失われた欠片   作:ガイアプロローグ

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第35話 そして彼らは最後の思い出を作り上げる。

俺ガイルサイド…

 

翌朝、チェルシーはアカメを起こしに来ていた。

 

チェルシー「アカメ…朝だよ〜?」

 

チェルシーはアカメの頬を両手で摘んで軽く引っ張っていた。するとアカメが…

 

アカメ「ん…ん?」

 

チェルシー「おはよう♪」

 

アカメ「…おはよう…まだ早いよ」

 

今はまだ5時だった。チェルシーがアカメの首元を触ると、何か違和感を感じた。

 

チェルシー「…アカメ?なんか熱いよ?」

 

アカメ「…そうか?」

 

気づくと、アカメの顔は赤くなっていた。

 

チェルシー「アカメ…大丈夫?」

 

アカメ「…はぁ…はぁ…少し休めば大丈夫…だ」

 

アカメはそう言うが、目の下には隈ができていた。それを見たチェルシーは空き家の中でタオルを探し始める。

 

チェルシー「待ってて、今冷たい物探すから」

 

すると台所の近くに小さいタオルがあったのを見つけて、タオルを濡らしてアカメの首回りにマフラーを巻く様に巻いた。

 

アカメ「はぁ…はぁ…はぁ…すまない…今日は…一緒に…行けないかもしれない…」

 

チェルシー「ううん、無理はしないで休んでて…ここ最近のアカメ…すごく動いてたから」

 

 

 

そして数時間後みんなが起きた時、真っ先に心配して来たのはマヴァールだった。

 

マヴァール「アカメェェ!大丈夫か!」

 

アカメ「兄さん…声が大きいぞ」

 

アカメは今ソファーの上に寝ている。そしてチェルシーとセキザクラは広場に向かう準備をしていた。

 

チェルシー「アカメ…私も頑張るよ…だからアカメも頑張って」

 

セキザクラ「ま、心配しなくていいよ…元の世界に帰ってすぐに死んじゃったなんて笑い話にもならないからさ」

 

アカメ「…ありがとう…」

 

そう言ってチェルシーとセキザクラは広場に向かって行った。

 

マイン「あっ…ラバ、あいつはどうなってるの?」

 

ラバック「大臣の息子か?外で体が震えてるぜ」

 

タツミ「…すっかり忘れてた」

 

マヴァール「アカメェェ!目を開けてくれぇぇ!」

 

マイン「いや寝かせてあげなよ…」

 

アカメ「…ん(うるさい)」

 

そして外ではラバックの宣言通りに大臣の息子は体を丸めようと必死だった。

 

???「ハッキョン‼︎(寒ぃぃぃぃ!覚えてろよナイトレイド‼︎)」

 

 

 

 

そして、チェルシーとセキザクラは広場に来ていた。

 

チェルシー「今日で…絶対に成功させる!」

 

チェルシーは異界のゲートを開こうと片腕を前に出す。

 

セキザクラ「…(チェルシー…頑張れ!)」

 

そしてチェルシーは掌を前に出す。

 

チェルシー「はっ!…」

 

すると目の前に少しだけだが空間にヒビが出た。

 

ピキッ!

 

セキザクラ「…っ!(すごい、一発でここまで⁉︎…昨日よりも上達してる!)」

 

チェルシー「はぁ…はぁ…(残り6回で異界のゲートを開ければ!…明日には戻れるかも!)」

 

そしてチェルシーは物を砕きながら開く様なイメージで再び…

 

チェルシー「はっ!」

 

ピキキッ!

 

更にヒビが割れて、異空間が見え始めた。

 

チェルシー「はぁ…はぁ…よし!…このまま行けば…」

 

そして3回目をしようとするが急に視界が歪み始めた。

 

チェルシー「うっ!…(こんな時にっ!)」

 

チェルシーは座り込む。

 

セキザクラ「大丈夫…無理はしないで」

 

セキザクラはチェルシーの辛そうな表情を見て頭を撫でる。

 

セキザクラ「(とても辛そうだ…でもチェルシーが自分で決めたのなら…私はそれを応援したい!)」

 

そしてチェルシーは再び立ち上がる。そしてセキザクラは自分の胸に両手をあてて心の中でチェルシーを応援する。

 

セキザクラ「(チェルシー、あなたなら大丈夫…きっと出来る!)」

 

チェルシーは暫く目を閉じて集中する。周りは二人以外は誰もいない為、ただ風の音が聞こえるだけだ。そして目を開いて先程のイメージで異界のゲートを開こうと試みる。

 

チェルシー「…はっ‼︎…」

 

すると異界のゲートが完全ではないが少し大きく開いた。

 

チェルシー&セキザクラ「っ!」

 

セキザクラ「ひ…開いた」

 

だが異界のゲートはすぐに閉ざせれてしまう。そしてその分の負担がチェルシーに蓄積される。

 

チェルシー「うぐっ!…くっ!」

 

チェルシーは横に倒れてしまう。

 

セキザクラ「っ!大丈夫⁉︎」

 

チェルシー「はぁ…っ!はぁ…っ!」

 

チェルシーは凄い汗をかいていた。

 

セキザクラ「一回休んだ方がいいよ」

 

セキザクラはチェルシーを抱えて休ませる事にした。そしてしばらくするとチェルシーはそのまま眠っていた。

 

セキザクラ「…フフ…(やっぱりチェルシーの寝顔ってずっと見れる程癒されるなぁ〜)」

 

そしてセキザクラはチェルシーを抱えたまま広場の隅にある少し斜めの芝生で一緒に横になった。そしてセキザクラは小声で独り言を言っていた。

 

セキザクラ「…もう少しで…帰れるね…」

 

風が気持ちかったのか、そのままセキザクラも眠ってしまった。

 

 

 

 

昼頃、セキザクラは目を開く。すると隣にはチェルシーでは無くてマインがこちらをジーっと見ていた。

 

マイン「なーにサボってるの?」

 

セキザクラ「ん〜…えぇ?マイン…えっ!マイン⁉︎どうしてあんたが⁉︎」

 

セキザクラは眠気が完全に取れ、起き上がる。

 

マイン「昼飯、届けに来たのよ…感謝しなさいよ?」

 

マインはセキザクラに昼飯が入っている昼飯を渡した。

 

セキザクラ「あ…ありがとう」

 

マイン「今日は意外と素直じゃない?」

 

セキザクラ「まぁね…アカメの調子は?」

 

マイン「まだ怠そうよ…でも明日になれば大丈夫って言ってたわよ」

 

セキザクラ「そうか…ところでチェルシーは?」

 

マイン「あそこ…川の近くで練習してー」

 

その瞬間、異界のゲートが開いていた。

 

セキザクラ&マイン「…開いてる⁉︎」

 

チェルシー「うっ!…くっ!」

 

チェルシーは両手を前に出して異界のゲートを必死に維持していた。

 

セキザクラ「(え…私どんだけ寝てたの?それともチェルシーの成長速度が異常に早いの?…でもどっちにしても…これなら後はアカメの体調が優れれば元の世界に戻れる!)」

 

マイン「嘘…あいつとまるっきり同じくらいの大きさをこの短期間で!…(チェルシー、あんた結構才能があるわね…)」

 

だがチェルシーは異界のゲートの爆風の勢いに弾かれる。

 

チェルシー「あうっ!」

 

セキザクラ「チェルシー!」

 

そして異界のゲートは静かに消えてしまった。

 

チェルシー「はぁ…はぁ…はぁ…完成…やっと…完成…したよ?」

 

セキザクラはその言葉を聞くとチェルシーに抱きついて来た。

 

ギュッ

 

セキザクラ「凄いよ!…この短い間でここまで出来たら大したものだよ!」

 

チェルシー「はぁ…はぁ…ありがとう、サクラちゃん」

 

そしてマインは遠くで二人を見ていた。その後チェルシー達は広場の芝生でマインがついでに持ってきたレジャーシートの上で三人一緒に昼飯を食べることにした。

 

チェルシー「なんだか〜ピクニック気分になるね」

 

マイン「その割にはちょっと景色が寂しいけどね」

 

セキザクラ「いいじゃん…偶にはこうやって集団でご飯食べながら景色を眺めるのも楽しいじゃん…それにさ、こうやってまったりと過ごせるのも明日が最後かもしれないから…」

 

マイン「…(そうか、セキザクラは革命軍だけどナイトレイドじゃないから私達と居れる時間も限られているのか…ちょっと寂しいな…)」

 

するとチェルシーがセキザクラに優しい言葉を使う。

 

チェルシー「最後じゃないよ?」

 

セキザクラ&マイン「?」

 

チェルシー「アカメ達と…ナイトレイドとサクラちゃんの革命軍、みんなでピクニックするまでは…最後じゃないよ」

 

チェルシーは笑顔で言った。

 

セキザクラ「…」

 

セキザクラはその言葉を聞いて少しだけ目がうるうるしてしまう。

 

チェルシー「あっそうだ!サクラちゃん、マイン…今日の夜にアカメの体調が良くなってたらみんなでまたここに集合しよ?」

 

マイン「なっ⁉︎…急にきたわね」

 

セキザクラ「もちろん私は賛成だよチェルシー…マイン、あんたはどうする?」

 

チェルシーとセキザクラがジーっとマインを見つめる。

 

マイン「うっ(視線が熱い)…いいわよ、私も賛成よ」

 

その言葉を聞いてチェルシーは両手を挙げて…

 

チェルシー「やったー!」

 

だが三人か座っているところは斜めになっている場所なので、チェルシーはバランスを崩して落ちそうになる。

 

チェルシー「ひゃっ!」

 

セキザクラ「あ、危ない!」

 

セキザクラがチェルシーを支える。

 

チェルシー「あ…ごめん」

 

セキザクラ「大丈夫、気にしないで」

 

マイン「仲良いじゃない?」

 

セキザクラ「うっ!…うるさい!」

 

セキザクラは顔が赤くなる。

 

 

 

そしてその日の夕方、マインはチェルシー達と一緒にその場にいることになってチェルシーは異界のゲートを維持する練習をしていた。

 

チェルシー「はぁぁぁああ!」

 

マイン「いいわよ!その調子!」

 

セキザクラ「異界のゲートを開いて30秒間保ってる…この子、とんでもないくらいの早さで成長してる!」

 

チェルシー「うっ!…ぐくっ!…(この勢いに…負けては駄目!もっと…もっと!…)」

 

そして限界が来てチェルシーは異界のゲートの爆風の勢いに再び弾かれる。

 

チェルシー「うっ!」

 

マイン「チェルシー!」

 

マインが走ってチェルシーを抱えようとするがマインがチェルシーの下敷きになってしまった。

 

マイン「ぎゃああああ!痛い!」

 

セキザクラ「二人共大丈夫⁉︎」

 

マイン「あんた見てないで早く助けて!」

 

そしてセキザクラはチェルシーを抱えてマインは起き上がった。

 

チェルシー「はぁ…はぁ…はぁ…」

 

セキザクラ「少し休む?」

 

チェルシー「だ…大丈夫…もう少し出来る」

 

マイン「にしても、すごいわね…ここまで出来たら完成って言ってもいいくらいよ?多分…」

 

 

 

その頃、空き家ではアカメはソファーの上で寝ていて、タツミとラバック、マヴァールは三人でトランプをやっていた。

 

マヴァール「じゃあ次は俺の番だな?」

 

そしてタツミのカードを取る。

 

マヴァール「な…何ぃぃぃぃ!(俺のカードが増えていくばかりだ!)」

 

タツミ「よし!後一枚で上がりだぜ!」

 

ラバック「運が良いなぁ〜タツミ」

 

そしてタツミはラバックのカードを引いて一番に上がる。

 

タツミ「よっしゃー!一番だぁぁ‼︎」

 

ラバック「ちぇ!一番かよ」

 

マヴァール「ラバック、ここからは一対一の真剣勝負だぜ!」

 

ラバック「マヴァールババ抜き弱いな…その量はどうやったらなるんだか」

 

マヴァール「わからないぜ?もしかしたら逆転するかもしれないぜ?」

 

そしてしばらく激戦をして、ラバックが後一枚に対してマヴァールは二枚になっていた。

 

ラバック「ま、まさかこの展開になるとはな…油断してたぜ…」

 

マヴァール「だから言っただろ?…逆転するかもしれないぜ…てな」

 

何故こんなに真剣な表情をしながらババ抜きをしているのかというと少し時間を遡る。

 

 

ババ抜き開始時、ラバックが罰ゲームの内容を説明する。

 

ラバック「今からこのゲームで負けた奴は…今夜、大臣の息子と一緒に夜を過ごしてもらう!」

 

タツミ「何だってぇ!」

 

マヴァール「うげっ!絶対嫌だぁぁ!」

 

アカメ「…(眠れない)」

 

ラバック「俺だって嫌だね!それに比べて二人は一回も味わっていないだろ⁉︎俺も偶には気持ちよく夜を過ごしたいんだよ!」

 

マヴァール「だったらこの勝負…」

 

タツミ「絶対に負けるわけにはいかない!」

 

アカメ「(いや普通に寝ればいいだろ⁉︎)」

 

そしてアカメは別室に移動して、三人の男のくだらない戦いが幕を開け、現在に至る。

 

ラバック「じゃあ俺から引かせてもらうぜ!」

 

だが…

 

ラバック「ぎゃあぁぁぁぁ!jokerかよ!」

 

マヴァール「フフフ…さぁどうする?」

 

ラバック「負けは認めないが、マヴァールがババ抜き弱いと言う宣言は撤回するよ…」

 

ラバックは二枚のカードをシャッフルして前に出す。

 

マヴァール「次は俺のターン!」

 

こちらもjoker…

 

マヴァール「何…だと⁉︎」

 

ラバック「あぶねーあぶねー、まだ終わらないぜ」

 

 

 

そしてこの戦いは夜まで続いた。

 

タツミ「…(二人共弱すぎないか?それとも偶々なのか?)」

 

ラバック「なぁ…マヴァール…そろそろ決着つけようぜ…この戦いを…」

 

マヴァール「おっと、それ以上は言わせないぜ…こい!ラバック!」

 

そしてラバックはマヴァールのカードを引く。

 

マヴァール「…ハズレだ」

 

ラバック「がああぁぁ!またかぁぁ!」

 

するとチェルシー達が帰って来た。

 

セキザクラ「ただいま〜」

 

マイン「って何やってんのあんたら」

 

タツミ「マイン、今二人は真剣勝負してる途中なんだ…邪魔するのは駄目だ!」

 

セキザクラ「いやただババ抜きしてるだけでしょ?」

 

ラバック「それは違うな…この戦いには生存がかかっているんだ…」

 

マイン「はぁ…馬鹿馬鹿しいわね」

 

するとチェルシーが…

 

チェルシー「タツミ、アカメは?」

 

タツミ「今は別室で寝てると思うぜ」

 

チェルシー「ちょっと見てくる」

 

タツミ「あっ俺もー」

 

するとラバックがクローステールを使ってタツミの腕を縛る。

 

タツミ「えっ!ラバ⁉︎」

 

ラバック「タツミ…そうはさせないぜ、お前にはこの戦いを最後まで見てー」

 

マヴァール「隙ありぃぃ!」

 

そしてその隙を突いてマヴァールがギアナックルを使ってラバックのカードを一枚取って上がった。

 

セキザクラ&タツミ&マイン「あ…」

 

マヴァール「やったぁああ!ビクトリー‼︎」

 

するとラバックはクローステールを解除してマヴァールに言う。

 

ラバック「マヴァール!テメェ!汚ねぇぞ卑怯者‼︎」

 

マヴァール「卑怯?お前も帝具使ったんだから公平だろ?」

 

ラバック「お前には使ってないだろ!」

 

マヴァール「フッ…一瞬の隙を見せたラバックが悪いんだぜ?」

 

ラバック「納得いかねぇな…だったらジャンケンで勝負だ!」

 

そして結果は…

 

マヴァール「お疲れ様で〜す」

 

ラバック「く、くそぉぉぉ!また俺なのかよ!」

 

すると別室からアカメが来た。

 

アカメ「お前ら…いい加減、静かにしろ」

 

アカメが凄いオーラを放っていた。

 

マヴァール「あ…すいませんでした!」

 

チェルシー「あ、アカメちゃん!」

 

アカメ「チェルシー⁉︎戻っていたのか?」

 

チェルシー「あのね、今からみんなで広場に行って…夜空見ながらご飯食べたいなぁ〜って思っているんだけど…どうかな?」

 

そしてアカメは…

 

アカメ「もちろんいいぞ!お前の頼みだからな」

 

チェルシー「っ!…ありがとう!」

 

チェルシーはアカメに抱きつく。

 

マヴァール「ああ…俺もアカメに抱かれたいなぁ〜」

 

アカメはマヴァールに笑顔を見せて言う。

 

アカメ「じゃあ兄さんは剥き出しの村雨を抱かせてやろうか?」

 

アカメのきつい冗談と目が笑っていない表情を見て男性陣は全員青ざめる。

 

マヴァール「いえ…冗談です」

 

タツミ「マヴァールさん、下手な事はやめましょ?」

 

マヴァール「そ…そうだな」

 

 

 

それからチェルシー達は広場の平らな芝生の上でレジャーシートを広げて川の方を見て最後の日常を楽しむ事にした。この日の夜は人がたくさんいた。

 

アカメ「このお菓子、美味しいな」

 

マイン「アカメ、一人で全部食べないでよ?」

 

ラバック「にしても今日は晴れてるから夜空の星が綺麗だな…」

 

マヴァール「本当だな…まさかこんな褒美を与えられるなんて、今の俺達は幸せ者だな」

 

タツミ「…(ナイトレイドのみんな…今頃何してるかな?…それと雪乃さん…俺はあなたに会えてよかったよ、雪乃さんと会っていなかったら今頃そこら辺で俺…一生彷徨ってたかもしれない…もう会うことは無いけど、どうか…幸せに生きてくれ)」

 

チェルシーはセキザクラと一緒にいた。

 

セキザクラ「…チェルシー、今日はありがとう!おかげですごく楽しい日常生活が送れたよ…」

 

チェルシー「私もだよサクラちゃん…サクラちゃんやみんながいたから、私はここまで頑張れたの…だから…みんなには感謝しても足りないくらい感謝しているの」

 

セキザクラ「…」

 

チェルシー「でもサクラちゃんも革命軍の一人だから、元の世界に帰ってもお別れじゃないよ?いつでも会えるから…元気出して…ね」

 

セキザクラ「チェルシー…そうだよね!また会えるよね」

 

チェルシー「うん!」

 

その時、一つの光の玉が遥か上空に大きな音と共に飛び光が散らばる。

 

セキザクラ「あっ!花火だ!」

 

チェルシー「…綺麗」

 

その後も何発かの花火が夜空を照らし続けた。

 

アカメ「初めて見た…とても人の手で作ったとは思えないくらいだな」

 

チェルシー「そうだね…」

 

セキザクラ「いつか私達の世界もこんな風に平和に暮らせるようになるといいな…」

 

マイン「私達ナイトレイドが掴むのよ…勝ち組になってこの世界みたいに平和を掴む!」

 

セキザクラ「ふふ〜ん♪私達、第三革命軍が先に実現させるけどねぇ〜」

 

マイン「何をぉ!」

 

セキザクラ「競争してみる?」

 

アカメ「同じ革命軍なんだから争うな」

 

ラバック「ああぁぁ!この時間が永遠に続いてくれぇぇ!頼む!」

 

マヴァール「この綺麗な景色と言ったらあとは酒だな!」

 

タツミ「マヴァールさん…アカメに怒られるって」

 

 

 

そんな風にみんなで盛り上がっていると思わぬ人物と偶然出会った。

 

???「あっ!アーちゃんだ!」

 

アカメ「?」

 

振り向くとそこには沙希と京華がいた。

 

アカメ「沙希に京華ちゃん、もしかして花火を見に?」

 

京華「うん!そうだよ!」

 

沙希「その様子だとアカメ達もそうみたいだね」

 

アカメ「あ…あぁ(知らなかったとは言えない)」

 

マヴァール「おっ!サッキー久しぶりだな!」

 

沙希「久しぶり、相変わらず元気だね」

 

マヴァール「そりゃそうさ!アカメと一緒なら俺はいつだってテンションマックスだからな!」

 

沙希「…あのさアカメ…この前はけーちゃんのこと助けてくれてありがとう」

 

アカメ「えっ!…知ってたのか?」

 

沙希「けーちゃんが言ってたんだ…"アーちゃんがけかのこと悪い人から守ってくれてかっこよかった!"って」

 

アカメ「…」

 

アカメは少し照れてしまう。すると京華が…

 

京華「アーちゃん!てれてる!」

 

アカメ「っ!」

 

マヴァール「この表情もまた可愛い!」

 

アカメ「や、やめろ…今は見るな」

 

アカメは沙希達とは真逆の方に顔を向く。するとチェルシーがアカメのところにカメラを持って来た。

 

チェルシー「アカメ、みんなで写真撮ろう?」

 

アカメ「写真?」

 

チェルシー「うん…駄目かな?」

 

チェルシーはアカメにみんなで写真を撮りたいと提案する。

 

京華「けかも!けかも!」

 

沙希「アカメ…私からも頼むよ」

 

アカメ「沙希…そうだな」

 

そしてアカメはセキザクラ達にも声をかけて、みんなを集めた。

 

ラバック「いいじゃないか、こうやってみんなの思い出として残すのは」

 

タツミ「もちろんいいぜ!」

 

マイン「じゃあさ!花火が広がった瞬間で集合写真を撮るのがいいわよ?」

 

セキザクラ「あっその方が綺麗だもんね!」

 

アカメ「ところでそのカメラはどこから?」

 

チェルシー「部屋にあったから持ってきたの」

 

沙希「メモリーカードが入ってれば大丈夫だけど…」

 

確認したところ、カードは入っていたのでカメラは正常に使えた。そして…花火が上がる音が聞こえる。因みに沙希がカメラを構えて…

 

沙希「撮るよ?はい!」

 

全員「チーズ!」

 

カシャッ!

 

この日一番綺麗で最高の写真が一枚撮れた。




次回、日常の終わり。
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