ポケットモンスター let's goリーリエ! 作:アニポケ大好き主
クチバシティ。カントー地方の港町であり地方からやってきた観光客は必ずここを訪れる。もちろん地方のトレーナーもだ。そのためカントーのトレーナーは待ち構えてはバトルを申し込んでくるので港町の外れのほうにはいくつものバトルフィールドが設備されている。いま、まさにバトルの真っ最中だ。
「ゲンガー !『シャドーボール』‼︎」
「ニドリーノ!かわして『どくづき』だ‼︎」
アローラ地方でもポケモンバトルはもちろんあるが、やはり他方に生息しているポケモンのバトルは自然とみてしまう。特にニドリーノはアローラには生息していないポケモンなためリーリエもついつい目をやってしまう。バトルの申し込みを恐れロコンは一度モンスターボールにしまっている。リーリエもバトルの経験はアローラにいた頃、マオ達と遊び感覚でやってみただけで公式での試合経験はない。
友人以外の人とのバトルはやっとことがないのだ。
「お嬢様!お待たせしました」
クチバシティにあるレンタカーを借りてきたジェームズは後部座席にリーリエの母であるルザミーネを寝かせ、リーリエも助手席へと乗った。
「それでジェームズ。マサキさんのお宅はわかりましたか」
「大丈夫です。どうやらハナダシティの岬に住んでいらっしゃると聞いてきました。それでは行きますよ」
車はクチバシティを後にしてハナダシティへと向かった。
クチバシティからはそんなに離れていないためものの30分ぐらいでハナダシティへと到着した。そこからハナダの岬にある一軒家がポケモンボックス管理人マサキの自宅である。
「さあ、つきまたぞよ。お嬢様」
「はい。ありがとうジェームズ」
車から降りたリーリエはすぐにマサキの自宅のインターホンを鳴らした。
「こんにちは。マサキさんはご在宅でしょうか。アローラ地方というところから来ました。リーリエと申します。マサキさんいますか」
すると、ドアが開き茶髪の青年が顔を出した。
「アローラ地方とはまたそないな遠いところから わいになんの用でっか?」
関西弁を喋る青年 どうやらこの人がマサキさんらしい。
「ボックス管理の不具合なら任せておき。この天才発明家マサキさんの手にかかれば朝飯前や!」
「あのすいません。そのことではないのです」
「ん? それではない?」
「はい。お話を聞いて下さいませんか」
リーリエとジェームズはルザミーネをベッドに寝かせ、マサキに事情を説明した。
「なるほどな。たしかにわいはコラッタというポケモンとそんないな経験をしたことはあんやけど。あれは自分の機械による不具合やったからすんなり対処できたんやわ」
やっぱり、ダメか。そうリーリエが肩を落としたとき
「せやけど、調べれてみればなんとかなる気はするかもしれへん」
「マサキ様。それを言いますと?」
ジェームズの疑問にマサキはこう答えた。
「世の中にはポケモン研究者の理論を覆すポケモンはまだ存在するんや。直接脳裏に語りかけてくるテレパシーを持ったポケモンもおれば、まだ確認されたことのない進化を遂げるポケモンもおる。あんさん達とこの出身であるアローラもそうや。リージョンフォームやZ技やって最近になって知った人もいるぐらいや」
「理論を覆す…」
リーリエ自身もそう感じたこともあった。カントーからやってきた友人サトシもそうだ。相性をひっくり返すバトルスタイルやまだ野生のポケモンと普通に心を通わす不思議な魅力。また、エーテル財団との戦いにおいては途中で再開を果たしたゲッコウガとはメガ進化とは全く違う進化、キズナ現象を放っていた。サトシと出会ったことで、真実は本に記されたこと全てではないとリーリエはそう思うようになったのだ。
「せやから、そのウルトラビーストというんか。ポケモンでもなんでもないそいつらことやって、ちゃんと調べたことも無いからルザミーネさんの治療法が見つからんやろ。せやったら、全身全霊をかけて調べていけばその治療法やって見つかるかもしれへんしな。任せておき!他の研究者にも当たって調べみるわ。」
「マサキさん!ありがとございます!!!」
リーリエは嬉しさのあまりマサキの両手を握った。突然のことにマサキの顔はドテガバシの嘴のように真っ赤になった。
「え…ええって!せっかくアローラから来てくれたんやもん。
わいやってそのウルトラビーストって奴らにも興味あるしな」
照れ臭そうに言うマサキを前に改めてお礼を言うリーリエとジェームズ。 出口の見えない迷路からようやく光が差し込んできたようだ。
アニメのマサキはポケモンと融合したのではなく、着ぐるみをきて
脱げなくなってしまったことですが、話を進めるため変えさせていただきました。