幸せの対価
暗い部屋で男たちは話し合う
「魔女の捕獲には失敗したか」
「それどころか我々に反抗する恐れもある」
「他世界から紛れ込んだだけで我が国の民でもないくせに」
「しかし表立って処罰するわけにもいかん」
「ならばまずは外から切り離していくことにしましょう」
「失敗すれば惜しい人材を亡くすことになるな」
「その時はその時で仕方あるまい、とにかく
ランドオロスからあの魔女を切り離さなければな」
・・・
マリーが第4前線部隊に襲われた出来事から1年がたった。既にランドオロスのけがはすべて治り彼は、
「ウオラァァァ!!」
ごらんのとおり元気である。
しかしこの時は彼らにこれから降りかかる災難などまだ知る由もなかった。
「ふぅ、今日の訓練終わり!ダーマ今日はちょいと飲みに行こうぜ」
「いやお前入院してた間の仕事まだ終わってないだろ」
「やべ、スタコラ」
「俺からできると思うなよ?」
「HA!NA!SE!」
「離さんしすべてお前が招いた結果だろうが、行くぞ」
そう言いながらダーマはランドオロスを引きずっていく。その途中1人の男が2人に声をかける
「はっはっ、相変わらず元気じゃの2人とも」
「そう思うんなら助けてくれよラージャ!」
「お久しぶりですラージャ隊長、お体の具合は大丈夫ですか?」
彼ら二人に声をかけた見た目初老を感じさせる白髪の男は第1制圧部隊部隊長である「ラージャ・ヤイサ」である
「元気じゃないならここにはおらんよ、いやーまさかこの年になって任務で大けが喰らうとは思わんかったわ」
「だからそろそろ年じゃって毎回言ってんだろ?」
「いやランドオロス?隊長が怪我したのはお前が崩れやすい建物内にもかかわらず後先考えず槌を振り回したからだろ?」
「うっ」
「はっはっ、気にすんなランドオロスそう言う命令を出したのは儂じゃしな、もうちょい頑丈じゃと思っとったんじゃがのぉ」
「すまなかったな、ラージャ」
「だから気にすんなって言っとるじゃろ?それじゃ儂は書類仕事が待ってるからそろそろ戻るわ」
そう言ってラージャは立ち去りかけるが途中で足を止めランドオロス達の方に振り替える
「ああそうじゃランドオロス、お偉いさん方が呼んでおったぞ?何か通達があるとかで」
「お、おう」
それを伝えるとラージャは今度こそ立ち去った
「ランドオロス・・これは」
「ああ、ちょっと行ってくるわ」
・・・
(やっぱりか)
「以上の事をもってランドオロスきみに新しく新設する第8制圧部隊の部隊長を任せたい」
「もちろんこれは命令であり返事ははいしか認めないがな」
「・・・それで俺以外のメンバーは何人いるんですか?」
「いや、現時点では君1人だ」
「いや1人で任務できないですよね」
「すまないが部隊に編入するものが見当たらなくてな、もうすぐ3か月後には軍校の者が卒業する頃合いであるものの君は部隊長は初めてという事で早めに設立させてもらった」
「じゃあ人数がそろうまで待機ですかね?」
「残念だがわが軍は貴重な戦力をのさばらせておくほど戦力に恵まれていない、そのためその間は1人で任務についてもらう」
「いやだから一人じゃ」
「先ほども言った通りこれは命令だ、断るならばわかっているな?」
「・・・わかりました。それでは」
こうしてランドオロスは第8制圧部隊の部隊長となった。そしてこれが後に彼に降りかかる災の始まりであることを、この時はだれも知りえはしなかった
これ完結にあと何年かかるんだろう・・