ポケットモンスター let's goリーリエ!   作:アニポケ大好き主

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 明けましておめでとうございます。
新年一発目の投稿です!それではどうぞ!


第三十話 サトシ

 

 

 マサラタウンへと帰ってきたリーリエは皆を引き連れてオーキド研究所のドアを開けた。

 

リーリエ「ジェームズ!ただいま戻りました!」

 

 玄関の扉を開けたリーリエはジェームズの名を呼んだ。しかし、いつもだったらリーリエが到着する五分前には使用人を引き連れて出迎える筈なのだが、待とうにもそのジェームズの姿はなかった。時間厳守の彼には珍しい事でありリーリエは少し戸惑ってしまう。

 

スイレン「ジェームズさんどころか、誰からの返事もないね」

 

ククイ博士「何かあったのか?」

 

オーキド校長「おーい!ユキナリ!!!着いたぞ!」

 

 オーキド博士の名を叫んだが、その声にも反応がなかった。妙な静けさに嫌な予感がするリーリエ達であったが、どうする事も出来ず、ただその場を立ち尽くしている他なかった。

 

ロトム『事件の匂いがするロト!だったらこここはアローラ探偵のこのロトムにお任せするロト!』

 

 自分の好きな探偵ドラマの主人公と同じ髪型のカツラを被ったロトムは探偵気分に浸ろうとしていたその時、一つの影がリーリエ達の前へと現れた。すると、その影は猛スピードでリーリエ達の方へと突進してきた。

 

マオ「こっちに来たぁぁ!!!」

 

マーマネ「何!何!何ぃぃぃ!!!」

 

突然のことに慌ただしくなるリーリエ達に向かって突進してきたその影はオーキド校長を包み込んでしまった。

 

リーリエ「校長先生!!!」

 

カキ「なっ⁉︎」

 

ククイ博士「うわぁ⁉︎」

 

 紫色のその影に飲まれたオーキド校長を助けようと必死に引き剥がそうとしたカキとククイ博士もがその影に飲み込まれてしまった。ヘドロのようなその身体をスキャンし始めたロトムは解析始めた。その正体はなんとポケモンであったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ベトベトン ヘドロポケモン

 毒タイプ

ヘドロが溜まる場所や湿気が多い場所を好んで生活している。身体から染み出している体液は鼻が曲がるほどの強烈なにおいを放つ』

 

 

 

 

 

 

 

 ククイ博士達を飲み込んだその正体はアローラの姿とは違うカントーのベトベトンだった。三人の男性を呑み込んだベトベトンの体格の大きさにリーリエ達は驚く一方であった。そんなリーリエ達の前に一人の顔がベトベトンの体から飛び出してきた。

 

オーキド博士「ぷはぁ!!!」

 

 間違いないオーキド博士だ。

 

リーリエ「オーキド博士!!!」

 

オーキド博士「おぉ!リーリエ君。帰って来たかね」

 

ジェームズ「お帰りなさいませお嬢様!」

 

リーリエ「ジェームズも!!!」

 

 誰からの声もなかった理由が分かった。みんなこのベトベトンに捕まってしまっていたようだ。

 

オーキド校長「ユキナリ!」

 

オーキド博士「おぉ!ナリヤ!」

 

ククイ博士「お会いできて光栄です。オーキド博士。私はククイと申します」

 

カキ「今は挨拶よりも何とかしませんか!!!」

 

ベトベトン「ベトベト〜ン‼︎」

 

 軟体の体を持つベトベトンから脱出しようにもどうする事も出来ない一同に向かって奥から人影がこちらに向かってきた。

 

ケンジ「いた!あそこだ!」

 

ピカチュウ「ピカチュウ‼︎」

 

 駆けつけてきたのはケンジと…ピカチュウ?リーリエにはそのピカチュウはどことなく初対面ではないような感じがしてきた。そう思っていると、奥からもう一人の影が現れた。

 

???「戻れベトベトン!!!」

 

 その人物はモンスターボールを向けると、ベトベトンをボールの中へと戻した。ベトベトンに解放させてヘトヘトなみんなの前に現れたのは赤い帽子と青いシャツを身につけた一人の少年。

 

リーリエ「えっ…」

 

 その人物を見たリーリエ達は目を大きく見開いては釘付けとなった。当たり前だ。スクール時代を友に過ごした仲間の一人がそこに立っていたのだからだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サトシ「みんな!久しぶり!!!」

 

ピカチュウ「ピッカチュウ‼︎」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

!!!!!!サトシ!!!!!!!!!

 

 

 

 みんなは早走りにサトシの方へと駆け出した。久しぶりの再会にサトシもみんなと手を取り合いながらこの喜びを分かち合った。

 

マオ「サトシ!サトシだ!」

 

カキ「久しぶりだな!サトシ!」

 

スイレン「元気にしてた⁉︎」

 

マーマネ「あ〜なんだか僕…涙が出てきたよ」

 

ロトム『サトシ!!!久しぶりロト!』

 

サトシ「あはは!!!」

 

 抱きかかえていたシロンもピカチュウの姿を見るとアママイコ達と一緒にピカチュウの元へと駆け出した。揉みくちゃになりながら楽しそうにしているポケモン達の様子に微笑ましく見つめていたリーリエにサトシは目をやった。

 

サトシ「リーリエも久しぶり!オーキド博士から聞いたぜ!ジム巡りしてるんだってな!」

 

リーリエ「はい!お久しぶりです!サト…」

 

 いつも通りサトシと再会の握手を交わそうと手を握ろうとしたのだが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サトシ「どうした?リーリエ」

 

リーリエ「えっ//い…いやいや!な!何でもありません/////」

 

 

 

 

 

 

 サトシの手を取ろうとしたリーリエの右手は時を止められたかのように固まってしまった。徐々に顔に熱がともり、心臓の鼓動が早くなる。何故、握手する手を止めてしまったのか自分でも分からないリーリエはサトシの声に反応して我に帰る。顔を真っ赤にしながら両手で表情を隠すと、そのまま背を向けてしまった。

 落ち着かせようと念じていると、ニビシティで言われたカノンの言葉を思い出した。

 

 

 

リーリエはサトシの事好きなの?

 

 

 その言葉を思い出すと、さらに茹でタコのように真っ赤になってしまった。

 

 

リーリエ(はぁぁ〜カノンが変な事言うからですよ///べ…別にサトシとは本当にただの友達なのです!な…なので///あぁぁ…そういうんじゃないのに/////)

 

 必死にその言葉の呪縛から逃れようと懸命に格闘するリーリエの姿から何かを察したマオとスイレンはニヤニヤしながらリーリエを見つめていた。

 

サトシ「どうしたんだ?リーリエは」

 

カキ「お前は…」

 

マーマネ「サトシらしくていいんじゃない?」

 

サトシ「?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 応接室に鞄を下ろしたリーリエはジェームズと一緒にルザミーネの元へと向かった。旅の途中もジェームズから母の容体については聞いていたのだが、こうして自分の目で確認する事が出来たリーリエはそっと胸を撫で下ろした。オーキド博士からは容体は変わらず安定。グラジオから受け取ったウツロイドのデータから神経毒の解毒剤の調合を進めていると聞かされる。まだ完成には遠いが、脳や他の臓器には何の外傷もなく、解毒剤が投与されればすぐに目を覚ます事を告げられた。

 無事に回復へと進んでいる事を聞かされたリーリエは改めてオーキド博士達に礼をした。再び応接室へと戻ると同じようにリーリエの母を心配に思っているマオ達にもリーリエは案件を伝えた。自分の母のせいで危険な目にあわされたのにもそれを聞いたみんなは自分のことのように喜んでくれていた。マオとスイレンに抱きつかれた途端、リーリエは一滴の涙を零した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

サトシ「グレーバッジにブルーバッジ!すげぇよリーリエ!まさかジロウとカスミに勝っちゃうんだなんて」

 

リーリエ「そんな…シロン達が頑張ってくれたおかげですよ」

 

 ソファーでくつろぐサトシ達はここまでのリーリエのカントー地方の旅の話で盛り上がっていた。ソファーの背もたれに寄り添うとサトシは自分がカントー地方を旅していた頃を思い出した。

 

サトシ「タケシにカスミか〜懐かしいな。それにノゾミもジム戦をしにカントーに来てるのか〜久しぶりに会いたいな」

 

マオ「それと、アランさんとマノンにも会ったんだよ」

 

サトシ「それは知ってるんだ」

 

 サトシはそう返事をすると、さっきとは深刻な顔つきに変わった。サトシの表情にリーリエ達は息を飲んだ。一瞬の間の後、サトシは口を開いた。

 

サトシ「実はアランから聞いてたんだ。ダークポケモンの事とリーリエの事は」

 

 ダークポケモンのワードにただ一人、リーリエが動いた。

 

リーリエ「それはつまり…サトシはダークポケモンの事はご存知だったのですか!」

 

サトシ「あぁ!今は俺も国際警察の人と協力してダークポケモンの足を辿っているんだ」

 

ピカチュウ「ピカピカ‼︎」

 

リーリエ「やはり…それほど深刻なのですね」

 

カキ「あのさ、悪いんだけど」

 

スイレン「ダークポケモンって何のこと?」

 

 ここまでのサトシとリーリエがそれぞれ旅の道中で出くわしたダークポケモンの事をマオ達にも説明した。本当は秘匿すべき内容であったが、二度もダークポケモンに襲われている事もあり、危険性を考慮してカントー地方に残っているマオ達にも身の安全のため話す事にした。

 話の内容からマオ、スイレン、カキ、マーマネの表情は曇ってきた。そんなみんなの顔を見たサトシは話題を変えようと立ち上がると、リーリエの方へと視線を向けた。

 

サトシ「そうだ!リーリエやろうぜ!」

 

リーリエ「や///やるって!!!何をですか?」

 

 突然のことに驚くリーリエであったが、モンスターボールを手にした右手を向けられた事でサトシが次に言おうとしている事が何となく察しがついた。

 

サトシ「何ってポケモンバトルだよ!強くなったリーリエとやってみたいんだ!いいだろ?」

 

リーリエ「わたくしが…サトシと」

 

 このサトシからバトルの誘いはスクールの時にかけられた誘いとは違う感じをリーリエは捉えていた。少しの笑みを浮かべるとすぐにその場を立ち上がると、真剣な眼でサトシに向けた。

 

リーリエ「やるからには勝ちますよ。サトシ!」

 

 お淑やかなお嬢様として育って来たリーリエからのイメージとは正反対の言葉にマオ達は驚いた。

 

マオ「おっ!リーリエがサトシに対して強気だ!」

 

マーマネ「サトシとリーリエのガチバトルか…」

 

カキ「面白そうだな!」

 

スイレン「うん!見てみたい!」

 

 サトシとリーリエとの暫くぶりの再会を果たしたマオ達も今の二人の実力が気になっていたようで、その提案に一同は賛成した。そうと決まれば全員は中庭の方へと飛び出していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

ケンジ「審判は僕がやるよ!二人とも準備はいいか?」

 

サトシ「頼んだぜケンジ!」

 

リーリエ「よろしくお願いします!」

 

 中庭へと場所を移したリーリエとサトシは向かい合わせになるようにして位置についた。スクール頃とは違う緊張感がマオ達も伝わっていた。その感情はリーリエもサトシも同じだった。

 

 

サトシ「ピカチュウ!君に決めた!」

 

ピカチュウ「ピカチュウ‼︎」

 

 相棒のピカチュウの名を叫ぶと、ピカチュウはサトシの肩から勢いよく飛び降りた。

 

リーリエ「やっぱりピカチュウですね。わたくしは勿論!シロンです!」

 

シロン「コン‼︎」

 

 ピカチュウに対してリーリエは迷わず自分の相棒の名を叫んだ。顔を見合わせるピカチュウに対してシロンは一声をあげた。まるで負けないよと言っているみたいであり、その返答に対してピカチュウも軽く返事をした。

 久しぶりのサトシとのバトル。だけどあの頃とは違うのは、これは授業の一貫ではなくトレーナー同士の真剣勝負である事だ。

 そして、サトシの視点から言わせると目の前に立っている相手はポケモンスクールのリーリエではなく、ポケモントレーナーのリーリエである事だ

 

ケンジ「試合開始!!!」

 

 

 

 

 

 

➖サトシVSリーリエ➖

 

 

 

 

サトシ「ピカチュウ!【10万ボルト】‼︎」

 

ピカチュウ「ピッカァチュウ‼︎」

 

リーリエ「シロン!【れいとうビーム】‼︎」

 

シロン「コォォン‼︎」

 

 開始の合図と共にピカチュウの電撃とシロンの冷気が炸裂した。爆煙が晴れるとサトシとリーリエは狙い通りの表情を浮かべた互いの顔を見合わせた。

 シロンの得意技【こなゆき】から最上位となった【れいとうビーム】はシロンの挨拶代りの技となった。ピカチュウが最初に繰り出す技を予想していたリーリエはその技に【れいとうビーム】を決めることが出来た事に思わず笑みを浮かべた。その顔を見たサトシもリーリエの心情を感じたのか同じように笑みを浮かべた。

 

リーリエ「【こごえるかぜ】‼︎」

 

 切り替えてリーリエは次の指示を唱えた。身震いしてしまいそうな冷気が風のようにピカチュウに向かって押し寄せて行った。咄嗟にその技をジャンプして躱したピカチュウはシロンの頭上を捕らえた。

 

サトシ「次は【アイアンテール】だ‼︎」

 

リーリエ「真上です!【こおりのつぶて】‼︎」

 

 硬化させた尾を叩きつけるようにして向かってくるピカチュウに向かってシロンは氷の弾丸を飛ばした。目に止まらない速さの氷の弾丸はピカチュウの腹部を捕らえた。反動で飛ばされたピカチュウは何とか地面へと着地するが、思った以上に重い攻撃がのし掛かっていたピカチュウの足は蹌踉めいていた。

 

リーリエ「シロン!【ムーンフォース】です‼︎」

 

シロン「コーン‼︎」

 

 シロンの【ムーンフォース】がピカチュウに炸裂した。しかし、ずっと友に戦ってきた相棒の身体能力を信じていたサトシは地面を転がって行くピカチュウに向けてすぐに指示を出した。

 

サトシ「ピカチュウ!【でんこうせっか】‼︎」

 

ピカチュウ「ピッカ‼︎」

 

 サトシの声を聞いたピカチュウは地面を強く蹴ると、光のような速さでシロンに向かって飛び込んで行った。光のような速さで迫るピカチュウの攻撃を躱す事が出来なかったシロンはそのまま後ろの方へと吹き飛ばされてしまった。

 シロンに攻撃を浴びさせたピカチュウは高くジャンプすると電気を帯びた尻尾をシロンに向け始めた。

 

サトシ「今だ!【エレキネット】‼︎」

 

 【エレキネット】は網目状に帯びた電気の包囲網で相手を捕縛する技だ。尻尾で大きくその技をシロンの方へと放つと、シロンを包み込もうと電気の網が襲いかかった。

 【でんこうせっか】を受けた直後での次の攻撃にシロンはすぐには回避移す事が出来ずにいる。その様子を察したリーリエはすぐに指示を送った。

 

リーリエ「シロン!【れいとうビーム】‼︎カウンターシールドです!!!」

 

 リーリエの声を聞いたシロンはそのまま氷のバリアーを展開させた。【エレキネット】を防いだ【れいとうビーム】はそのままピカチュウに向かって攻撃し始めた。

 

ピカチュウ「ピッカァ⁉︎」

 

 シロンの予想外な攻撃にピカチュウは思わず後退してしまった。その技を見たサトシも呆気にとられた様子でいた。ジム戦や他の試合でも使ってきたカウンターシールドをリーリエとシロンは十分に物にしたようだ。

 

サトシ「リーリエ!それってカウンターシールドじゃん!」

 

リーリエ「はい!サトシが編み出したこの戦術にはわたくしもシロンも助かっています!」

 

 昔に自分が考え出した戦法を使ってくれた事に驚きと嬉しさがこみ上げてきたサトシとピカチュウにさらに闘志を燃え上がってきた。その直後にピカチュウはシロンに向かって突進し始めた。無防備に突っ込んでくる様子に何かしらの違和感はあったリーリエだったが、そのままシロンに攻撃の指示を唱えた。

 

リーリエ「シロン!連続で【こおりのつぶて】です‼︎」

 

シロン「コーン‼︎」

 

サトシ「今だピカチュウ!【アイアンテール】だ‼︎」

 

 突っ込んでくるピカチュウに対してシロンは無数の氷の弾丸を放ち始めた。迫る氷の弾の嵐に怯むことのないピカチュウは尻尾を硬化させたままその速度を緩めようとはしなかった。そのうちの【こおりのつぶて】の一発がピカチュウへと命中しそうになったその瞬間、ピカチュウは【アイアンテール】をぶつけた。

 しかし、驚くのはここからだった。ピカチュウはそのまま弾き返すのではなく氷の弾を一発ずつ伝ってシロンとの距離を詰めに行った。

 

リーリエ「えっ!!!」

 

サトシ「どうだリーリエ!名付けて氷のつぶて封じだぜ!」

 

 そのまま高い位置まで飛び上がったピカチュウは頬袋に溜め込んだ電気を放電し始めた。サトシとピカチュウの奇想天外な戦法に戸惑うまでもなくリーリエとシロンもピカチュウに狙いを定めた。

 

リーリエ「シロン!【れいとうビーム】です‼︎」

 

サトシ「ピカチュウ!【10万ボルト】‼︎」

 

 双方の技は互いを譲らずにそのまま相殺された。巻き起こる爆煙が晴れると、シロンは【エレキネット】により拘束されてしまっていた。電気を帯びた網を振りほどくも出来ないシロンの様子を見たリーリエは右手を審判を務めたケンジに合図を送った。

 

リーリエ「参りました〜」

 

シロン「コ〜ン」

 

 降参を宣言したリーリエとシロンを見てケンジはコールした。勝負が決したピカチュウとシロンはお互いの主人の元へと戻っていった。

 

サトシ「お疲れピカチュウ!」

 

ピカチュウ「ピッカァ‼︎」

 

リーリエ「頑張りましたね。シロン!」

 

シロン「コン‼︎」

 

サトシ「シロンもやるようになったじゃん!技のどれも強力だったし、すんげー強くなってる!」

 

リーリエ「流石はピカチュウですね!サトシ達もさらに磨きをかけているのが分かりました!」

 

 リーリエとシロンは見合わせると互いに笑い合った。サトシの強さに助けられ、旅の中ではその強さを目標に進んでいたリーリエとシロンにとって、今回のサトシとピカチュウとの試合はアローラの頃の自分と比べて大きく成長している事を実感する事が出来た思われる。

 自分達のこれからの高みへと目指してくためにも負けた経験も大切する事の大切さをシロンにも伝わったであろう。その様子は負けた事よりもピカチュウを相手に頑張って闘うことが出来た嬉しそうな表情から伝わっていた。

 

 

サトシ「リーリエ!続けて行くぞ!」

 

リーリエ「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 翌朝、荷物をまとめたリーリエは再びジム巡りの旅へと出発しようとしていた。

 

リーリエ「ジェームズ。引き続きお母様の事よろしくお願いします」

 

ジェームズ「お嬢様もお気をつけて」

 

ククイ博士「頑張ってこいリーリエ。俺もオーキド博士と一緒に一刻も早くルザミーネさんの体調が戻られるよう最善を尽くして行くよ!」

 

リーリエ「ありがとうございます。ククイ博士!」

 

 そして、研究所を出たリーリエに遅れて残りの五人も急いで研究所を飛び出した。リーリエと肩を並べると、皆はオーキド博士達の前へと立った。

 

オーキド校長「みんなも慣れない土地であるが、気をつけるんじゃぞ!」

 

オーキド博士「サトシ。みんなの事頼んだぞ!」

 

サトシ「はい!」

 

ピカチュウ「ピカッチュ‼︎」

 

 みんなが出揃った所でリーリエの合図で見送るオーキド博士達に旅立つ挨拶を交わした。

 

リーリエ「それでは…」

 

 

 

 

 

    行って来ます!!!!!!

 

 

 こうしてサトシ、マオ、カキ、スイレン、マーマネを加えて新たなスタート切ったリーリエは振り返ることなく走り出した。その跡に続いてサトシにマオとカキにスイレンに転びそうになりながらも跡を追うマーマネも走り出した。輝き様の輝きにも負けない朝日に向かって走り行くリーリエ達の影が見えなくなるまで、その後ろ姿をオーキド博士達は見送ったのだった。

 





 今年もよろしくお願いします。それでは!
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