ポケットモンスター let's goリーリエ! 作:アニポケ大好き主
それではどうぞ!
「こんにちは‼︎ ポケモンくださーい!!!」
「そんなに大声で言わなくてもいいよ。カノン」
研究所に訪れたのは薄紫色のセミロングヘアーをした天真爛漫な笑顔を向けている少女とそれとは正反対で帽子を深々と被り少し長めの黒髮をしたおとなしめの少年の二人だった。どちらもリーリエと同い年ぐらいみたいだ。そのうち薄紫色の髪を持つ少女はリーリエのロコンを見ては目を輝かせ、一目散にロコンの元へ駆け寄った。
「なになに!この子あなたのロコン? すごい‼︎白いロコンなんて初めて見た! 色違いなのかな〜」
その少女の明るさを前にリーリエは押されてしまい、軽くパニック状態になってしまった。そんなリーリエを見かねた少年は慌てて彼女を止めに入った。
「落ち着いてカノン。その女の子もロコンも困ってるよ」
「えっ?」
その少年の一声で少女は我に返った。
「それにそのロコンは色違いでもなんでもないよ。たしかアローラ地方というところで環境の変化によって突然変異を遂げたポケモンだよ。ちなみにそれをリージョンフォームと言ってロコンの場合は炎から氷タイプに変わるんだ」
「へぇ〜そうなんだ。よく知ってるねサトル!」
「えぇ...いや...それ授業で教わったじゃん」
あれ?そうだっけと顔をするカノンと言った少女とそれを見て呆れてしまったサトルという少年のやりとりにおもわずリーリエは笑ってしまった。
「あれれ〜そんなに笑わなくてもいいんじゃなかな?」
「ごめんなさい。ついっ」
笑っているリーリエをからかうかのように覗き込んだカノンは
さらに質問をぶつけてきた。
「それじゃ、あなたアローラから来たの?」
「はい。一身上の都合により こちらの方に」
「そうなんだ。じゃあ、お互いに初めてどうしだね!」
人見知りを一切しないカノンはリーリエの手を握ってよろしくの挨拶を交わした。リーリエもどことなくマオと性格が似ているカノンに不思議と親近感が湧いてきた。
「よーし!それじゃ私の友達も紹介するね♪」
そう言うと彼女はリーリエにウィンクをした後、一つのモンスターボールの開閉スイッチを開いた。中から飛び出して来たのは炎タイプの
こざるポケモン ヒコザルだ。
「おおっ!ヒコザルか。シンオウ地方の初心者用ポケモンの一体じゃな」
「えっ?シンオウ地方」
オーキド博士の言葉にリーリエは疑問に思った。ヒコザルはカントーのポケモンではない。ましてや野生では滅多に出現しないシンオウ地方のポケモンを彼女はなぜ持っているのか。すぐさまカノンはリーリエに説明した。
「私もともとはシンオウ出身なんだ!小さい時たまにナナカマド博士の研究所に遊びに行ったりしてね!その時にこのヒコザルと仲良くなったんだよね! ね〜ヒコザル♪」
そう語りかけてきたカノンにヒコザルも元気よく応答した。見ていてもわかるぐらい二人はいいコンビである。ヒコザルを抱きかかえたカノンはサトルの方を見た。
「はいはーい! サトルくん!なにヤドンみたいにボケ〜っとしているのかな? はやくサトルの相棒も出して! 出して!」
「あ...ああ! わかってるよ」
サトルも自分のボールを取り出した。そのボールはモンスターボールではなく、なつき度マックスの効果が待たされるフレンドボールだった。そしてそのフレンドボールの開閉スイッチが押され中から飛び出して来たのはカントーでおなじみの電気タイプのねずみポケモン
ピカチュウだ。元気よく飛び出したピカチュウはすぐにサトルの肩の上に登ってきた。その光景をみてリーリエはおもわず微笑んだ。
「あれ? リーリエどうしたの? サトルの顔がやばかった?」
「カノン。それはどうやばいの?」
「いえ、私の友人にもピカチュウを相棒にしている人がいましてサトシって言うんですけど、そのピカチュウもサトルさんのピカチュウと同じですぐに肩に乗ろうとするのですよ」
そう言ったリーリエに二人は目が点となった。
「あの... どうなされました?」
すぐさまカノンは口を開いた。
「リーリエ。サトシと友達なの?」
「ええ! そうですけど...わぁぁ‼︎」
すぐさまカノンは先制技のねこだましを繰り出したかのようにすぐさまリーリエの両肩を掴んだ。あまりのことにリーリエは目を丸くして怯んでしまった。そんなリーリエにおかまいなしにカノンは同じことを繰り返してくる。
「すごい!リーリエって サトシの友達なの!」
「えっ... ええ、そうですけど 。それって一体」
「だって! カロスリーグでは準優勝者!バトルフロンティア制覇も成し遂げ、オレンジ諸島のポケモンリーグでは優勝!その他の大会でも高実績を讃えてるんだよ!しかもまだ私たちよりも六つぐらい下の時からだよ!このマサラタウンのヒーローみたいな人なんだから!」
「やっぱり、サトシはすごい方なのですね」
「すごいってもんじゃないよ。マサラタウンのトレーナーズスクールの卒業生はみんな憧れてるんだよ! だからサトルだって最初の相棒にピカチュウを選んだぐらいだしね」
「なっ‼︎ いいだろ! そんなこと言わなくても!」
サトルは恥ずかしくなりさらに深々と帽子を被ってしまった。
たしかに初めてポケモンリーグに出場したのは10歳のとき。
大人の人でも勝ち進むのが難しい本戦まで勝ち進んでしまうなんてそう考えてみればすごいことだ。そんなサトシの話で盛り上がっているなかそろそろ本題へ入ろうといわんばかりにオーキド博士はリーリエ達を呼び止めた。
「おほん! サトシの話で盛り上がっているところで悪いが
そろそろよろしいかのぉ?」
オーキド博士がそう言うとケンジに続いてカントーの初心者用ポケモンが姿を現した。
次回は カノンとサトルが選ぶポケモンはどれだ?
はやくバトルシーン書きたいって!!!
っていつも思ってます。