失われた欠片   作:ガイアプロローグ

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タイトルが少しネタバレですいません…


第19話 タツミはアカメの言葉に戸惑い困惑する。

俺ガイルサイド…

 

朝の8:30頃アカメ達は数時間程チェルシー達を探しているが、中々見つからず少し心配していた。携帯を持っていないのでアカメ達は散らばると逸れる可能性がある為、一緒に探していた。

 

マイン「こんだけ探しても見つからない…流石に足が限界だわ…」

 

マヴァール「俺もだ…少し休もうか?」

 

アカメ「…流石に二時間は無理みたいだな…何処で休むか?」

 

マヴァール「日陰に入りたいなぁ〜」

 

マイン「私は苺が欲しい」

 

マヴァールとマインの意見が分かれる。

 

マヴァール「甘党め、太るぜ?」

 

マヴァールの言葉にマインは反応する。

 

マイン「何よ!女の子に対して失礼よ!」

 

マヴァール「あれ?太ってる事は否定しないのか?そうか、自覚はあるのな?」

 

マイン「あんたねぇ…喧嘩売ってるのかしら?それとも私に撃たれたいのかしら?」

 

マヴァール「ほ〜う、ここで撃ったら人に見られて追放されるますぞ〜?」

 

マイン「くぅぅぅぅう!あぁ言えば言いやがってぇぇ!」

 

アカメ「(うるさい)」

 

マヴァール「ハハハッ!どうした?何も言い返せないか?」

 

マイン「私は太ってなんかいないわよ!」

 

マインがパンプキンを構えようとすると…

 

アカメ「喧嘩している場合か?」

 

マイン「だってマヴァールが馬鹿にしてくるから!」

 

アカメ「みんなこっちに視線向けてるぞ?お前ら少しくらいは大人しく出来ないか?」

 

アカメの言う通り、一般人が皆アカメ達に視線を向けていた。

 

マヴァール「おっおう…すまん」

 

マイン「ふんっ!」

 

アカメ「まずは休憩するぞ?」

 

そう言うと、アカメ達は近くにあったコンビニの中で飲み物を買いに行く。

 

店員「いらっしゃいませ」

 

アカメは店内に入ってお金を確認した。持っているお金は去り際に沙希から貰ったものであった。手持ちに持っているお金の金額は1000円札一枚だった。だが飲み物を買う位なら問題はないと思ってアカメ達はそれぞれ飲み物を買うことにしたのだが…

 

店員「合計で785円になります」

 

その値段を見てアカメは驚く。

 

アカメ「785円!ん?」

 

商品名を見て見ると、一つだけ突き抜けて高い飲み物があった。それはマヴァールが入れたビールのセットだった。

 

アカメ「兄さん、他のにしてくれないか?」

 

マヴァール「え?高かったか?」

 

アカメ「今私たちは1000円しかないぞ?後のことを考えると金銭的に不味いと思う…」

 

マヴァール「…それはすまん」

 

マヴァールはそう言うと、ビールのセットを戻しに行く。

 

マイン「はぁ…朝からアルコールって考えられないわ」

 

アカメ「マイン、アルコールは二十歳過ぎてからだと思う」

 

マイン「そ、それくらい知ってるわよ!」

 

そう言っている間にマヴァールが別の飲み物を買い物籠に入れた。一本になったが結局ビールに変わりはなかった…因みにアカメは1.5lの麦茶を買い、マインは500mlのリンゴジュースを買った。よって残りの金額は約670円になった。

 

店員「ありがとうございました〜」

 

アカメ「さて、少し休んだらまた探すとしようか」

 

マイン「そうね、はぁ〜これでやっと飲めるわ!」

 

マヴァール「何処か座る場所があれば楽だが…」

 

マヴァールはベンチらしきものを探すがコンビニの周りに座る場所などある筈も無かった。

 

アカメ「兄さん、歩きながら探せばいい…」

 

マイン「そうよ?どっかしらにあるはずよ?」

 

マヴァール「店の周りにあれば便利なんだけどなぁ〜」

 

 

 

 

 

数分後、アカメ達は公園の近くで座る場所を見つけてそこで休憩する。

 

マイン「はぁ〜生き返るわ〜」

 

マヴァール「ここのビールめっちゃ美味ぇ!もう最高だぜ!」

 

アカメ「ゴク…ゴク…」

 

アカメが1.5lのペットボトルの麦茶をそのまま飲んでいる時は近くにいた小学生くらいの子供が驚きながら見ていた。

 

子供「あのお姉ちゃんめっちゃ飲んでる…」

 

マイン「ん?何見てんの?」

 

子供「お前じゃない!もう一人の方のこと言ってんだよ!」

 

マイン「全く、敬語すら知らないの?あんた」

 

マヴァール「おいおい、子供相手に喧嘩売るなって」

 

マイン「んな事する程子供じゃないわよ」

 

子供「オッサンも割り込むなよ!」

 

マヴァール「俺まだそんな歳じゃないがな…それに話すくらい別に良いだろ?お前、両親と一緒に公園で遊んでこい?今しか遊べないぜ?大きくなると色々と大変なんだぜ?」

 

すると、子供は下を向いて言う。

 

子供「…俺に親なんていない」

 

その言葉にアカメは手を止める。

 

アカメ「…」

 

子供「もういないんだよ…何処にも…」

 

アカメ「…」

 

マイン「…いないの?」

 

子供「…やっぱ何でもない」

 

子供はそう言うと立ち去って行った。

 

マヴァール「何だ?あいつ」

 

マイン「変な子ね」

 

アカメ「…」

 

アカメは子供の寂しそうな背中を見て何か感じた。

 

アカメ「(あいつ…少し心配だな…)」

 

アカメはその子供が歩いて行った方向に行く。

 

マヴァール「アカメ、追ってどうする?」

 

アカメ「少し気になるだけだ」

 

マイン「でも、私達はタツミ達を探すために来たんだからあんなガキほっといても大丈夫でしょ?子供ってだいたいあんな感じでしょ?」

 

アカメ「…(後で追ってみるか、京華ちゃんや大志とは何か違う気がする)」

 

アカメ達は子供の行った方向に向かい、再びチェルシー達を探しに行く。

 

 

 

 

 

 

昼の1:00頃、アカメ達は出来るだけ安い昼飯で済ませた後、チェルシー達を探していたが…

 

マイン「こんだけ探してるのにタツミ達の姿一つもないなんて可笑しいと思わない?」

 

アカメ「確かにな…もしかしたらもっと遠くにいる可能性があるかもしれない」

 

マヴァール「…なぁアカメ、思ったんだけどさ」

 

アカメ「何だ?」

 

マヴァール「俺の帝具を使えば直ぐに見つかるかもしれないじゃないか?」

 

マイン「…でもそれじゃああんたが逸れちゃうじゃない!」

 

マヴァール「俺はそんな方向音痴じゃないから大丈夫だぜ?心配するな」

 

アカメ「カッコつけて逸れたらそれこそ余計面倒になるんだが…」

 

マヴァール「大丈夫だ…俺を信じろ!」

 

マヴァールはそう言うと、ギアナックルを使おうとするが…

 

マイン「あっ待って!」

 

マヴァール「ん?何だ?まだ心配か?」

 

マイン「そうじゃなくて…」

 

アカメとマインが指を指す。マヴァールはその方向を見る。すると…

 

マヴァール「…タツミ⁉︎」

 

タツミもアカメ達を見つけたみたいで走って来ているのが見えた。

 

タツミ「アカメ!マイン!マヴァールさん!」

 

マイン「タツミ!」

 

マインはタツミの方に向かって行く。こうしてやっとアカメ達はタツミと合流することが出来た。

 

マイン「何処行ってたのよ!もう、一人で迷子にならないでよね!」

 

マヴァール「お前が言うなよ」

 

マイン「何ですって?」

 

タツミ「?」

 

アカメ「(確かにマインも迷子の一人だったな)」

 

マヴァール「何でもないですよー」

 

マイン「…(絶対からかってるわねこいつ)」

 

タツミ「やっと会えたぜ、これで一安心だな」

 

アカメ「そう言いたいところだが、まだ安心とは言えないな」

 

タツミ「え?まだ来てない奴がいるのか?」

 

マヴァール「あくまで俺らの予想だけどな、ナイトレイドの皆んながもしかしたらこの世界に迷い混んでるかもしれないって事だ」

 

タツミ「…嘘だろ⁉︎」

 

マイン「多分ね…」

 

その時、アカメがタツミに伝えようとする為、真剣にタツミを見る。

 

アカメ「タツミ、お前に伝えなければならないことがある!」

 

タツミ「急にどうしたんだ?」

 

アカメ「皆んなを探すのはいいが、チェルシーは記憶を失っていてお前の事を忘れているかもしれない…」

 

タツミ「…どう言う事だ?待てって、流石に飛びすぎだろ?」

 

アカメ「知ってるだろ…あの時アジトに黒い服を来た奴が来た時の事、そして襲撃された事…お前も知ってるだろ?」

 

タツミ「それは知ってる、でもチェルシーが記憶を失うのと何の関係があるんだ⁉︎」

 

アカメ「…あの襲撃が起きた時からチェルシーは記憶を失っていた」

 

タツミ「っ‼︎‼︎」

 

アカメ「自分の記憶も…私達と関わった時の記憶も…全てだ」

 

タツミ「…嘘だろ?」

 

タツミは半信半疑でアカメに言った。

 

アカメ「…本当だ…会えば直ぐに分かる」

 

タツミ「…」

 

マイン「タツミ、気持ちはわかるけど…今は落ち込む暇はないわよ!先ずは皆んなを探さないといけないわ!」

 

マヴァール「そうだ…チェルシーの事は合流した後に考えればいい、とにかく今は探すのが先だ」

 

タツミ「…あぁ、そうだな!」

 

 

アカメ「(チェルシー…もうすぐで会えるぞ!もう少しの辛抱だ!どうか無事でいてくれ!)」

 

アカメはそう願いながらチェルシー達を探すのであった。

 

 

 

 

 

 

 

3:00頃、2年F組は調理実習の授業がもう少しで始まる所だった。八幡は少し早く来ていた。

 

八幡「…(確か俺の班の組み合わせは誰だったっけな?ん?黒板に紙が貼ってあるな?これか?)」

 

八幡は紙に書いてある班を見ると、八幡と同じ班は彩加、沙希、結衣、流音というメンバーだった。確認すると、指定されたテーブルに座る。

 

八幡「(やったぁ!神様ありがとうございます!戸塚と同じ班とか俺本当に気合い入れて頑張っちゃうよ!戸塚、早く来ないかな?)」

 

すると入り口から彩加と結衣が入って来た。ついでに隼人のグループも一緒に来た。

 

八幡「(葉山達も一緒か、お前らに用はない…早く別のテーブルに座ってくれ)」

 

八幡は黒板に貼ってある紙をずっと見ていた。すると彩加が八幡の所に来る。

 

彩加「はちま〜ん!」

 

八幡「とと、戸塚!」

 

八幡は嬉しそうに反応する。

 

彩加「良かったぁ〜八幡も同じ班なんだね?」

 

八幡「おっ!おう!(今日の調理実習は最高だ!この時間が永遠に続きます様に!)」

 

八幡はそんな事を考えていると彩加をじっと見る。

 

彩加「八幡?どうしたの?」

 

八幡「ん!あ〜いや何でもない!」

 

彩加「?」

 

八幡「それにしても今日は何を作るんだろうな!」

 

八幡は若干テンションが高めの声で彩加に言う。

 

彩加「先生からはホットケーキを作る様な事は聞いたよ」

 

八幡「ホットケーキ…それは美味しそうだな(そして戸塚の食べる姿も出来れば写真に収めたい!あっ駄目?駄目ですよね?そんな事したらクラスから一生変態扱いされますからね…)」

 

八幡がそう思っていると、結衣が二人の所に来る。

 

結衣「やっはろ〜ヒッキー!サイちゃん!」

 

八幡「…よう(見た感じだと記憶がないとは言えないなぁ…でも奉仕部には来ていない…だとすると奉仕部に関わっている部分だけが抜けているのか?)」

 

彩加「結衣ちゃん、やっはろ〜」

 

八幡「っ!(千葉村の時から思ってはいたが天使がやっはろ〜って言うと超可愛い!ちょっとドキってしちゃったよ八幡!俺も今度言ってみようかな?えっ駄目?キモい?あぁそうですか、ヒキガエルが変わった挨拶してくるって変な噂にされるからか?…やっぱバカっぽいしやめよう)」

 

八幡がそう思ってると、結衣が何か気づいた様に八幡に言う。

 

結衣「ねぇヒッキー…」

 

八幡「ん?どうした?」

 

結衣「私…エプロン忘れちゃったみたい…」

 

結衣は恥ずかしそうに言う。

 

八幡「先生に借りればいいんじゃないか?(まぁあるよな、エプロンを忘れるって…記憶喪失とは関係ないみたいだし)」

 

結衣「そうじゃなくて…教室に…置いて来ちゃったかも?」

 

八幡「…今からでも大丈夫だと思うぞ?時間あるし(まだ10分くらいあるから間に合うかもな)」

 

結衣「えっ!本当に⁉︎」

 

結衣は八幡の手を掴んで言う。

 

八幡「おっおう…(近いんだよなぁ距離が)」

 

結衣「じゃあ待っててね!」

 

八幡「いや授業場所ここだから…」

 

結衣「そんな事知ってるし!」

 

結衣はそう言うと走って一人で教室に向かって行く。

 

結衣「はぁっ!はぁっ!急がないと遅れちゃう!」

 

結衣が急いで教室に向かって行くと…

 

ドンッ!

 

結衣「きゃっ!」

 

授業場所に向かっていた沙希と衝突する。

 

結衣「あっごめん!」

 

沙希「あ、いやこっちこそごめん…何か急いでるみたいだけど忘れ物?」

 

結衣「あっうん!ちょっとエプロン忘れちゃったから急いで教室に…」

 

沙希「もしかして…このエプロンの事?」

 

沙希が結衣にエプロンを渡す。

 

結衣「え?何で沙希が?」

 

沙希「いやだって…あんたの机の上に置いてあったから」

 

結衣「沙希…ありがとう!」

 

結衣は沙希にお礼を言って再び授業場所に戻る。

 

沙希「はぁ…(そのまま置いて来ちゃうほうが凄いよ)」

 

沙希もそのまま授業場所に向かって行った。




・戸塚彩加(原作との異点)
俺ガイルサイドの人間。テニス部の部長。誰にも裸姿を見られたことがない為、八幡からは実は女性ではないか?と思われている。後は誰にでも優しい性格の持ち主である。


次回、物語は進展する。
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