ポケットモンスター let's goリーリエ!   作:アニポケ大好き主

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みなさんは昨日のアニポケみましたか?
ついにリーリエの卵からアローラロコンが孵りました!
NNはシロンみたいですね。アニポケでは珍しいNN付きです。


第七話 研究所での決戦

 カントー地方を拠点に持つ犯罪組織

 

    【ロケット団】

 

 ポケモンの力を利用した世界征服を目論み、カントーとジョウトを中心にポケモンの強奪や洗脳といった悪事を行っている。

 最近では、さまざま地方のポケモン捕まえカントーに輸入しては、その戦力を伸ばしつつある。カントー地方に多くの他の地方のポケモンが住み着いてしまったのは、これも原因の一つとされている。

 そしていま、オーキド研究所はロケット団の襲撃に遭っていた。

 

「地球の破壊を防ぐため」

 

「地球の平和を守るため」

 

「愛と誠実な悪を貫く」

 

「キュートでお茶目な敵役」

 

「ヤマト! 」

 

「コサブロウ!」

 

「宇宙を駆けるロケット団の二人には」

 

「ショッキングピンク桃色の明日が待ってるぜ」

 

「なーんてな」

 

「ボッツー‼︎」

 

 自分たちの代名詞とも言える口上を終えたその二人組はヤマトとコサブロウ。ロケット団の中でもエリート候補であり、その実力はロケット団のボス サカキからも期待されている。

 そのカリスマ性も多くの団員にも憧れており、このような作戦にも進んで協力をしてくれたりとても慕われている。

 

「まずはあんた達が持っているポケモン全て 私達に渡してもらおうか」

 

「博士。子供たちを傷つけて欲しくないなら、我々の言うことを聞いた方が身のためだぜ」

 

 ロケット団の二人はゆっくりとリーリエ達の元へ歩いてきた。カノンもサトルも初めて目の前にした犯罪組織を前に恐怖が込み上げていた。そんな二人の肩に手を置いたオーキド博士は優しく微笑みかけた。

 

「みんな。わしの後ろに隠れておるのじゃ」

 

 博士はリーリエ達を後ろに下がらせて、モンスターボールを片手に戦闘準備に入った。フシギダネもロケット団の二人を睨みつけては威嚇している。

 

「悪いが、子供たちにも研究所のポケモンにも指一本触れさせはせぬぞ!」

 

「あら、逆ろうってんの?だったら力ずくで奪い取るまでよ! いくわよ!コサンジ‼︎」

 

「おう! って違う‼︎ コサブロウだ!!!」

 

 ヤマトとコサブロウもモンスターボールを取り出しポケモンを繰り出す。中から現れたのはダークポケモンのデルビルとさかだちポケモンのカポエラーだ。

 

「フシギダネ!お前さんも力を貸してくれ!

ゆけっ!ロトム‼︎」

 

 オーキド博士も自身のポケモンであるロトムを繰り出し、フシギダネと共に戦いに挑む。

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜

 

 

 リーリエ達がヤマトとコサブロウに出くわした頃、ケンジとジェームズもロケット団員との戦いが繰り広げられていた。

 

「ハッサム !【スピードスター】‼︎」

 

「オドリドリ! 【めざめるダンス】‼︎」

 

 ケンジは、はさみポケモンのハッサム。ジェームズは、アローラ地方のメレメレ島の花の蜜によりぱちぱちスタイルとなったダンスポケモンのオドリドリを繰り出していた。

 幸いにもロケット団員の手持ちポケモンは

コラッタやズバットやポチエナとそんなに能力値が高くないポケモンで一人一体ずつではあったが、流石に二人で十五人を相手にするのはそう楽ではなかった。やっと五体目を倒したころでケンジのハッサムは息を切らし始めていた。

 

「ハッサム!大丈夫か‼︎」

 

 ハッサム自身はまだ行けるとケンジの方を向いてうなづいてはいたが、ハッサムの体力はもう底を尽きかけていた。

 ケンジのハッサムはストライクだった時にオレンジ諸島のマーコット島で出会った。野生だった頃、群のリーダーを長年務めていたポケモンだったため高齢で体力的に長時間戦うことが出来ないのだ。

 

 それにケンジもこのロケット団員をまとめているリーダーらしき人物がいないことには疑問を持っていた。

 万が一、ここの団員を倒したとしてもこの作戦を企だてたリーダーと残りの団員が研究所に向かっているとしたら、他の手持ちポケモンは体力温存のためにとむやみに出すことが出来ないでいた。だが、ケンジの考えが当たっているとしたら早くこの場を乗り切らないといけないのは確かだ。

 

「ケンジ様! これを‼︎」

 

 押してるように見えるが、追い込まれているのは自分たちの方かもしれないと思ったケンジにジェームズはあるものをケンジに手渡した。受け取ったものを確かめたケンジはジェームズのやろうとしていることを理解し、ジェームズにうなづいた。

 

「それではいきます!」

 

 ジェームズの掛け声と共にオドリドリは踊りの体勢をとった。

 

「オドリドリ【フラフラダンス】‼︎」

 

 オドリドリは優雅にダンスを始めると次々とポケモン達は混乱状態へと陥ってしまった。

 【フラフラダンス】は周囲にいる全てのポケモンを混乱状態にする技である。もちろん、一緒に戦っているハッサムもこの技の対象であったがケンジはジェームズに渡されたものをハッサムに手渡した。それは混乱状態を治すキーの実だ。受け取ったキーの実のおかげでハッサムは混乱状態にならずに済んだ。

 

「おい!てめーらしっかりしろ!」

 

 オドリドリのフラフラダンスで混乱状態になったロケット団員のポケモン達は目を回しており、真面に戦える状態ではなくなった。

 

「よし、ハッサム!【つるぎのまい】だ‼︎」

 

 ハッサムは【つるぎのまい】で自身の攻撃力を上げた。すると、オドリドリもハッサムの【つるぎのまい】を真似ては自分の攻撃力を上げてきた。

 

「ほほっ、オドリドリの特性 “おどりこ”でございます。場にいるポケモンが踊り系の技を使用されますと、その直後に自分も使用することができるオドリドリ専用の特性でございます」

 

 お互いに攻撃力が高まった状態。もうこの戦いの勝敗は決まったのも同然である。

 

「決めます。ハッサム!【メタルクロー】‼︎」

 

「オドリドリ!【おうふくビンタ】‼︎」

 

 ハッサムは左からオドリドリは右から攻めるようにして攻撃を繰り出した。技を受けたロケット団員のポケモン達は次々と戦闘不能へとなっていく。彼らに戦う術はもうない。モンスターボールを戻した後、脱兎の如くその場を逃げ出した。

 ケンジとジェームズの勝利である。

 

「やりましたな。ケンジ様!」

 

「はい!ですが、博士達が心配です。すぐに博士達の元へ向かいましょう」

 

 二人は自分たちのポケモンをモンスターボールへ戻すと、急いで研究所へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜

 

「デルビル!【かえんほうしゃ】‼︎」

 

「カポエラー!【まわしげり】‼︎」

 

「フシギダネ!【つるのムチ】‼︎

ロトム!【シャドーボール】‼︎」

 

 デルビルの【かえんほうしゃ】とロトムの【シャドーボール】がぶつかっては爆風が起こり、フシギダネの【つるのムチ】とカポエラーの【まわしげり】がぶつかる。

 

「デルビル!【かみくだく】‼︎」

 

 爆風によって視界を遮られてしまったロトムにデルビルの技【かみくだく】が決まってしまった。ゴーストタイプのロトムに悪タイプの技は効果は抜群。ロトムはそのまま戦闘不能となってしまった。

 

「ロトムよく頑張った!戻るんじゃ」

 

 ロトムが倒されフシギダネ一体となってしまったオーキド博士。いくらサトシのポケモンだからといえ、二体を相手にするのは難しいしヤマトとコサブロウにはまだ別のポケモンも持っている可能性もある。状況は極めて困難であった。

 

「マサキさん。マサキさんは戦えないんですか?」

 

「すまない。わいはポケモンバトルどころかポケモンも持ってないんやわ」

 

 オーキド博士の後ろでこの戦いを見守っているリーリエ達。ケンジとジェームズはまだ戻ってくる気配はない。このままオーキド博士一人に戦いを任せるのは危険すぎる。

 

「私、助けに行ってくる」

 

 と、カノンはヒコザルが入ったボールを取り出しオーキド博士の加勢に向かおうとしていた。だがカノンが前に出ようとした時、カノンの腕をサトルは掴んだ。

 

「無茶だよ。相手はロケット団なんだよ。学校の授業とは意味が違うんだぞ」

 

「だからって、このまま指を咥えて見てるだけなの?あのままだったら、博士が負けちゃうよ」

 

「まだ、バトルの経験が浅い僕らが行ったところで返って足手まといになるだけだよ」

 

「だったら、このまま負けるのを待ってればいいの?サトルは自分の大切なポケモン達が取られてもいいんだ!」

 

「そうは言ってはないだろ!ただ無計画に突っ込んだところで博士の力になれないってことだよ!」

 

   言い争う二人にリーリエは……。

 

 

「私が行ってきます‼︎」

 

 リーリエは力強く言ったのである。そんなリーリエにサトルは慌てて止めに入った。

 

「リーリエさんも何言ってるんだよ。それに向こうのポケモンは炎と悪タイプのデルビルに格闘タイプのカポエラーなんだ。リーリエさんの氷タイプのアローラロコンでは相性最悪なんだよ」

 

 確かに氷タイプのポケモンは炎と格闘とは相性が悪いはずだ。しかしリーリエは笑顔で二人にこう返した。

 

「ですが、サトシなら迷わず助けに行くと思うんです」

 

 その言葉にサトルは黙り込んでしまった。

 

「リ…リーリエ」

 

 心配そうにリーリエを見つめるカノン…。

 

「カノンさん。がんばリーリエしてきます」

 

 そう笑顔で告げた彼女はモンスターボールを手に戦いの場へと走っていった。その走り行く後ろ姿は、カノンとサトルの目には二人の憧れでもある少年と重なってみえたのであった。

 




やっと、段落の付け方がわかりました。
 次回、あのポケモン達も参戦! リーリエ達は研究所を護り抜くことができるのか。
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