きかかえ、ポケモンギャグを得意とするその人物を見てリーリエはすぐに挨拶に向かった。

 

リーリエ「お久ぶりです!オーキド校長先生!」

 

 卒業以来の再会にリーリエはさらに胸が高鳴っていた。だが、あることを質問すると同時に顔に雲がかかったかのように少し不安げな表情へとなった。

 

リーリエ「博士。アローラ地方の方はどうですか?」

 

 リーリエが母のルザミーネの治療のためにカントー行きの船へと乗る時も、まだアローラ地方の至る所ではウルトラビーストによる被害で崩れている所が目立っていた。

 身内が犯してしまった事もあって、旅をしている時も気にかかっていたリーリエの不安な表情に察したククイ博士とオーキド校長は安心した表情で答えた。

 

ククイ博士「ああ…君のお兄さんグラジオ君が率いるエーテル財団のおかげもあって、何とか立て直しつつあるよ。ここカントーでこんなお祭りを開くことが出来たぐらいだ。もう大丈夫さ!」

 

オーキド校長「それにこのアローラ祭は復興祭でもあるのじゃ」

 

リーリエ「復興祭ですか?」

 

 オーキド校長の言葉にリーリエは首をかしげた。

 

オーキド校長「アローラ地方の魅力を広めるだけでなく、かつてのアローラの活気を取り戻す事もこの祭りを開催する目的でもあったのジャラランガ!」

 

マオ「それに向こうにはイリマさんも来てるんだよ!」

 

リーリエ「そうなのですか!」

 

マーマネ「ねぇ!挨拶しに行こうよ!」

 

 一旦、オーキド校長と別れたリーリエ達はイリマがいる方へとククイ博士の案内の元、向かう事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 ククイ博士によると、イリマはディグダの穴と呼ばれるダンジョンの近くで祭りの手伝いをしていると聞いた。

 

リーリエ「イリマさん!」

 

 自分の名前が呼ばれたイリマは駆け寄るリーリエ達に目をやると、自分のパートナーであるイーブイを抱えて、自分もリーリエ達の方へと駆け寄った。

 

イリマ「これはリーリエさん!お久しぶりです」

 

リーリエ「イリマさんも参加なされていたのですね」

 

イリマ「もちろん。アローラの復興を祈願してのお祭りなのです。参加しない訳にはいきませんよ」

 

イーブイ「イーブイ‼︎」

 

 イリマとの久しぶりの再会に喜んでいるリーリエ達に一人の青年が歩み寄る。

 

???「イリマ!友達か?」

 

 その人物にイリマは直ぐに答えた。

 

イリマ「はい!彼らは僕のスクールの後輩なのです」

 

???「じゃあ俺の後輩でもある…って俺は途中で引っ越したからそうではないか」

 

 イリマと親しげに話す青年にリーリエ達の目が集まった。自分の後輩でもあると耳にしたがアローラ出身のトレーナーなのか。その人物をリーリエ達の誰一人も知らなかった。

 

マオ「イリマさん。そちらの人は?」

 

 マオの問いにイリマはその青年をリーリエ達の前へと紹介した。

 

イリマ「彼は僕のスクール時代の同期のユーゴです。今はカロス地方に住まわれているのですよね」

 

 イリマの口から出たそのユーゴという青年はイリマとポケモンスクールの同級生であったようだ。生まれ育ちはアローラ地方であるが、母親の仕事の都合で今はカロス地方に住んでいる。その後もイリマとは連絡を取り合う中であるため、もちろんウルトラビーストの件については聞いていた。

 

「ジュナ‼︎」

 

 そして、ユーゴの後方で物静かに直立している一体のポケモン。葉っぱで出来た大きなフードを被り、オレンジ色の模様で覆われているその眼光は歴戦を潜り行けて来た勇姿を感じさせる迫力だ。

 

カキ「このポケモンは…たしか」

 

ロトム『ボクにお任せロト!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ジュナイパー やばねポケモン

 草・ゴーストタイプ

翼に仕込まれた矢羽を番えて放って攻撃する。100メートル先の小石を貫く程の制度がある』

 

 

 

 

 

 

スイレン「か…かっこいい!」

 

カキ「歴戦の勇者って感じだな」

 

 ユーゴのジュナイパーの風格にスイレンは目を輝かせ、カキは勝負と交えて見たい感情が出ていた。みんなの目線に気づいたユーゴは優しくジュナイパーの首筋を撫で始めた。さっきとは変わってジュナイパーは目を閉じて気持ち良さそうにじゃれ始めた。

 

ユーゴ「ジュナイパーとは長年の連れ染めなんだ。俺のパートナーというよりも、家族みたいな奴さ」

 

ジュナイパー「ジュナ‼︎」

 

 優しくあやすユーゴを前に続いてイリマはユーゴについて話し始めた。

 

イリマ「ちなみにユーゴさんは僕なんかよりも素晴らしいトレーナーですよ。もしかしたらアローラ最強のトレーナーになっていたかもしれない人ですから」

 

ユーゴ「おいおい大袈裟に言うなよ。イリマ」

 

 ポケモンスクールでは最強の卒業生と言われるイリマがユーゴの実力を賞賛している様子にリーリエ達はユーゴについて質問し始めた。

 

マーマネ「えっ、そんなに凄い人なんですか?」

 

 マーマネはの発言にイリマは自分の事のように話し始めた。

 

イリマ「もちろん。彼はアローラの全ての試練を達成しており、全てのZクリスタルを揃えております。それにカロス地方へと引っ越してからも、幾多のポケモンリーグで実績を上げているのですよ」

 

カキ「全ての試練!それってつまり島キングのハラさんや島クイーンのライチさんにもポケモンバトルで勝っているという事なのですか!」

 

スイレン「す…凄すぎる」

 

 アローラの全てのZクリスタルを手にしている事にも驚いたが、まだそれは序の口だった。聞けばポケモンリーグでも数々の実績を残していた。

 初めての挑戦したカロスリーグでは大人でも勝ち上がるのが難しい本戦トーナメントにまで進みベスト8まで勝ち上がっている。その後は他の地方にも転々とジムバッジを集めてはリーグに参加をし、ホウエンとジョウトのポケモンリーグでは準優勝を果たしているのだ。

 聞けば聞くほど写し出されるユーゴの実力と権威にリーリエ達は驚かされた。そして、さらに驚かされる事をイリマの口から告げられたのだ。

 

イリマ「そして今はカントーリーグに挑戦中なのですよね」

 

ユーゴ「まぁな」

 

一同「カントーリーグ!!!」

 

マオ「それって、リーリエのライバルって事」

 

イリマ「と言いますと?」

 

リーリエ「はい!わたくしも今シロン達と一緒にジム巡りの旅をしているのです!」

 

イリマ「リーリエさんが!それは驚きましたね」

 

マーマネ「だけど、ユージさんは他のポケモンリーグにも出てる実力者なんだよね」

 

スイレン「強敵ライバルここに現る!」

 

ユーゴ「それじゃあ、リーリエ。お互いにポケモンリーグに出場できるようジム巡りの旅頑張って行こうな」

 

リーリエ「はい!いまからでもカントーリーグが楽しみになってきました!」

 

シロン「コーン‼︎」

 

 ユーゴというポケモンリーグの優勝候補トレーナーを前に自分の闘志を燃え上がらせた。

 ユーゴだけではない、カノンにサトル。ソウタとノゾミとライバルが現れる事にリーリエは彼らとポケモンリーグと戦える事に胸を弾ませていた。

 

マオ「リーリエ。暫く見ないうちにサトシに

似てきてない?」

 

カキ「見たいだな」

 

 スクール時代では見ないリーリエの成長にマオ達は驚かされるばかりであった。

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 一方、リーリエと別行動を取ってアローラのポケモンを見て回っているカノンとサトルとソウタは一体のポケモンに釘付けになっていた。

 

カノン「嘘…これがナッシー…なの?」

 

ソウタ「何食ったらここまで首が長くなるんだよ…」

 

ナッシー「ナッシ〜♪」

 

 カノンとソウタが呆気に取られて見ているのはカントー地方のナッシーとは違う姿をしたナッシーだった。カノン達が見ているナッシーはアローラ地方の強い日差しを浴び続けた結果、首部分が急激に成長して通常のナッシーよりも全長が5倍近くとなっているアローラのナッシーだ。

 

サトル「そういや、アローラのナッシーは草とドラゴンタイプみたいだね」

 

カノン「えっ!!!?ドラゴン!!!」

 

ソウタ「何処にドラゴン要素があるんだよ!」

 

 他のドラゴンタイプのポケモンと見比べてみると、鋭い爪や牙。翼を持たないアローラのナッシーにカノン達は頭を悩ませた。

 アローラのナッシー以外にもリージュンフォームを成し遂げたポケモンやアローラにしか生息しないポケモンと触れ合う事が出来た。

 

ソウタ「サトルも珍しくソワソワしてるな!」

 

カノン「普段は私達の保護者係なのにね」

 

サトル「そ…そりゃ!アローラのポケモンをこんなに身近で見れるんだよ!そりゃ僕だって…」

 

 すると、一体のポケモンがカノン達の前に姿を現した。

 

???「クゥ〜‼︎」

 

 そのポケモンは大きく手を上げて万歳した状態でカノン達に手を振っていた。

 

ソウタ「おお!!!あれもアローラのポケモンか!」

 

カノン「可愛い!!!手振ってる!」

 

???「クゥ‼︎」

 

 カノン達が自分の元へと近づいてくると、そのポケモンはサトルを優しく抱擁した。

 

サトル「あはは!モフモフしてて気持ちい!」

 

 始めて目にする人懐っこいポケモンに感激していると、後からリーリエ達の姿が見えてきた。

 

ソウタ「リーリエ!あのポケモンなんだ⁉︎」

 

カノン「もう人懐っこくて可愛いすぎるの〜♡」

 

 そう言ってカノン達はそのポケモンに指を指すと、リーリエ達の顔は一気に真っ青になった。

 

リーリエ「サトル!!!すぐに離れて下さい!!!」

 

 急いでサトルに向かって忠告するも…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギャアァァァァォァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遅かった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『キテルグマ ごうわんポケモン

 ノーマル 格闘タイプ

圧倒的な筋力を身につけている非常に危険なポケモン。大きく手を振るがこれは警戒の印。アローラではもっとも危険視されているポケモンである』

 

 

 

 キテルグマの図鑑明記を確認したカノンとソウタも一気に青ざめた。

 

ソウタ「非常に…危険」

 

ククイ博士「あぁ、まぁ見た目があれだからな。初めて見る人にはそう危険とは思わないだろ」

 

 被害を受けたサトルは背骨を抑えながら悶えていた。

 

リーリエ「サトルは…大丈夫ですか?」

 

カノン「こう見えてもタフだからね〜大丈夫。だいじょーぶ♪」

 

ソウタ「お前の言う大丈夫はあてになんねぇからな」

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 一方、タケシとノゾミは同じくアローラのポケモンを興味津々と観察していた。

 

ノゾミ「アローラ地方だと見た目だけでなく、タイプも変わるんだね」

 

タケシ「ああ!これは他のもいろいろ観ておきたいな!」

 

 その二人に一人の大男が歩み寄って来た。

 

???「OH!誰かと思えば久しぶりだな!」

 

 いきなり声をかけられたタケシとノゾミは声をかけられた方へと振り向いた。逞しい上腕二頭筋を持ったその人物を見たタケシはその大男と握手を交わした。

 

タケシ「マチスさん!お久ぶりです!」

 

 親しげにタケシと握手を交わしたのだが、ノゾミは自分の何倍もの身長で見下ろしているマチスの迫力に圧倒されていた。

 

リーリエ「タケシ!ノゾミ!」

 

 途中でアランとマノンとも合流したリーリエ達はタケシとノゾミの方へと向かって行くと、タケシ達と一緒にいたマチスの姿を見たソウタとマノンは同時に声をあげた。

 

ソウタ マノン「「マチスさん!」」

 

マチス「おぉ!金髪ボーイにカロスガール!どうだ、その後のジム戦は⁉︎」

 

 二人の姿を見たマチスはソウタの髪を搔き乱しながら頭を撫でては、マノンに対しては大きくハグをした。

 

リーリエ「タケシ。この方はどちら様ですか?」

 

タケシ「あっリーリエ。みんな。この方はマチスさん。ここクチバジムのジムリーダだよ!」

 

リーリエ「ジ…ジムリーダですか!」

 

 クチバジムのジムリーダーとしたリーリエは声をあげると、マチスはリーリエの方へと視線を変えた。

 

マチス「HEY!WELCOME TO!クチバシティ!」

 

 リーリエと近づいたマチスはそのまま少し怯えてるリーリエに大きく挨拶代りのハグを交わした。

 

マチス「嬢ちゃん!もしかしてクチバジムに挑戦する気かね?」

 

リーリエ「え…えぇ」

 

マチス「OK!ここジムリーダのマチスはいつでも君の挑戦を待っているよ!」

 

 見かけによらずフレンドリーなマチスにリーリエはたじたじになるもの、しっかりと返事を返した。マチスの隣にいるポケモンも頬の電気袋から電気を帯びながらリーリエ達を見つめていた。

 

???「ライライ‼︎」

 

 そのポケモンに気づいたマーマネは自分がいるアローラ地方とは全く違った姿をしたそのポケモンに驚いていた。

 

マーマネ「もしかして…ライチュウ!!!」

 

ククイ博士「ここの地方のライチュウだ!」

 

 マーマネの言葉に説明を付け加えたククイ博士。ロトムもマチスが連れいるライチュウの写真を撮ると、新しくデータに加えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ライチュウ ねずみポケモン

 でんきタイプ

ピカチュウの進化系。身体に電気が貯まっていくと攻撃的な性格に変わってしまう。長い尻尾はアースの役割になっている』

 

 

 

 

 

 

マオ「こっちのライチュウは電気単体なんだ」

 

カノン「電気単体?」

 

ククイ博士「あぁ!ライチュウにもアローラの特有の姿があってな!アローラのライチュウは電気とエスパータイプなんだ」

 

ソウタ「エスパー持ちかよ!強そ!」

 

 そんな会話が始まった矢先、ククイ博士はリーリエやマオとかつての教え子達の前へと立った。

 

ククイ博士「そうだ!みんなに聞いてもらいたい事があるんだ!」

 

 みんなの視線が自分に集まった所でククイ博士は両手を大きく広げては満面の笑みでリーリエ達にこう告げた。

 

 

 

 

 

 

 

ククイ博士「我々アローラ組とその他の同盟地方組で燃えるビックバンのようなバトルを行おうじゃないか!」

 

 

 




 
 ついにマオ達を登場させる事が出来ました!
さらに今回は新たに登場したユーゴは投稿者様からのオリジナルキャラクターです。
どの場面で出すか悩みましたが、無事に出演させる事ができてよかったです。
 次回もお楽しみに!
 
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