これ以上のネタバレは良くないので、後は本編をどうぞ!
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俺ガイルサイド…
世の中に日差しが出て、街は明るくなる。その一方で、宿に泊まっていたチェルシー達の部屋に光が射し込む。
セキザクラ「ん…んん、もう朝か?早いなぁ〜」
セキザクラは体を起こす。自分の隣にはチェルシーが布団を被って仰向けになって寝ている姿があった。
チェルシー「スゥ〜…」
セキザクラはその姿を見てニコッとした表情でチェルシーの頭を軽く撫でる。するとチェルシーがクスッと微笑む。
セキザクラ「何だか…子供の寝顔を見ているみたい…」
チェルシー「…ん…」
その言葉に反応したかのようにチェルシーが目を覚ます。
セキザクラ「?、おはよう」
チェルシー「…うん…おはよう」
チェルシーはニコッと笑い、セキザクラに言葉を返した。
その後チェルシーとセキザクラは一緒に朝食を食った後、宿を出て外に出る。少し歩き二人は公園の側にあるベンチに腰をかける。するとチェルシーが空を見上げて言う。
チェルシー「ねぇ…サクラちゃん」
セキザクラ「?」
セキザクラはチェルシーの方を向く。
チェルシー「この世界は…優しくて温かいね」
日差しを浴び、チェルシーは安らぐような笑顔でセキザクラに言う。
セキザクラ「…温かい…か」
チェルシー「うん…そう思うの」
チェルシーは自分の世界と比べての事を言っているのかもしれないと思い、セキザクラは察した様に…
セキザクラ「そうだね…私も同じだよ」
チェルシー「…アカメも今、そう思ってるのかなぁ…」
セキザクラはその名前に反応をする。
セキザクラ「っ!(今、アカメって言わなかった?)」
チェルシー「サクラちゃん?」
セキザクラ「あっ…あの…アカメって」
チェルシー「私の大事な仲間の一人なの」
セキザクラ「(アカメがこの世界にいる⁉︎どういうこと?じゃあナイトレイドのみんなもここにいるってこと⁉︎)」
チェルシー「私…わかるの…アカメ以外にもこの世界に迷い込んでいる人がいるって」
セキザクラ「もしかして、あいつに埋め込まれた能力の一つ…」
チェルシー「それと…」
チェルシーが言葉の続きを言いかけた瞬間…
セキザクラ「チェルシー、一つ聞いてもいい?」
セキザクラの問いに首を傾げる。
チェルシー「?」
セキザクラ「チェルシーの能力…その能力を埋め込んだ張本人の名前とかわかる?」
セキザクラが問うと、チェルシーは難しい顔で自分の記憶を探ろうとするが…
チェルシー「…ごめん…名前まではわからないかも…」
セキザクラ「そうか〜駄目か」
もちろん名前など分かるわけがない。その後に記憶を消されてしまっているのであるのだから。
セキザクラ「さ〜てとっ堅い話はここまでにして、チェルシーの仲間達を探そうか?」
セキザクラは気分を変えた後立ち上がって、チェルシーに手を伸ばす。
チェルシー「うん!」
チェルシーはセキザクラの手をとり、二人はアカメ達を探し始める。
暫く歩くと、チェルシー達はある学校が目に映る。どうやら"千葉市立総武高等学校"と校門の前に学校の名前が書かれていた。現在は校門が閉ざせれていて入れなくなっている。
チェルシー「…」
セキザクラ「学校か〜どうやらもう始まっているみたいだね(今、何時だったかなぁ〜)」
セキザクラは学校の時計の針を確認する。時刻は丁度10:00を指していた。今頃、二時間目が始まる頃だろう。するとチェルシーが…
チェルシー「あの学校…知っている人がいる様な気がする」
セキザクラ「え?」
セキザクラは"まさかナイトレイドの者があんな所にいるの⁉︎"の様な表情でチェルシーの方を向く。
セキザクラ「いや〜まさか…だよね?」
チェルシーは学校の方をずっと見ていた。もしかしたら学校に仲間がいるかもしれないと思って…
チェルシー「…」
セキザクラ「チェルシー…今はまだ学校終わってないからさ…違う所で仲間を探そ?」
セキザクラが提案するとチェルシーは言う。
チェルシー「いつなら大丈夫かな?」
セキザクラ「う〜ん…16:00位になれば開くんじゃないかな?そしたらまたここに来ればいいんじゃないかな?」
チェルシー「うん…そうする」
チェルシーとセキザクラは学校を後にして、再び街でアカメ達を探す事にした。
歩く事、数分後…セキザクラがチェルシーに言う。
セキザクラ「街にいないって事は〜もしかしたら何処かの家の中に入っている可能性がある気がするんだけど…チェルシー、どうかな?」
チェルシーはセキザクラに言われると、周囲を見る。するとチェルシーが目を見開く。
チェルシー「っ!」
セキザクラ「?」
チェルシー「…向こうから、何かを感じる様な…」
チェルシーはそう言うとその方向に向かって走り出す。
セキザクラ「えっ⁉︎もしかしてもう見つけたの⁉︎」
セキザクラはチェルシーを追いかける。するとチェルシーが探していた一人の人物が瞳に映った。そこには…
ラバック「義輝め…学校から帰ってきたら八幡の居場所教えて貰うぞ(昨日ゲームで負けなければ俺が義輝を買い物に出せたのになぁ〜後、俺の好きな寿司も)」
両手に買い物袋を持っているラバックがいた。そんな事を言っていた時、後ろから聞き覚えのある声が聞こえた。
チェルシー「ラバックー!待ってー!」
ラバックは後ろを振り返る。
ラバック「…えっ!チェルシー⁉︎」
チェルシーはラバックの前で止まった。
チェルシー「はぁ…はぁ…良かった!…見つけた!」
ラバック「お前、一人で来たのか?」
チェルシー「あっ…違うよ?」
ラバック「じゃあアカメと一緒に?」
チェルシー「ううん、そうじゃないの」
ラバックは頭に?を浮かべる。するとチェルシーが走って来た方角からセキザクラが走って来るのが見えた。
ラバック「…(あれ?あいつ確か〜)」
セキザクラ「チェルシー!」
チェルシー「あっ!サクラちゃ…あっ」
チェルシーがセキザクラを呼ぼうとした瞬間、セキザクラは足でブレーキをかけようとするが、足元にあった小石に足が引っかかり勢いよく(人間では有り得ないスピードで)ラバックの方へ飛んでいく。
ガッ!
ラバック「おいおいおい!止まれぇぇ!」
セキザクラ「ギャー!」
ドカッ!
そしてセキザクラとラバックは衝突する。衝突した後100m程転がって停止した。
チェルシー「サクラちゃん!ラバック!」
チェルシーはセキザクラ達が転がって行った方に走る。
ラバック「あっ!…痛って!」
ラバックは自分の荷物を見てみるが、もちろん食材は全てがボロボロになっていた。
ラバック「はぁ…何でこんな事になるんだ…ついてねぇな」
ラバックがシュンとしていると…
セキザクラ「ちょっと!早く降りてよ変態!」
ラバック「え?」
状況を説明すると、今ラバックはセキザクラの上に馬乗りになっている状態になっていた。そのため周りから見るとラバックがセキザクラを犯そうとする気満々と見られてもおかしくはないという事になる。
セキザクラ「早く降りろ!」
ラバック「痛っ!」
セキザクラは起き上がる反動でラバックに頭突きして素早く離れた。幸い誰もいなかった為、誰にも見られずに済んだ。
チェルシー「…」
だがチェルシーを除いてはだが。
ラバック「いや…違う!これは事故だ!チェルシー頼む!これはただの事故だ!」
チェルシー「…うん、事故にしとくから大丈夫だよ?」
ラバック「(いやチェルシーさん、そんな冷たい声で言わないで?冷たい目で見ないで?不可抗力だってば!)」
そんな事を思っていると…背後から腕を鳴らす音が聞こえる。
セキザクラ「さ〜て、どうしてくれるかなぁ〜変態雑貨」
ラバック「へ?変態雑貨?」
セキザクラ「アンタの事に決まってるでしょうがぁぁ!」
ラバック「ごふっ!」
セキザクラの重いパンチがラバックの腹に直撃し、ラバックはその場に大の字になり倒れた。
チェルシー「サクラちゃん…すごい威力…」
チェルシーは唖然としていた。
セキザクラ「あっ…(やり過ぎたけどラバックなら死なないから大丈夫かな?)」
チェルシー「サ…サクラちゃん…その…」
セキザクラ「?」
チェルシー「ラバックは…私の仲間なんだけど…」
その台詞を言われてセキザクラはチェルシーの方を振り向く。
セキザクラ「え?(しまったぁぁ!完全に周りが見えていなかったぁぁ!)」
チェルシー「本当に…ごめんね、先に言わなくて…」
チェルシーはセキザクラに謝る。そしてセキザクラもラバックを殴ってしまった事に謝った。その後、負傷している戦士を背負う様に(実際負傷している)ラバックをセキザクラが背負って、チェルシーはラバックが持っていた買い物袋(破れていない方)を持って再び街を歩いた。因みに破れてボロボロになっていた買い物袋はそのまま放置して行ってしまった。
正午、チェルシー達はラバックが目を覚めたらしいのでラバックを降ろして再び街を歩く。ラバックは「俺、一時間以上も気絶していたのか⁉︎」と言う。だがセキザクラは「夢でも見てたんじゃない?」と適当に言葉を返した。それから数分するとラバックがチェルシー達に言う。
ラバック「チェルシー達は家を探しているのか?」
セキザクラ「それもそうだけど〜仲間を探すのを優先しているんだよ」
ラバック「多分その先行っても何もないと思うんだが…」
セキザクラ「…え?」
ラバックが指を前に指す。
ラバック「だって見てみろ、建物なくなって来ているぞ?」
その様子を見てチェルシーは苦笑いする。
セキザクラ「ちょっと〜間違えた道順だったみたいだね〜はは…」
ラバック「…はぁ(世界一の方向音痴立候補者でいいよねこの子、てかなれるんじゃない?普通はこんな所にはたどり着かないだろうし、だって立ち入り禁止区域の札無視してここまで来ちゃうんだよ?)」
ラバックが溜め息をつく。するとチェルシーのお腹が珍しく悲鳴をあげた。
チェルシー「…」
セキザクラ「…」
ラバック「…」
沈黙してすぐに口を開いたのはセキザクラ。
セキザクラ「ラバック…お腹空くのはわかるけどもう少し我慢してよ」
ラバック「いや…俺は喉が乾いているだけなんだが…」
セキザクラ「本当に?こんな大きい音鳴るのアンタぐらいでしょ?」
ラバック「いやだから俺は喉が乾いているだけだって言ってるだろ?」
セキザクラとラバックが言い争いをしていると、チェルシーは顔を赤くして下を向いてしまった。
セキザクラ「だってあんな大量に買い物袋を持っていたからお腹空いてるに決まってるって!」
ラバック「もうやめようぜ!こんなんでいい争っても終わらないだろ!」
チェルシーが二人に言う。
チェルシー「…お腹の音…多分私のかも…」
チェルシーは顔を下に向けながら二人にそう言う。二人はそう言われると意外そうな顔でチェルシーの方を向くが、セキザクラが空気を読む。
セキザクラ「ま、まあそろそろお腹空いてもおかしくないもんね〜わかるわかる!あ〜私もお腹空いてきたなぁ〜」
ラバック「立ち入り禁止区域まで来て普通に歩いてた奴が言う台詞かよ」
セキザクラがラバックの足を踏む。
ラバック「痛っ!」
セキザクラ「(空気読め変態雑貨!)」
その後、ラバックがチェルシー達を近くのレストランに案内してそこで三人は昼食を食べたのだった。因み買い物袋は材木座の家に置いて行った。
・裡紅セキザクラ(追加情報)
身長は160cmで、年齢は18歳(アカメと同じ)。後は極度(世界レベル)の方向音痴である。
次回は多分、学校視点から始まると思います。